2011-07-11(Mon)
アクションへの道(228)
前回のラストで会社のやり方に見切りを付け、
『もうこの会社とは一線引いて付き合うしかない!』
という決意を表明した僕。
今までこの『アクションへの道』を読んできてくれた方ならきっとこう思ったでしょう。
『そんな事しょっちゅう言うとるやんけ!!』
…と。
そうなんですよねぇ。
僕(僕ら)は何かある度に
『もうショーから離れよう』
『ショーとは一線を引こう』
なんて事を考えちゃうワケですが、どうやらこれは、『ギャップ』に苦しんだ時の常套句のようなのです。
何と何のギャップに苦しむのか?
『理想』と『現実』のギャップです。
『自分が目指しているショー』と『実際のショー環境』とのギャップなんです。
当然ですが我々アクターは常に、より良いショーを目指して頑張っています。
しかし自分が頑張れば良いショーが出来るかと言うと必ずしもそうではありません。
ショーは1人では出来ないのです。
周りのメンバー達のモチベーションが低ければ、それだけでショーのクォリティが下がったりするのです。
そしてメンバーより厄介なのが『会社』です。
これまた当然ですが、我々アクターは会社に雇ってもらってるワケで、基本的に会社の意向には逆らえません。
という事は、アクターがいいショーが出来るかどうかは会社にかかっていると言っても過言ではないのです。
一生懸命練習してレベルアップしたいのに会社が練習日を減らしてしまったら?
メンバー不足でクォリティの低いショーが続いているのに会社がメンバーを募集してくれなかったら?
ショーを良くする為の陳情を会社が聞いてくれなかったら?
そうなれば我々雇われアクターにはどうする事も出来ません。
頑張りたいのに頑張れない、
自分が一生懸命やっても無駄、
そんなジレンマが
『一線引こう』
という諦観に繋がってしまうのです。
僕の場合は
『せっかくいい台本を書いても会社に潰されてしまう』
というジレンマに苦しんでいたんです。
しかし…
それじゃ僕が正しくて会社が悪いのかというとそうではありません。
逆に僕が間違ってるかと言うとそうでもありません。
これは各々が考える『良いショー』にズレがある為に生まれるジレンマなのです。
つまりは会社側もジレンマを抱えていると思うんです(多分)。
何をもって『良いショー』なのかは人それぞれで違います。
メンバーの中でも、
テレビの再現を目指す人、
ライブ感を大事にする人、
正確さを求める人、
勢いを求める人、
観客の反応が第一という人、
まずは演じ手が楽しむ事を心掛ける人、
技術を魅せる人、
観客との触れ合いを重んじる人、
等々、ショーには色んな要素があり、どれがベストかなんて一概には言えません。
ましてや会社とメンバーなら、その違いはもっと顕著でしょう。
何と言っても立場が違います。
立場が違えば判断基準も違うのです。
全ての責任を負う立場の社員さんは、我々バイトにはない視点でジャッジを下しています。
アクターはショーの善し悪しだけを気にすればいいのですが、会社はそれに加えて利益不利益を考えなきゃいけないんですよね。
きっと社員さんの中にも、個人的な理想と会社的な方針のギャップに悩んでる方はいらっしゃるんじゃないでしょうか。
それでも我々アクターは会社にぶつかっていかなくちゃいけません。
お互いが本気でせめぎ合わなくちゃ良いショーなんか作れません。
『一線引こう…』
なんていじけてる場合じゃないんです!
誰だ!?いじけてる奴は!!
俺かっ!!
『もうこの会社とは一線引いて付き合うしかない!』
という決意を表明した僕。
今までこの『アクションへの道』を読んできてくれた方ならきっとこう思ったでしょう。
『そんな事しょっちゅう言うとるやんけ!!』
…と。
そうなんですよねぇ。
僕(僕ら)は何かある度に
『もうショーから離れよう』
『ショーとは一線を引こう』
なんて事を考えちゃうワケですが、どうやらこれは、『ギャップ』に苦しんだ時の常套句のようなのです。
何と何のギャップに苦しむのか?
『理想』と『現実』のギャップです。
『自分が目指しているショー』と『実際のショー環境』とのギャップなんです。
当然ですが我々アクターは常に、より良いショーを目指して頑張っています。
しかし自分が頑張れば良いショーが出来るかと言うと必ずしもそうではありません。
ショーは1人では出来ないのです。
周りのメンバー達のモチベーションが低ければ、それだけでショーのクォリティが下がったりするのです。
そしてメンバーより厄介なのが『会社』です。
これまた当然ですが、我々アクターは会社に雇ってもらってるワケで、基本的に会社の意向には逆らえません。
という事は、アクターがいいショーが出来るかどうかは会社にかかっていると言っても過言ではないのです。
一生懸命練習してレベルアップしたいのに会社が練習日を減らしてしまったら?
メンバー不足でクォリティの低いショーが続いているのに会社がメンバーを募集してくれなかったら?
ショーを良くする為の陳情を会社が聞いてくれなかったら?
そうなれば我々雇われアクターにはどうする事も出来ません。
頑張りたいのに頑張れない、
自分が一生懸命やっても無駄、
そんなジレンマが
『一線引こう』
という諦観に繋がってしまうのです。
僕の場合は
『せっかくいい台本を書いても会社に潰されてしまう』
というジレンマに苦しんでいたんです。
しかし…
それじゃ僕が正しくて会社が悪いのかというとそうではありません。
逆に僕が間違ってるかと言うとそうでもありません。
これは各々が考える『良いショー』にズレがある為に生まれるジレンマなのです。
つまりは会社側もジレンマを抱えていると思うんです(多分)。
何をもって『良いショー』なのかは人それぞれで違います。
メンバーの中でも、
テレビの再現を目指す人、
ライブ感を大事にする人、
正確さを求める人、
勢いを求める人、
観客の反応が第一という人、
まずは演じ手が楽しむ事を心掛ける人、
技術を魅せる人、
観客との触れ合いを重んじる人、
等々、ショーには色んな要素があり、どれがベストかなんて一概には言えません。
ましてや会社とメンバーなら、その違いはもっと顕著でしょう。
何と言っても立場が違います。
立場が違えば判断基準も違うのです。
全ての責任を負う立場の社員さんは、我々バイトにはない視点でジャッジを下しています。
アクターはショーの善し悪しだけを気にすればいいのですが、会社はそれに加えて利益不利益を考えなきゃいけないんですよね。
きっと社員さんの中にも、個人的な理想と会社的な方針のギャップに悩んでる方はいらっしゃるんじゃないでしょうか。
それでも我々アクターは会社にぶつかっていかなくちゃいけません。
お互いが本気でせめぎ合わなくちゃ良いショーなんか作れません。
『一線引こう…』
なんていじけてる場合じゃないんです!
誰だ!?いじけてる奴は!!
俺かっ!!
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