2011-07-12(Tue)
アクションへの道(229)
2004年のパッケージ製作に関する顛末も無事に書き終えて…
何か書き忘れてる気がするなぁ…と思ったら、何回か前の『アドリブ』の話でした。
全然大事な事じゃないんですけどね。
ショー中の『アドリブ』には2種類あると僕は思います。
『アクシデントのフォロー等で必要に迫られて入れるアドリブ』と、『面白さを求めて故意に入れるアドリブ』の2種類です。
この2つ、同じアドリブでも方向性は全く違います。
アクシデントをフォローするアドリブは、それがアドリブである事を観客に気付かれてはいけません。
アクシデントが起きた事を観客に知られないよう、出来るだけスムーズにフォローする、これが前者のアドリブです。
対して後者、
面白さを求めるアドリブの場合、それがアドリブだと観客に気付かれた方がいい(場合がある)のです。
例えばテンションに任せて無茶をしてみた時の周りの反応だったり、
いきなり無茶振りされた時のいっぱいいっぱい感だったり、
そーゆーのはアドリブならではの面白さだと思うんです。
(無茶振りに演出が見えたら醒めちゃうでしょ?)
しかしアドリブってのは諸刃の剣で、グダグダになってしまう危険性も秘めてるんですね。
観客に分かる形でアドリブを提供し、結果グダグダになる…
これ、最悪のパターンです。
『あ~あ』
って雰囲気になるのが目に見えてます。
もしグダグダになってしまったらどうフォローするか?
速やかに本来の演出に戻るのです。
さっきまでのアドリブは全てなかった事にするのです。
少しでも引きずってしまったらダメになります。
慣れてないアクターは、『起きるハズだった観客の反応』を求めてズルズルとスベり続けてしまうもの。
悪い流れを スパッ! っと断ち切って観客をストーリーに引き戻さなくてはならないのです。
ではアドリブで『いい反応』が返ってきたらどうするべきか?
実は、『良い流れ』を潔く断ち切って本筋に戻らなくてはならないのです。
『えっ?成功しても失敗しても流れを斬らなきゃいけないの!?』
そうです。
流れを斬らなきゃいけないんです。
もしお笑いのライブならウケる限りネタを飛ばしていいのかもしれません(分かりませんが)。
しかし僕らがやってるのはストーリー主体のお芝居なんです。
アドリブはあくまでもアクセント。
アクセントが主張し過ぎてはいけないんです。
続く。
何か書き忘れてる気がするなぁ…と思ったら、何回か前の『アドリブ』の話でした。
全然大事な事じゃないんですけどね。
ショー中の『アドリブ』には2種類あると僕は思います。
『アクシデントのフォロー等で必要に迫られて入れるアドリブ』と、『面白さを求めて故意に入れるアドリブ』の2種類です。
この2つ、同じアドリブでも方向性は全く違います。
アクシデントをフォローするアドリブは、それがアドリブである事を観客に気付かれてはいけません。
アクシデントが起きた事を観客に知られないよう、出来るだけスムーズにフォローする、これが前者のアドリブです。
対して後者、
面白さを求めるアドリブの場合、それがアドリブだと観客に気付かれた方がいい(場合がある)のです。
例えばテンションに任せて無茶をしてみた時の周りの反応だったり、
いきなり無茶振りされた時のいっぱいいっぱい感だったり、
そーゆーのはアドリブならではの面白さだと思うんです。
(無茶振りに演出が見えたら醒めちゃうでしょ?)
しかしアドリブってのは諸刃の剣で、グダグダになってしまう危険性も秘めてるんですね。
観客に分かる形でアドリブを提供し、結果グダグダになる…
これ、最悪のパターンです。
『あ~あ』
って雰囲気になるのが目に見えてます。
もしグダグダになってしまったらどうフォローするか?
速やかに本来の演出に戻るのです。
さっきまでのアドリブは全てなかった事にするのです。
少しでも引きずってしまったらダメになります。
慣れてないアクターは、『起きるハズだった観客の反応』を求めてズルズルとスベり続けてしまうもの。
悪い流れを スパッ! っと断ち切って観客をストーリーに引き戻さなくてはならないのです。
ではアドリブで『いい反応』が返ってきたらどうするべきか?
実は、『良い流れ』を潔く断ち切って本筋に戻らなくてはならないのです。
『えっ?成功しても失敗しても流れを斬らなきゃいけないの!?』
そうです。
流れを斬らなきゃいけないんです。
もしお笑いのライブならウケる限りネタを飛ばしていいのかもしれません(分かりませんが)。
しかし僕らがやってるのはストーリー主体のお芝居なんです。
アドリブはあくまでもアクセント。
アクセントが主張し過ぎてはいけないんです。
続く。
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