2009-12-17(Thu)
アクションへの道(23)
大会と呼ばれるショーの合同リハの話を書いてきましたが、最後の方はもうリハの内容よりも、一緒に入ってた大先輩カップルが大喧嘩して大変だったとかそんな話しか思い浮かばないので割愛します・・・
本番当日。
イベントは、1部が歌のコーナー、2部がショーになっています。
正直・・・
当日の事もほとんど覚えてないんです!緊張して!!
いくつか覚えている事を書くと・・・
まず、
控え室に入ったら衣裳がキャラクター毎にキチンと並べられていた事。
当たり前なのかもしれませんが、僕がいたチームではこんな光景見た事なかった。
本来は僕のような下っ端の役目だろうけど。
教えてくれたらやったのになぁ~・・・
イエローの衣裳と一緒に肉じゅばん(身体を太く見せる為に衣裳の下に着込むもの)が置いてあって、
「あ、他の人達はこんなんを着てやってんのか・・・」
と驚いたり落ち込んだりした事。
イエローはドスコイ体型なので、普通体型の人が入る時は太く見せる為にそーゆーものを着込んでたんです。
僕はTシャツ1枚でちょうど良かったですけど・・・
お客さんをお出迎えする時のベルトのバックルがプラスチックで感動した事。
ショーで使うベルトはバックルが刺繍だったんです・・・
本番直前、緊張してガチガチになっていた僕に、他のチームの先輩が
「始まったらこっちのもんやけんね」
と言ってくれた事。
これはかなり気持ちが楽になりました。
リハで何度もダメ出しされていた所を本番でも間違えてしまった事。
演技で不用意に動いた為に、カッコ良く登場したレッドにぶつかってしまった事。
そんな感動や反省や学習があり、記憶もあやふやなままイベントが終了。
ステージ上に出演者が集まって最後の挨拶が行なわれました。
締めの挨拶をするのは司会を務めた歌のおにいさん。
現在アニソン界の『アニキ』と呼ばれているお方です。
アニキの締めの言葉に全員が
お疲れ様でした!!
と答え、余韻を残して解散・・・
前回書いたようにこの時のメンバーには、現在武装で共にショーをしている先輩・阿部もいたのですが、彼は当時から何気に面白い一言を言い逃げするヒット&アウェイ気質がありました。
この挨拶の直後も僕のそばにやって来て、
「内野、ミ●キさん(アニキ)に一際大きい声で挨拶しよったやろ。俺は見逃さんかったよ」
そう言うと、近付く時と同じスピードで離れていくのでした。
確かに僕は緊張して声がうわずった為に挨拶が大きくなってしまったのです。
「あの人は細かい所見てるんだなぁ~」
と感心してしまいました。
当日だったか後日だったか忘れましたが、打ち上げが行なわれ、僕も参加しました。
・・・この時の記憶も確かではありません・・・
口に入れたものが影響してるのかな・・・?
時々武装を手伝ってくれる吉田にいやんもメンバーとしていたのですが、彼としゃべり始めたのはこの打ち上げがきっかけだったかも。
年はタメなのですが、ショーのキャリアは僕よりはるかに長く、おまけに顔が怖くて口数が少なかったのでそれまで話しかける事が出来なかったのです。
赤ら顔の彼は意外に面白くて気さくな男でした。
↓↓武装を手伝ったてくれた時の吉田にいやん(一番奥)

この時の記憶で一番覚えている事・・・
それは同じチームの大先輩の事です。
大先輩は当時、一匹狼みたいな男に見えました。
動けば最高にカッコ良く、偉い人にも媚びない姿勢は僕の憧れでした。
彼はお酒を酌してもらうのも嫌いです。
手酌派です。
この時も黙って手酌で飲んでいた彼の所に、瓶ビールを持った偉い人が
「お疲れ様です!」
とやって来ました。
この偉い人がどーゆー立場かというと、この業界でこの仕事をしていたら多少なりとも顔色をうかがわなくちゃいけない立場の人です。
おまけにショーメンバーなんて(僕も、その大先輩も)ただのバイトですから。
僕なら「はは~っ!」と言ってひれ伏してもやりすぎではないでしょう。
大先輩は当然のように偉い人のお酌を断りました。
偉い人は今回のショーがどれだけ良かったか、関係者の中でどれだけいい評判だったかを熱く語りました。
すると大先輩は目を合わせる事もなく、
「俺はあんたらの為にショーをしよるんやない。子供達の為にやりよるんやけん」
と吐き捨てました。
それを聞いた当時の僕は
「うおおぉ~っ!カッコイイぜ!孤高の一匹狼!!」
と思って、ますます彼をリスペクトしました。
それから20年近くが経過し・・・
僕は大先輩にその話をして言いました。
「当時はカッコイイ~!って思ったんですけど、あの態度、社会人としてはどうですか!?
嘘でも最初に
『そうですか?ありがとうございます』
って言ってから
『でも本当に喜ばせたいのは子供達ですからね』
って言えば良かったじゃないですか!
仕事の付き合いだってあるんだから、もっと考えて下さいよ!」
大先輩に大説教です。
時が僕を変えたのかもしれません・・・
・・・って、今回はアクションの話が全くなかった・・・
申し訳ない・・・
本番当日。
イベントは、1部が歌のコーナー、2部がショーになっています。
正直・・・
当日の事もほとんど覚えてないんです!緊張して!!
いくつか覚えている事を書くと・・・
まず、
控え室に入ったら衣裳がキャラクター毎にキチンと並べられていた事。
当たり前なのかもしれませんが、僕がいたチームではこんな光景見た事なかった。
本来は僕のような下っ端の役目だろうけど。
教えてくれたらやったのになぁ~・・・
イエローの衣裳と一緒に肉じゅばん(身体を太く見せる為に衣裳の下に着込むもの)が置いてあって、
「あ、他の人達はこんなんを着てやってんのか・・・」
と驚いたり落ち込んだりした事。
イエローはドスコイ体型なので、普通体型の人が入る時は太く見せる為にそーゆーものを着込んでたんです。
僕はTシャツ1枚でちょうど良かったですけど・・・
お客さんをお出迎えする時のベルトのバックルがプラスチックで感動した事。
ショーで使うベルトはバックルが刺繍だったんです・・・
本番直前、緊張してガチガチになっていた僕に、他のチームの先輩が
「始まったらこっちのもんやけんね」
と言ってくれた事。
これはかなり気持ちが楽になりました。
リハで何度もダメ出しされていた所を本番でも間違えてしまった事。
演技で不用意に動いた為に、カッコ良く登場したレッドにぶつかってしまった事。
そんな感動や反省や学習があり、記憶もあやふやなままイベントが終了。
ステージ上に出演者が集まって最後の挨拶が行なわれました。
締めの挨拶をするのは司会を務めた歌のおにいさん。
現在アニソン界の『アニキ』と呼ばれているお方です。
アニキの締めの言葉に全員が
お疲れ様でした!!
と答え、余韻を残して解散・・・
前回書いたようにこの時のメンバーには、現在武装で共にショーをしている先輩・阿部もいたのですが、彼は当時から何気に面白い一言を言い逃げするヒット&アウェイ気質がありました。
この挨拶の直後も僕のそばにやって来て、
「内野、ミ●キさん(アニキ)に一際大きい声で挨拶しよったやろ。俺は見逃さんかったよ」
そう言うと、近付く時と同じスピードで離れていくのでした。
確かに僕は緊張して声がうわずった為に挨拶が大きくなってしまったのです。
「あの人は細かい所見てるんだなぁ~」
と感心してしまいました。
当日だったか後日だったか忘れましたが、打ち上げが行なわれ、僕も参加しました。
・・・この時の記憶も確かではありません・・・
口に入れたものが影響してるのかな・・・?
時々武装を手伝ってくれる吉田にいやんもメンバーとしていたのですが、彼としゃべり始めたのはこの打ち上げがきっかけだったかも。
年はタメなのですが、ショーのキャリアは僕よりはるかに長く、おまけに顔が怖くて口数が少なかったのでそれまで話しかける事が出来なかったのです。
赤ら顔の彼は意外に面白くて気さくな男でした。
↓↓武装を手伝ったてくれた時の吉田にいやん(一番奥)

この時の記憶で一番覚えている事・・・
それは同じチームの大先輩の事です。
大先輩は当時、一匹狼みたいな男に見えました。
動けば最高にカッコ良く、偉い人にも媚びない姿勢は僕の憧れでした。
彼はお酒を酌してもらうのも嫌いです。
手酌派です。
この時も黙って手酌で飲んでいた彼の所に、瓶ビールを持った偉い人が
「お疲れ様です!」
とやって来ました。
この偉い人がどーゆー立場かというと、この業界でこの仕事をしていたら多少なりとも顔色をうかがわなくちゃいけない立場の人です。
おまけにショーメンバーなんて(僕も、その大先輩も)ただのバイトですから。
僕なら「はは~っ!」と言ってひれ伏してもやりすぎではないでしょう。
大先輩は当然のように偉い人のお酌を断りました。
偉い人は今回のショーがどれだけ良かったか、関係者の中でどれだけいい評判だったかを熱く語りました。
すると大先輩は目を合わせる事もなく、
「俺はあんたらの為にショーをしよるんやない。子供達の為にやりよるんやけん」
と吐き捨てました。
それを聞いた当時の僕は
「うおおぉ~っ!カッコイイぜ!孤高の一匹狼!!」
と思って、ますます彼をリスペクトしました。
それから20年近くが経過し・・・
僕は大先輩にその話をして言いました。
「当時はカッコイイ~!って思ったんですけど、あの態度、社会人としてはどうですか!?
嘘でも最初に
『そうですか?ありがとうございます』
って言ってから
『でも本当に喜ばせたいのは子供達ですからね』
って言えば良かったじゃないですか!
仕事の付き合いだってあるんだから、もっと考えて下さいよ!」
大先輩に大説教です。
時が僕を変えたのかもしれません・・・
・・・って、今回はアクションの話が全くなかった・・・
申し訳ない・・・
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