2011-06-23(Thu)
アクションへの道(212)
さてさて、
休憩の度に他のブースのキャラクターを見学し、ミーハー気分で写真撮影なんかしてた僕ですが、一番気になっていたのは隣のブースでした。
そこでは時間ごとにキャラクターとお客さんがダンス(体操)をするのがメインのイベントになっていました。
それがですね…
かなり難易度の高いダンスだったんですよ!!
まぁお客さんの振り付けは簡略化されてはいましたが…
僕はそのダンスに、そしてブースの雰囲気の良さに惹かれてしまっていました。
キャラクターだけじゃなく、MCさんも、コンパニオンさんも、男性スタッフさんも、そしておそらくメーカーの偉い方であろうスーツの人達まで、みんながイベントを盛り上げようとしてたんですね。
それは本当に素敵な光景で、
「あぁ、イベントとは本来かくあるべし」
なんて思ったものです。
それで僕は頻繁にそのブースのイベントを観に行くようになりました。
イベントの時間以外はモニターでダンスのDVDが流されていたので、アクター魂に火がついた僕は、そのDVDを観てフルコーラス振り付けを覚えました。
そしてイベントを観に行く度にお客さんと一緒に踊っていたのです。
その内、そのメーカーの偉い方が僕を気にするようになりました。
「おい、彼は一体何者だ?完璧に踊っているぞ!」
訊かれたスタッフさんは
「あの人は隣のブースのキャラクターの方です」
なんて説明しています。
それがきっかけで、そちらのメーカーさんにも覚えてもらえたのでしょう、
ある日の終了間際にこんな事がありました。
退出するお客さんを(キャラクターで)お見送りしていると、隣のブースのスタッフさんや偉い方が僕に手招きしました。
各ブース、すなわち各メーカー同士は同業他社、いわゆるライバルなワケで、手招きされたからといって、簡単に行く事は出来ません。
しかし完全シカトするワケにもいかないので、自分のブースの偉い方達の顔色をうかがいながら、おそるおそる行ってみました。
行った先ではいつものダンスでお客さんをお見送りしています。
あぁ、これは、
「一緒に踊ろうよ」
のお誘いなんだ。
踊りたいけど、踊っちゃえば後で自分のブースの方から怒られるだろうなぁ…
でもこちらのスタッフさんや偉い方、キャラクターは
「いつも踊ってる人でしょ?踊れるんでしょ?」
って期待した視線を送ってきてるし…
仕方ないので、少しだけ踊りました。
隣のブースは大いに盛り上がり、僕はそそくさと自分のブースに戻りました。
もちろん後で軽く注意を受けましたが。
これがきっかけでイベントの流れが変わろうとは、この時の僕はまだ知るよしもなかったのです。
休憩の度に他のブースのキャラクターを見学し、ミーハー気分で写真撮影なんかしてた僕ですが、一番気になっていたのは隣のブースでした。
そこでは時間ごとにキャラクターとお客さんがダンス(体操)をするのがメインのイベントになっていました。
それがですね…
かなり難易度の高いダンスだったんですよ!!
まぁお客さんの振り付けは簡略化されてはいましたが…
僕はそのダンスに、そしてブースの雰囲気の良さに惹かれてしまっていました。
キャラクターだけじゃなく、MCさんも、コンパニオンさんも、男性スタッフさんも、そしておそらくメーカーの偉い方であろうスーツの人達まで、みんながイベントを盛り上げようとしてたんですね。
それは本当に素敵な光景で、
「あぁ、イベントとは本来かくあるべし」
なんて思ったものです。
それで僕は頻繁にそのブースのイベントを観に行くようになりました。
イベントの時間以外はモニターでダンスのDVDが流されていたので、アクター魂に火がついた僕は、そのDVDを観てフルコーラス振り付けを覚えました。
そしてイベントを観に行く度にお客さんと一緒に踊っていたのです。
その内、そのメーカーの偉い方が僕を気にするようになりました。
「おい、彼は一体何者だ?完璧に踊っているぞ!」
訊かれたスタッフさんは
「あの人は隣のブースのキャラクターの方です」
なんて説明しています。
それがきっかけで、そちらのメーカーさんにも覚えてもらえたのでしょう、
ある日の終了間際にこんな事がありました。
退出するお客さんを(キャラクターで)お見送りしていると、隣のブースのスタッフさんや偉い方が僕に手招きしました。
各ブース、すなわち各メーカー同士は同業他社、いわゆるライバルなワケで、手招きされたからといって、簡単に行く事は出来ません。
しかし完全シカトするワケにもいかないので、自分のブースの偉い方達の顔色をうかがいながら、おそるおそる行ってみました。
行った先ではいつものダンスでお客さんをお見送りしています。
あぁ、これは、
「一緒に踊ろうよ」
のお誘いなんだ。
踊りたいけど、踊っちゃえば後で自分のブースの方から怒られるだろうなぁ…
でもこちらのスタッフさんや偉い方、キャラクターは
「いつも踊ってる人でしょ?踊れるんでしょ?」
って期待した視線を送ってきてるし…
仕方ないので、少しだけ踊りました。
隣のブースは大いに盛り上がり、僕はそそくさと自分のブースに戻りました。
もちろん後で軽く注意を受けましたが。
これがきっかけでイベントの流れが変わろうとは、この時の僕はまだ知るよしもなかったのです。
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