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2023-04-01(Sat)

リアルと段取り


王道の殺陣も好き。

様式美的な。

でも芝居に見えない殺陣も好き。


芝居に見えない殺陣の場合、僕の理想は、

…これは作品としては駄目な事なんだけど、

観てる人が

「これマジのケンカが始まったんじゃないの…?」

って心配になっちゃうような殺陣。

段取りに見えない殺陣。

本当に命の奪い合いをしてるような殺陣。


なので庵野監督の言う事も分かる。


一方で、芝居である以上段取りは必要だからリアリティを求めてもそれは段取りが根底にある殺陣になってしまう。


なので田淵アクション監督の目指す方向性にも納得出来る。


「シン・仮面ライダー」のドキュメントを観てそんな事を考えていた。

番組を観たアクション関係者は皆思うところがあっただろう、という内容だった。

まぁとにかく観ていて胃が痛くなった(笑)

でも観て良かった。



この番組での監督とアクション監督のやり取りを見ていて、僕は映画「殺陣師段平」を思い出していた。
殺陣師段平

僕がビデオを買ったのは1962年のリメイク版。

市川雷蔵が沢田正二郎を、中村鴈治郎が市川段平を演じてます。
殺陣師段平


新国劇を旗揚げした沢田正二郎が目指す「リアルな殺陣」、歌舞伎の殺陣を付けていた市川段平にはその「リアルな殺陣」というものが分からない。

それまでの殺陣はイコール「歌舞伎の殺陣」だったので、「歌舞伎の殺陣ではないリアルな殺陣」と言われても段平には何の事だか理解出来ない。

それでも悩みに悩んで模索に模索を重ねて、まさに命を削って段平はリアルな殺陣を作り出す。

そんな話。


僕も殺陣教室では「段取りになるな!」「命の奪い合いをしろ!」「リアルに!」なんて言ってるけど、既存の殺陣の範疇からはなかなか抜け出せないと思う。


監督の意図を汲んで体現していた池松壮亮、すごい役者さんだなぁ。
シン仮面ライダー

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プロフィール

武装代表・内野

Author:武装代表・内野
福岡・久留米を中心に、九州全域で活動している『アトラクションチーム武装』の代表です。

1972年生まれ。
1990年にキャラクターショーの世界に入り現在に至る。

2007年に武装を設立。

武装の活動内容は殺陣教室、殺陣指導、オリジナルキャラクターショー等。

現在は関西コレクションエンターテイメント福岡校さんでのアクションレッスン講師もやらせてもらってます。

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