2009-12-16(Wed)
我が弟
突然ですが、僕は5人兄弟の次男坊です。
ちなみに全員男です。
みんな柔道をやっていたむさ苦しい兄弟です。
まぁそれはさて置き・・・
一番下の弟は僕が高校1年の時に生まれました。
16才離れています。
この弟は小さい時から僕のショーを観てきました。
僕はショーやショーのビデオを見せて弟の反応を観察し、参考にしていました。
でもおかげで弟は純粋な見方が出来なくなってしまったようです。
弟が5才の時、僕がイエローを演っているショーのビデオを一緒に観ていました。
弟は僕がイエローに入ってる事を知っています。
でもテレビの世界を信じてる部分も残っていました。
弟「ねぇ兄ちゃん?」
僕「ん?」
弟「このイエローは兄ちゃんやろ?」
僕「そうよ~」
弟「じゃあこの戦闘員は本物?」
・・・僕は言葉に詰まりました。
信じてる部分は信じさせててあげたい!
しかし・・・
僕「ああ、本物よ」
弟「なんで本物の戦闘員と兄ちゃんが戦いよると?」
僕「ぐむ・・・」
やはり、子供は子供なりに色々考えるんでしょう。甘く見ていました。
僕は自分の言葉の矛盾にしばし考え込みました。
答えを思いつく事が出来ない僕に弟は
弟「そうか!兄ちゃんのチームは人手不足だから、本物の戦闘員に手伝ってもらいよるんやね!?」
虚構と現実が完全に混じり合っています!
チームが人手不足というシビアな現実を知っていても、まだファンタジーは失われていなかった!!
子供ってすごいなぁ~・・・と思った僕でした。
2年後、弟は7歳。
近所のお祭りに出かけた僕は、縁日で弟が好きなヒーローのお面を買って帰りました。
家に着いて弟に渡すと
弟「兄ちゃんありがとう!嬉しいけどさ、僕はレッドよりグリーン方が嬉しかったな」
と言うのでした。
僕「ああ、そうやったんか。すまんな、先に聞けば良かったね」
と答えると
弟「いいよ。でも子供がみんなレッドを好きとは限らんよ」
などと言うのでした。
これも当然といえば当然なのですが、やはり子供の口からそれを聞くとハッと気付かされるものがありました。
これからまた2年後、弟が9歳の時、僕の後輩達がやっているショーを観に連れて行きました。
その時の彼はもはやファンタジーのかけらも無く、まるで裏方さんのように、
「う~ん・・・ピンクの声とイエローの声、逆の方が良かったね」
などと客席で分析しているのでした。
そこまで裏事情に通じておきながら、それでもショーが好きでサインを欲しがる彼を見て、
ああ・・・こいつは間違いなく俺の弟だ・・・
と実感するのでした。
そんな弟も、もう二十歳を越えました。
俺も年取るワケだよ・・・トホホ・・・
↓↓カメラマンとして武装を手伝ってくれた弟(左端)

ちなみに全員男です。
みんな柔道をやっていたむさ苦しい兄弟です。
まぁそれはさて置き・・・
一番下の弟は僕が高校1年の時に生まれました。
16才離れています。
この弟は小さい時から僕のショーを観てきました。
僕はショーやショーのビデオを見せて弟の反応を観察し、参考にしていました。
でもおかげで弟は純粋な見方が出来なくなってしまったようです。
弟が5才の時、僕がイエローを演っているショーのビデオを一緒に観ていました。
弟は僕がイエローに入ってる事を知っています。
でもテレビの世界を信じてる部分も残っていました。
弟「ねぇ兄ちゃん?」
僕「ん?」
弟「このイエローは兄ちゃんやろ?」
僕「そうよ~」
弟「じゃあこの戦闘員は本物?」
・・・僕は言葉に詰まりました。
信じてる部分は信じさせててあげたい!
しかし・・・
僕「ああ、本物よ」
弟「なんで本物の戦闘員と兄ちゃんが戦いよると?」
僕「ぐむ・・・」
やはり、子供は子供なりに色々考えるんでしょう。甘く見ていました。
僕は自分の言葉の矛盾にしばし考え込みました。
答えを思いつく事が出来ない僕に弟は
弟「そうか!兄ちゃんのチームは人手不足だから、本物の戦闘員に手伝ってもらいよるんやね!?」
虚構と現実が完全に混じり合っています!
チームが人手不足というシビアな現実を知っていても、まだファンタジーは失われていなかった!!
子供ってすごいなぁ~・・・と思った僕でした。
2年後、弟は7歳。
近所のお祭りに出かけた僕は、縁日で弟が好きなヒーローのお面を買って帰りました。
家に着いて弟に渡すと
弟「兄ちゃんありがとう!嬉しいけどさ、僕はレッドよりグリーン方が嬉しかったな」
と言うのでした。
僕「ああ、そうやったんか。すまんな、先に聞けば良かったね」
と答えると
弟「いいよ。でも子供がみんなレッドを好きとは限らんよ」
などと言うのでした。
これも当然といえば当然なのですが、やはり子供の口からそれを聞くとハッと気付かされるものがありました。
これからまた2年後、弟が9歳の時、僕の後輩達がやっているショーを観に連れて行きました。
その時の彼はもはやファンタジーのかけらも無く、まるで裏方さんのように、
「う~ん・・・ピンクの声とイエローの声、逆の方が良かったね」
などと客席で分析しているのでした。
そこまで裏事情に通じておきながら、それでもショーが好きでサインを欲しがる彼を見て、
ああ・・・こいつは間違いなく俺の弟だ・・・
と実感するのでした。
そんな弟も、もう二十歳を越えました。
俺も年取るワケだよ・・・トホホ・・・
↓↓カメラマンとして武装を手伝ってくれた弟(左端)

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