2017-12-25(Mon)
シアン
未経験者大歓迎!参加者募集中!
明日12月26日(火)はアトラクションチーム武装の殺陣教室です。

福岡県久留米市にて18時~21時。
年内の最終日はそれぞれ
26日(火)…久留米
27日(水)…福岡
となっております。
福岡はイレギュラーの水曜日となってますので間違えないように気をつけて下さいね!!
2018年は
1月4日(木)…福岡
1月9日(火)…久留米
から開始いたします。
参加希望、お問い合わせは
busou_00@hotmail.co.jp
090-9479-0922
アトラクションチーム武装
代表・内野 武
までお気軽にご連絡下さい♪

さて、「ギルティー!」に関して…

観てない人にはさっぱりでしょうけど、この作品は傍若無人だった最低の主人公・ギルが「罪の意識」を知ってそれに苛まれる物語です。
これは完全に僕自身をモデルにしたお話です。
ギルは最強の力を持って生まれてきたが為に思い上がって人々を傷つけていくわけですが、何の力も持ってないくせに思い上がって同じ過ちを犯してきたのが僕です。
僕の両親は人を貶す事はあっても褒める事をしない人達で、そのせいか僕は「褒められたい」「認められたい」という欲求を強く持っていました。
たいした事も出来ないくせに自分アピールがすごかったし、自分を認めてくれない人には敵意を感じるぐらい重症だったと思います。
知り合いが褒められてたら「俺の方がすごいぜ!」と言わずにいられない、みたいな。
自分のこんな性格に気付いたのは30歳前後の頃でした。
キャラクターショーを始めて10年、そこそこのキャリア、そこそこの技術、そこそこのプロ意識、周りは後輩ばかり。
誰を見ても自分が上に思えてしまう。
そりゃそうです。長くやってるんですから。
自分がみんなより長けているのは単に早く生まれて早くショーを始めたというだけの事。
そこに気付かず思い上がって偉そうな先輩になってしまったんです。
当然たくさんの人達から反感を買い、心無いデマを流され、最後は仕事を干されるまでに。
ここではまだ自分を傷付けられた被害者だと思っていました。
2002年の秋、そんな状況の中で僕は県外のイベントに行くよう命じられました。
2週間泊り込みのお仕事です。
会社としては僕を厄介払いしたかったんだと思います。
後から聞いた話だと、そのイベントが終わったら僕はクビになる、という話も出ていたそうです。
「2週間、頭を冷やして考えて来い」
出発前に社員にそう言われました。
僕はプロとして正しい主張をしてきたと思ってるし、噂になってるような悪い事は言ってもないしやってもない。
デマまで流されて、何に対して頭を冷やしたらいいのか。
仕事が終わってビジネスホテルに帰って考えてみても「自分は悪くないのに!」「悪いのは周りのみんななのに!」とイライラしてばかり。
そんな事が数日続いたある日、ふと
「自分が悪いか悪くないかはいったん置いておこう。どうしたら現状を解決出来るか考えよう」
と思ったんです。
「自分が言った事は間違ってない」「素直に受け取ってくれなかった後輩が悪いんだ」「じゃあ何故素直に受け取ってもらえなかったのか?」「自分の言葉に説得力がなかったからだ」「何故説得力がなかったのか?」
解決策を考えようとすると自然に原因究明になっていきます。
途中途中で「俺は悪くないのに!」というイライラが湧き上がってきましたがそれを黙殺して考え続けた結果、
「俺は後輩を否定してばかりで認めてあげてなかった」
という事に気付いたんです。
両親の教育を受け継いでいたんでしょうね。
良い所は「出来て当たり前」、悪い所は厳しく指摘する。
それが普通だと思っていたんです。
自分は認めてほしい、褒めてほしい人間なのに他人の事は認めない。
否定して優位に立とうとする。
こんな先輩の言葉に説得力があるはずがない。
尊敬されるはずが、好かれるはずがない。
流されたデマは酷い嘘ばかりだったけど、もし僕に人望があったなら
「内野さんはそんな人じゃない」
って声を上げてくれる後輩がたくさんいたはず。
結局今の状況を作り上げたのは自分自身だったんだ。
2週間で辿り着いた結論はそれでした。
あくまで自分の中での仮定なので真実は分かりませんが…
それからは人の良い部分を見るよう、認めてあげられるよう気をつけて生きていますが上手く出来ているかどうか…
(でも不思議なもので、そう見ようとしていたおかげで今は人の良い所が自然にたくさん見えるようになりました)
この経験で僕は
「人の良くない部分をきちんと指摘(批判じゃなく)してあげる事」
「指摘されたら真摯に受け止めて改善する努力をする事」
が大切だなぁと思ったんです。
しかし改善する努力をしたからといって、改善出来たからといって一度ダメになった人間関係が修復出来るとは限りません。
「俺は改善したんだからみんなも態度を改めてくれよ!」
なんて言ってるうちは改善出来ていないも同然です。
それ以降の生きざまを見て、みんなが許してくれたならそれが改善出来た証しです。
「素直に謝る事」「でも許しを求めない事」
これを自分のルールにしました。
そう考えて、それ以降はそう生きるよう決意しましたが
「自分に味方は一人もいない」
と思うと何度も心が折れそうになりました。
味方というのはかばってくれる人でも甘やかしてくれる人でもありません。
「変われると信じてくれる人」
「変わる努力を見てくれている人」
です。
本当なら自分一人で頑張らなきゃいけないんでしょうけど、でも人間はそんなに強くない。
「ギルティー!」のヒロインはそんなたった一人の味方です。
ギルを信じてくれる、でも決して甘やかさない女の子です。
どんなにツラくて心が折れそうになっても、彼女が信じてくれているという一点を頼りにギルは立ち上がる事が出来ます。
「ギルティー!」のヒロイン、シアン。
名前の由来はコンシャンス(conscience)→コンシアンス→シアン
良心という意味です。
シアンがいるからギルは良心を取り戻して、良心に従って生きる事が出来るのです。
シアンの少女時代を演じてくれたのは佐舗琉愛ちゃん。
昨年舞台で共演させていただいて「なんてお芝居が上手い子なんだぁ!」と驚きました。
舞台の経験も豊富だし努力家だし、これは出演をお願いするしかない!と声をかけさせていただきました。

ボロボロになったギルが弱音を吐いている所にあらわれるシアン。
本当は優しい言葉を期待しているギルに対してシアンの言葉は容赦がありません。
このシアンは意識を失ったギルが見ているイメージなので、シアンの言葉=ギルの心の声です。
本当にギルの良心の声なんです。
表面上の優しさではなく、本当の優しさでギルを叱咤してくれる、菩薩のような、女神のような、天使のような、そんなシアンを演じられるのは琉愛ちゃんしかいなかったと思います。
そして成長したシアンを演じてくれたのが川田栞里さん。
まつり草ヶ江のギルティー!第2話からシアンを演じてくれてます。
川田さんと出会ったのは第1話が終わった後でしたが、
「ええ!シアンのイメージにぴったり!!」
と思ってずっと気になっていた役者さんでした。
出来れば2話以降のシアンをお願いしたいな…と思いながらも、怪しいオッサンと思われるのが怖くてなかなか声をかけられず、でも意を決してお願いして今に至ります。
最初に見た川田さんの役は、メインの登場人物の周りで右往左往するようなサブキャラで、でもいなければ話が進まないような大切な役で、なおかつ観客と作品の橋渡し的なポジションで、そこで魅力と存在感を発揮していた川田さんに僕は一目ぼれしてしまったわけです。
現在のシアンは完全にアテ書き。
台本の段階で川田さんの声や喋り方をイメージして書いてます。
もし川田さんがいなければ今回の「ギルティー!」はなかったかもしれない、ぐらい僕にとって大切な役者さんです。
「しょせん俺は偽りのヒーローだ。でもさ、それでもやっぱり守りたいんだ、おまえの事を。だから今はヒーローのふりをさせてくれ」

明日12月26日(火)はアトラクションチーム武装の殺陣教室です。

福岡県久留米市にて18時~21時。
年内の最終日はそれぞれ
26日(火)…久留米
27日(水)…福岡
となっております。
福岡はイレギュラーの水曜日となってますので間違えないように気をつけて下さいね!!
2018年は
1月4日(木)…福岡
1月9日(火)…久留米
から開始いたします。
参加希望、お問い合わせは
busou_00@hotmail.co.jp
090-9479-0922
アトラクションチーム武装
代表・内野 武
までお気軽にご連絡下さい♪

さて、「ギルティー!」に関して…

観てない人にはさっぱりでしょうけど、この作品は傍若無人だった最低の主人公・ギルが「罪の意識」を知ってそれに苛まれる物語です。
これは完全に僕自身をモデルにしたお話です。
ギルは最強の力を持って生まれてきたが為に思い上がって人々を傷つけていくわけですが、何の力も持ってないくせに思い上がって同じ過ちを犯してきたのが僕です。
僕の両親は人を貶す事はあっても褒める事をしない人達で、そのせいか僕は「褒められたい」「認められたい」という欲求を強く持っていました。
たいした事も出来ないくせに自分アピールがすごかったし、自分を認めてくれない人には敵意を感じるぐらい重症だったと思います。
知り合いが褒められてたら「俺の方がすごいぜ!」と言わずにいられない、みたいな。
自分のこんな性格に気付いたのは30歳前後の頃でした。
キャラクターショーを始めて10年、そこそこのキャリア、そこそこの技術、そこそこのプロ意識、周りは後輩ばかり。
誰を見ても自分が上に思えてしまう。
そりゃそうです。長くやってるんですから。
自分がみんなより長けているのは単に早く生まれて早くショーを始めたというだけの事。
そこに気付かず思い上がって偉そうな先輩になってしまったんです。
当然たくさんの人達から反感を買い、心無いデマを流され、最後は仕事を干されるまでに。
ここではまだ自分を傷付けられた被害者だと思っていました。
2002年の秋、そんな状況の中で僕は県外のイベントに行くよう命じられました。
2週間泊り込みのお仕事です。
会社としては僕を厄介払いしたかったんだと思います。
後から聞いた話だと、そのイベントが終わったら僕はクビになる、という話も出ていたそうです。
「2週間、頭を冷やして考えて来い」
出発前に社員にそう言われました。
僕はプロとして正しい主張をしてきたと思ってるし、噂になってるような悪い事は言ってもないしやってもない。
デマまで流されて、何に対して頭を冷やしたらいいのか。
仕事が終わってビジネスホテルに帰って考えてみても「自分は悪くないのに!」「悪いのは周りのみんななのに!」とイライラしてばかり。
そんな事が数日続いたある日、ふと
「自分が悪いか悪くないかはいったん置いておこう。どうしたら現状を解決出来るか考えよう」
と思ったんです。
「自分が言った事は間違ってない」「素直に受け取ってくれなかった後輩が悪いんだ」「じゃあ何故素直に受け取ってもらえなかったのか?」「自分の言葉に説得力がなかったからだ」「何故説得力がなかったのか?」
解決策を考えようとすると自然に原因究明になっていきます。
途中途中で「俺は悪くないのに!」というイライラが湧き上がってきましたがそれを黙殺して考え続けた結果、
「俺は後輩を否定してばかりで認めてあげてなかった」
という事に気付いたんです。
両親の教育を受け継いでいたんでしょうね。
良い所は「出来て当たり前」、悪い所は厳しく指摘する。
それが普通だと思っていたんです。
自分は認めてほしい、褒めてほしい人間なのに他人の事は認めない。
否定して優位に立とうとする。
こんな先輩の言葉に説得力があるはずがない。
尊敬されるはずが、好かれるはずがない。
流されたデマは酷い嘘ばかりだったけど、もし僕に人望があったなら
「内野さんはそんな人じゃない」
って声を上げてくれる後輩がたくさんいたはず。
結局今の状況を作り上げたのは自分自身だったんだ。
2週間で辿り着いた結論はそれでした。
あくまで自分の中での仮定なので真実は分かりませんが…
それからは人の良い部分を見るよう、認めてあげられるよう気をつけて生きていますが上手く出来ているかどうか…
(でも不思議なもので、そう見ようとしていたおかげで今は人の良い所が自然にたくさん見えるようになりました)
この経験で僕は
「人の良くない部分をきちんと指摘(批判じゃなく)してあげる事」
「指摘されたら真摯に受け止めて改善する努力をする事」
が大切だなぁと思ったんです。
しかし改善する努力をしたからといって、改善出来たからといって一度ダメになった人間関係が修復出来るとは限りません。
「俺は改善したんだからみんなも態度を改めてくれよ!」
なんて言ってるうちは改善出来ていないも同然です。
それ以降の生きざまを見て、みんなが許してくれたならそれが改善出来た証しです。
「素直に謝る事」「でも許しを求めない事」
これを自分のルールにしました。
そう考えて、それ以降はそう生きるよう決意しましたが
「自分に味方は一人もいない」
と思うと何度も心が折れそうになりました。
味方というのはかばってくれる人でも甘やかしてくれる人でもありません。
「変われると信じてくれる人」
「変わる努力を見てくれている人」
です。
本当なら自分一人で頑張らなきゃいけないんでしょうけど、でも人間はそんなに強くない。
「ギルティー!」のヒロインはそんなたった一人の味方です。
ギルを信じてくれる、でも決して甘やかさない女の子です。
どんなにツラくて心が折れそうになっても、彼女が信じてくれているという一点を頼りにギルは立ち上がる事が出来ます。
「ギルティー!」のヒロイン、シアン。
名前の由来はコンシャンス(conscience)→コンシアンス→シアン
良心という意味です。
シアンがいるからギルは良心を取り戻して、良心に従って生きる事が出来るのです。
シアンの少女時代を演じてくれたのは佐舗琉愛ちゃん。
昨年舞台で共演させていただいて「なんてお芝居が上手い子なんだぁ!」と驚きました。
舞台の経験も豊富だし努力家だし、これは出演をお願いするしかない!と声をかけさせていただきました。

ボロボロになったギルが弱音を吐いている所にあらわれるシアン。
本当は優しい言葉を期待しているギルに対してシアンの言葉は容赦がありません。
このシアンは意識を失ったギルが見ているイメージなので、シアンの言葉=ギルの心の声です。
本当にギルの良心の声なんです。
表面上の優しさではなく、本当の優しさでギルを叱咤してくれる、菩薩のような、女神のような、天使のような、そんなシアンを演じられるのは琉愛ちゃんしかいなかったと思います。
そして成長したシアンを演じてくれたのが川田栞里さん。
まつり草ヶ江のギルティー!第2話からシアンを演じてくれてます。
川田さんと出会ったのは第1話が終わった後でしたが、
「ええ!シアンのイメージにぴったり!!」
と思ってずっと気になっていた役者さんでした。
出来れば2話以降のシアンをお願いしたいな…と思いながらも、怪しいオッサンと思われるのが怖くてなかなか声をかけられず、でも意を決してお願いして今に至ります。
最初に見た川田さんの役は、メインの登場人物の周りで右往左往するようなサブキャラで、でもいなければ話が進まないような大切な役で、なおかつ観客と作品の橋渡し的なポジションで、そこで魅力と存在感を発揮していた川田さんに僕は一目ぼれしてしまったわけです。
現在のシアンは完全にアテ書き。
台本の段階で川田さんの声や喋り方をイメージして書いてます。
もし川田さんがいなければ今回の「ギルティー!」はなかったかもしれない、ぐらい僕にとって大切な役者さんです。
「しょせん俺は偽りのヒーローだ。でもさ、それでもやっぱり守りたいんだ、おまえの事を。だから今はヒーローのふりをさせてくれ」

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