2010-08-31(Tue)
アクションへの道(81)
ステージ中央で、ヒーローと怪人が額をつけんばかりに睨み合い…
後輩から『要らない!』と言われてしまった演出ですが、僕は切って捨てられるような駄演出だとは思っていません。
後輩の批判ももっともだし、僕のやり方にも一理あるからです。
本来、演者のテンションなんて観客には関係ありません。
テンションが高かろうが低かろうが、具合いが良かろうが悪かろうが、ステージでは常に一定のクォリティを提供するのがプロです。
だとしたら、
『演者同士のテンションの高め合いはステージ裏でやれ』
という後輩の理屈も正論です。
…でも人間は機械じゃないからねぇ。
ある程度のキャリアを積んだアクターは、テンションを自在にコントロールすべきだと思う。
逆に、それが出来ないアクターの経験値なんて知れている。
しかし…
いいじゃないか、
はじめての主役だもの
みつを
僕の勝手な持論ですが、アクターのテンションには2種類あると思うんです。
1つは、アクター個人のテンション。
例えば僕、内野武が
『よ~し!今日もやるぞ~!いいショー見せるぞ~っ!!』
というもの。
そしてもう1つは、役としてのテンション。
僕が演じている怪人の
『よ~し!やるぞっ!今日こそヒーローを叩きのめしてやるぞ!!』
ってテンションです。
厳密にはこの2つ、かなり密接な関係にあり、個人のテンションで役のテンションをコントロールしたりするワケですが、初めてヒーローに入る若者にはそこまでの理解は無理でしょう。
『役を降ろすにはまだ技量が足りない。
だから役に入り込め!!』
そーゆー気持ちでの演出なのでした。
後輩から『要らない!』と言われてしまった演出ですが、僕は切って捨てられるような駄演出だとは思っていません。
後輩の批判ももっともだし、僕のやり方にも一理あるからです。
本来、演者のテンションなんて観客には関係ありません。
テンションが高かろうが低かろうが、具合いが良かろうが悪かろうが、ステージでは常に一定のクォリティを提供するのがプロです。
だとしたら、
『演者同士のテンションの高め合いはステージ裏でやれ』
という後輩の理屈も正論です。
…でも人間は機械じゃないからねぇ。
ある程度のキャリアを積んだアクターは、テンションを自在にコントロールすべきだと思う。
逆に、それが出来ないアクターの経験値なんて知れている。
しかし…
いいじゃないか、
はじめての主役だもの
みつを
僕の勝手な持論ですが、アクターのテンションには2種類あると思うんです。
1つは、アクター個人のテンション。
例えば僕、内野武が
『よ~し!今日もやるぞ~!いいショー見せるぞ~っ!!』
というもの。
そしてもう1つは、役としてのテンション。
僕が演じている怪人の
『よ~し!やるぞっ!今日こそヒーローを叩きのめしてやるぞ!!』
ってテンションです。
厳密にはこの2つ、かなり密接な関係にあり、個人のテンションで役のテンションをコントロールしたりするワケですが、初めてヒーローに入る若者にはそこまでの理解は無理でしょう。
『役を降ろすにはまだ技量が足りない。
だから役に入り込め!!』
そーゆー気持ちでの演出なのでした。
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