fc2ブログ
2023-03-06(Mon)

見せ場になり得るけど


明日3月7日(火)はアトラクションチーム武装の殺陣教室です。
20230228

福岡県久留米市にて18時〜21時。
未経験者歓迎・参加者募集中。

要予約なので参加希望の方はお問い合わせください♪
メール→ busow@softbank.ne.jp
電話→ 090-9479-0922 ※出られない事があります

来館前の検温と館内でのマスク着用をお願いしています。
37.5℃以上の熱がある方、体調が良くない方、マスクをしていない方は入館出来ません。


僕は殺陣やアクションが大好きなのかと聞かれたらそうでもない人間で、

なので観劇する時も

「殺陣やります!」
「アクションが見せ場です!」

という作品はあまり選ばない。

自分で作品を作る時もそう。

自主公演1作目「ギルティー!」でも
ギルティーチラシ1

2作目の「もっけのさいわい」でも
もっけのさいわいA

昨年の「オクトーバープロジェクト」でも
オクトーバープロジェクトチラシA

特に殺陣シーン、アクションシーンを入れようとは思わなかった。

殺陣・アクションは見せ場になり得るけどそれをメインにはしたくない。

これは個人的な考えなんだけど、物語を「アクションありき」で作りたくないし、殺陣シーンを無理矢理ねじこんだりしたくないんです。

恋愛モノだからって無理矢理キスシーンを入れる必要はないし、場を盛り上げる為に無理矢理ねじこんだ歌唱シーン・ダンスシーンなんかは観ていて逆に冷めてしまう。

物語の流れと登場人物の感情がそこに達したならキスでも歌でもダンスでもアクションでも必要だけど。

結局それらは手段でしかなくて、それをやる事が目的にすり替わるのが自分は嫌なんだと思う。


でも、物語の流れと登場人物の感情がそこに達した時には必要になるワケで、そこでボロを出したくなければスキルを身に付けておかなきゃいけないんでしょうね。

感情がピークに達してからの立ち回りがヘロヘロでは観客は興醒めだから。

歌やダンスもそう。

キスが下手なのは「練習しとけ!」とは言いづらい気もしますが(笑)

2023-03-04(Sat)

角度


大好きな小説「カンフーガール」の中で、
カンフーガール

武式太極拳のラーメン師匠が修行について説明する中にこういう言葉があります。

「最初は、とにかく正確に形をおぼえる。一ミリだって、角度一度だって狂わさないように気をつける」

これ、大袈裟に思えるかもしれないけど本当にそうだと思うんです。

出発地点で一ミリ、一度ズレてしまったら、進む距離の分だけどんどんゴールから離れていってしまうから。

短期間でちょっとやるだけなら別にいいですけど、長期間本格的に続けていくなら、そのズレは致命的になります。

こんな偉そうに言いながら自分がそこまでやってるかというと全然出来てなくて、五センチズレてなければOK、出来れば三センチぐらいに抑えようぐらいのレベルです。

でも殺陣教室で練習してる方を見てると、下手すると二十センチ三十センチズレてる事もあるんですよ。

一ミリ、一度は難しいとしても、それを目指して基本練習する事が大切なんですね。


もしかしたら人間関係も同じかもしれません。

思いやりや親切心などの相手への善意も、方向性の角度が少しズレていると全く別の受け取られ方をしたり。

技術的なズレは分かりやすいですけど、気持ちのズレは目に見えないので難しいですね。

10年前。
2013年3月の殺陣教室▼
20130307夜
2023-03-01(Wed)


僕は時々けっこうハードな練習をします。

体力的にハード、とか、筋力的にハード、とかじゃなくて、

多少痛い思いをしてもらったり精神的に追い込んだり、というハード。

怪我をさせるのはいけないけど、正直多少のアザぐらいはいいんじゃないかと、

そしてそれで泣かせてもかまわないと思ってるんです。
(芸能の方のお仕事に差し支えるアザは駄目ですけどね)

まぁそれは全員にそうするワケではなくて一部の方だけなんですけど。

僕がそういうハードな指導をする相手は、本当にプロを目指しているという方。

プロとしてのスキルを身に付ける為にはキツい思いをして壁を乗り越えなきゃいけない事があるんです。

あまり厳しい事をやってると他の参加者さんから「やり過ぎでは?」「もっと優しくしてあげないと」って言われたりします。

僕だって優しくしたいんですけどね。

でも優しくして上手くならないよりも、上手くなる為の厳しさを選びたいんです。

上手くなりたいと思って来てくれてる人を上手くしてやれないんだったら、それは本当の優しさじゃないと思うんですよね。


ハードな練習に耐えて壁を乗り越えて前に進もうと頑張る人は素敵です。

いつかその努力が報われて夢が叶うといいな、と思います。
20230228

2023-02-28(Tue)

立ち止まってもいいから後退しない


本日2月28日(火)はアトラクションチーム武装の殺陣教室です。
20230221

福岡県久留米市にて18時〜21時。
未経験者歓迎・参加者募集中。

要予約なので参加希望の方はお問い合わせください♪
メール→ busow@softbank.ne.jp
電話→ 090-9479-0922 ※出られない事があります

来館前の検温と館内でのマスク着用をお願いしています。
37.5℃以上の熱がある方、体調が良くない方、マスクをしていない方は入館出来ません。


そういえば久留米教室のスタートが2012年の2月27日だったので、昨日で久留米教室11年という事ですね。
20120227
ひっそりとだけど、まだどうにか続けてます。


自分も出来てない事を棚に上げて、なんですけど、

練習で大切なのは

「立ち止まっても後退しない事」

なんじゃないかと思います。

例えば「前回習った事を次回まで忘れない」みたいな。

ベストは「前回習った事を次回までにマスターしておく」なんだけどそれはなかなか難しいのでせめて「忘れない」ようにしてほしいな、と。

習った事全部じゃなくていいんですよ、

5つ習った内の1つだけでもいいんです。

次回の練習で改めて教えてもらわなくていいように、という気持ちを持っていてほしいですね。

例えば今週「2の段のかけ算」を、来週「3の段」、翌々週に「4の段」を習うとして、

「2の段」を覚えていてくれたら次の週は「じゃあ3の段やりますよー」って進められるんですが、

「2の段」を覚えてない人がいたら、「じゃあもう一度2の段を教えて、その後で3の段やりますね」になっちゃう。

当然「3の段」も覚えないだろうから翌々週は「じゃあ2の段の復習をして、その後で3の段の復習をして、その後に4の段を教えますね」って、全然進められない。

こんな事をやってたら当然いつまでも覚えられないですよね。


まぁ個人レッスンならそれでもいいんですよ。

どんなに牛歩でも誰にも迷惑かけないですから。

でも団体での練習だと周りの人達に迷惑がかかっちゃう。

「先週2の段覚えたから今週は3の段覚えるぞー」って意気込んでる人達は、また2の段からやり直ししなくちゃいけないってなったら「えー!?」って思いますよね。

それが続いたら「あいつのせいで全然進まないじゃないか!」って不満が爆発しちゃうので、

指導する側としては「前回習った事を次回まで忘れない」が出来ない人をスルーして教えなくちゃいけなくなっちゃうんです。

それはすごく悲しい事なんですけど、全体を考えた場合、もしくは練習の目的を考えた場合にそうせざるをえないんですよね。

上手くなりたい人は、もしくは上手くならなくてもいいけど練習で放置されたくないって人は、

前回習った事は忘れない!という気持ちで練習に臨んでみてくださいね。

2023-02-26(Sun)

無条件に安全ではないのです


殺陣やアクションのレッスンと、

例えばお芝居や歌などのレッスンで一番大きな違いは、

やはり

「怪我をする可能性がある」

という事だろうか。

軽い怪我、大きな怪我、

下手をしたら命に関わるような怪我もあるかもしれない。

その危険性がないように教えるのが講師の役割ではあるんだけど、

可能性はゼロにはならない。

全員がゼロを目指していればかなりの確率で防げるものの、

これが気を抜いていたり注意力が足りなかったり集中力が欠けていたり、

基本の技術を疎かにしていたりしたら事故が起きる可能性は高くなる。

なんとなくふんわりマイペースに練習していると怪我をするかもしれない、または怪我をさせるかもしれないという緊張感は絶対に必要なのです。


どのタイミングで近付くか、距離感はどうするか、

足の位置は、腕の高さは、身体の向きは、

練習中に指示される事に無駄なんてない。

全てを指示通り形にして初めて、安全でカッコいい立ち回りが出来るのです。
上段受け
プロフィール

武装代表・内野

Author:武装代表・内野
福岡・久留米を中心に、九州全域で活動している『アトラクションチーム武装』の代表です。

1972年生まれ。
1990年にキャラクターショーの世界に入り現在に至る。

2007年に武装を設立。

武装の活動内容は殺陣教室、殺陣指導、オリジナルキャラクターショー等。

現在は関西コレクションエンターテイメント福岡校さんでのアクションレッスン講師もやらせてもらってます。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード