2013-02-12(Tue)
キャラクターショーにおけるアクション(立ち回り)。
ぶっちゃけ…
70点のアクションをしようが100点のアクションをしようが、子供達には違いは分からないと思うんですよ。
蹴りが高かろうが低かろうが、テンポが良かろうが悪かろうが、ほとんどの子供は何とも思わないと思うんですよ。
だからと言って手を抜いていいって事じゃなくて、常に100点を目指しつつ、
『子供にとって、アクションの70点と100点に大きな違いは無い』
という事を自覚するのが大事なんじゃないかと。
子供の目を侮るワケじゃないですよ、
キャラクターショーに関して子供達が一番シビアですから。
一体何が言いたいのかといいますとね、
子供達に見せるべきは100点のアクションじゃない、
100点のキャラクターショーだ。
って事です。
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観てくれている子どもたちにとっては、プロであろうがアマチュアであろうがまったく関係ないんですよね。その時点では。
ところが子どもたちは、キャラクターショーを観る機会が僕らが思っているよりも多いし、毎回を真剣に観ていますから、必ず比較される時期が来ます。それは、こちらが望む望まないは関係なく
「ウチはアマチュアなので・・・」なんて言う言訳は間抜けな場違いの話で、まったく通用しないんですよね。
しかしその時に下る評価こそ、本当の評価なんだと思います。
100点のアクションで、100点のストーリーを展開して、100点の演技で演じたとしても、100点満点に限りなく近いんでしょうけれど、100点満点のキャラショーになるとは思えないんですよね。そこが難しいところであり、やりがいであり、なんですけどね(笑)。
100点のショーがどんなものか、どうすれば作れるのかは僕も分かってないんで偉そうには言えないんですけどね(笑)
漫画『寄生獣』を描いた岩明均先生が、『マンガとは1コマ1コマというより全ページでひとつの生き物』とおっしゃってましたが、それに近い気がします。
しかし何にしても、アマチュアだとか練習時間がなかっただとか前日が飲み会だったとかは言い訳にならないですよね。
2回公演の場合、1回目の上演を終えて運動部が
「あそこは実際に当てるべきだったよね。」とか
「もう一歩遅らせて跳んでも良かったんじゃない?」などの会話があって、現場裏で練習を繰り返しているのを見ると、彼らが自分たちのアクションに100点をつけることはない、と思います。
仮に僕が「100点ですよ。」と言っても納得する彼らではありませんし。
それは僕も同じで僕が書いた台本より、実際上演された展開の方が面白かったりする方が多いので、仮にクライアントさんから「良かったよ。」と言っていただいても、喜んでいるのは運営者の僕であって、台本を書いた僕は力不足を痛感しています。
文化部、運動部、演劇部が100点満点で合致するなんてことがもし合ったら、それは大いなる勘違いか自己満足でしょうね。
運動部は常に1センチでも高く飛びたがってますし、文化部はわかりもしない人の心に訴えようとしているわけですし、演劇部は毎回違うナマモノのお客さんを相手にするわけですから。それでも100点満点は常に目指さないと、子どもたちは目と眼と芽で見ていますからね。
自分にとっての100点を出すのはほとんど不可能に近いですけど、それでもそこを目指して努力する事が大切ですよね。
『もういいや』って妥協しちゃったら何の為にショーをしてるのか分からなくなっちゃいますし…
かと言って、努力したからOKではなくて結果も出さなくちゃいけない世界だし、それを踏まえて取り組んでいきたいですよね。
dragonmacさんみたいにショー全体を見てらっしゃる方の意見は本当に重く、いつも力をいただいてます。
キャラショーにしても、演劇にしても、仕事で関わることはありましたが、ど真ん中に行くとは夢にも思っていませんでした。
しかも、まさかキャラクターショーで大葉イズムに関わるなんて・・・ねぇ。知らないとは恐ろしいものです。
そういうところからのスタートで「さやか見参!」を拝見しましたから、こちらの方こそ代表には教えていただくことが多いのです。
そう言っていただけると嬉しいですね!
そして身が引き締まる思いです!
これからも気を抜かないように頑張ります!!