2020-02-13(Thu)
小学生教室
昨日は小学生向けの殺陣教室でした。
ひとくちに小学生と言ってもひとくくりには出来ません。
素直な分、大人よりも個性が際立っています。
出来れば全員に合わせて練習を進めてあげたい。
みんなが楽しく感じられるように。
でもそれは現状では難しい。
いずれ参加者が増えて
「殺陣の技術を身につけよう!~小学生クラス~」
「殺陣でたのしく身体を動かそう!~小学生クラス~」
みたいに分けられるならいいんですけどね。
でも今は上手くなりたくて参加している子がほとんど。
なので参加者の顔ぶれを見て
「今回の参加者の中で一番真剣に取り組んでる子」
に合わせた指導をするよう決めています。
先日、これから小学生教室で配布する資料を作りました。
今後、木曜日の一般練習に昇格する為に必要な事を記載した資料です。
殺陣の基本動作、アクションの基本動作をたくさん書きました。
全部が完璧に出来なくちゃいけない、という事ではなく、とりあえずは名称と動作がある程度一致して、細かい説明をしなくてもそれらしく動けたら良いかな、と思っています。
技術はもちろん大切ですが、それよりも大切なのは「練習の際の心構え」です。
小学生だからといって、大人メンバーの邪魔をしてはいけません。
※技術・体力的に足を引っ張るのはアリです。
資料にはその為の項目を三点記載しました。
①先生の言う事を聞く
先生が話し始めたらきちんと聞く。
同じ事を何度も言わせない。
「やって」と言われた事は素直にやる。「やめて」と言われた事は素直にやめる。
何度も何度も注意したり説明し直したりするのは他の人の練習時間を無駄遣いさせます。
※分からないところは何度でも説明しますよ♪
②勝手に動き回ったり暴れたりしない。小学生どうしで打ち合ったりしない。
子供はどうしても視界が狭いので、近くで素振りをしていてもパンチやキックの練習をしていても気付かず走り回ったりします。
これは練習の邪魔にもなるし、自分が怪我をしたり相手に怪我をさせたりの原因になります。
休憩中に子供達同士で練習内容を復習してる姿をよく見かけるのでその一生懸命さは嬉しいのですが、やはり指導者が見ていないと危ない動きもありますので打ち合ったりする練習は勝手にやらず先生に声をかけてほしいです。
ふざけてやってる戦いごっこは言語道断です。
③自分の話を我慢して周りの話を聞いてみる
休憩中や準備運動の時、子供達は色んな事を話してくれます。学校の事や家での事、ゲームや遊びや宿題の事など…
それを聞くのはすごく楽しいのですが、子供達の話はノンストップなので大人が聞き役に徹する事が多くなります。
大人同士で話したい事だってありますし、ずっと相槌を打って聞いてあげるのはちょっと気疲れします。
なので話したい事があっても少し我慢して周りの人の話を聞いてみる。
いま自分が話して良いかを考えてみる。話を続けていいか様子を見てみる。
これは小学生にはかなり難しいと思います。いわゆる「空気を読む」ってやつです。
「空気を読む」は殺陣でも大切です。
タイミング、距離、位置、角度、芝居など、相手が何を欲しているのかをお互いに読み合いながら、自分が何を求めているかを伝えなくては良い立ち回りは出来ません。
空気を読んで相手の事を思いやってそれに応える。
これをコミュニケーションというのかもしれません。
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