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2011-07-10(Sun)

アクションへの道(227)

2004年に僕が書いた台本、

これはかなりの自信作だったのですが、社員さんの手が入った事により完全な駄作になってしまいました。

社員さんは、僕が書いたストーリーはそのままに、キャラクターの配役だけを入れ替えたのです。

文字にすると何て事ないかもしれませんが、これは物語に置いて天地がひっくり返るぐらい大変な事なんですよ。

綾波とアスカの役割が突然入れ替わったらストーリーの整合性が取れなくなると思いませんか?

青島さんと真島さんの役割が突然入れ替わったら積み上げてきた設定が成り立たなくなると思いませんか?

何度も言うように、キャラクターというのは『人物の性格や性質』であり、それを積み上げて作るのが物語なんです。

その作劇法に則って書かれた物語の配役を変えるというのがどれほどの事なのか、多少は分かってもらえたでしょうか。

なぜ社員さんは配役を変えたのでしょう?

僕が物語の軸に据えたのは、『テレビでも重要な役割を担うキャラクター』でした。

しかし社員さんはそれとは別の『最も新しいキャラクター』をメインに打ち出したかったようなのです。

すでに出発地点からズレがあったのです。

僕は何度も

『元に戻して下さい』

『キャラクターを入れ替えたら成り立たない設定なんです』

『元に戻せないならこの台本は使わないで下さい』

『別の新しい台本を書いた方がいいものが出来るハズです』

と直談判しました。

しかし答えは全て『NO』。

『もう書き直す時間はない』

『自分は変だと思わない』

というのが社員さんの言い分でした。

そもそもこの社員さん、

『バイトが台本を書くのは勝手だが、それをどう使うかは自分(会社)次第』

という考え方の人だったのです。

なので当然クレームも書き直しも認めてくれません。

監修も、声入れ(録音)への立会いも許してくれません。

これは…

まさしく10年前、僕らを苦しめていたシステムです。

僕らはより良いショーを作りたくて、会社と戦って戦って、ようやくパッケージ製作に関わる権限を手に入れたのですが、新しい社員さんに変わって、また10年前に逆戻りしてしまいました。

逆戻りが悪いワケじゃないんです。

結果が良くなるならやり方は古かろうが新しかろうがどちらでもいいんです。

しかし、今回手直しされた台本を見ると、明らかに結果が悪くなっている!!

これは本当にショックでした。

他社から来た新しい社員さんが、僕ら過去のメンバーがやってきた事を否定したい気持ちは分かる。

でも一番優先するべきなのは

『いいショーを作る事』

なんじゃないの!?


完成したパッケージを聴いた僕はその出来にますますショックを受けてしまい、

『もうこの会社でショーにどっぷりハマるのはやめよう…』

と考えたのでした。
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プロフィール

武装代表・内野

Author:武装代表・内野
福岡・久留米を中心に、九州全域で活動している『アトラクションチーム武装』の代表です。

1972年生まれ。
1990年にキャラクターショーの世界に入り現在に至る。

2007年に武装を設立。

武装の活動内容は殺陣教室、殺陣指導、オリジナルキャラクターショー等。

現在は関西コレクションエンターテイメント福岡校さんでのアクションレッスン講師もやらせてもらってます。

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