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2011-02-09(Wed)

着ぐるみ師

僕の名刺には『代表』だけでなく、

『着ぐるみ師』

という肩書きが記してあります。

『スーツアクター』というのも考えたのですが、それは僕のガラじゃない気がして。

何となく『スーツアクター』=『アクション』なイメージを僕は勝手に持ってるんです。

『そんな言うほど激しいアクションはしないしなぁ~』

と思って『スーツアクター』の記載はやめました。

※(同じ理由で『アクションチーム武装』ではなく『アトラクションチーム武装』と名付けました。間違えないで下さいね♪)

そもそも僕はアクションショーと同じぐらい『着ぐるみ』が…

マスコットキャラクターとか動物とかの、いわゆる『着ぐるみ』の仕事が好きなんです。

会場をグリーティングして子供達と触れ合う『着ぐるみ』。

僕は『アクションショー』よりも『着ぐるみグリーティング』の方が難しいと思ってます。

こう言っちゃ身も蓋もありませんが、アクションショーは練習すれば出来るんです。

決められた事をやればいいんですから。

ところが着ぐるみグリーティングは状況に合わせてベストな選択、ベストな動きをしなければなりません。

アクション物のマスクに比べて着ぐるみのマスクは視界が悪い事が多いです。

その状態で周囲の状況を確認出来なければなりません。

死角に子供はいないか、
走ってきてる子供は、
怖がってる子供は、
握手したがってる子供は、
遠くで手を振ってる子供はいないかを確認するんです。

状況確認が出来て初めて動く事が出来ます。

見えない足元に子供がいるのに前進すればぶつかって怪我をさせてしまいます。

背後に人がいる時に振り返ってもぶつかってしまいます。

人だけではありません。

荷物や車なども同じです。

店の中なら陳列してある商品にも気をつけなければいけません。

着ぐるみの大きさを把握して、人にも物にもぶつからない事を確認してから『どういう風に動く』か、『早く動く』か『ゆっくり動く』か等を判断します。

怖がってる子供に近付く時、

悪ガキに囲まれた時、

周りに誰もいない時、

急いで移動しなくちゃいけないのに握手責めにあった時、

色んな事が突発的に起こりますが、それに即座にベストな対応を出来る事が大切なんです。

もちろん子供の反応だけでなくクライアントさんの要望(あるブースに人を集めてほしい、とか、あまり混雑しないように気をつけてほしい、とか)を重視しなければなりません。

そんな様々な事が出来るか否か。

そこがプロの技量だと思ってます(僕が出来てるかどうかは…ふふふ)。

だからこそ僕は着ぐるみの仕事にこだわりたいし、着ぐるみの仕事が好きなんです。

それが『着ぐるみ師』を名乗っている理由です。


補足:交通誘導警備の仕事は着ぐるみと似たものがあります。

かなり似ています。

どーゆー事か知りたい方は…


いないか(笑)
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プロフィール

武装代表・内野

Author:武装代表・内野
福岡・久留米を中心に、九州全域で活動している『アトラクションチーム武装』の代表です。

1972年生まれ。
1990年にキャラクターショーの世界に入り現在に至る。

2007年に武装を設立。

武装の活動内容は殺陣教室、殺陣指導、オリジナルキャラクターショー等。

現在は関西コレクションエンターテイメント福岡校さんでのアクションレッスン講師もやらせてもらってます。

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