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2013-05-12(Sun)

ボランティア

アトラクションチーム武装では、ショーに出演してくれたキャストには(当然ですが)ギャラをお支払いさせていただいてます。

…あ、
実はまだギャラの未払いで迷惑かけてる方もいるんですけど…
ちゃんとお支払いしますから待ってて下さい!

…申し訳ないです…

現場への交通費、現場での食事代などは基本的にこちらで負担しますし、車を出してくれたら車両使用料とガソリン代、運転してもらったら運転手当て等々、安いけど出させていただいてます。

それでもキャストはボランティアで働いてくれてるようなものなんです。


いわゆる『ボランティア』のチームってけっこうあると思います。

それで上手く回ってる所も多いし、たまにトラブっちゃう所もあるみたいです。

僕が知ってる団体さんはほとんどが問題なく、むしろ順調に活動なさってる所ばかりですが、たまに上手くいっていない団体さんの話も聞きます。

今回はその、ごく少数の例を参考に『ボランティア』についての僕の(そう、あくまで僕の個人的な)意見を書きますね。


僕が知ってるトラブルの話で言うと、『ボランティアに対する代表さんの考え方』が原因でメンバーが代表に反発しちゃった、って事が多かったです。

例えばショーのチームで言うと、練習だったり、リハーサルだったり、ショーの本番だったり、もしかすると衣裳製作やパッケージ製作という裏方もあるかもですけど、メンバーはそういった事に無償で参加してるワケです。

これ、ボランティア活動では当然なのかもしれません。

当然なのかもしれませんが、失敗しちゃう団体さんでは必ずと言っていい程、代表さんが

『ノーギャラ=±0』

だと勘違いしています。

勘違いしたまま奉仕させています。


ノーギャラは、実はメンバーにとって±0ではありません。

完全なマイナスなんです。

メンバーはみんな、貴重な時間を費やして活動に参加してくれているワケです。

それだけでも本来なら時給が発生して然るべきだと思います。

移動すれば交通費だって必要になります。

車だって使えば傷んでいくんだし燃料代もかかります。

つまりボランティアというのは、メンバーが(時給+交通費等)の金額をチームに支払いながら活動するという事なんです。

上手くいってる団体さんは、主宰や代表さんがこれを理解しています。

メンバーが団体に奉仕してくれている事を理解して感謝しています。

それゆえ、せめて精神的な見返りを与えようとするし、無理な要求をしません。

だからメンバーも安心してついていく事が出来ます。

ところが上手くいかない団体さんでは、代表さんがこの状況を
『ボランティアなんだからノーギャラでやって当たり前』
というスタンスで捉えています。

酷い時は、
『自分だって忙しい時間を割いてノーギャラでやってる。メンバーのみんなと同じだよ』
なんて事を言ってしまいます。

それは当然でしょう、あなたがやりたくて作った団体なんだから…

主宰・代表とメンバーは絶対的に立ち位置が違うんです。

団体の活動が続けられるって事だけで、主宰や代表には充分な見返りがあるんです。

それに相当する見返りも与えずにチームに奉仕させていたらメンバーが反発してもやむなしですよね。

『報酬は無くてもいいけど出費もさせるべきではない』

『メンバーへの感謝を忘れない』

ボランティアのチームにはこうあってほしいなぁ、と個人的に思いますね。
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プロフィール

武装代表・内野

Author:武装代表・内野
福岡・久留米を中心に、九州全域で活動している『アトラクションチーム武装』の代表です。

1972年生まれ。
1990年にキャラクターショーの世界に入り現在に至る。

2007年に武装を設立。

武装の活動内容は殺陣教室、殺陣指導、オリジナルキャラクターショー等。

現在は関西コレクションエンターテイメント福岡校さんでのアクションレッスン講師もやらせてもらってます。

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