2020-05-07(Thu)
自分の立ち位置
生活のステージが変わる事でテンションが上がって現実を見失ってしまう事がある。
小学生が中学生になった時、
中学生が高校生になった時、
学生が社会人になった時、
習い事を始めた時、
素敵な人と出会った時、などなど。
そーゆー時って、ついついレベルがひとつ上がったような気がしてテンション上がっちゃうんですよね。
ところが後で冷静に振り返ってみると、ステージがAからBにスライドしただけで、上がったり下がったりしたワケじゃないって気付いたりします。
自分の事で言うと高校生の時に、有名な特殊造形の作家さんとお話出来た時、そして本格的な自主製作ヒーロービデオを作ってる方に連絡をした時にちょっと舞い上がってしまった記憶があります。
前者は造形材料を通販で申し込む際に電話で使い方などを質問しただけ。
後者は自主製作ビデオを通販で申し込んだ際にお返事の手紙をいただいただけ。
それなのに僕は「クリエイターと交流がある自分!」みたいな勘違いをしてしまったんですね。
自分もクリエイター側にいるような、明らかな錯覚でした。
ヒーローショーの事務所に入った時もそう。
夢だった世界に入って、大変な練習をしてステージに立って子供達に囲まれて、自分は周りと違う特別な人間なんだと(…そこまで言うと大袈裟ですが)思ってしまってた気がします。
自分の立ち位置が平行にスライドしただけなのにレベルアップしたと勘違いしてしまう、それは何故なんだろうと今さらながら考えてみましたが、
立ち位置Aから立ち位置Bにスライドした際、以前のA目線でBにいる自分を見た時に勘違いしちゃうのではないかと、
そんな風に思いました。
つまり、小学6年生だった頃の自分の目線で中学1年生の自分を見ちゃう、
中学3年生だった頃の自分の目線で高校1年生になった自分を見ちゃう、
高校3年生だった頃の自分の目線で大学1年生の、もしくは社会人1年生の自分を見ちゃう。
僕の場合だとヒーローショーを始める前の自分目線でショーをやってる自分を見ちゃった。
そりゃ過去の自分から今の自分を見ればレベルアップしたような気がしちゃいますわな。
でも現在の自分の目線で現在の自分を見てみたら?
きっと、ただ目の前の事に一生懸命になるしかない、テンション上がるような事も舞い上がる事もない等身大の自分がいるハズ。
現在の自分と現実をしっかり見つめて、一旦冷静になる事も必要なんでしょうね。
スポンサーサイト