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2012-04-15(Sun)

本気、に見せる嘘

指導をさせてもらうようになってから、

殺陣が完成するまでにはたくさんの要点があるんだなぁ~

と再確認しました。


段取りを覚えたり動きの形を覚えたりが第1ポイントですよね。

これが出来なきゃ立ち回りが出来ません。
(※これが出来た時点で満足しちゃう人もけっこう多いです)


続いてテンポとタイミングを覚えます。

動きや形が良くても、これが駄目だと立ち回りが台無しになってしまいます。

動きも段取りもOK、
テンポもタイミングもバッチリになったら次は、

立ち位置はどうなってるか、

とか、

客席からはどう見えているか、

等の『見せ方』をチェックして調整します。

せっかくカッコ良くキメてるのにステージの端っこにいるとか、

せっかく難易度の高い技をやってるのに観客に見えてないとか、

もったいない事になるのを防ぐ為です。

段取り・形・テンポ・タイミング・見せ方。

ここまで来れば、ほぼ完成形と言ってもいいでしょう。

とは言え、この段階までにかなりの技術が必要なのですが…


さて、

先ほど僕は

『ほぼ完成』

と書きました。

キチンとした形を、

キチンとしたテンポとタイミングで、

段取り通りにしっかり観客に見せる事が出来る。

これ以上、何が必要だと言うのでしょうか。


それは

『役の感情』

です。

殺陣、立ち回りというのは『戦いの演技』です。

何故戦っているのか、

どんな気持ちで殴ったのか、

どれくらい痛いのか、等が伝わらなければ演技として成立しません。


役の感情が入るまで、立ち回りは立ち回りではないのです。

立ち回りに感情を入れる。

これは言葉ほど簡単ではありません。

よく

『役になりきる』

なんて言葉を耳にします。

役になりきって、その怒りや悲しみ、喜びを自分のものにするという事です。

しかし、役になりきっただけでは中途半端に終わってしまいます。

もう1つ先が大切なんです。

役になりきって感情を自分のものにしたら役から離れなくてはならないのです。

『役になりきった自分』を客観視して、

『まるで役になりきってるかのように』

役を演じなければならないんです。


これ、役者さんには伝わってると思いますが、役者さんではない読者の方に詳しく説明すると…

例えば『怒りにまかせて殴る』というような時、本当に怒ってパンチを出すのではなく

『本当に怒っているように見えるパンチを出す』

事が重要なんですね。

その為には自分を客観視していなければなりません。

(俺の表情は本気の怒りを表してるか?)

(パンチの振りかぶりは本気に見えているか?)

(間合いは怒りの表現に適切か?)

等々…

これらは冷静じゃないと分からないですよね。

役になりきって本気で怒ってたら、こんな事考えないでしょ?

なのでお芝居として殺陣をやろうって方は、

『段取り』『形』『タイミング』『テンポ』『見せ方』『感情』

の6つを忘れないようにしてほしいと思います♪


◆information◆

久留米大学演劇部
演劇集団GAZ'

新入生歓迎公演2012
『贋作マクベス』

日時▼
4月22日(日)
17:30開場 18:00開演
4月23日(月)
18:15開場 18:45開演

場所▼
久留米大学御井学舎
御井学館3階大ホール

(観覧無料)
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プロフィール

武装代表・内野

Author:武装代表・内野
福岡・久留米を中心に、九州全域で活動している『アトラクションチーム武装』の代表です。

1972年生まれ。
1990年にキャラクターショーの世界に入り現在に至る。

2007年に武装を設立。

武装の活動内容は殺陣教室、殺陣指導、オリジナルキャラクターショー等。

現在は関西コレクションエンターテイメント福岡校さんでのアクションレッスン講師もやらせてもらってます。

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