2009-12-15(Tue)
技と殺陣
このブログの「アクションへの道」で、殺陣が組み立てられる工程を見て感動したって話を書きました。
僕がそれを見る事が出来たのは幸運だったかもしれません。
「あっ、これを殺陣というのか」
と気付くきっかけになったからです。
殺陣って何なのか、分かってない人は多いと思います。
もちろん僕も分かってるとは胸を張って言えません・・・
しかし自分の考えの範囲内で言うならば・・・
殺陣っていうのは演技、芝居の事です。
殺陣に芝居が含まれるとか、芝居に殺陣が含まれるとか、
そんな話じゃありません。
殺陣≒芝居
ではなく
殺陣=芝居
なのです。
これが分からなくては、少なくとも現代の殺陣なんか出来やしないでしょう(歌舞伎や能はまた少し違うでしょうが・・・)。
これはショーを経験してきた後輩達に話してもなかなか伝わらないもので、
「演技は出来るけど殺陣は出来ない」
なんて事を平気で言う子がいたりします。
これ、
「算数は出来るけど計算は出来ない」
に近いものがあります。
これと似たような勘違いで、
技=殺陣
だと思ってる子もいます。
技・・・
例えばパンチ、キック、ガード、バク転・・・色々ありますが、これを連続してやったから殺陣が出来上がり、ってワケにはいかないのです。また、映画やテレビで見た殺陣を形だけ真似してもそれは殺陣にあらず、です。
どう例えたらいいか・・・
さっきと同じ感じで例えてみましょう。
技は数字だと思って下さい。
殺陣は算数だと思って下さい。
数字がなければ算数は出来ません。
しかし、どれだけの数字があっても、それだけでは算数にはなりません。
足す、引く、掛ける、割る、イコール等の記号が必要なんです。
その記号というのが演技・・・
演技力、演出力という事です。
まぁ、これはあくまで僕個人の意見なので「違う!!」という方も当然いらっしゃるでしょうが、どうか大目に見て下さいね♪
しかし殺陣、立ち回り、アクションを名乗る以上は
「殺陣とは何か」
を考えていた方がいいかもしれません。
このブログでも何度も書きましたが(いずれ「アクションへの道」でも詳しく書くと思いますが)、ある高名な殺陣師の先生は
『実から虚を作るのが殺陣、
虚から虚を作るのは殺陣に非ず』
とおっしゃっていました。
実を知らぬ僕は本当の殺陣を作る事は出来ないと思いますが、それでもこの言葉の意味だけはいつも噛み締めていたいと思っています。

僕がそれを見る事が出来たのは幸運だったかもしれません。
「あっ、これを殺陣というのか」
と気付くきっかけになったからです。
殺陣って何なのか、分かってない人は多いと思います。
もちろん僕も分かってるとは胸を張って言えません・・・
しかし自分の考えの範囲内で言うならば・・・
殺陣っていうのは演技、芝居の事です。
殺陣に芝居が含まれるとか、芝居に殺陣が含まれるとか、
そんな話じゃありません。
殺陣≒芝居
ではなく
殺陣=芝居
なのです。
これが分からなくては、少なくとも現代の殺陣なんか出来やしないでしょう(歌舞伎や能はまた少し違うでしょうが・・・)。
これはショーを経験してきた後輩達に話してもなかなか伝わらないもので、
「演技は出来るけど殺陣は出来ない」
なんて事を平気で言う子がいたりします。
これ、
「算数は出来るけど計算は出来ない」
に近いものがあります。
これと似たような勘違いで、
技=殺陣
だと思ってる子もいます。
技・・・
例えばパンチ、キック、ガード、バク転・・・色々ありますが、これを連続してやったから殺陣が出来上がり、ってワケにはいかないのです。また、映画やテレビで見た殺陣を形だけ真似してもそれは殺陣にあらず、です。
どう例えたらいいか・・・
さっきと同じ感じで例えてみましょう。
技は数字だと思って下さい。
殺陣は算数だと思って下さい。
数字がなければ算数は出来ません。
しかし、どれだけの数字があっても、それだけでは算数にはなりません。
足す、引く、掛ける、割る、イコール等の記号が必要なんです。
その記号というのが演技・・・
演技力、演出力という事です。
まぁ、これはあくまで僕個人の意見なので「違う!!」という方も当然いらっしゃるでしょうが、どうか大目に見て下さいね♪
しかし殺陣、立ち回り、アクションを名乗る以上は
「殺陣とは何か」
を考えていた方がいいかもしれません。
このブログでも何度も書きましたが(いずれ「アクションへの道」でも詳しく書くと思いますが)、ある高名な殺陣師の先生は
『実から虚を作るのが殺陣、
虚から虚を作るのは殺陣に非ず』
とおっしゃっていました。
実を知らぬ僕は本当の殺陣を作る事は出来ないと思いますが、それでもこの言葉の意味だけはいつも噛み締めていたいと思っています。

スポンサーサイト