2013-11-12(Tue)

プロが意識しなければいけない事

ありがたい事に、ウチみたいな弱小殺陣教室にもたまにテレビの情報番組が来て下さるんですよ。

で、番組のディレクターさんは殺陣を知らない方がほとんどなので、指示を聞いていると、一般の方の殺陣に対するイメージや考え方が分かって興味深く、そこから色々と考える良い機会になります。

例えば先日の撮影で、ディレクターさんに
『ちょっと殺陣をやってるカットを撮りたいんですが』
と言われ、
『尺(時間)はどのぐらいでしょう?』
と訊いたら

『そんなに長くなくていいです。2、3分ぐらいで』

みたいな答えが返ってきました。

2、3分…

ヒーローショー等のアクションシーンは25秒とか30秒とか、じっくり見せて40秒とか、人数が多くてようやく60秒ぐらいなものです。

しかもこれって魅せ方やストーリーまで含めてこの尺になってるワケです。

ストーリーもなく、間を取って魅せる事も出来ない立ち回りを2、3分って、恐ろしく難易度高いんですよね。

2分と3分では全然違うし!

でもそれを一般の方に理解してもらう事は難しいと思います。

2、3分の殺陣を付けるだけでもかなり時間がかかるし、それを覚えるのにも時間がかかるし、恐ろしく体力を消耗するし、見てる側は飽きちゃうし。

どんなに上手い人がやってても、変化がなければ飽きられちゃうんですよね。

演劇などで長めに殺陣を見せる時には必ず飽きさせない工夫が入ります。

刀での殺陣から二刀流になったり槍になったり素手になったり、

1対1から1対多数になったり主役が入れ替わったり場所を変えてみたり、

シリアスな中にコメディっぽい笑える殺陣を入れてみたりと、

ただ技術を披露するだけじゃなく、飽きさせない事が大事なんです。
(ミュージシャンのライヴでも、しっとりした曲が2、3曲続いた後はノリノリな曲かキャッチーなナンバーでしょ?あれと似た感じ)


そして観客がお芝居中の殺陣で見ているのは技術じゃなくて感情だと思うので、

長い立ち回りでは特に(短くてもですよ!)ストーリー性と感情を見せる事が必要なんだ、と。

専門的に殺陣やアクションをやっている人間は、そういう一般の方が考えていない部分を常に意識しておかなくちゃいけないよなぁ、と、改めて考えました。

テレビの撮影は色々と勉強になるんです♪
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プロフィール

武装代表・内野

Author:武装代表・内野
福岡・久留米を中心に、九州全域で活動している『アトラクションチーム武装』の代表です。

1972年生まれ。
1990年にキャラクターショーの世界に入り現在に至る。

2007年に武装を設立。

武装の活動内容は殺陣教室、殺陣指導、オリジナルキャラクターショー等。

くのいち・山吹さやかが活躍する『忍者ライブショー さやか見参!』、新シリーズ『ギルティー!!』も展開中!!

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