2011-02-03(Thu)
アクションへの道(156)
ようやくマットに向かって跳ぶ事が出来た僕…
いや、跳ぶなんてもんじゃない。
ただの落下です。
体育館で練習した前宙はおろか、ただカッコ良く跳ぶ事も出来ません。
悔しいけれど仕方ない。
その日のショーでは落下するにとどまりました。
しかし実際に衣裳を着てマスクを被ってみると、後輩が怪我をした理由が分かります。
ヒーローは階段の踊り場に設けられた台の上に登場してそこから飛び降りるのですが、マットの位置を把握するのが難しかったのです。
会場は以下のような感じです↓↓
[ 客席 ]
[ ステージ ][マット][台]
右端の台に登場したヒーローは左ナナメの客席に向かってポーズを決めます。
その後さらに左のステージの怪人に向かって台詞を言ってから飛び降ります。
この、
正面→左ナナメ→左
という2段階の向き直りがネックだったんです。
角度がズレるとマットからはみ出してしまうんです。
普段こういったアクションをなさってる方からは
『そんな難しい事じゃないだろっ!』
と突っ込まれると思いますが、全く未経験の我々にとってはけっこうな脅威だったんです(笑)
マスクを被れば当然のように視界は悪く、おまけに照明を落とした会場では階下のマットなど見えるハズもありません。
骨折した後輩はステージに向き直る際に勢いがつき過ぎて、片足がマットからはみ出してしまったのだそうです。
そんなこんなでショー本番、とにかく恐る恐る落下するのが僕の精一杯だったのです。
初日が終わって事務所に帰るとメンバーの1人が言いました。
『内野さん!飛び降りどうでした!?』
『怖くてさぁ~、無様に飛び降りたよ。カッコ悪かったと思うよ~』
するとそのメンバーは
『え~っ、内野さんなら前宙ぐらいしてくれると思ったのに~』
と言いました。
そうだよね、そうだよね。
彼は冗談で言ったのかもしれませんが、やっぱりやるべきだったと思います。
本当はそのつもりだったのにビビっちゃったんですよね。
情けない。
でも、後輩からそんな風に言われたらやるしかない!
翌日のショーでは必ず!!
いや、跳ぶなんてもんじゃない。
ただの落下です。
体育館で練習した前宙はおろか、ただカッコ良く跳ぶ事も出来ません。
悔しいけれど仕方ない。
その日のショーでは落下するにとどまりました。
しかし実際に衣裳を着てマスクを被ってみると、後輩が怪我をした理由が分かります。
ヒーローは階段の踊り場に設けられた台の上に登場してそこから飛び降りるのですが、マットの位置を把握するのが難しかったのです。
会場は以下のような感じです↓↓
[ 客席 ]
[ ステージ ][マット][台]
右端の台に登場したヒーローは左ナナメの客席に向かってポーズを決めます。
その後さらに左のステージの怪人に向かって台詞を言ってから飛び降ります。
この、
正面→左ナナメ→左
という2段階の向き直りがネックだったんです。
角度がズレるとマットからはみ出してしまうんです。
普段こういったアクションをなさってる方からは
『そんな難しい事じゃないだろっ!』
と突っ込まれると思いますが、全く未経験の我々にとってはけっこうな脅威だったんです(笑)
マスクを被れば当然のように視界は悪く、おまけに照明を落とした会場では階下のマットなど見えるハズもありません。
骨折した後輩はステージに向き直る際に勢いがつき過ぎて、片足がマットからはみ出してしまったのだそうです。
そんなこんなでショー本番、とにかく恐る恐る落下するのが僕の精一杯だったのです。
初日が終わって事務所に帰るとメンバーの1人が言いました。
『内野さん!飛び降りどうでした!?』
『怖くてさぁ~、無様に飛び降りたよ。カッコ悪かったと思うよ~』
するとそのメンバーは
『え~っ、内野さんなら前宙ぐらいしてくれると思ったのに~』
と言いました。
そうだよね、そうだよね。
彼は冗談で言ったのかもしれませんが、やっぱりやるべきだったと思います。
本当はそのつもりだったのにビビっちゃったんですよね。
情けない。
でも、後輩からそんな風に言われたらやるしかない!
翌日のショーでは必ず!!
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