2011-06-27(Mon)
アクションへの道(216)
自分の所属するチームを潰す計画が持ち上がり、それに荷担する事にした僕。
それは、いきなりクビを切られたベテランアクター達が自分達でチームを興し、徐々に現場を乗っ取っていくというような計画でした。
なぜ僕がそれに協力する事にしたのか。
第1の理由は、彼らの憤りが分かるからです。
チームのシステムが変わった事も教えてもらえず、それによって知らない間にクビになった彼らには復讐を誓う権利ぐらいあると思うんです。
第2の理由は、その計画が上手くいかないと確信していたからです。
自分達でチームを作り、かつての現場を奪っていくには色々な物が必要になってきます。
キャラクターショーの現場というのは、金額が安くて技術が確かなら取れるというものではありません。
人と人の繋がり、すなわちクライアントさんとの信頼関係が必要なんです。
これまで付き合いのあったチームを切り捨て、面識のない新参チームに仕事を頼むクライアントさんはそうそういないでしょう。
どこの現場でだって、クライアントさんとショーチームは上手く付き合っていけるように人間関係を築いているのです。
そこに入り込むだけの強烈な営業力がOB連にあるか?
全くないでしょう。
彼らはベテランアクターであって、営業マンではないのですから。
そして、自分達でチームを作るという事は、オリジナルのキャラクターで勝負していく事になります。
テレビで人気を博しているメジャーヒーローに対し、素人が作り出したオリジナルヒーローで勝負を挑まなければならないのです。
ローカルヒーローやオリジナルヒーローがブームとなった昨今ならいざ知らず、この当時にメジャーヒーローを脅かすオリジナルヒーローを生み出す事は容易ではなかったでしょう。
さらに、『復讐』以外の部分の結束も気になっていました。
彼らを見ていると、
『仲の良い者達で集まって何かやろう』
ぐらいの意識しか感じられなかったのです。
仲良しチームは得てしてリーダー不在になりがちです。
ケンカにならないようお互いに気を遣う為、『みんなの意見を取り入れる』ような曖昧な活動方針になるからです。
しかしそれでチームが発展するハズがありません。
方針を定めるリーダーが必要だし、他のメンバーがリーダーの意見を尊重しなければ進んでいけないのです。
もちろんぶつかり合う事もあるでしょう。
その時にチームが『崩れる』か『固まる』か、それを決定づけるのはメンバー全員の
『チームで進んでいこうとする意思』
だと思うんです。
どうしても意見が合わなくてぶつかり合った時に、
『あーもうオマエらとは意見が合わん!こんなチームじゃやっていけんわ!』
と思うのか、
『あーもうオマエらとは意見が合わん!こんなチームで前に進んでいく為にはどうしたらいいんやろ?』
と考えるのか、
そこが大きな分かれ道なんです。
『チームで進んでいこうとする強固な意思』がなければこれは難しい。
自分達で作ったものは自分達で壊せるからです。
壊してもよいものを壊さずに維持するのは本当に大変なんですよね。
仲間内で作った団体が簡単に自然消滅してしまうのは『維持させようという信念』がないからなんです。
自然消滅を避ける為にも、強い意思を持つリーダーの存在は不可欠だと思います。
そして、
OB達の反乱計画には必要な全ての要素が欠けているように見えたのです。
計画を推し進めて、もし成功したならば
(現場乗っ取りは無理なので、活動が軌道に乗るという意味での成功)
OB達の成長になるし、失敗すれば厳しさを知る事でそれも成長に繋がるだろう、
なんて考えから僕は協力する事にしたのです。
それは、いきなりクビを切られたベテランアクター達が自分達でチームを興し、徐々に現場を乗っ取っていくというような計画でした。
なぜ僕がそれに協力する事にしたのか。
第1の理由は、彼らの憤りが分かるからです。
チームのシステムが変わった事も教えてもらえず、それによって知らない間にクビになった彼らには復讐を誓う権利ぐらいあると思うんです。
第2の理由は、その計画が上手くいかないと確信していたからです。
自分達でチームを作り、かつての現場を奪っていくには色々な物が必要になってきます。
キャラクターショーの現場というのは、金額が安くて技術が確かなら取れるというものではありません。
人と人の繋がり、すなわちクライアントさんとの信頼関係が必要なんです。
これまで付き合いのあったチームを切り捨て、面識のない新参チームに仕事を頼むクライアントさんはそうそういないでしょう。
どこの現場でだって、クライアントさんとショーチームは上手く付き合っていけるように人間関係を築いているのです。
そこに入り込むだけの強烈な営業力がOB連にあるか?
全くないでしょう。
彼らはベテランアクターであって、営業マンではないのですから。
そして、自分達でチームを作るという事は、オリジナルのキャラクターで勝負していく事になります。
テレビで人気を博しているメジャーヒーローに対し、素人が作り出したオリジナルヒーローで勝負を挑まなければならないのです。
ローカルヒーローやオリジナルヒーローがブームとなった昨今ならいざ知らず、この当時にメジャーヒーローを脅かすオリジナルヒーローを生み出す事は容易ではなかったでしょう。
さらに、『復讐』以外の部分の結束も気になっていました。
彼らを見ていると、
『仲の良い者達で集まって何かやろう』
ぐらいの意識しか感じられなかったのです。
仲良しチームは得てしてリーダー不在になりがちです。
ケンカにならないようお互いに気を遣う為、『みんなの意見を取り入れる』ような曖昧な活動方針になるからです。
しかしそれでチームが発展するハズがありません。
方針を定めるリーダーが必要だし、他のメンバーがリーダーの意見を尊重しなければ進んでいけないのです。
もちろんぶつかり合う事もあるでしょう。
その時にチームが『崩れる』か『固まる』か、それを決定づけるのはメンバー全員の
『チームで進んでいこうとする意思』
だと思うんです。
どうしても意見が合わなくてぶつかり合った時に、
『あーもうオマエらとは意見が合わん!こんなチームじゃやっていけんわ!』
と思うのか、
『あーもうオマエらとは意見が合わん!こんなチームで前に進んでいく為にはどうしたらいいんやろ?』
と考えるのか、
そこが大きな分かれ道なんです。
『チームで進んでいこうとする強固な意思』がなければこれは難しい。
自分達で作ったものは自分達で壊せるからです。
壊してもよいものを壊さずに維持するのは本当に大変なんですよね。
仲間内で作った団体が簡単に自然消滅してしまうのは『維持させようという信念』がないからなんです。
自然消滅を避ける為にも、強い意思を持つリーダーの存在は不可欠だと思います。
そして、
OB達の反乱計画には必要な全ての要素が欠けているように見えたのです。
計画を推し進めて、もし成功したならば
(現場乗っ取りは無理なので、活動が軌道に乗るという意味での成功)
OB達の成長になるし、失敗すれば厳しさを知る事でそれも成長に繋がるだろう、
なんて考えから僕は協力する事にしたのです。
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