2020-06-12(Fri)
テスト無しで
今週の殺陣教室(福岡)では、ソーシャルディスタンスを保った剣殺陣をやってみた。
剣殺陣とは言いつつ、「天・天・天」という簡単な3手でしたが。
通常だったら剣先が重なるぐらいでやるけど、今回はこの距離。

それをカメラの位置と刀の位置を調整する事で、刀と刀がぶつかってるように見せるという練習。

普段通りの天合わせは(武装では)相手のこめかみを狙って練習しています。
じゃあそれを単純に斜めから撮ればこう見えるのかと言うとそんな事はなくて、
僕がカメラを覗きながら
「剣先もっと右!もっと!」
「剣先を少し上げて!」
なんて調整して、いつもとは全然違う所を狙ってもらい、成立させる事が出来ました。
カメラを見てる僕は「よし、OK!」と思ってましたが、やってる当人達は「なにこれ??」状態だったのではないでしょうか。
遠近感はおかしくなってしまいますが、
「カットごとに調整すれば殺陣を成立させる事が出来るのではないか?」
と思って考えた練習メニューでした。
「密を避ける為に距離を取らなきゃいけない→じゃあ立ち回りの練習は出来ないね」
ではなく、何か工夫出来ないかなと思ったんです。
制約がある時こそ発想の転換と工夫が出来るといいな…という憧れがあるので(笑)
こーゆー新しいメニュー、出来れば一度自分自身で試してからやりたいんですけど、いかんせんひとりぼっちなのでそれが出来なくて…
教室で皆さんに初めてやらせる時も、自分はやってないからお手本を見せられないんですよね。
具体的なサンプルもないまま僕の頭の中のイメージを再現してくれる参加者の皆さんにはホント脱帽です。
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