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2011-03-03(Thu)

ジャンルが変われば…(2)

なんやかんやと前置きが長くなりました。

『忍者ライブショーさやか見参!』に関わる時、キャラクターの人間は『忍者ショー』の部分に、演劇の人間は『キャラクターショー』の部分に苦戦するという事は分かっていただけたと思います。

ちなみに僕はキャラクターショー出身です。

演劇はかじった事もありません。

そんな僕が『忍者ライブショーさやか見参!』を作り、初めて殺陣を演出する時にとまどった事があります。

それは…

『あれ?斬ったら死んじゃうじゃん!!』

って事です。

当たり前!!…って思うでしょ?

違うんですよ。

キャラクターショーを観てみて下さい。

戦闘員のみならず、怪人もヒーローも斬られたり刺されたり、何度やられても死にません。

一番弱い戦闘員ですら、どれだけ斬られても刺されてもラストの立ち回りまで死なないのです。

※演出上死ぬ事はあります。戦闘員が早々に死んでWキャストで着替えたりとか。

怪人は人間じゃないし、ヒーローだって強化服を着てたりするので簡単には死なないんでしょう。

それはそれでいいんです。

問題は、『斬る事』『刺す事』を当然のように組み込んで忍者ショーの立ち回りを作ってしまう事なんです。

キャラクターショーの立ち回りでは戦闘員に

『ここで剣を刺すから倒れてもがいて。…で、しばらく苦しんだら立ち上がって斬りかかってきて』

なんて指示を出すのは普通です。

でも忍者ショーは(ってか人間の立ち回りでは)斬られたら死なないと設定が成り立たないんです。

不死身の戦士同士が戦っても全然ハラハラしないでしょ?

そんなワケで僕も当初、

『じゃあここで下忍をズバーッ!!…いかんいかん、斬ったら死んでまう!』

なんてアタフタして、

『仕方ない、刺しにいくけど避けて!』

とか

『斬りにいくけど止めて!』

とかに変更したのです。

ここが剣殺陣の難しい所ですよね。

殴る蹴るなら死ななくても済む。

でも剣や刀の攻撃は致命傷になりうる。

殺さずに、致命傷を与えずに30分のショーをする。

キャラクターショーに慣れた僕にはそのスキルが足りませんでした。

でも、それを考えるようになってから色々な事が見え始めた気がします。


~つづく~
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プロフィール

武装代表・内野

Author:武装代表・内野
福岡・久留米を中心に、九州全域で活動している『アトラクションチーム武装』の代表です。

1972年生まれ。
1990年にキャラクターショーの世界に入り現在に至る。

2007年に武装を設立。

武装の活動内容は殺陣教室、殺陣指導、オリジナルキャラクターショー等。

現在は関西コレクションエンターテイメント福岡校さんでのアクションレッスン講師もやらせてもらってます。

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