2011-04-13(Wed)
アクションへの道(174)
彼女の母親は言います。
『大事な娘なのよ?付き合わせてほしかったらキチンと挨拶にきて自己紹介して私達にお願いするべきじゃないの?』
口調は柔らかいのですが、『~させてほしかったら』みたいな物言いにイラッとしました。
『僕らはお互いの意思で対等の付き合いをしてるので、わざわざご両親の許可をもらいに行くつもりはありません。
それに僕は昔あなた方に自己紹介しましたよ。完全に無視されましたけどね。
その後そちらまで挨拶に行くって話をした時もお父さんがゴチャゴチャ文句つけたから話が流れたんですけど、それも全部僕の責任だと?』
『なんで無視されたらそこでやめちゃうの!?』
『…は?』
『あなたは私達より年下でしょ!?だったら下手下手に出なきゃ駄目じゃないの!私達がどれだけ無視しても、聞いてもらえるまで何度でも謝って何度でも挨拶するべきでしょ!?』
『むむっ??
謝るって何を謝るんですか?シカトされてごめんなさいって言うんですか?』
『スミマセン、話を聞いて下さいってお願いするのよ!年下なんだから当然でしょ!?』
『いやぁ、申し訳ないですが僕には全然分からんっス。
年下だからそうするのが当然とも思えないし、なにより人の挨拶を平気で無視するような奴は人間のクズだと思ってるんで、そんな連中に頭を下げるつもりもないっス』
『あなたは少し常識を身に付けた方がいいわね』
『お互い様でしょ。お宅のルールと社会のルールは別物だって早く気付く事をオススメしますよ』
…とまぁこんな感じで電話は終わりました。
彼女は一旦帰り、僕らはしばらく会うのを控えていました。
会わない間、電話で話す彼女はいつも
『二十歳にもなって何でも親の言いなりなんて嫌だ』
『言う通りにしなきゃ殴られるなんて、早くこの家から逃げ出したい』
と泣いていました。
僕はそれを聞く度に、
『どげんかせんといかん…』
と思っていたのでした。
『大事な娘なのよ?付き合わせてほしかったらキチンと挨拶にきて自己紹介して私達にお願いするべきじゃないの?』
口調は柔らかいのですが、『~させてほしかったら』みたいな物言いにイラッとしました。
『僕らはお互いの意思で対等の付き合いをしてるので、わざわざご両親の許可をもらいに行くつもりはありません。
それに僕は昔あなた方に自己紹介しましたよ。完全に無視されましたけどね。
その後そちらまで挨拶に行くって話をした時もお父さんがゴチャゴチャ文句つけたから話が流れたんですけど、それも全部僕の責任だと?』
『なんで無視されたらそこでやめちゃうの!?』
『…は?』
『あなたは私達より年下でしょ!?だったら下手下手に出なきゃ駄目じゃないの!私達がどれだけ無視しても、聞いてもらえるまで何度でも謝って何度でも挨拶するべきでしょ!?』
『むむっ??
謝るって何を謝るんですか?シカトされてごめんなさいって言うんですか?』
『スミマセン、話を聞いて下さいってお願いするのよ!年下なんだから当然でしょ!?』
『いやぁ、申し訳ないですが僕には全然分からんっス。
年下だからそうするのが当然とも思えないし、なにより人の挨拶を平気で無視するような奴は人間のクズだと思ってるんで、そんな連中に頭を下げるつもりもないっス』
『あなたは少し常識を身に付けた方がいいわね』
『お互い様でしょ。お宅のルールと社会のルールは別物だって早く気付く事をオススメしますよ』
…とまぁこんな感じで電話は終わりました。
彼女は一旦帰り、僕らはしばらく会うのを控えていました。
会わない間、電話で話す彼女はいつも
『二十歳にもなって何でも親の言いなりなんて嫌だ』
『言う通りにしなきゃ殴られるなんて、早くこの家から逃げ出したい』
と泣いていました。
僕はそれを聞く度に、
『どげんかせんといかん…』
と思っていたのでした。
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