2019-09-01(Sun)
財産
ショーの仲間と話していて
先輩はやっぱり先輩だなって話になりました。
キャリアで追い抜いても
技術で追い抜いても
かつての先輩はやっぱり先輩なんだよな、と。
※そうじゃない人もいます
それは何故なのかと考えると、
後輩は先輩からたくさんのものを受け継いでいるから
それに尽きると思うんです。
たとえ技術や知識で先輩を上回る時が来たとしても
その技術や知識の根本は先輩から受け継いだものであるという
その一点が揺るがない事実である以上
越えられない壁があると思うんです。
この越えられない壁こそが「リスペクト」なのではないでしょうか。
先輩というのはえてして負の遺産も残してたりします。
先輩方が自重していれば今はもっと恵まれた環境になっていたかも、なんて後輩達が恨み言を吐きたくなる気持ちも分かります。
良いものだけ残してくれりゃ良かったのに!なんてぼやきたくなる気持ちも。
でも
結果が良い方に転がるか悪い方に転がるか、そんな事その時は分からないんです。
客観的に判断出来るのは数年、数十年経ってから。
その時にはじめて残したものが財産か負の遺産かがハッキリするんです。
結果だけを見て「余計な事をしやがって」なんて思うのは勝手ですが、そういう人には結果的に財産になったものも受け取る権利はないのではないでしょうか。
「自分は何の財産も受け取っていない!」と思っている人もいるかもしれません。
でもそんな事は絶対にありません。
絶対に、です。
たとえばアクションで当たり前にやってる一連の動きや技、ここでこう動くという基本的な動きだって先輩方が作って残してきたものです。
定番に思えるショーの構成だってショーパッケージだって現場での立ち居振る舞いだって、先輩達の経験をふまえて当たり前になっていったんです。
「何の財産も受け取っていない!」と主張出来る人は、何の前例もないところから一人で全てを生み出せる天才なのかな?と思いますが
ほとんどの人はそうではないでしょう?
先人達が残してくれたものをそうとも気付かず我が物顔で使い倒して、それで先人達を批判しているような、そんな恥ずかしい光景をよく見ます。
でもまぁそれはそれでいいんです。
先輩方も感謝されたくて色々残したわけじゃないでしょうし。
大切なのは、いま頑張ってる現役達が、数年後、数十年後の為に財産を作って残していく事。
うまくいけば数十年後の後輩達はみなさんに対して「良いものだけ残してくれりゃ良かったのに」と愚痴をこぼしているでしょう。
一番ダメなのは財産を何も作り出さない事。
今の子達はこうなりそうで怖いなぁと僕は感じてしまいます。
今の子達は真面目ですからね。
悪い結果になりそうな事はやらない真面目さを持っていますから。
もちろん昔と違ってコンプライアンスに敏感にならざるをえない部分も大きいですけど
財産というのははみ出したところから生まれるんです。
はみ出さないと生まれないんです。
はみ出すというのはリスクを背負うという事。
「はみ出した結果、良くなるかもしれませんし悪くなるかもしれませんよ」というリスクを背負うという事。
先ほど書いたように現在はコンプライアンスの問題もありますから昔よりもはみ出すリスクが大きくなっています。
なので「もっとはみ出せよ!」なんて事はとても言えません。
今の子達は環境的に財産を作り出しにくくなっているんです。
だからせめて、
良くも悪くもはみ出して色んなものを作り出し残してきた先人達の功罪について
思いを馳せてほしいなぁと思うのです。
先輩はやっぱり先輩だなって話になりました。
キャリアで追い抜いても
技術で追い抜いても
かつての先輩はやっぱり先輩なんだよな、と。
※そうじゃない人もいます
それは何故なのかと考えると、
後輩は先輩からたくさんのものを受け継いでいるから
それに尽きると思うんです。
たとえ技術や知識で先輩を上回る時が来たとしても
その技術や知識の根本は先輩から受け継いだものであるという
その一点が揺るがない事実である以上
越えられない壁があると思うんです。
この越えられない壁こそが「リスペクト」なのではないでしょうか。
先輩というのはえてして負の遺産も残してたりします。
先輩方が自重していれば今はもっと恵まれた環境になっていたかも、なんて後輩達が恨み言を吐きたくなる気持ちも分かります。
良いものだけ残してくれりゃ良かったのに!なんてぼやきたくなる気持ちも。
でも
結果が良い方に転がるか悪い方に転がるか、そんな事その時は分からないんです。
客観的に判断出来るのは数年、数十年経ってから。
その時にはじめて残したものが財産か負の遺産かがハッキリするんです。
結果だけを見て「余計な事をしやがって」なんて思うのは勝手ですが、そういう人には結果的に財産になったものも受け取る権利はないのではないでしょうか。
「自分は何の財産も受け取っていない!」と思っている人もいるかもしれません。
でもそんな事は絶対にありません。
絶対に、です。
たとえばアクションで当たり前にやってる一連の動きや技、ここでこう動くという基本的な動きだって先輩方が作って残してきたものです。
定番に思えるショーの構成だってショーパッケージだって現場での立ち居振る舞いだって、先輩達の経験をふまえて当たり前になっていったんです。
「何の財産も受け取っていない!」と主張出来る人は、何の前例もないところから一人で全てを生み出せる天才なのかな?と思いますが
ほとんどの人はそうではないでしょう?
先人達が残してくれたものをそうとも気付かず我が物顔で使い倒して、それで先人達を批判しているような、そんな恥ずかしい光景をよく見ます。
でもまぁそれはそれでいいんです。
先輩方も感謝されたくて色々残したわけじゃないでしょうし。
大切なのは、いま頑張ってる現役達が、数年後、数十年後の為に財産を作って残していく事。
うまくいけば数十年後の後輩達はみなさんに対して「良いものだけ残してくれりゃ良かったのに」と愚痴をこぼしているでしょう。
一番ダメなのは財産を何も作り出さない事。
今の子達はこうなりそうで怖いなぁと僕は感じてしまいます。
今の子達は真面目ですからね。
悪い結果になりそうな事はやらない真面目さを持っていますから。
もちろん昔と違ってコンプライアンスに敏感にならざるをえない部分も大きいですけど
財産というのははみ出したところから生まれるんです。
はみ出さないと生まれないんです。
はみ出すというのはリスクを背負うという事。
「はみ出した結果、良くなるかもしれませんし悪くなるかもしれませんよ」というリスクを背負うという事。
先ほど書いたように現在はコンプライアンスの問題もありますから昔よりもはみ出すリスクが大きくなっています。
なので「もっとはみ出せよ!」なんて事はとても言えません。
今の子達は環境的に財産を作り出しにくくなっているんです。
だからせめて、
良くも悪くもはみ出して色んなものを作り出し残してきた先人達の功罪について
思いを馳せてほしいなぁと思うのです。
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