2012-09-04(Tue)
戒め
漫画を読んでて胸にグッと来る事があります。
ちょっと前の週刊モーニング。
西餅先生の『犬神もっこす』という作品。
大学の学生演劇の話です。
基本的にはギャグというかコメディというか、そんな感じなんですが、EPISODE:14では深いやりとりが。
劇研の3人(夏目・犬神・狭山)と、かつて演劇の世界にいた事務員・金田一さんの会話。
夏目『でも私たちは私たちで面白いものが作れると思うっちゃ』
金田一『根拠は?』
夏目『自分のやってることが面白いって自信があるし客はいっぱい来てるし 何よりアンケートはいつも好評です』
金田一『身内客のアンケートがですか?
あなた達の公演に足を運ぶのは殆どがうちの学生 つまり身内ですね
友達の舞台に悪い事は言わない 期待もないから批判もない
学生はいわば時間持ちですから つまらない芝居を見せられても鷹揚でいられる』
夏目『学生じゃない商店街の人々もいますけど?』
金田一『それも身内というのです
あなた方の芝居は客を喜ばせているでしょうか
自分達が内輪で楽しんでいるのを身内に見て貰っているだけでは?
演劇というものは やっている側の充実感が変に強いのもやっかいなところです
特に君達のようなアマチュアは楽しかったで終わってしまって見世物としてシビアに出来を評価する事をしない』
狭山『たしかに……いつも舞台の後はやりきった感が凄くてそれで満足してしまう気がします』
~中略~
金田一『ノルマで知人友人にチケットを売るという妙な制度のおかげで客席はいちおう埋まるというのもよろしくない
常に観てくれる人がいるという錯覚
批判の届かない居心地の良い環境 そこで何年も進歩しない劇団が少なくない数で存在します』
犬神『しかしそういった劇団はいつか淘汰されていくのでは?』
金田一『確かに しかし淘汰される前に
そんな劇団が観劇初心者にとっての「初めての芝居」を見せてしまう事がままあるんですよ 君達学生演劇も含めてね
たとえばこんな話をよく聞きます
「友達が演劇をやっていたのでチケットを買わされて観に行ったがひどくつまらなかった
それ以来演劇はつまらないというイメージが先行して観に行く気にならない」
アマチュア演劇でも責任重大です
学生のあなた達にも観劇初心者を感動させるような芝居をしていただきたい』
これはキャラクターショーでも同じだ。
しっかりと胸に刻んでおこう。
ちょっと前の週刊モーニング。
西餅先生の『犬神もっこす』という作品。
大学の学生演劇の話です。
基本的にはギャグというかコメディというか、そんな感じなんですが、EPISODE:14では深いやりとりが。
劇研の3人(夏目・犬神・狭山)と、かつて演劇の世界にいた事務員・金田一さんの会話。
夏目『でも私たちは私たちで面白いものが作れると思うっちゃ』
金田一『根拠は?』
夏目『自分のやってることが面白いって自信があるし客はいっぱい来てるし 何よりアンケートはいつも好評です』
金田一『身内客のアンケートがですか?
あなた達の公演に足を運ぶのは殆どがうちの学生 つまり身内ですね
友達の舞台に悪い事は言わない 期待もないから批判もない
学生はいわば時間持ちですから つまらない芝居を見せられても鷹揚でいられる』
夏目『学生じゃない商店街の人々もいますけど?』
金田一『それも身内というのです
あなた方の芝居は客を喜ばせているでしょうか
自分達が内輪で楽しんでいるのを身内に見て貰っているだけでは?
演劇というものは やっている側の充実感が変に強いのもやっかいなところです
特に君達のようなアマチュアは楽しかったで終わってしまって見世物としてシビアに出来を評価する事をしない』
狭山『たしかに……いつも舞台の後はやりきった感が凄くてそれで満足してしまう気がします』
~中略~
金田一『ノルマで知人友人にチケットを売るという妙な制度のおかげで客席はいちおう埋まるというのもよろしくない
常に観てくれる人がいるという錯覚
批判の届かない居心地の良い環境 そこで何年も進歩しない劇団が少なくない数で存在します』
犬神『しかしそういった劇団はいつか淘汰されていくのでは?』
金田一『確かに しかし淘汰される前に
そんな劇団が観劇初心者にとっての「初めての芝居」を見せてしまう事がままあるんですよ 君達学生演劇も含めてね
たとえばこんな話をよく聞きます
「友達が演劇をやっていたのでチケットを買わされて観に行ったがひどくつまらなかった
それ以来演劇はつまらないというイメージが先行して観に行く気にならない」
アマチュア演劇でも責任重大です
学生のあなた達にも観劇初心者を感動させるような芝居をしていただきたい』
これはキャラクターショーでも同じだ。
しっかりと胸に刻んでおこう。
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