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2011-06-16(Thu)

アクションへの道(206)

僕はアクションリーダーへの怒りについて色々と分析する事にしました。


原因1…女目当てと思われていたせいでメルヘンの現場を外された事。

原因2…人手不足を理由に僕を現場に入れておきながら、自分達はオフを取っていた事。

原因3…自分達優先のキャスティング。

原因4…自由参加練習を自分好みのスタイルに変えた事。


…本当はまだまだあります。

ショーで無茶をした結果ケガをして、何度も周りに迷惑をかけた(リーダーとしての)自覚のなさ。

彼が腕を折った際には『収入がないと困るだろう』と思い、僕が自分のしゃべりショーで(アクションの無い役を作って)使ってあげた事もあるのです。

その恩義も忘れたのか!?という憤りもありました。

彼の身内に不幸があった際も、急遽僕が代理を務めたのに…

以前の台本会議、
飲み食いしながらフランクに進めていたら突然

『話し合いの最中にものを食うな!俺の家なら絶対に許されんぞ!』

とキレたのも彼でした。

この時も、自分流が常識であるかのように振る舞う彼に違和感を覚えたものです。

あるテレビのロケに2人で行った時はこんな事がありました。

夏場の屋外ロケで、2人交代で着ぐるみに入る事になっていました。

僕らは着ぐるみに入る際、どんなに暑くても長袖のシャツやジャージを着用しています。

汗が直接着ぐるみに付着するのを防ぐ為です。

しかし…

アクター兼ドライバーの僕が迎えに行くと、彼は小さなバッグを片手に立っていました。

『お前…そのバッグに着替えやらジャージやら入っとるの…?』

僕がそう聞くと、彼はごく当たり前のように、

『いや、着ぐるみだったらそのまま入ればいいやと思って持って来ませんでした。ジーパンで入るから大丈夫ですよ』

着ぐるみの仕事を完全にナメてます。

着ぐるみやメルヘンをナメきっているアクションメンバーはけっこういたのですが、アクションリーダーからしてこんな考えだったのです。

『お前なぁっ!
そんなのプロが仕事に臨む姿勢じゃないやろ!』

僕は彼の仕事に対する意識の低さにキレました。

自分達だけの問題ではありません。

現場に着いたアクターが普段着のまま着ぐるみに入るのを見たら、テレビ局のスタッフさん達はどう思うでしょう。

立派なプロの仕事だと思ってくれるでしょうか。

現場に出るという事は、そういう対外的な責任を背負う事だと僕は思うし、社員が同行しないロケではそれを特に心掛けていたのです。

結局その日は全ての出番、僕が着ぐるみに入りました。

運転も全て僕です。

彼は何一つ仕事をしていません(でもギャラはきちんと出るんですよ)。

ロケが終わって事務所に戻ると彼は脱力して言いました。

『はぁ~、疲れた…』

僕がキレたのは言うまでもありません。


こんな色んな事が積もり積もって僕の中で彼に対する怒りや不満、不信感が生まれ、それが爆発した結果、今回の事件(?)に至ったのでしょう。

『お前に俺の事をつべこべ言う資格があるんかい!』

という気持ちが、

『俺にも悪い所は山ほどあるけどな!お前だって欠点だらけやないかい!』

という気持ちが怒りを生んでいた(ように思う)のです。

そうやって1つ1つ感情の根幹を見つめた時、僕の中に新たな思考が現われました。

『自分の欠点』と『相手の欠点』には何の因果関係もないんじゃね?

と思ったのです。

僕にも悪い所がある、彼にも悪い所がある、でもその2つは相殺し合う条件ではない、と気付いたのです。

相手に欠点があるからといって自分の欠点が消えるワケではない。

だとしたら、

『俺にも悪い所はあるけどお前にも悪い所はあるやないか!』

なんて言い訳は成立しないのです。

自分の欠点を責められたら素直に受け入れ、反省し、改善する。

相手の欠点を糾弾するのは全然別の話なのです。


…そんな当たり前な!

って思うでしょ?

そんな当たり前にも気付いてなかったのが当時の僕なんです。
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プロフィール

武装代表・内野

Author:武装代表・内野
福岡・久留米を中心に、九州全域で活動している『アトラクションチーム武装』の代表です。

1972年生まれ。
1990年にキャラクターショーの世界に入り現在に至る。

2007年に武装を設立。

武装の活動内容は殺陣教室、殺陣指導、オリジナルキャラクターショー等。

現在は関西コレクションエンターテイメント福岡校さんでのアクションレッスン講師もやらせてもらってます。

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