2013-11-17(Sun)
良い所・悪い所・普通の所
前回の『良い子 悪い子 普通の子』で、
良い子がいるなら悪い子もいるの??
…と思ったという話を書きましたが…
後進を指導する際、よく『褒めて伸ばす』なんて事が言われます。
これ、知人に聞くと、けっこう苦手な人が多いんです。
『褒める所が見つからない』
『褒めたら調子に乗って天狗になる』
『無理して褒めようと心にも無い事を言ってる自分が嫌だ』
などなど。
ウチの親は『出来て当たり前』という人だったので、僕は幼少の頃から家で褒められた事がありません。
その代わり悪い所、出来ない所はとことん責められました。
なので僕も人の良い所を見るという事が出来ない人間に育ってしまいました。
良い所は褒めず、悪い所ばかりを指摘して、
『何も言わないって事は出来てるって事だよ。それをわざわざ褒めるより、出来ない所を指摘して直してあげる方がいいじゃない』
なんて思ってました。
当然そんな先輩に後輩がついて来るハズもなく、気がつけば周りに誰もいなくなっていました。
褒めてもくれない先輩に注意ばかりされたら、そりゃ嫌になりますよね。
そんな失敗をしながら、ようやく人の良い所を素直に褒められるようになったのは30を過ぎてから。
何週間も悩みに悩んで、
『確かに俺は人を褒めていないな』
と気がついたからです。
褒める、というのはご機嫌を取る事ではなくて、良い所を見るという事。
なので、無理して心にも無い事を言う必要はないんです。
頑張ってる人には必ず良い所があります。
必ず、です。
だから、『褒める所が無い』なんて事はありません。
だって『頑張ってる』だけでも褒めるに値するじゃないですか。
そこをまず認めてあげて言葉にしてあげないと、注意やアドバイスを受け入れてもらう事は難しいんじゃないかなぁ、と思います。
ちなみに、後輩や生徒さんに『良かった所』を伝えると
『悪かった所はありませんか?』
と訊かれる事がよくあります。
僕は、頑張ってる人に悪い所は無いという考えで、
綺麗事に聞こえるかもしれませんけど
『これから良くなる所』『まだ良くなっていない所』
があるんだと思ってるんです。
悪い所を直そうと思って頑張るよりも、より良くしようと思って頑張る方がいいんじゃないかなぁ、と。
悪い所というのは『頑張らなかった』という1点につきます。
頑張らなかった時にはそれを悪い所として指摘してあげなきゃいけないし、叱ってあげなきゃいけないです。
褒めて天狗になる、というのも慢心して努力を怠るという事なので、同じ理由で叱るべきです。
この場合はイライラした感情をぶつけるのではなく、相手を伸ばす為のアドバイスとして叱らなきゃいけませんよね。
叱るのが目的じゃないんです。
目的は成長してもらう事で、その手段として叱るんです。
怒って、怒鳴って、そこで終わってるようじゃ先輩失格だし、それなら『教えない・叱らない』という姿勢を貫いた方がよっぽどいい。
ただ、『頑張らなかった』『頑張ってるように見えなかった』のにも原因があるかもしれないんで、そこまで見極めて叱ってやれたらなお良いですけどね。
『教える事は教わる事』なんて誰かが言ってましたが僕もそう思います。
なんて事を30過ぎなきゃ気付けなかった僕もなんだかなぁですが、少なくとも30過ぎまでは考えを改善出来る好例、と捉えていただけると救われます(笑)
良い子がいるなら悪い子もいるの??
…と思ったという話を書きましたが…
後進を指導する際、よく『褒めて伸ばす』なんて事が言われます。
これ、知人に聞くと、けっこう苦手な人が多いんです。
『褒める所が見つからない』
『褒めたら調子に乗って天狗になる』
『無理して褒めようと心にも無い事を言ってる自分が嫌だ』
などなど。
ウチの親は『出来て当たり前』という人だったので、僕は幼少の頃から家で褒められた事がありません。
その代わり悪い所、出来ない所はとことん責められました。
なので僕も人の良い所を見るという事が出来ない人間に育ってしまいました。
良い所は褒めず、悪い所ばかりを指摘して、
『何も言わないって事は出来てるって事だよ。それをわざわざ褒めるより、出来ない所を指摘して直してあげる方がいいじゃない』
なんて思ってました。
当然そんな先輩に後輩がついて来るハズもなく、気がつけば周りに誰もいなくなっていました。
褒めてもくれない先輩に注意ばかりされたら、そりゃ嫌になりますよね。
そんな失敗をしながら、ようやく人の良い所を素直に褒められるようになったのは30を過ぎてから。
何週間も悩みに悩んで、
『確かに俺は人を褒めていないな』
と気がついたからです。
褒める、というのはご機嫌を取る事ではなくて、良い所を見るという事。
なので、無理して心にも無い事を言う必要はないんです。
頑張ってる人には必ず良い所があります。
必ず、です。
だから、『褒める所が無い』なんて事はありません。
だって『頑張ってる』だけでも褒めるに値するじゃないですか。
そこをまず認めてあげて言葉にしてあげないと、注意やアドバイスを受け入れてもらう事は難しいんじゃないかなぁ、と思います。
ちなみに、後輩や生徒さんに『良かった所』を伝えると
『悪かった所はありませんか?』
と訊かれる事がよくあります。
僕は、頑張ってる人に悪い所は無いという考えで、
綺麗事に聞こえるかもしれませんけど
『これから良くなる所』『まだ良くなっていない所』
があるんだと思ってるんです。
悪い所を直そうと思って頑張るよりも、より良くしようと思って頑張る方がいいんじゃないかなぁ、と。
悪い所というのは『頑張らなかった』という1点につきます。
頑張らなかった時にはそれを悪い所として指摘してあげなきゃいけないし、叱ってあげなきゃいけないです。
褒めて天狗になる、というのも慢心して努力を怠るという事なので、同じ理由で叱るべきです。
この場合はイライラした感情をぶつけるのではなく、相手を伸ばす為のアドバイスとして叱らなきゃいけませんよね。
叱るのが目的じゃないんです。
目的は成長してもらう事で、その手段として叱るんです。
怒って、怒鳴って、そこで終わってるようじゃ先輩失格だし、それなら『教えない・叱らない』という姿勢を貫いた方がよっぽどいい。
ただ、『頑張らなかった』『頑張ってるように見えなかった』のにも原因があるかもしれないんで、そこまで見極めて叱ってやれたらなお良いですけどね。
『教える事は教わる事』なんて誰かが言ってましたが僕もそう思います。
なんて事を30過ぎなきゃ気付けなかった僕もなんだかなぁですが、少なくとも30過ぎまでは考えを改善出来る好例、と捉えていただけると救われます(笑)
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