2020-06-16(Tue)
なのである
キャラクターショーの世界に入った1990年12月から数ヶ月は日記をつけていた。
内容は、誰とどんな練習をした、とか、どんなメンバーでどんなショーをした、とか、現場で何を言われてどんな事があったか、とか、飲み会で誰に何を言われたか、とか。
練習で習った技の名前を忘れないようにであったり業界内の用語を記録する為だったり、そして何より先輩達の名前を覚える為だったり。
当時は先輩達から名乗ってくれる事なんかほとんどなく、話しかけてもらえる事も少なくて自分から話しかける事も出来なかったので
(当時の僕は他人とコミュニケーションを取る事も出来ないただの陰気なヒーローショーオタクだった)
先輩方のお名前を聞けなくて困っていたのです。
なので周りの会話に聞き耳を立て、人名が出たら日記に書いて覚えるという…
非常に気持ちの悪い事をしていました(笑)
気持ち悪いといえば当時の文体。
何に影響を受けていたのか分かりませんが、読み返すと非常に痛々しいです。
「我々はリハーサルを終えて〇〇県に向かった。
今日は〇〇のショーなのである。
私はといえば非常に緊張している。
そろそろ現場にも慣れてきたつもりだったが初めてのパケではやはり不安が大きいようだ。
そんな私の心中を察してか〇〇さんが『内野、緊張しとるっちゃろ。テキトーで大丈夫よ』と声をかけてくれる。ありがたい」
みたいな。
文章って、その時期に読んでた文体に影響されたりしますよね。
このブログでも昔の投稿を読み返すとそう感じる事があります。
大槻ケンヂのエッセイの影響をモロに受けてたり。
恥ずかしいけど、それはそれで当時の自分の偽らざる気持ちですからね。
背負って生きていこう(笑)
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