2017-08-09(Wed)
着ぐるみのアテンド
こないだ仕事の時にメンバーと「着ぐるみのアテンド」の話になりました。
「着ぐるみのアテンド」というのは、イベントなどで着ぐるみが出ている時に横に立ってるスタッフの事です。
このブログでもたまに書くけど、この「着ぐるみのアテンド」という仕事が理解されていない!
一般の方には理解出来ないだろうし理解する必要もないんだけど、着ぐるみに出演依頼をするイベント屋さん自体が分かってない事が多いんです。
上に「着ぐるみの横に立っているスタッフ」って書いたけど、立ってるだけでいいと思ってる人がけっこういるんですよ。
もしお祭りなどで子供達にもみくちゃにされている着ぐるみがいたら周りを見てみて下さい。
3mぐらい離れた所でニコニコとそれを眺めているスーツ姿(もしくはハッピ)のスタッフがいるかもしれません。
アテンドの仕事は着ぐるみ(衣裳+アクター)を危険から守る事。そして着ぐるみの周りのお客様を危険から守る事。そして着ぐるみをキャラクタ-として成立させてイベントに支障が出ないようにする事です。
これはかなりの技術を要します。
着ぐるみ素人さんには絶対に、絶対に、絶対に出来ません。
着ぐるみ(アクター)が出来る事、出来ない事、やりたい事を把握して状況に対応しなくちゃいけないからです。
着ぐるみがお客様にもみくちゃにされてたら当然お客様を止めなくちゃいけません。
衣裳の破損、アクターの怪我につながるし、もし着ぐるみが転倒でもすれば周りの子供が怪我をする危険性もあります。
イメージキャラクターやマスコットキャラクターがボコボコに殴られてたらイベントのイメージも悪くなりますよね。
着ぐるみは視界が悪いものが多いので移動の時もアテンドの注意が必要です。
どのぐらい見えてどのぐらい見えないのか、段差があるなら足が上がる高さかどうか、大きい着ぐるみなら周りにぶつからないかどうか。
それを考えながら先導しなくちゃいけません。
黙々と手を引いて引っ張っていくスタッフもいますが、これでは「視界が悪い着ぐるみで中の人が自分で進めないんですよ~」ってアピールしてるのと同じです。
キャラクターに対して声をかけながら、自分で動ける所は任せて、出来なさそうな所だけ上手くフォローしなくちゃいけないんです。
子供達への対応もそう。
子供が死角にいたらそれをアクターに上手く伝えてあげたり、子供に声をかけて移動させてあげたりする必要もあります。
アクターの体力・体調の問題、出演時間の問題、導線(キャラクターが移動する場所)の問題、それらの調整もアテンドの仕事です。
気温が高い時、出演時間が長い時はさりげなくアクターの体調を確認して、場合によっては早めに休ませたり、イベントスケジュールに合わせて登場・退場出来るように集まってるお客様を捌いたり、移動させたりさせなかったり。
写真撮影の対応なんかもありますよね。
着替えの手伝いも、着ぐるみの仕組みを知らなきゃ出来ない事があります。
衣裳トラブルがあればそれにも対応しなくちゃいけません。
書いてるとキリがないんですが、これをふまえると
アテンド=着ぐるみの横に立ってる仕事
というのが恐るべき勘違いだという事が分かっていただけると思います。
コンビニのバイトさんが「レジに入ってて」って言われて、接客もレジ打ちもせず、商品の補充もせず「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」も言わず、ただレジの中で突っ立ってたらどうでしょう。
「レジに入っててって言われたので入ってました」なんて言われたらどうでしょう。
僕なら「仕事しろよ!!」って思います。
「前に車道があって危ないから子供達を見てて」って言われた保育士さんが、何もせず何も言わず子供達を眺めてるだけだったらどうでしょう。
子供が車道に飛び出して車にはねられても「ちゃんと見てましたよ」なんて言われたらどうでしょう。
僕なら「仕事しろよ!!」って思います。
つまり、着ぐるみの近くに立ってニコニコ眺めてるだけの素人スタッフさんに対して着ぐるみアクターは
「仕事しろよ!!」
と思ってるんです。
見てるだけならいないのと一緒。
立ってるだけならいないのと一緒。
武装でも着ぐるみアクターとしての出演依頼をいただく事があります。
その際に「アテンドは現地スタッフが付きますので」なんて言われたらお断りするようにしています。
「着ぐるみには絶対にアテンドが必要で、アテンドは素人さんには無理だから」と説明します。
アクターのみでなく、アテンド込みで2名呼んで下さるなら喜んで引き受けさせていただきます。
余談ですが、昔アテンドしている時に
「身体の前後に看板を付けて(いわゆるサンドウィッチマンスタイルですね)プラカードを持って着ぐるみの隣でチラシを配って下さい」
と言われた事があります。
それではアテンドの仕事が出来ないのでお断りしたんですが「全然働いてなかったですね!」とお叱りを受けました。
着ぐるみに何かあった時、または子供達に何かあった時、とっさに動かなくちゃいけないのがアテンドなのでそれは出来ません、逆に看板やプラカードが子供達に当たって怪我をさせてしまう危険性があると説明したんですが伝わらなかったですね。
イベント屋さんやイベントの運営の方々にアテンドの仕事を理解してもらえる日が来ますように。
明日8月10日(木)はアトラクションチーム武装の殺陣教室です。

福岡市南区大橋にて19時~22時30分、
未経験者大歓迎・参加者募集中です。
お問い合わせ・お申し込みは
090-9479-0922
busou_00@hotmail.co.jp
代表・内野まで。

チケットご予約受付中!
オリジナルキャラクターショー「ギルティー!」

11月26日(日)
ゆめアール大橋 大練習室
19:00開場 19:30開演
入場料2000円(中学生以下1000円)
ご予約・お問い合わせは
busou_00@hotmail.co.jp
090-9479-0922
アトラクションチーム武装まで
・お名前・お電話番号・メールアドレス・枚数をご記載下さい
9月末までにご予約いただいた方には粗品プレゼント!
※チケットと粗品は当日受付でのお渡しとなります。
「着ぐるみのアテンド」というのは、イベントなどで着ぐるみが出ている時に横に立ってるスタッフの事です。
このブログでもたまに書くけど、この「着ぐるみのアテンド」という仕事が理解されていない!
一般の方には理解出来ないだろうし理解する必要もないんだけど、着ぐるみに出演依頼をするイベント屋さん自体が分かってない事が多いんです。
上に「着ぐるみの横に立っているスタッフ」って書いたけど、立ってるだけでいいと思ってる人がけっこういるんですよ。
もしお祭りなどで子供達にもみくちゃにされている着ぐるみがいたら周りを見てみて下さい。
3mぐらい離れた所でニコニコとそれを眺めているスーツ姿(もしくはハッピ)のスタッフがいるかもしれません。
アテンドの仕事は着ぐるみ(衣裳+アクター)を危険から守る事。そして着ぐるみの周りのお客様を危険から守る事。そして着ぐるみをキャラクタ-として成立させてイベントに支障が出ないようにする事です。
これはかなりの技術を要します。
着ぐるみ素人さんには絶対に、絶対に、絶対に出来ません。
着ぐるみ(アクター)が出来る事、出来ない事、やりたい事を把握して状況に対応しなくちゃいけないからです。
着ぐるみがお客様にもみくちゃにされてたら当然お客様を止めなくちゃいけません。
衣裳の破損、アクターの怪我につながるし、もし着ぐるみが転倒でもすれば周りの子供が怪我をする危険性もあります。
イメージキャラクターやマスコットキャラクターがボコボコに殴られてたらイベントのイメージも悪くなりますよね。
着ぐるみは視界が悪いものが多いので移動の時もアテンドの注意が必要です。
どのぐらい見えてどのぐらい見えないのか、段差があるなら足が上がる高さかどうか、大きい着ぐるみなら周りにぶつからないかどうか。
それを考えながら先導しなくちゃいけません。
黙々と手を引いて引っ張っていくスタッフもいますが、これでは「視界が悪い着ぐるみで中の人が自分で進めないんですよ~」ってアピールしてるのと同じです。
キャラクターに対して声をかけながら、自分で動ける所は任せて、出来なさそうな所だけ上手くフォローしなくちゃいけないんです。
子供達への対応もそう。
子供が死角にいたらそれをアクターに上手く伝えてあげたり、子供に声をかけて移動させてあげたりする必要もあります。
アクターの体力・体調の問題、出演時間の問題、導線(キャラクターが移動する場所)の問題、それらの調整もアテンドの仕事です。
気温が高い時、出演時間が長い時はさりげなくアクターの体調を確認して、場合によっては早めに休ませたり、イベントスケジュールに合わせて登場・退場出来るように集まってるお客様を捌いたり、移動させたりさせなかったり。
写真撮影の対応なんかもありますよね。
着替えの手伝いも、着ぐるみの仕組みを知らなきゃ出来ない事があります。
衣裳トラブルがあればそれにも対応しなくちゃいけません。
書いてるとキリがないんですが、これをふまえると
アテンド=着ぐるみの横に立ってる仕事
というのが恐るべき勘違いだという事が分かっていただけると思います。
コンビニのバイトさんが「レジに入ってて」って言われて、接客もレジ打ちもせず、商品の補充もせず「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」も言わず、ただレジの中で突っ立ってたらどうでしょう。
「レジに入っててって言われたので入ってました」なんて言われたらどうでしょう。
僕なら「仕事しろよ!!」って思います。
「前に車道があって危ないから子供達を見てて」って言われた保育士さんが、何もせず何も言わず子供達を眺めてるだけだったらどうでしょう。
子供が車道に飛び出して車にはねられても「ちゃんと見てましたよ」なんて言われたらどうでしょう。
僕なら「仕事しろよ!!」って思います。
つまり、着ぐるみの近くに立ってニコニコ眺めてるだけの素人スタッフさんに対して着ぐるみアクターは
「仕事しろよ!!」
と思ってるんです。
見てるだけならいないのと一緒。
立ってるだけならいないのと一緒。
武装でも着ぐるみアクターとしての出演依頼をいただく事があります。
その際に「アテンドは現地スタッフが付きますので」なんて言われたらお断りするようにしています。
「着ぐるみには絶対にアテンドが必要で、アテンドは素人さんには無理だから」と説明します。
アクターのみでなく、アテンド込みで2名呼んで下さるなら喜んで引き受けさせていただきます。
余談ですが、昔アテンドしている時に
「身体の前後に看板を付けて(いわゆるサンドウィッチマンスタイルですね)プラカードを持って着ぐるみの隣でチラシを配って下さい」
と言われた事があります。
それではアテンドの仕事が出来ないのでお断りしたんですが「全然働いてなかったですね!」とお叱りを受けました。
着ぐるみに何かあった時、または子供達に何かあった時、とっさに動かなくちゃいけないのがアテンドなのでそれは出来ません、逆に看板やプラカードが子供達に当たって怪我をさせてしまう危険性があると説明したんですが伝わらなかったですね。
イベント屋さんやイベントの運営の方々にアテンドの仕事を理解してもらえる日が来ますように。
明日8月10日(木)はアトラクションチーム武装の殺陣教室です。

福岡市南区大橋にて19時~22時30分、
未経験者大歓迎・参加者募集中です。
お問い合わせ・お申し込みは
090-9479-0922
busou_00@hotmail.co.jp
代表・内野まで。

チケットご予約受付中!
オリジナルキャラクターショー「ギルティー!」

11月26日(日)
ゆめアール大橋 大練習室
19:00開場 19:30開演
入場料2000円(中学生以下1000円)
ご予約・お問い合わせは
busou_00@hotmail.co.jp
090-9479-0922
アトラクションチーム武装まで
・お名前・お電話番号・メールアドレス・枚数をご記載下さい
9月末までにご予約いただいた方には粗品プレゼント!
※チケットと粗品は当日受付でのお渡しとなります。
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