2011-04-14(Thu)
アクションへの道(175)
両親の(暴力も含めた)支配から彼女を救うにはどうしたらいいのか。
とりあえずは自分の所にかくまうか。
しかし親が乗り込んできて
『娘は連れて帰る!』
と言われては打つ手もない。
立場的に帰らずに済むには…
そうして僕は言いました。
『結婚するか』
そうすれば
『ウチの娘だ!』
に対して
『俺の嫁だ!』
と言う事が出来ます。
僕はすぐに婚姻届をもらってきました。
すぐにでも提出したかったのですが彼女の知り合いの占い師(?)が
『入籍するなら●日が吉!』
とか言ったらしく、それまでの数日は親に捕まらないよう逃亡生活。
そして役所に提出し、晴れて僕らは夫婦となったのです。
これで彼女を助ける事も出来たし向こうの両親に一矢報いる事も出来たってワケです。
ちなみに僕は自分の親にも入籍した事を言いませんでした。
結婚は家同士の事ではなく個人同士の事であるべき
と思っているからです。
こうして誰からも祝福されない夫婦生活がスタートしました。
かといって何が変わったワケではありません。
僕はバイトしてショーをして、
彼女もバイトして、
単なる同棲みたいな生活でした。
しかし…
数ヶ月を過ぎた頃から、彼女が家族を恋しがるようになりました。
時々会いに帰るようになりました。
反発はあっても、やっぱり家族が好きだったんですね。
そしてある日、彼女が
『ウチの家族、北海道に移住するかもって』
と言ってきました。
『一緒に行きたいの?』
と聞くと
『う~ん…』
と唸るばかり。
これから簡単に会えなくなると思ったら付いて行きたくもなりますよね。
2001年、
彼女の心が揺れてる微妙な時期に僕が引き金を引いてしまいました。
その日はキャラクターショーチームの練習日でした。
この年、僕はショーが楽しくて楽しくて、練習も現場も目一杯参加していました。
練習終了の時間に彼女(嫁か)が車で向かえに来てくれたのですが、少し体調が悪そう。
すぐにでも一緒に帰りたかったのですが、練習の後ってなかなか帰れないんですよね。
メンバーとの交流も必要ですし、後輩から『教えて下さい』と言われる事もある。
とにかく色々あって、その日も時間がかかりそうだったんです。
仕方なく僕は彼女を先に帰らせました。
彼女からの『頭が痛い』『体調悪くてキツい』の連絡に急かれながらどうにか帰る準備を済ませた所へ、
『ちょっと相談に乗ってほしい事があるんやけど…』
とチーム内の親友が…
どうする?
どうする俺??
僕にとってショーは仕事です。
ショー仲間は仕事仲間です。
そして僕は
家庭<仕事
という人間なんです。
彼女には申し訳ないけど、親友の相談に乗って…
あくまでも手短に相談に乗って、急いで家に帰りました。
暗い部屋に入り蛍光灯を点けると、テーブルの上には
『家族より仕事を選ぶ人とは一緒にいたくありません。
出て行きます。
さようなら』
という書き置きがありました。
とりあえずは自分の所にかくまうか。
しかし親が乗り込んできて
『娘は連れて帰る!』
と言われては打つ手もない。
立場的に帰らずに済むには…
そうして僕は言いました。
『結婚するか』
そうすれば
『ウチの娘だ!』
に対して
『俺の嫁だ!』
と言う事が出来ます。
僕はすぐに婚姻届をもらってきました。
すぐにでも提出したかったのですが彼女の知り合いの占い師(?)が
『入籍するなら●日が吉!』
とか言ったらしく、それまでの数日は親に捕まらないよう逃亡生活。
そして役所に提出し、晴れて僕らは夫婦となったのです。
これで彼女を助ける事も出来たし向こうの両親に一矢報いる事も出来たってワケです。
ちなみに僕は自分の親にも入籍した事を言いませんでした。
結婚は家同士の事ではなく個人同士の事であるべき
と思っているからです。
こうして誰からも祝福されない夫婦生活がスタートしました。
かといって何が変わったワケではありません。
僕はバイトしてショーをして、
彼女もバイトして、
単なる同棲みたいな生活でした。
しかし…
数ヶ月を過ぎた頃から、彼女が家族を恋しがるようになりました。
時々会いに帰るようになりました。
反発はあっても、やっぱり家族が好きだったんですね。
そしてある日、彼女が
『ウチの家族、北海道に移住するかもって』
と言ってきました。
『一緒に行きたいの?』
と聞くと
『う~ん…』
と唸るばかり。
これから簡単に会えなくなると思ったら付いて行きたくもなりますよね。
2001年、
彼女の心が揺れてる微妙な時期に僕が引き金を引いてしまいました。
その日はキャラクターショーチームの練習日でした。
この年、僕はショーが楽しくて楽しくて、練習も現場も目一杯参加していました。
練習終了の時間に彼女(嫁か)が車で向かえに来てくれたのですが、少し体調が悪そう。
すぐにでも一緒に帰りたかったのですが、練習の後ってなかなか帰れないんですよね。
メンバーとの交流も必要ですし、後輩から『教えて下さい』と言われる事もある。
とにかく色々あって、その日も時間がかかりそうだったんです。
仕方なく僕は彼女を先に帰らせました。
彼女からの『頭が痛い』『体調悪くてキツい』の連絡に急かれながらどうにか帰る準備を済ませた所へ、
『ちょっと相談に乗ってほしい事があるんやけど…』
とチーム内の親友が…
どうする?
どうする俺??
僕にとってショーは仕事です。
ショー仲間は仕事仲間です。
そして僕は
家庭<仕事
という人間なんです。
彼女には申し訳ないけど、親友の相談に乗って…
あくまでも手短に相談に乗って、急いで家に帰りました。
暗い部屋に入り蛍光灯を点けると、テーブルの上には
『家族より仕事を選ぶ人とは一緒にいたくありません。
出て行きます。
さようなら』
という書き置きがありました。
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