2011-05-26(Thu)
アクションへの道(195)
メルヘンの練習には、人数こそ少ないものの男性メンバーも参加していて、
『この風潮が広まれば…』
という期待をせずにはいられませんでした。
しかしやはりアクション一辺倒の男連中からは
『メルヘン練習に行ってる男は女目当てだ』
などと非難され、状況が改善される事はありませんでした。
実際に新人の男の子達が女の子と仲良くする為に参加するなんて事も多かったんですけどね。
他のチームは分かりませんが、
あくまで僕がいたチームの話なんですが、
そしてあくまで憶測でしかないんですが、
若くしてキャラクターショーにどっぷりハマる男の子って、日常生活が満たされてない人が多かった気がします。
打ち込む部活もない、
友達も少ない、
女の子とも縁がない、
印象だけですが、そんな感じの子が多かったです。
だって、部活に打ち込んでいて、週末につるむ友達やデートする彼女がいたらショーなんか出来ないですよ。
部活よりも友達よりも彼女よりもキャラクターショーが好き!なんて奴はかなりのマイノリティでしたね。
…で、学校で女の子に縁がない寂しい男がメルヘンの練習に来る、
早く技術を覚えてほしいし辞めてほしくないから女の子(先輩)達は優しく指導する。
女慣れしていない若者はその優しさを勘違いして
『俺いけるんじゃね?』
なんて調子に乗る。
毎週メルヘン練習に参加するけど練習は二の次で、練習後のトークに精を出す…
そんな感じに見受けられるメンバーもけっこういたんですよ。
だからアクションメンバーの言う『女目当て』ってのも分からんではない。
でもさ、女目当てかどうかは取り組み方を見れば分かるじゃん?
見もしないで思い込みだけで非難するってどうよ?
僕の中ではどんどん
メルヘン>アクション
という風になっていってました。
『メルヘンの地位を向上させたい!』
それが僕の野望になりました。
しかし、メルヘンの地位を向上させたいからと言ってメルヘンにどっぷりハマってしまってはいけません。
だってアクションメンバーはメルヘンの事なんて見てもないんですから。
まずはアクションメンバーの中で一目置かれなくては。
『内野さんって上手いですよね~』
ってアクションの後輩達が思ってくれたなら、
『あぁ、俺の技術はアクションだけじゃなくメルヘンも下敷きにしてるからね』
と言える。
『みんなもメルヘン練習に来てみたら?』
と言える。
そう思ったんです。
この時期の僕は、アクション練習もメルヘン練習も人一倍頑張っていたと思います。
その中でアクションメンバーをメルヘンに誘ったり、メルヘンメンバーがアクションに入る機会を作ったりと試行錯誤していました。
…さて、
アトラクションチーム武装では初心者向けの殺陣・アクション教室を行なっています。
手前味噌になりますが、初心者の方にも、
『教え方が分かりやすい』
と言ってもらえています。
実は僕の指導法の原点はこの時期にあるのです。
メルヘンの女の子達をアクション練習に誘うと必ず、
アクションが怖い、
運動能力に自信がない、
と言われていました。
そこで僕は、慣れてない人、運動が苦手な人に対する教え方を考え始めたのです。
何と言っても僕自身が運動が苦手な人間ですから彼女達の気持ちが分かります。
『考えなくていいから、まずは動いてみろ!』
と言われても、動き方が分からないんですよね。
考えなくても動ける人には『動き方が分からない』という事が分からないんです。
手本を見せて
『下手でもいいから、手本の通りに動けばいいんだよ!』
なんて教え方をするんです。
それが出来るんなら彼女達はとっくにアクション練習に参加してる。
これがですね、
『ついて来れない奴は辞めていい!』
って環境ならそういうスパルタ式もいいと思うんです。
でもキャラクターショーのチームって、メンバーを残す事、メンバーを育てる事が必要なんです。
いかに裾野を広げて底上げするかが大事なんです。
だから僕は、出来ない人、自信がない人にこそ教えなければ、と変な義務感を持ってしまいました。
『この風潮が広まれば…』
という期待をせずにはいられませんでした。
しかしやはりアクション一辺倒の男連中からは
『メルヘン練習に行ってる男は女目当てだ』
などと非難され、状況が改善される事はありませんでした。
実際に新人の男の子達が女の子と仲良くする為に参加するなんて事も多かったんですけどね。
他のチームは分かりませんが、
あくまで僕がいたチームの話なんですが、
そしてあくまで憶測でしかないんですが、
若くしてキャラクターショーにどっぷりハマる男の子って、日常生活が満たされてない人が多かった気がします。
打ち込む部活もない、
友達も少ない、
女の子とも縁がない、
印象だけですが、そんな感じの子が多かったです。
だって、部活に打ち込んでいて、週末につるむ友達やデートする彼女がいたらショーなんか出来ないですよ。
部活よりも友達よりも彼女よりもキャラクターショーが好き!なんて奴はかなりのマイノリティでしたね。
…で、学校で女の子に縁がない寂しい男がメルヘンの練習に来る、
早く技術を覚えてほしいし辞めてほしくないから女の子(先輩)達は優しく指導する。
女慣れしていない若者はその優しさを勘違いして
『俺いけるんじゃね?』
なんて調子に乗る。
毎週メルヘン練習に参加するけど練習は二の次で、練習後のトークに精を出す…
そんな感じに見受けられるメンバーもけっこういたんですよ。
だからアクションメンバーの言う『女目当て』ってのも分からんではない。
でもさ、女目当てかどうかは取り組み方を見れば分かるじゃん?
見もしないで思い込みだけで非難するってどうよ?
僕の中ではどんどん
メルヘン>アクション
という風になっていってました。
『メルヘンの地位を向上させたい!』
それが僕の野望になりました。
しかし、メルヘンの地位を向上させたいからと言ってメルヘンにどっぷりハマってしまってはいけません。
だってアクションメンバーはメルヘンの事なんて見てもないんですから。
まずはアクションメンバーの中で一目置かれなくては。
『内野さんって上手いですよね~』
ってアクションの後輩達が思ってくれたなら、
『あぁ、俺の技術はアクションだけじゃなくメルヘンも下敷きにしてるからね』
と言える。
『みんなもメルヘン練習に来てみたら?』
と言える。
そう思ったんです。
この時期の僕は、アクション練習もメルヘン練習も人一倍頑張っていたと思います。
その中でアクションメンバーをメルヘンに誘ったり、メルヘンメンバーがアクションに入る機会を作ったりと試行錯誤していました。
…さて、
アトラクションチーム武装では初心者向けの殺陣・アクション教室を行なっています。
手前味噌になりますが、初心者の方にも、
『教え方が分かりやすい』
と言ってもらえています。
実は僕の指導法の原点はこの時期にあるのです。
メルヘンの女の子達をアクション練習に誘うと必ず、
アクションが怖い、
運動能力に自信がない、
と言われていました。
そこで僕は、慣れてない人、運動が苦手な人に対する教え方を考え始めたのです。
何と言っても僕自身が運動が苦手な人間ですから彼女達の気持ちが分かります。
『考えなくていいから、まずは動いてみろ!』
と言われても、動き方が分からないんですよね。
考えなくても動ける人には『動き方が分からない』という事が分からないんです。
手本を見せて
『下手でもいいから、手本の通りに動けばいいんだよ!』
なんて教え方をするんです。
それが出来るんなら彼女達はとっくにアクション練習に参加してる。
これがですね、
『ついて来れない奴は辞めていい!』
って環境ならそういうスパルタ式もいいと思うんです。
でもキャラクターショーのチームって、メンバーを残す事、メンバーを育てる事が必要なんです。
いかに裾野を広げて底上げするかが大事なんです。
だから僕は、出来ない人、自信がない人にこそ教えなければ、と変な義務感を持ってしまいました。
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