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2010-02-01(Mon)

アクションへの道(48)

日本人の殺陣とカンフー殺陣の『速さ』の違いとは何でしょう。


異論も多いとは思いますが、あくまで僕の意見としては、って前提です。


カンフー殺陣は接近戦のイメージがあります。

近い間合いで最短距離で攻撃を出し、しかも攻防一体、技の変化も巧みです。
攻め手は、技を受けられた(かわされた)状態から最短距離で次の技を出す事が出来ます。
そして受け手はかわした状態からすぐに反撃出来るのです。

近距離短打だからカンフー殺陣は速いのです。


比べて日本の殺陣はどうでしょう?

根底に剣殺陣があるので、間合いはやはり剣のそれに近くなります。

攻め手は離れた間合いから踏み込んで技を出すので自然にモーションも大きくなります。
そして技を出し終わった時には、キチンと形が決まっていなくてはいけません。
受け手の受けやよけにもキチンとした形があります。
この辺りにはもしかしたら歌舞伎などの型の影響があるのかもしれません。

キチンと技を出す、キチンと受けてキチンと反撃、それをまたキチンとかわし・・・

この「キチンキチン」が日本殺陣のテンポを作っていると言えます。

では日本殺陣が遅くてカンフー殺陣が速いのか?
カンフー殺陣は良くて日本殺陣は悪いのか?

そうではありません。
だからこそ前回「速さの種類が違う」と書いたのです。
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プロフィール

武装代表・内野

Author:武装代表・内野
福岡・久留米を中心に、九州全域で活動している『アトラクションチーム武装』の代表です。

1972年生まれ。
1990年にキャラクターショーの世界に入り現在に至る。

2007年に武装を設立。

武装の活動内容は殺陣教室、殺陣指導、オリジナルキャラクターショー等。

現在は関西コレクションエンターテイメント福岡校さんでのアクションレッスン講師もやらせてもらってます。

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