2022-05-22(Sun)
着ぐるみ
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殺陣やアクションの事をメインに書いてるし、アクションショーからこの世界に入った私ですが、
どちらかというと、動物とかマスコットキャラクターみたいな着ぐるみに入るのが大好きです。
名刺に書いてある肩書きは「着ぐるみ師」です。
地元のイベントやお祭りだと着ぐるみ素人の関係者が入ってる事もありますが、素人さんが入ってる着ぐるみとプロが入ってる着ぐるみでは動きやら安全性やら心配りやらが全然違うんです。
しかしその違いは、入ってる素人さん本人には気付かれない事がほとんど。
本人は精一杯頑張ってるだろうし客観的に見る事が出来ないのでプロの仕事との比較が出来ないんですね。
でもそれは仕方がない事。
慣れない仕事で大変な思いをしてる、それだけでもすごいです。
でも着ぐるみのキャラクターって、大人にとっては「こんなん本物のワケがない!どう考えても人間が入ってるやろ(笑)」だったとしても、子供にとっては本物のキャラクターだったりもするんですよ。
だからただ歩くだけでも手を振るだけでも記念撮影するだけでもダンスやパフォーマンスをする場合でも、本物だと思ってくれてる子供を裏切らないようにしたい、と思って、僕は着ぐるみ師を名乗ってます。
まぁ最近はあまり入らせてもらう機会がないですけどね。
(僕はカッコいいキャラクターに入るには身長が小さく、可愛いキャラクターに入るには大きいんです。中途半端なんですよ)
着ぐるみに入らずとも、着ぐるみのアテンド(付き人的な仕事)も同じぐらい大好きです。
よくイベントで着ぐるみキャラクターの隣にスタッフ的な人がいますけど、アレです。
あれって実はすごく難しくて、着ぐるみに慣れてる人じゃないと出来ないんですよ。
この着ぐるみだとどこが見えてどこが見えていないのか、何が出来て何が出来ないのか、それを理解した上で動きのフォローをする。
周囲へ与える危険を防ぎ、周囲から受ける危険を防ぐ。
喋れないキャラクターの代わりにお客様とのコミュニケーションを取る。
着ぐるみに入ってるアクターの体調を確認して対処する。
これは着ぐるみ経験が浅い人には難しい。
ましてや素人さんには不可能です。
着ぐるみキャラクターにはアテンドが絶対必要なんですよ。
でもそこはなかなか分かってもらえないんですよね。
武装では着ぐるみアクターのご依頼があった際、アテンド込みで受けるようにしてるんですけど、
「いやいや、アテンドは現地のスタッフが付いてくれるから大丈夫です!」
なんて言われたり。
素人アテンドしかいない時のアクターのストレスはハンパないんですよね。
心ないお客さんにキャラクターが暴行されてアクターが怪我する、着ぐるみが破損するなんて事案も時々ありますし。
アクターとしてもアテンドとしてもプロの仕事がしたい。
そういう気持ちで「着ぐるみ師」と名乗ってます。
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