2009-10-04(Sun)
声入れ!!・・・にかこつけて自分の話
10月2日、
『忍者ライブショー さやか見参!』
の新しいショーパッケージ製作の為、博多区某所にて声入れを行ないました。
声入れとは、ショーで流す台詞を録音する作業の事。
アフレコ…と書こうかなぁ、と思ったけど、調べてみたら
『アフレコとはとはアフター・レコーディングの略で、映画やテレビドラマ等で撮影後に俳優の台詞(声)だけを別途録音する事を言う。』
との事で、意味合いが全然違う。じゃあ正式には何というのか?
調べたらありました。
『アフレコとは逆に、台詞や音楽を先行して収録してそれに合わせて絵を描いたりキャラを動かす事がある。これはプレスコ(pre-scoring:プレスコアリング)と言い主に人形劇、着ぐるみショー、アメリカのアニメーションなどで採用されている。』
だそうです。
まさしくコレ!
プレスコね。これからたまに使おう。通ぶった顔して。
声入れをするって事は台本が必要で、ここ数週間はずっとストーリーを考えていたんだけど珍しく
な~んも浮かばなかった!!
僕はキャラクターショーをやってた頃はショーの台本も書いていたのでそれなりに引き出しがあるつもりだったんだけど、しばらくインプットを怠ってたから枯渇しちゃったのかな?
初めて台本を書いたのは1992年。ショーを始めて1年ちょい、恐竜系戦隊物でした。
幼少の頃からマンガ家になりたくてストーリーを考えたり、中学時代に自主映画を撮って台本を書いてた自分にとって会社が製作したパッケージは物足りなく感じたんです。
新人のクセに生意気ですが、旧態依然とした、しかもやっつけ仕事に思えてしまって・・・
・・・で、新戦隊が始まる時期に
「書いていいなら台本書かせて下さい!」
と直訴して書ける事になりました。
その頃ウチの事務所はパッケージ製作にバイトが関わるなど許されなかった時期で、知らない間に社員が台本を書き、知らない間に録音され、知らない間に編集され、実際にショーをやるメンバーは完成品を渡されるのを待つのみでした。
なので、最初に書いた台本は提出した時点で僕の手を完全に離れ、勝手な手直しが加えられ、かなりニュアンスの違うパッケージとして僕の元に戻ってきたのです。
ショックでしたね。
それからはちょくちょく(ボツも挟みながら)書かせてもらって手直しも少なくなり、1993年には初めての声入れ。
この辺りからバイトがパッケージ製作に関われる環境が出来た・・・と思っています。
もちろん事務所サイドの英断ありき、です。
ここで色んな仕事を経験させてもらえなかったら僕らのその後は様変わりしてたでしょう。
結局スペシャルショーまで含めると、在籍中に25~30本ぐらい書かせてもらったのかな?
出来がいいのもありました!
酷いのも(たくさん)ありました!
でも色んなアイデアを試してみて、子供達の反応を試して、なおかつ他の事務所のパッケージも研究して、僕のスタイルみたいなものが出来ました。
ここでバラしてしまいましょう、僕のヒーローショー王道パターン!!(誰も興味ない?分かってます)
①起・・・カッコ良さ・強さを見せる(主に立ち回り)
②承・・・悪の作戦でヒーローピンチ!!
③転・・・ヒーロー達の頑張りで逆転!
④結・・・熱く勝利!!
どうですか!?あまりに当たり前でしょ!?
でもこの中に自分なりの制約があるんです。
最近特に、なんですが、
①ではとことんカッコ良く。立ち回りがあるなら圧勝。
②ではとことんピンチに。子供達が言葉をなくし、顔を背けたくなるぐらいヒーローヒロインをやっつけます。
③ヒーロー自身の頑張りで逆転します。以前は安易に子供達の応援コールに頼っていましたが、僕は「ヒーローが頑張ってる姿」を子供達に見てもらいたい!
「ヒーローだから強くて当たり前」
じゃなくて、
「ヒーローでも一般人でも頑張らなくちゃ勝てない」
って事を見てもらいたいんです。
よく人に話すんですが、「探偵ナイトスクープ」で30枚の瓦割りに挑戦したお母さんのエピソード、それをショーで表現したいんです。
④ではもう圧倒的に、①とは違う強さを見せたいと思っています。
①ではヒーローが持っている力を、④では、強い意志が上乗せされた強さを、って感じでしょうか。
これにキャラクター設定(特に山吹さやかはオリジナルキャラなので)の説明を加えていくと完成です。
『忍者ライブショー さやか見参!』を観た事ある方は照らし合わせてみて下さい。
まんま、でしょ?(笑)
これからもこのパターンで続けていきますので温かい目で見守って下さいね♪
・・・話がめちゃめちゃ逸れましたね・・・
今回の台本も基本はこのパターンなのですが、少しだけ崩そうとして壁にぶつかってしまいました。
そんな中、あるローカルヒーローチームのショーを観て閃きました!
「これをパクろう!!」
・・・コラコラコラ・・・
もちろんまんまパクるワケではなくてアイデアのきっかけをいただいただけなのですが・・・
それはまた次回にでも詳しく書きます。
それで大まかなストーリーは決まりました。
後は煮詰めて書くだけ・・・ところがどっこい、ここでもつまづいた!!
構成が上手くいかない!!不自然な出ハケが多くなる!どうしたらいいんだよぉ~・・・
悩みに悩んで、完成したのは2日。
すなわち声入れ当日のお昼過ぎ。
それから慌てて清書してプリントアウト。
音響屋である大先輩・Hさんの事務所へ。
ホントは18時に行くつもりだったのに台本の作成に手間取って30分送れで到着。
メンバーが来る前にひと仕事・・・(このひと仕事については恥ずかしいので今は触れません。いつか発表出来たら・・・と思います)
そして19時に声優達が到着!!
今回のキャストは
山吹さやか・・・ナナコ姉さん
敵忍者 ・・・声が低くて渋い男
下忍 ・・・ジョーさん
イバラキ ・・・代表
mixiにも書きましたが、山吹さやかは演者と声優が別人なんです!
でもいつかナナコ姉さんにもさやかを演じてほしいなぁ・・・
↓ナナコ姉さん

声が低くて渋い男は武装声入れの準レギュラー。
彼の演技には絶大なる信頼を寄せているので、多少ムチャな事でも台本に書けてしまうというありがた~い男なのです。
武装の声入れには初参加のジョーさんはかつて某大学のサークルでオリジナルショーをやってらっしゃった方で、昨年知己を得てからのお付き合いです。
この日は声優が見つからず無理を言ってお願いしたところ、本業で忙しい中手伝いに来て下さいました。感謝!!
見学に来たナナコ姉さんのお友達が見守る中、録音はスムーズに進み、いくつかリテイクを録って無事終了しました。
次は編集だぁっ!!
ちなみにこのパケは10月17日の
『まつり草ヶ江』
場所:草ヶ江小学校(福岡市中央区草香江)
17:55~(予定)
でお披露目となります!!
『忍者ライブショー さやか見参!』
の新しいショーパッケージ製作の為、博多区某所にて声入れを行ないました。
声入れとは、ショーで流す台詞を録音する作業の事。
アフレコ…と書こうかなぁ、と思ったけど、調べてみたら
『アフレコとはとはアフター・レコーディングの略で、映画やテレビドラマ等で撮影後に俳優の台詞(声)だけを別途録音する事を言う。』
との事で、意味合いが全然違う。じゃあ正式には何というのか?
調べたらありました。
『アフレコとは逆に、台詞や音楽を先行して収録してそれに合わせて絵を描いたりキャラを動かす事がある。これはプレスコ(pre-scoring:プレスコアリング)と言い主に人形劇、着ぐるみショー、アメリカのアニメーションなどで採用されている。』
だそうです。
まさしくコレ!
プレスコね。これからたまに使おう。通ぶった顔して。
声入れをするって事は台本が必要で、ここ数週間はずっとストーリーを考えていたんだけど珍しく
な~んも浮かばなかった!!
僕はキャラクターショーをやってた頃はショーの台本も書いていたのでそれなりに引き出しがあるつもりだったんだけど、しばらくインプットを怠ってたから枯渇しちゃったのかな?
初めて台本を書いたのは1992年。ショーを始めて1年ちょい、恐竜系戦隊物でした。
幼少の頃からマンガ家になりたくてストーリーを考えたり、中学時代に自主映画を撮って台本を書いてた自分にとって会社が製作したパッケージは物足りなく感じたんです。
新人のクセに生意気ですが、旧態依然とした、しかもやっつけ仕事に思えてしまって・・・
・・・で、新戦隊が始まる時期に
「書いていいなら台本書かせて下さい!」
と直訴して書ける事になりました。
その頃ウチの事務所はパッケージ製作にバイトが関わるなど許されなかった時期で、知らない間に社員が台本を書き、知らない間に録音され、知らない間に編集され、実際にショーをやるメンバーは完成品を渡されるのを待つのみでした。
なので、最初に書いた台本は提出した時点で僕の手を完全に離れ、勝手な手直しが加えられ、かなりニュアンスの違うパッケージとして僕の元に戻ってきたのです。
ショックでしたね。
それからはちょくちょく(ボツも挟みながら)書かせてもらって手直しも少なくなり、1993年には初めての声入れ。
この辺りからバイトがパッケージ製作に関われる環境が出来た・・・と思っています。
もちろん事務所サイドの英断ありき、です。
ここで色んな仕事を経験させてもらえなかったら僕らのその後は様変わりしてたでしょう。
結局スペシャルショーまで含めると、在籍中に25~30本ぐらい書かせてもらったのかな?
出来がいいのもありました!
酷いのも(たくさん)ありました!
でも色んなアイデアを試してみて、子供達の反応を試して、なおかつ他の事務所のパッケージも研究して、僕のスタイルみたいなものが出来ました。
ここでバラしてしまいましょう、僕のヒーローショー王道パターン!!(誰も興味ない?分かってます)
①起・・・カッコ良さ・強さを見せる(主に立ち回り)
②承・・・悪の作戦でヒーローピンチ!!
③転・・・ヒーロー達の頑張りで逆転!
④結・・・熱く勝利!!
どうですか!?あまりに当たり前でしょ!?
でもこの中に自分なりの制約があるんです。
最近特に、なんですが、
①ではとことんカッコ良く。立ち回りがあるなら圧勝。
②ではとことんピンチに。子供達が言葉をなくし、顔を背けたくなるぐらいヒーローヒロインをやっつけます。
③ヒーロー自身の頑張りで逆転します。以前は安易に子供達の応援コールに頼っていましたが、僕は「ヒーローが頑張ってる姿」を子供達に見てもらいたい!
「ヒーローだから強くて当たり前」
じゃなくて、
「ヒーローでも一般人でも頑張らなくちゃ勝てない」
って事を見てもらいたいんです。
よく人に話すんですが、「探偵ナイトスクープ」で30枚の瓦割りに挑戦したお母さんのエピソード、それをショーで表現したいんです。
④ではもう圧倒的に、①とは違う強さを見せたいと思っています。
①ではヒーローが持っている力を、④では、強い意志が上乗せされた強さを、って感じでしょうか。
これにキャラクター設定(特に山吹さやかはオリジナルキャラなので)の説明を加えていくと完成です。
『忍者ライブショー さやか見参!』を観た事ある方は照らし合わせてみて下さい。
まんま、でしょ?(笑)
これからもこのパターンで続けていきますので温かい目で見守って下さいね♪
・・・話がめちゃめちゃ逸れましたね・・・
今回の台本も基本はこのパターンなのですが、少しだけ崩そうとして壁にぶつかってしまいました。
そんな中、あるローカルヒーローチームのショーを観て閃きました!
「これをパクろう!!」
・・・コラコラコラ・・・
もちろんまんまパクるワケではなくてアイデアのきっかけをいただいただけなのですが・・・
それはまた次回にでも詳しく書きます。
それで大まかなストーリーは決まりました。
後は煮詰めて書くだけ・・・ところがどっこい、ここでもつまづいた!!
構成が上手くいかない!!不自然な出ハケが多くなる!どうしたらいいんだよぉ~・・・
悩みに悩んで、完成したのは2日。
すなわち声入れ当日のお昼過ぎ。
それから慌てて清書してプリントアウト。
音響屋である大先輩・Hさんの事務所へ。
ホントは18時に行くつもりだったのに台本の作成に手間取って30分送れで到着。
メンバーが来る前にひと仕事・・・(このひと仕事については恥ずかしいので今は触れません。いつか発表出来たら・・・と思います)
そして19時に声優達が到着!!
今回のキャストは
山吹さやか・・・ナナコ姉さん
敵忍者 ・・・声が低くて渋い男
下忍 ・・・ジョーさん
イバラキ ・・・代表
mixiにも書きましたが、山吹さやかは演者と声優が別人なんです!
でもいつかナナコ姉さんにもさやかを演じてほしいなぁ・・・
↓ナナコ姉さん

声が低くて渋い男は武装声入れの準レギュラー。
彼の演技には絶大なる信頼を寄せているので、多少ムチャな事でも台本に書けてしまうというありがた~い男なのです。
武装の声入れには初参加のジョーさんはかつて某大学のサークルでオリジナルショーをやってらっしゃった方で、昨年知己を得てからのお付き合いです。
この日は声優が見つからず無理を言ってお願いしたところ、本業で忙しい中手伝いに来て下さいました。感謝!!
見学に来たナナコ姉さんのお友達が見守る中、録音はスムーズに進み、いくつかリテイクを録って無事終了しました。
次は編集だぁっ!!
ちなみにこのパケは10月17日の
『まつり草ヶ江』
場所:草ヶ江小学校(福岡市中央区草香江)
17:55~(予定)
でお披露目となります!!
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