2021-02-13(Sat)
『あ』のようなもの
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良かったら見てみてね♪
「守破離」って言葉があります。
「型があるから型破り、型が無ければ形無し」なんて言葉も。
今から30数年前にデーモン小暮の本で読んだ
「常識外れにはなるな、常識破りであれ」
というのも同じ事だと思います。
先日の殺陣教室で
「『あ』のようなものを書くな、ちゃんとした『あ』を書け」
という話をした後、上記3つの言葉を思い出しました。
べつに『あ』じゃなくて他の字でもいいんですけど、便宜上『あ』で進めます。
我々の多くは『あ』という文字を習います。
練習帳みたいのに何回も書かされたりするのでほとんどの方が『あ』という文字を書けるでしょう。
書けるけど、決して上手くないって人もいるんじゃないでしょうか。
ところがこの文字ってやつは、例えば書き順が間違っていても形が歪んでしまっていても、なんとなくその文字に見えてしまうんです。
「これは『あ』かな?」
「これはきっと『あ』なんだろうな」
みたいな事も。
殺陣やアクションでもそういう事って起きてしまいます。
観客や視聴者が
「ん?今のはこういう事かな?」
「きっと今のはこういう事なんだろうな」
と一生懸命理解する努力をしなきゃいけないような事が。
そんな、「『あ』のようなもの」みたいなお芝居をしちゃいけないと思うんですね。
(スキルのある人があえてそれを狙うのはまた違った話です)
アクションや殺陣の基本は、もちろん安全に見映え良くってのもありつつ、何よりも「観てる方に伝える」を目的として作られてるハズなんです。
その基本こそが授業で習う『あ』。
練習帳に書かされる『あ』なんです。
きちんと綺麗に書かれた『あ』と、
「とりあえずそれっぽいのを書いときゃいいや」
「なんとなく『あ』に見えればいいや」
で書かれた『あ』は似てるように思えて全然別物です。
手抜きをせず気を抜かず、
綺麗な『あ』を無意識に書けるように書き取りをする。
そんな気持ちで基本動作を覚えていけばきっと上達も早いと思います。
そうして基本を身に付けて、そこから更に練習を続けて自分なりの『あ』を見つけていく、
基本が根底にあればこそ、いずれ基本から離れ、オリジナリティーを生み出していけるってもんです。
基本も出来てないくせに
「これが俺の個性」
とか
「これが私のやり方」
とか言ってて上手くなった奴はあまり見た事がないですねぇ。
(いるとは思う。でもそういう人はセンスと能力を持ち合わせた天才だから凡人はマネしないようにしてください)
練習風景の動画は→コチラ

緊急事態宣言が延長されましたので、3月7日までの期間は下記の開催時間を継続させていただきます。
ご迷惑おかけしますがよろしくお願いいたします。
久留米教室
場所…野中生涯学習センター(久留米市野中町)
時間…17時~20時
福岡教室
場所…パピオビールーム(博多区千代)
時間…16時~18時30分
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