2022-04-28(Thu)
ナンボ
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本日4月28日(木)はアトラクションチーム武装の殺陣教室です!

福岡市南区にて19時~22時30分。
未経験者大歓迎・参加者募集中ですが、要予約ですのでまずはお問い合わせくださいね!
来館前の検温と館内でのマスク着用をお願いしています。
37.5℃以上の熱がある方、体調が良くない方、マスクをしていない方は入館出来ません。
ふと思い出した過去の光景。
キャラクターショーの現場で小さいお子さんを抱っこしたお母さんが怒ってる。
「怖がってる子供をわざわざ怖がらせる必要はないでしょう!!」
この時のショー、悪役(戦闘員)には若手の男の子達が入っていた。
前述のお子さんはショーが始まるか始まらないかぐらいから既に泣いていて、
それはショーが始まって悪役が登場して大泣きに変わった。
お母さんはヒーローを見せてあげたくて「少しだけ我慢しようね」って感じで抱っこしていたけど、お子さんは逃げ出さんばかりの怖がりようだった。
ヒーローが登場する直前、悪役が客席を襲撃するシーンになると、戦闘員達は一斉にそのお子さんに向かった。
おそらく大泣きしてるその子に最初から目を付けていたんだろう。
戦闘員達は怖がって泣き叫んでいる子供を取り囲んで更に脅かしている。
お母さんは必死にお子さんを守ろうとしているが、そんな制止も気にしない戦闘員達。
おそらく親子はショーを観る事をあきらめて一旦会場を離れたんじゃないだろうか。
で、最初のお母さんの
「怖がってる子供をわざわざ怖がらせる必要はないでしょう!!」
という苦情に至る。
これはお母さんが1000%正しい。
で、その時に僕が見たもうひとつの光景。
戦闘員役だった若者達の
「めっちゃビビらせてやったぜ」
という満足気なやり取り。
「悪役は怖がらせてナンボやけんね!!」
という得意気な言葉。
あぁ、今のアクターってこのレベルか、
とがっかりした事を覚えている。
こんな連中と一緒にショーするなんてごめんだな、
そう思った事を覚えている。
これは僕がキャラクターショーから離れようと思ったきっかけのひとつだ。
悪役は怖がらせてナンボ、確かにそうだよ、間違ってない。
でもそれは
「怖がってない人をテクニックで怖がらせてナンボ」
って事だろう。
「楽しませてナンボ」って言うのなら「楽しんでない人を作品に引き込んで楽しませてナンボ」って事だ。
最初から怖がってる人を怖がらせるとか、最初から楽しんでる人に過剰なサービスをして喜ばせるとか、そんなんで満足してる奴はエンターテイナーとしてどうなのよ。
怖がってショーを観れない子供がいたら逆に笑かして最後まで楽しませてやれよ。
出来るだけたくさんの観客に最後までショーを楽しんでもらう、その為に何がベストか考え実行する。
僕ならそれを目指すけどな。
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