2022-12-08(Thu)
本気の声
木曜日!
これまでなら福岡での殺陣教室を開催していた曜日ですが、
福岡教室は先月で終了してしまったので、今週も告知する事がないのです。
福岡教室はやめちゃいましたが月に1、2回は個人的にも練習をしたいなと思っていて、
そちらにはこれまで通りの形式で参加希望者を受け入れようかなぁと考えています。
練習メニューや指導のやり方については色々変わるかもしれませんよ!教室ではないので!
でも「参加者が少ない、増えない中で、どういう形で開催するのがベストか」を模索していきたいと思ってます。
以前のように平均して10人とか多い時で20人とか来てた時と同じでは破綻して当然ですからね。
殺陣教室やアクションレッスンで、刀の振り方やパンチやキックを教えるのは決して難しくないんですけど、
声や表情っていうのは教えるのが本当に難しいです。
人を本気で殴る時に出る声、その時の表情。
誰かに殴りかかる時の声と表情。
殴られた時に漏れる声、表情。
憎い相手を刃物で斬る時・刺す時の声と表情。
斬られた時・刺された時の声と表情。
戦いのお芝居の中で出す声のパターンには限りがありません。
演じる人物によって、その人物が置かれた状況によって、攻撃の種類やその強さによって出す声も表情も変わってくるからです。
もちろん最初はテンプレ的なお芝居を教えます。
こーゆー時にはこーしたらリアルに見えるよー、みたいな。
でもこれも、「教える」というよりは「手本を見せる」になってしまう事が多いんですよね。
声や表情に関しての練習は指導者にお手本を見せてもらったり、ドラマや映画、演劇などをお手本にしたりという方法があります。
ただ、どちらも「お手本を見る」だけじゃなくて「完コピする事」が必須です。
完コピしないのならどれだけお手本を見ても無駄です。
たまに「刀を思いっきりお腹に刺されてるんだからさ、絶叫みた悲鳴をあげてよ」なんて指示した時にお手本を求められて「ぐわああぁぁ〜っっ!!」なんて本気で演じてみせるんですけど、
お手本見せてくれって言った奴は
(えっ…こんな声出すんだ…ヤバ…マジ無理…笑)
みたいな半笑いで終わっちゃって、
結局刺されてもか細い声で「わっ」ぐらいしか言わずに倒れたりして、
「何の為のお手本よ」
「君にとっての芝居って何よ」
って愕然としちゃったりね。
最初のうちは恥ずかしさが勝っちゃうから仕方ないだろうけど、いつまで経っても本気の声と本気の表情を出さない奴は、本気で芝居をやる意思がないと判断しますよ。
そーゆー人は口が裂けてもプロを目指してるなんて言わないようにしてくださいね。
※本気でやらない事が必ずしも悪い事とは思いません。
プロを目指してない方、趣味の範囲で楽しく学びたいだけの方もいますからね。
スポンサーサイト