2009-12-06(Sun)
アクションへの道(16)
キャラクターショー歴3ヶ月目にして後輩が出来た僕。
実際は後輩と言っても年上もいれば同年代もいます。
元来人付き合いの下手な僕はどうやって彼ら彼女らと接したらいいか、よく分かりませんでした。
なによりまだ先輩達との付き合い方も分かっていなかったのです。
先輩達と後輩達の間で、
どうやってこの環境に溶け込もう・・・!?
と悩む毎日を送っていました(ちなみに僕と同日に入った同期9名はすでに全員いなくなっていました)。
後年後輩の1人に聞いたところ、『当時あんた1人だけ、完全に浮いとったよ』と言われました。・・・やはりそうだったか・・・
↓↓1993年。渋滞で車が進まなくなり、衣裳・小道具を担いで徒歩で現場へ向かってる途中
まぁそうこうしながらも少しずつみんなと話すようになり、時間があれば後輩達と道場に集まって練習する日々になりました。
練習して上達していくのがみんな楽しくてたまらなかったのです。
あ、まだ久留米から電車で通っていたので赤字でした。
練習以外にも衣裳の片付けに呼ばれたりしていたので更に赤字でした。
まぁその分ショーやイベントスタッフの仕事があれば優先的に入れてもらっていたので、赤字の額は減っていったのですが・・・
キャラクターショーの仕事って、正直お金になりません。
キチンとやればやるほど小遣い稼ぎにもならない、という事が多いと思います。
1日の出演料だって少ないもんだし、練習やリハーサルに対しては当然ギャラは発生しません。
そんな環境なのに、何故ショーを続ける人達がいるのか?
それは「楽しいから」以外の何物でもありません。
ステージは魔物です。
どんなに経済的に逼迫してもどんなに肉体の限界を迎えても、その魅力に取り憑かれた人間はショーから離れる事が出来なくなってしまうのです。
当時(今もそうかもしれませんが)、面接で「ウチはお金にはならないよ」と断言する事はごくごく当たり前だったそうです。
「お金を稼ぎたいなら他のバイト探した方がいいよ」とも。
こんなバイトはなかなか無いと思います(笑)
本当にお金にならないバイトですが、僕らが再三言われていた言葉が『プロ意識』です。
プロとして恥ずかしくないものを観客に見せなければいけない
プロの名に恥じない努力をしなければならない
・・・まぁ、それはそうですが、プロの名に恥じないギャラはいつまでたってもいただけないワケで。
都合よく利用されてた感は否めませんが、しかしそこには一片の真実もあります。
ショーだけではありません、どんな仕事(バイト)でもそうですが、仕事が発生するという事はそこに必要性があり、誰かに何らかの影響を与えるという事です。
何の必要もない仕事をして、その事実を世間の誰も知らない・・・なんて事はほとんどありません。
だとしたら、その必要性を全うし、周囲に悪影響を及ぼさない、望むべくは良い影響を与える、それが仕事をするという事であり、プロであるという事でしょう。
仕事をするという事は人を喜ばせる事だと僕は思います。
どんな業種であれ、他人に嫌な思いをさせる為の仕事はないんじゃないでしょうか。
だとすると、僕らショーマンにはまず、
「観客に喜んでもらう事」
が必要であり、次いで
「クライアントに喜んでもらう事」
が必要なのだと思います。
自分達がやりたい事、自分達が楽しい事なんて2の次3の次です。
ステージイベントに関わる人達の中で時々こういう事を言う人達がいます。
「自分達が楽しまなくちゃ観客が楽しめるワケない!!」
これも真実の一つではあるのですが、この発言をする人達は往々にして勘違いをしている場合が多いです。
観客を置いてけぼりにして自分達だけが楽しんでいる自己中心的なパフォーマンスをよく見かけます。
「自分達が楽しいから観客も楽しい」
ではないのです。
「観客を楽しませる為に自分達も楽しむ」
なんです。
観客を楽しませ、クライアントを喜ばせる事が自分達の楽しみにならなければ嘘だと思います。
なので僕がステージで何かやる時、何か言う時、常に考えるのは
これをやったら(言ったら)お客さんはどんな反応をするだろう?
という事です。
もちろんウケる事もあれば引かれる事もある(引かれる方が多い)。
歓声があがる事もあればしかめっ面される事もある。
でもまずは客席の反応優先です。
結果はどうあれ、それを考えずにやった事はほとんどありません。
こう考えられるようになったのは『プロ意識』と言う事を言われ続けたおかげです。
・・・まぁ、それを僕が実行出来てるかは、神ならぬお客さんだけが知るところでしょうけど。
※ショーマンとしてのプロ意識に関してはまだあるのですが、続きはいずれ書くかも?書かないかも??
実際は後輩と言っても年上もいれば同年代もいます。
元来人付き合いの下手な僕はどうやって彼ら彼女らと接したらいいか、よく分かりませんでした。
なによりまだ先輩達との付き合い方も分かっていなかったのです。
先輩達と後輩達の間で、
どうやってこの環境に溶け込もう・・・!?
と悩む毎日を送っていました(ちなみに僕と同日に入った同期9名はすでに全員いなくなっていました)。
後年後輩の1人に聞いたところ、『当時あんた1人だけ、完全に浮いとったよ』と言われました。・・・やはりそうだったか・・・
↓↓1993年。渋滞で車が進まなくなり、衣裳・小道具を担いで徒歩で現場へ向かってる途中

まぁそうこうしながらも少しずつみんなと話すようになり、時間があれば後輩達と道場に集まって練習する日々になりました。
練習して上達していくのがみんな楽しくてたまらなかったのです。
あ、まだ久留米から電車で通っていたので赤字でした。
練習以外にも衣裳の片付けに呼ばれたりしていたので更に赤字でした。
まぁその分ショーやイベントスタッフの仕事があれば優先的に入れてもらっていたので、赤字の額は減っていったのですが・・・
キャラクターショーの仕事って、正直お金になりません。
キチンとやればやるほど小遣い稼ぎにもならない、という事が多いと思います。
1日の出演料だって少ないもんだし、練習やリハーサルに対しては当然ギャラは発生しません。
そんな環境なのに、何故ショーを続ける人達がいるのか?
それは「楽しいから」以外の何物でもありません。
ステージは魔物です。
どんなに経済的に逼迫してもどんなに肉体の限界を迎えても、その魅力に取り憑かれた人間はショーから離れる事が出来なくなってしまうのです。
当時(今もそうかもしれませんが)、面接で「ウチはお金にはならないよ」と断言する事はごくごく当たり前だったそうです。
「お金を稼ぎたいなら他のバイト探した方がいいよ」とも。
こんなバイトはなかなか無いと思います(笑)
本当にお金にならないバイトですが、僕らが再三言われていた言葉が『プロ意識』です。
プロとして恥ずかしくないものを観客に見せなければいけない
プロの名に恥じない努力をしなければならない
・・・まぁ、それはそうですが、プロの名に恥じないギャラはいつまでたってもいただけないワケで。
都合よく利用されてた感は否めませんが、しかしそこには一片の真実もあります。
ショーだけではありません、どんな仕事(バイト)でもそうですが、仕事が発生するという事はそこに必要性があり、誰かに何らかの影響を与えるという事です。
何の必要もない仕事をして、その事実を世間の誰も知らない・・・なんて事はほとんどありません。
だとしたら、その必要性を全うし、周囲に悪影響を及ぼさない、望むべくは良い影響を与える、それが仕事をするという事であり、プロであるという事でしょう。
仕事をするという事は人を喜ばせる事だと僕は思います。
どんな業種であれ、他人に嫌な思いをさせる為の仕事はないんじゃないでしょうか。
だとすると、僕らショーマンにはまず、
「観客に喜んでもらう事」
が必要であり、次いで
「クライアントに喜んでもらう事」
が必要なのだと思います。
自分達がやりたい事、自分達が楽しい事なんて2の次3の次です。
ステージイベントに関わる人達の中で時々こういう事を言う人達がいます。
「自分達が楽しまなくちゃ観客が楽しめるワケない!!」
これも真実の一つではあるのですが、この発言をする人達は往々にして勘違いをしている場合が多いです。
観客を置いてけぼりにして自分達だけが楽しんでいる自己中心的なパフォーマンスをよく見かけます。
「自分達が楽しいから観客も楽しい」
ではないのです。
「観客を楽しませる為に自分達も楽しむ」
なんです。
観客を楽しませ、クライアントを喜ばせる事が自分達の楽しみにならなければ嘘だと思います。
なので僕がステージで何かやる時、何か言う時、常に考えるのは
これをやったら(言ったら)お客さんはどんな反応をするだろう?
という事です。
もちろんウケる事もあれば引かれる事もある(引かれる方が多い)。
歓声があがる事もあればしかめっ面される事もある。
でもまずは客席の反応優先です。
結果はどうあれ、それを考えずにやった事はほとんどありません。
こう考えられるようになったのは『プロ意識』と言う事を言われ続けたおかげです。
・・・まぁ、それを僕が実行出来てるかは、神ならぬお客さんだけが知るところでしょうけど。
※ショーマンとしてのプロ意識に関してはまだあるのですが、続きはいずれ書くかも?書かないかも??
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