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2023-11-22(Wed)

炎の戦士の旋風脚


歌舞伎の舞台に出演する夢を見ました。

目が覚めて思い返すと歌舞伎というより完全に大衆演劇でしたが。

それでも夢の中では片岡愛之助さんが座長という設定の立派な舞台でした。

その中で僕はやくざ者の親分だか若頭だかの役で、

一幕では順調だったものの幕間に飲み物を買いに行った辺りから流れがおかしくなり、

二幕では

・片手にペットボトルを持ったまま舞台に出てしまう
・衣裳を着るのを忘れてTシャツで出てしまう
・台詞を全く覚えていない

という状態で、相手役の方から

「俺が繋いどくから衣裳着て来い!」

と言われる始末。

引っ込んで着物に袖を通したぐらいで目が覚めたのですが、

いやぁ〜、焦りましたね〜。

この手の夢は職業病というか、舞台に立つ人ならよく見ると思いますが

(もし現実になったなら…)

と思うとゾッとします。

もしかしたら12月3日の舞台「フィルタンス 〜契約の娘〜」があるからそんな夢を見たのかな?
城島フィルタンスチラシA

稽古していても本番が近付くと不安になってくるのかもしれません。

ますます気合いを入れて稽古に臨まないといけないな、と強く思いました。


昨日11月21日(火)は久留米での殺陣教室でした。
20231121久留米

今回は蹴り技の練習。

前蹴り、二段蹴り、旋風脚を細かく分解して練習してみました。

ひとつの動作を分解して練習させたがるのは僕のクセで、ひいては武装殺陣教室の特徴と言えるのかもしれません。

この教え方は合う人と合わない人がいるんですよね。

合わない人からすれば「なんでわざわざそんなめんどくさい教え方するんですか!?」でしょうけど、僕が「自分が習うならこういうのがいい」と思うやり方を選択してます。

旋風脚の練習をしながらヒーロー好きの男子に

「日本の特撮ヒーローで初めて旋風脚を使ったのはメガロマンだと言われている、なんて話をしても君の歳じゃ伝わらんな。いかにヒーロー好きとはいえ。赤い巨大ヒーローで白い髪がわっさー生えとる奴なんよ」

なんて話したところ「見た事あるかも…」という反応。

「えっ!?何故!?」と驚きましたが特撮関係のYouTubeとかでたまに見かけた気がすると。
メガロマン

いやぁ〜、10代の少年とメガロマンの話が出来るなんて不思議な時代になりましたねぇ。
僕はリアルタイムで観てた50代ですが。


ラストの立ち回りは素手のアクション。


殺陣教室では剣殺陣の練習が多く素手アクションはまだ不慣れ。

ビギナーさんもいるし、ちょっとあやふやな感じですね。

僕も上手くフォロー出来てないし、これからはもっと素手アクションの練習もしよう!と思いました。
2023-11-20(Mon)

最初から全力で


明日11月21日(火)はアトラクションチーム武装の殺陣教室です。
20231107久留米
※先週は誰も来なくて中止になったので画像は先々週のものです

福岡県久留米市にて18時〜21時。

未経験者歓迎、参加者募集中です。

要予約なので参加希望の方はご連絡ください。

※来週28日は施設休館の為お休みとなっております。

次回は
11月30日(木)…福岡殺陣練習
12月5日(火)…久留米教室
の予定となっております。


このブログで、

「前にも同じ事書いたよなぁ」

って事がたびたびあります。

殺陣教室でもアドバイスとか注意って繰り返しになっちゃうんですよね。

新しい人が入ってくるたびに言わなきゃいけない事もあるし、同じ人に何度も言わなくちゃいけない事もあるし。


先日の練習でもこんな話をしました。

「基本練習から本気でやれ!『このぐらいもう出来るから本気でもやらなくてもいいかな』なんて考えるな!」

基本練習って地味だしその割に大変だから手を抜いちゃう人もいるんです。

そういう人の中には、もうある程度上手くなっているが故に「こんなんもう練習しなくても出来るのにな。わざわざキツい思いして練習するのかったりぃな。まぁほどほどでいいだろ」なんて考えてしまってる人もいるようで。

確かにね、すでに出来るようになってしまった事を何百回、何千回と繰り返すのは苦痛かもしれません。
その気持ちは分からなくもないです。

そういう人にまず話すのが、

「あなたは『自分は出来るんだから練習では力を抜いても本番でちゃんとやればいいや』と考えてるかもしれない。
本番ではきちんと出来る実力があるかもしれない。
でもね、あなたの実力なんて知らない人がほとんどなんだよ。
知らない人から見たらあなたはダラダラ練習してるだけのやる気のない人なんだよ。
やる気がない人だと思われたら本番の機会だってもらえないかもしれない。
チャンスを失ってから『いや、自分はやれば出来るんです』なんて言っても手遅れなんだよ。
本番ではきちんと出来るって事を証明する為には練習からきちんとやっておく必要があるんだよ」

って事です。

実力があろうがなかろうが、最初から「あぁ、こいつはこんな程度か」って思われたらデメリットしかありません。

なので練習だろうと人が見ていない状況だろうと全力で臨んでおいた方がいいんです。

そして次に話すのが

「自分は上手くなった、と思ってる?
上手くなったから基本練習なんて今さら繰り返さなくても、と思ってる?
勘違いしちゃ駄目だよ。
まだ全然ヘタクソだよ」

って事。

本当に基本練習が不必要なぐらい上手くなるって並大抵のレベルじゃありませんし、本当に上手い人は基本練習で手を抜いたりしません。

基本練習をダラダラやってる時点で下手な証拠なんです。

「自分は上手い」などと勘違いしない事が大切なのではないかと思います。


視野が狭くなると勘違いしやすくなる気がしますね。

視野が狭くなると狭いコミュニティしか見れなくなる。

その小さなコミュニティの中では上手い方に入る。
コミュニティの中では上手い上手いと褒められる。

そうすると「あ、自分は上手いんだ」と錯覚しちゃう。

小さなコミュニティの中の評価なんて

「素人から見たら上手い」
「素人にしては上手い」
「趣味にしては上手い」
「子供にしては上手い」
「知り合いの中では上手い」
「この団体の中では上手い」

程度のものです。
当たり前だけど本当に上手い人とは雲泥の差があります。
視野を広くして自分の力量を見誤らないようにしなくちゃいけません。


まぁ手抜きをする人がみんな勘違いをしてるワケではないでしょうけど、せっかくの練習を効果的に活かす為にまずは基本練習を全力でやっていきたいですね。


2023-11-19(Sun)

Walk This Way


「いやごと」って方言がありますね。

小言みたいな意味。

お説教も含まれるかも?

殺陣教室をやってると、この「いやごと」を言わなきゃいけない事もたびたびあります。

当然言わなくていいなら言いたくないですよね。

出来れば楽しい雰囲気で練習を進めたいのに、いやごとを言うと空気が変わっちゃう。

お説教よりも練習に時間を使いたいし。

もちろん僕が、自分の事を棚に上げて言ってるって自覚はありますよ。

でもやっぱり言わなきゃいけないんですよね。

参加者さんが上手くなれるかなれないかがかかってますし、

下手したら怪我につながる危険性がありますから。


僕はわりと厳しい事も言うので、

「もしかしたら次回から来てくれなくなるかもなぁ」

なんて覚悟もしています。

来てくれなくなったら寂しいし悲しいですけど、言うべき事を言わなかったせいで上手くなれなかった、または誰かが怪我をしてしまったなんて事になったらそっちの方が嫌だからです。

「上手くなってもらう」「怪我をさせない」というのは最優先されるべき大前提だと思ってます。

「上手くなれるかなれないか」は本人が趣味の範疇で練習している場合あまり強制は出来ないんですが、下手だと怪我につながる事が多くなるのでやはりある程度は上手くなってもらわなければ困ります。

怪我さえしなければ(させなければ)下手でもいいんですが、周りとの実力差が開くとみんなと同じメニューをやらせられなくなったりもしますね。

「他のメンバーは立ち回りやります、あなただけは隅で素振りやっててください」みたいな。

そうなるとやっぱり悲しいでしょうしモチベーションも下がるでしょうから、出来るだけ避けたいと思ってます。

練習中にモチベーションが低い人がいると周りの人達の士気にも関わるので

「ごめんけど出て行ってくれる?」

なんて言わなきゃいけなくなったりするし。

なので出来るだけみんなに上手くなってもらいたいと思ってます。

こういう話って、大人の方ならすぐに理解してくれるしそもそもそういう事態になる事がほとんどないんですけど、小学生が相手だとなかなか難しいですね。

小学生の頃の僕だったら間違いなく理解出来ません。

今の子供達は僕より遥かに賢いんですが、それでも難しい話をしている事に変わりはないので、

それを「理解しろ!」「理解して行動しろ!」なんて叱るのは本当に心苦しい。

それでも一生懸命理解しようと努力して向き合ってくれる子供達が可愛くて仕方ないし、大人の皆さんにも感謝しかないんですよね。

ちょうど10年前の画像。
20131119久留米
久留米教室にて。
ソウシも織田先生も懐かしいですね。


さてさて、いよいよ本番まで残り2週間!

城島こどもフェスティバル
フィルタンス 〜契約の娘〜

城島フィルタンスチラシA
架空の世界の架空の村、架空の森を舞台にした、ちょっとダークなファンタジーです。

僕は村長の役をやらせてもらいます。

場所がね、車じゃないと行きづらい所なので気軽に「来てね♪」とは言えないんですが、興味がある方は是非。

メインキャストの子供達が頑張ってます。

2023年12月3日(日)
開場13:30 開演14:00
久留米市城島総合文化センター インガットホール
チケット前売り(自由席)こども500円 高校生以上1000円
(当日券+500円)
城島フィルタンスチラシB

2023-11-18(Sat)

人は認識して判断して動くよね、って話。


いやぁ〜、

昨日は仕事が終わったらブログ更新しようと思ってたのに、

帰って横になったらそのまま寝てしまってました。

思いのほか疲れてたんだなぁ。

おまけに今日は体調悪くて、

そんなワケで3日ぶりの日付けが変わる直前に更新。


11月16日(木)は福岡での不定期殺陣練習でした。
20231116福岡

今回は前半に素振り、後半に「芝居の面から殺陣を考える」という練習をして、最後はいつも通り立ち回りでした。

素振りは大した回数はやってないけど(慣れてない人にはキツかったかもしれないけど)、とにかく「全ての回数を正しく」という意識を持ってやってくれ、と。

何百回、何千回と木刀を振ったところで、目的意識がなかったり余計な事を考えていたり何も考えていなかったりしたら上手くはなれないですよね。

単なる運動にはなるでしょうけど。

意識して何百何千何万と素振りをする事で、本番では無意識にでも正しい動きが出来るようになるんだと思ってます。

後半の練習は「思考と動作の兼ね合い」といいますか、

「考えて動く」「動く為に考える」

みたいな事を意識してみるって内容でした。

人は動く前にまず認識して考えますよね。

例えば自分目がけてボールが飛んできたら。

まず飛んできたボールを見ますよね、

それから「あっ!ボールが飛んできた!」と認識して、

「キャッチしよう!」とか「避けよう!」とか判断してそれから動く。

判断が早くて動作が間に合えばキャッチする事も避ける事も出来るけど間に合わなければ衝突しちゃう。

実際の戦闘でも全ての動きには何らかの意思や意識があるハズで、それを芝居として再現しないと立ち回りにはならないと思うのです。

「そこで構え直して」って指示された時に単なる動作として構え直すのと、何故どのように構え直すのかを考えて動くのでは全く違うんですよね。

何かそういう説明と練習をしたんですが、

上手く伝わってたらいいなぁ。

上手く伝わってなかったら、もっと伝わる方法を考えなくちゃですね。


ラストの立ち回りはこんな感じ▼


ビギナーさんにシンをお願いしました。

かなり苦戦しながらも最後までしっかり頑張ってくれましたよ。

シンにもカラミにも前述の「戦闘中の思考」を意識するようリクエストしましたが、みんな出来たかな?

2023-11-15(Wed)

ファンロード


明日11月16日(木)はアトラクションチーム武装の不定期殺陣練習です。
20231109福岡

福岡市南区にて19時〜22時、

未経験者歓迎・参加者募集中ですが要予約ですので参加ご希望の方はお問い合わせください。


昨日は久留米での殺陣教室…

の予定でしたが参加者が0だったのでやむなく中止に。

参加者いなくて中止はかなり久しぶりな気がします!

寂しいですね!

でも仕方ない!

久留米は先週も先々週も人数多めでしたからね。

福岡はずっと少ないけど(笑)

明日はどうなるかな?


久留米教室を中止にして、

場所は借りてるから自分だけでも行って自主練しようかとも考えたんですが、

製作物があったので自宅で作業する事に。

おなじみの厚紙に新聞や和紙をペタペタ貼る造型。

僕の造型の原点ですね。


この製作方法を知ったのは中学2年生の時。

ある日、親友の内藤氏がすごく出来のいいヒーローマスクを造って見せてくれたんです。

聞けば「ファンロード」という雑誌に作り方が載っていたとの事。
ファンロード198605

「えぇーっ!紙でこんなすごいマスクが造れるの!?」

と衝撃を受けた僕はさっそく真似をしてヒーローマスクを造り始めたのでした。

しかしながら僕は性格が雑なので、丁寧に造られた内藤氏のマスクのクオリティーにはいまだ及びません…


※ちなみにそれからしばらくして同じ「ファンロード」で

『ラテックスを使ったモンスターマスクの作り方』

が紹介されましてね、さっそく僕はラテックスという未知の素材を通信販売で入手したりしたのでした。


厚紙のハリボテ造型、なかなかいいですよ。

安価に、そして手軽に色んな形が作れますしね。

クオリティーは「どれだけ手間ヒマを惜しまないか」で変わってきますけど、これは他の造型でも同じですね。


先週11月7日(火)の久留米教室でやってもらった立ち回り。


先々週に完成させられなかった立ち回りで、今度こそ完成させるぞ!とリトライしてもらったんですがこの時も完成ならず。

動きが曖昧になってるところがあるのと、それとテンポが気になります。

シン・カラミともに細かく調整して、次こそは完成させたいですね。
プロフィール

武装代表・内野

Author:武装代表・内野
福岡・久留米を中心に、九州全域で活動している『アトラクションチーム武装』の代表です。

1972年生まれ。
1990年にキャラクターショーの世界に入り現在に至る。

2007年に武装を設立。

武装の活動内容は殺陣教室、殺陣指導、オリジナルキャラクターショー等。

現在は関西コレクションエンターテイメント福岡校さんでのアクションレッスン講師もやらせてもらってます。

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