2011-04-09(Sat)
ショーのスタイル
キャラクターショーには大きく分けて3つのスタイルがあるようです。
それが
『完パケ』
『半パケ』
『しゃべり』
です。
今まで何度か説明してきたと思いますが改めて…
『完パケ』…セリフやBGM、効果音など全てが録音されていて、音に合わせて演技する。
『しゃべり』…キャラクターがマイクを持って実際にしゃべったり、キャラクターの動きに合わせてスタッフが裏でセリフをアテたりする。
『半パケ』…ショーの中に『完パケ』の部分と『しゃべり』の部分が両方ある。
簡単に言うとこんな感じです。
この3つのスタイルはどのように使い分けられているのでしょうか。
その為にはまず各々のメリットやデメリットを知らなければなりません。
今回は『完パケ』と『しゃべり』の2つについてお話したいと思います。
『完パケ』は録音された物語(パッケージ)に合わせて演技をします。
録音されているという事は、演技のタイミングやセリフの強弱、殺陣の時間が決まっているという事。
つまり、同じショー、同じリハーサルが何回も出来るのです。
リハーサルの段階から同じパッケージを何回も繰り返せるので、ショーの精度を高める事が出来るというメリットがあります。
デメリットとしては、一旦パッケージが流れ始めたが最後、もう変更は利かないという事があげられます。
雨が降ろうがキャラクターが怪我をしようが観客が乱入しようが、ただ物語は進んでいくのです。
ステージ上の物語を観客が観ている、という感じですね。
対して『しゃべり』ですが、こちらのメリットは『臨機応変さ』と『臨場感』でしょう。
なにしろキャラクターがリアルタイムでしゃべっているのですから変幻自在の自由自在です。
アクシデントにも対応出来るし観客に絡む事も出来ます。
ステージと客席が一体となれるこのショーは、上手くいけば盛り上がりもハンパないでしょう。
しかし、やはりデメリットがあります。
メンバーもスタッフも、かなりのスキルを要するのです。
臨機応変に対応するというのは想像以上に難しく、『しゃべり』はそれが出来なければ成り立たないような気がします。
不慣れなメンバーが『しゃべり』に臨むと、客席を巻き込んでスベる可能性が高いのです。
『しゃべり』は特に『笑い』に関して大きな力を発揮します。
『ギャグ』や『客いじり』は録音されたセリフでは難しいのです。
僕なんかは
『お笑いといえば関西』
みたいなイメージがあるのですが、やはり関西の『しゃべりショー』を観ると
『さすがやな!!』
『かなわんなぁ!!』
と思ってしまいます。
日常に笑いが定着している関西では、『完パケ』より『しゃべり』が求められるのかなぁ…
というのが僕の勝手な推論です。
(※あくまでも推論です)
聞いた話だと、関東でも『しゃべり』は多いとか。
クライアントさんから急遽
『ショーの時間を短くしてくれ』
『この告知を入れてくれ』
等と変更を求められる事が多い為、『完パケ』では対応出来ないのだそうです。
(※あくまでも僕が聞いた例です)
さて、僕の住んでいる九州ですが、こちらでは『しゃべり』はあまり歓迎されないように思います。
『しゃべり』は状況を活かす事も出来ますが、それは『状況に左右される』事でもあります。
その『不確実要素』が好まれないみたいなのです。
『ハイリスク・ハイリターン』なショーよりは『ローリスク・ミドルリターン』を求められてるというか…
言い方は悪いけど、『無難なショー』がいいのかも。
観客をガッカリさせたくないというサービス精神なのか、
担当者さんが心労を負いたくないのか、
クォリティーを求めるアーティスト気質なのか…
何にしても九州では『しゃべり』は歓迎されない事が多かったです。
(※あくまでも僕の経験上です)
聞いた話だと、かつて九州にキャラクターショーが入ってきた時、『しゃべり』に対応出来るスタッフさんがいなかったそうなんです。
『しゃべり』のスタッフさんはセリフをアテるのはもちろん、展開に合わせてBGMをチェンジしなければなりません。
当時はCDやMDなど当然なく、オープンリールでBGMを流していたハズなので、曲をチェンジするだけでもかなり大変だった事でしょう。
それをこなせるスタッフがいない↓↓
『しゃべり』が出来ない↓↓
そんな理由があって九州では『完パケ』が定着した…
そんな風に聞きました。
(※あくまでも僕が聞いた話です)
ショーのスタイルは土地柄や状況によって違うのかもしれませんね。
全国の色んなショーを観て研究してみたいものです。
それが
『完パケ』
『半パケ』
『しゃべり』
です。
今まで何度か説明してきたと思いますが改めて…
『完パケ』…セリフやBGM、効果音など全てが録音されていて、音に合わせて演技する。
『しゃべり』…キャラクターがマイクを持って実際にしゃべったり、キャラクターの動きに合わせてスタッフが裏でセリフをアテたりする。
『半パケ』…ショーの中に『完パケ』の部分と『しゃべり』の部分が両方ある。
簡単に言うとこんな感じです。
この3つのスタイルはどのように使い分けられているのでしょうか。
その為にはまず各々のメリットやデメリットを知らなければなりません。
今回は『完パケ』と『しゃべり』の2つについてお話したいと思います。
『完パケ』は録音された物語(パッケージ)に合わせて演技をします。
録音されているという事は、演技のタイミングやセリフの強弱、殺陣の時間が決まっているという事。
つまり、同じショー、同じリハーサルが何回も出来るのです。
リハーサルの段階から同じパッケージを何回も繰り返せるので、ショーの精度を高める事が出来るというメリットがあります。
デメリットとしては、一旦パッケージが流れ始めたが最後、もう変更は利かないという事があげられます。
雨が降ろうがキャラクターが怪我をしようが観客が乱入しようが、ただ物語は進んでいくのです。
ステージ上の物語を観客が観ている、という感じですね。
対して『しゃべり』ですが、こちらのメリットは『臨機応変さ』と『臨場感』でしょう。
なにしろキャラクターがリアルタイムでしゃべっているのですから変幻自在の自由自在です。
アクシデントにも対応出来るし観客に絡む事も出来ます。
ステージと客席が一体となれるこのショーは、上手くいけば盛り上がりもハンパないでしょう。
しかし、やはりデメリットがあります。
メンバーもスタッフも、かなりのスキルを要するのです。
臨機応変に対応するというのは想像以上に難しく、『しゃべり』はそれが出来なければ成り立たないような気がします。
不慣れなメンバーが『しゃべり』に臨むと、客席を巻き込んでスベる可能性が高いのです。
『しゃべり』は特に『笑い』に関して大きな力を発揮します。
『ギャグ』や『客いじり』は録音されたセリフでは難しいのです。
僕なんかは
『お笑いといえば関西』
みたいなイメージがあるのですが、やはり関西の『しゃべりショー』を観ると
『さすがやな!!』
『かなわんなぁ!!』
と思ってしまいます。
日常に笑いが定着している関西では、『完パケ』より『しゃべり』が求められるのかなぁ…
というのが僕の勝手な推論です。
(※あくまでも推論です)
聞いた話だと、関東でも『しゃべり』は多いとか。
クライアントさんから急遽
『ショーの時間を短くしてくれ』
『この告知を入れてくれ』
等と変更を求められる事が多い為、『完パケ』では対応出来ないのだそうです。
(※あくまでも僕が聞いた例です)
さて、僕の住んでいる九州ですが、こちらでは『しゃべり』はあまり歓迎されないように思います。
『しゃべり』は状況を活かす事も出来ますが、それは『状況に左右される』事でもあります。
その『不確実要素』が好まれないみたいなのです。
『ハイリスク・ハイリターン』なショーよりは『ローリスク・ミドルリターン』を求められてるというか…
言い方は悪いけど、『無難なショー』がいいのかも。
観客をガッカリさせたくないというサービス精神なのか、
担当者さんが心労を負いたくないのか、
クォリティーを求めるアーティスト気質なのか…
何にしても九州では『しゃべり』は歓迎されない事が多かったです。
(※あくまでも僕の経験上です)
聞いた話だと、かつて九州にキャラクターショーが入ってきた時、『しゃべり』に対応出来るスタッフさんがいなかったそうなんです。
『しゃべり』のスタッフさんはセリフをアテるのはもちろん、展開に合わせてBGMをチェンジしなければなりません。
当時はCDやMDなど当然なく、オープンリールでBGMを流していたハズなので、曲をチェンジするだけでもかなり大変だった事でしょう。
それをこなせるスタッフがいない↓↓
『しゃべり』が出来ない↓↓
そんな理由があって九州では『完パケ』が定着した…
そんな風に聞きました。
(※あくまでも僕が聞いた話です)
ショーのスタイルは土地柄や状況によって違うのかもしれませんね。
全国の色んなショーを観て研究してみたいものです。
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