2011-05-23(Mon)
アクションへの道(193)
しばらく偉そうな事を書きました、
結局のところ何が言いたかったかというと…
それまでの現場では、僕は(僕らは)事務所の言う事を聞いてれば良かったワケです。
…ってゆーか、事務所の言う通りにするのが正しかったワケです
迷った事があればスタッフに伺いを立てるし、アクシデントの対応等もスタッフ(引いては事務所)の判断に従って行動するのです。
(ショーの最中にアクシデントが起きれば自分達で対応するしかありませんが)
最終的な責任を負う者が最終的な判断を下す、
それが組織ってものでしょう。
しかし僕が参加した撮影においてはそれが出来ません。
何度も書きますが、撮影はバタバタで、状況は目まぐるしく変わっていきます。
予定していた段取りが変わってしまう事なんて日常茶飯。
それでもこの現場には、僕らに指示を出すスタッフは同行していないのです。
指示を仰ぐべき社員は同行していないのです。
いちいち電話して相談する時間なんてありません。
つまりアクターである僕らが判断しながら動かなくちゃいけなかったんです。
『ごめん!急に●●●になったんだけど●●●出来るかな!?』
撮影スタッフの相談を受ければ自分達で答えを出さなければなりません。
望まれた事は基本的にやります。
それがバッチリ出来るのか、
ある程度しか出来ないのか、
ある程度というのはどのぐらいか、
衣裳的な事なのか、体力的な事なのか、
全てを自分達で判断しなければなりません。
『ごめん、今日は撮影に2時間ぐらいかかりそうなんだけど、体力的にどうかな?
…それと、途中で子供達と50m走とか出来ないかな…?
無理だったらしなくていいからね!』
なんて言われた際にも体力や衣裳など色んな事を考慮した上で、
『今の季節なら2時間保ちますよ。大丈夫です。
50m走も着ぐるみが大きいからスピードは遅いでしょうがいけると思います。
ただ、もし体力が保たなくなった場合、万が一どうしようもなくなった場合はアクター交代しますので5分間だけ時間をいただけませんか?
出来るだけ交代しなくて済むように頑張りますけど万が一の場合にはお願いします』
なんて答えるのです。
そして、
『もし交代する事になった場合、何かしら合図を出しますので、バッテリー交換という名目でハケさせて下さい』
なんてお願いまでするのです。
マスコットキャラクターはロボットだったので、いざと言う時の為に『時々バッテリー交換が必要』という設定を作っていたのでした。
ある程度の設定は決まっていましたが、現場で必要な設定はこのように僕が勝手に決めていました。
耳がアンテナになってるだの、ベルトの☆がバッテリーになってるだの、テレビ局のスピーカーに繋がないと声が出ないだの、子供達を言いくるめる為の設定をたくさん考えました。
まぁ余談でしたね。
つまりですね、
それまでの僕はただのアクターで、難しい判断は社員やスタッフに任せていました。
なので、何かミスがあった時は
『俺はスタッフの言う通りにしたんだからスタッフの責任だろ~』
なんて甘える余地があったんです。
スタッフや社員に頼れないロケの状況だったからこそ、
『現場でのベスト』
を自分の頭で考えるようになったと言えます。
これが武装を立ち上げてからどれだけ役に立っているか。
この撮影は、今の自分を作る上で本当に勉強になる仕事でした、って事が言いたかったのです。
まぁ勝手に判断して勝手に動くアクターなんて事務所からは煙たがられるだけなんですけど。
結局のところ何が言いたかったかというと…
それまでの現場では、僕は(僕らは)事務所の言う事を聞いてれば良かったワケです。
…ってゆーか、事務所の言う通りにするのが正しかったワケです
迷った事があればスタッフに伺いを立てるし、アクシデントの対応等もスタッフ(引いては事務所)の判断に従って行動するのです。
(ショーの最中にアクシデントが起きれば自分達で対応するしかありませんが)
最終的な責任を負う者が最終的な判断を下す、
それが組織ってものでしょう。
しかし僕が参加した撮影においてはそれが出来ません。
何度も書きますが、撮影はバタバタで、状況は目まぐるしく変わっていきます。
予定していた段取りが変わってしまう事なんて日常茶飯。
それでもこの現場には、僕らに指示を出すスタッフは同行していないのです。
指示を仰ぐべき社員は同行していないのです。
いちいち電話して相談する時間なんてありません。
つまりアクターである僕らが判断しながら動かなくちゃいけなかったんです。
『ごめん!急に●●●になったんだけど●●●出来るかな!?』
撮影スタッフの相談を受ければ自分達で答えを出さなければなりません。
望まれた事は基本的にやります。
それがバッチリ出来るのか、
ある程度しか出来ないのか、
ある程度というのはどのぐらいか、
衣裳的な事なのか、体力的な事なのか、
全てを自分達で判断しなければなりません。
『ごめん、今日は撮影に2時間ぐらいかかりそうなんだけど、体力的にどうかな?
…それと、途中で子供達と50m走とか出来ないかな…?
無理だったらしなくていいからね!』
なんて言われた際にも体力や衣裳など色んな事を考慮した上で、
『今の季節なら2時間保ちますよ。大丈夫です。
50m走も着ぐるみが大きいからスピードは遅いでしょうがいけると思います。
ただ、もし体力が保たなくなった場合、万が一どうしようもなくなった場合はアクター交代しますので5分間だけ時間をいただけませんか?
出来るだけ交代しなくて済むように頑張りますけど万が一の場合にはお願いします』
なんて答えるのです。
そして、
『もし交代する事になった場合、何かしら合図を出しますので、バッテリー交換という名目でハケさせて下さい』
なんてお願いまでするのです。
マスコットキャラクターはロボットだったので、いざと言う時の為に『時々バッテリー交換が必要』という設定を作っていたのでした。
ある程度の設定は決まっていましたが、現場で必要な設定はこのように僕が勝手に決めていました。
耳がアンテナになってるだの、ベルトの☆がバッテリーになってるだの、テレビ局のスピーカーに繋がないと声が出ないだの、子供達を言いくるめる為の設定をたくさん考えました。
まぁ余談でしたね。
つまりですね、
それまでの僕はただのアクターで、難しい判断は社員やスタッフに任せていました。
なので、何かミスがあった時は
『俺はスタッフの言う通りにしたんだからスタッフの責任だろ~』
なんて甘える余地があったんです。
スタッフや社員に頼れないロケの状況だったからこそ、
『現場でのベスト』
を自分の頭で考えるようになったと言えます。
これが武装を立ち上げてからどれだけ役に立っているか。
この撮影は、今の自分を作る上で本当に勉強になる仕事でした、って事が言いたかったのです。
まぁ勝手に判断して勝手に動くアクターなんて事務所からは煙たがられるだけなんですけど。
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