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2011-04-05(Tue)

アクションへの道(169)

自分流の台本執筆について色々と書いてきましたが、これはあくまでも自分流。

それを押しつけられていた後輩達は窮屈な思いをしていたでしょうね。

申し訳ない気持ちもあります。

でも

『若者が一生懸命書いたからOK』

ってワケにもいかないので、僕は僕なりのベストに導くしかなかったのです。


そもそも創作力ってのは制約があるからこそ成長するもんです。

キャストを何人使ってもOK

ショータイムが長くても短くてもOK

どんな内容でもOK

なんて環境で作っていたら絶対に成長はありません。

たくさんの制限の中でいかに自分のやりたい事をやるか、それが執筆力UPの秘訣かも。

僕がよく言われたのは

実質25分に収まるように。

キャストが1人減っても出来るように。

レッドと怪人以外は新人ばかりでも何とかなるように。

などなど。

これに

『声をアテるメンバーが録音に遅れてくるからピンクのセリフ少なめで!』

とか

『ラストが弱いから誰も思い付かないようなどんでん返しを!』

とかが加わるワケです。

誰も思い付かないようなどんでん返しは、もちろん僕も思い付かないんですけどね。

でもそこで『あーでもない、こーでもない』と悩む事が自身の糧になるのです。

例えば、書き上げた台本を読んでみたら尺が40分のショーになりそうだった場合、

『本来は25分だけど、仕方ないから40分のショーを作ろう』

じゃ駄目なんです。

どうにかして25分に収める必要があるんです。

『削れるセリフはないか』
『簡潔な言い回しはないか』

『削れるシーンはないか』

それを必死に考えるのがライターってもんです。

その作業が自分の引き出しを広げるのです。

どうしても時間内に収まらないなら新しく作り直す事だって考えなくちゃいけないんです。


台本は第一稿が出来てからがスタートです。

一旦カタチが出来て初めて改善やアレンジを入れられるのです。

言ってしまえば第一稿はシノプシスみたいなもんです。

しかし台本を書き慣れてない人は第一稿で完成だと勘違いしちゃうんですね。

手直しさせようとすると

『せっかく完成したのに何でまた手を加えるんですか!?』

ってなったりするんです。

長々と台本に関するエピソードを書いたのには理由があります。

それは…


1999年は書く事が少ないから!

だははははっ、申し訳ないっス!!
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プロフィール

武装代表・内野

Author:武装代表・内野
福岡・久留米を中心に、九州全域で活動している『アトラクションチーム武装』の代表です。

1972年生まれ。
1990年にキャラクターショーの世界に入り現在に至る。

2007年に武装を設立。

武装の活動内容は殺陣教室、殺陣指導、オリジナルキャラクターショー等。

現在は関西コレクションエンターテイメント福岡校さんでのアクションレッスン講師もやらせてもらってます。

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