2011-12-28(Wed)
アクションへの道(309)
チームによる違い。
Enzさんの場合、僕がそれを感じたのは、音響のセッティングやハケの設営に関してでした。
まず音響。
僕がいたキャラクターショーのチームでは、
『キチンと音が出て観客に聞こえればいい』
って感じだったのですが、Enzさんを見ていてその『キチンと』の部分の幅広さを感じました。
キチンと『いい音を』出そうというこだわりに満ちているのです。
それは代表のよっちぃ~さんが音楽をやってらっしゃるからでもあるのでしょう。
そしてハケ。
ハケというのは、ショー中にキャラクターが隠れる場所です。
決して部外者の目に触れてはならない聖域、それがハケなんです。
ハケを設営する時に大切なのは
『外から内部が見えない事』
『ステージの出入りがし易い事』
の2点ですが、Enzさんはここもとにかく徹底しています。
普段その辺りを簡単に済ませてる我々は、
『へぇ~っ!ここまでやるか!』
って感じで感心したものです。
この違いは何故生まれたんでしょう?
僕がいたショーチームの場合、現場の状況が分かるのは当日現地に到着してから。
実際にステージ状況を見てから
『さてどうするか』
と考えるワケです。
なので、
『ここを塞いでおきたい』
と思っても、塞ぐ為の幕もシートも何もなかったりするんです。
『あらかじめ用心して幕やシートを持って行けばいいじゃん』
と思われるかもしれませんが、会社の備品である幕やシートはとうぜん数に限りがある。
それを何班かで分担するので必ず持って行けるとは限らない。
おまけにレンタカーに載らない場合もある。
衣裳や小道具、音響機材だけで車内はいっぱいいっぱいで、幕やシートを載せるスペースがなかったりするんです。
じゃあ車をもう1台出せば?
と言われそうですが、それをやっちゃうと車の使用料、高速料金、ガソリン代、ドライバー手当てなどが余計にかかってしまいます。
当然それはショーの販売料金に含まれていません。
とにかく制限が多いんです。
これはもしかしたら『営業担当』と『制作』と『当日のスタッフ&キャスト』の連携の無さが原因かもしれませんね。
連携がしっかりしていれば余裕を持って対処出来るのかもしれません。
それとは別の問題もあるような気がします。
我々のやり方は『突然の変更』や『時間の調整』に対応する為のものかもしれません。
これは珍しい事ではないのですが、
ショーの30分前、
全てのセッティングが完了して
『さて、着替えるか』
なんて言ってる時間にクライアントさんから、
『ステージの場所移動するから!』
なんて言われる事があるのです。
『えーーーっ!?』
と思いますが仕方ありません。
ショーの時間を変更するワケにはいかないので我々はダッシュで動き始めます。
ハケに広げていた衣裳をしまい、セッティングしていた音響機材をバラし運びます。
何はともあれ、まずは音が出るようにしなければいけないのです。
運ばれた音響機材をスタッフが再セッティングしている間に我々は衣裳や小道具、私物を運びます。
ハケがテントだった場合はテントも運びます。
客席にブルーシート等を敷いていたならそれも運びます。
ハケの設営が終わったら出番が早い者から着替えます。
その間MCは開催場所の移動を案内して、混乱している観客を整理し、時間を繋がなければなりません。
キャラクターの準備が出来ているかを気にしながら、出来るだけオンタイムに始められるように大急ぎで準備する…
こんな事が(けっこう)あるから、
『とりあえず外から見えなければ』
『とりあえず音が出れば』
みたいな考えになるのかもしれませんね。
Enzさんのこだわりを見ていると、代表・よっちぃ~さんが一貫してステージングを構成しているのが分かります。
あくまで僕個人の感想ですが、『ステージングのベスト』を目指すか『現場対応のベスト』を目指すか、みたいな違いを感じて非常に勉強になったのでした。
Enzさんの場合、僕がそれを感じたのは、音響のセッティングやハケの設営に関してでした。
まず音響。
僕がいたキャラクターショーのチームでは、
『キチンと音が出て観客に聞こえればいい』
って感じだったのですが、Enzさんを見ていてその『キチンと』の部分の幅広さを感じました。
キチンと『いい音を』出そうというこだわりに満ちているのです。
それは代表のよっちぃ~さんが音楽をやってらっしゃるからでもあるのでしょう。
そしてハケ。
ハケというのは、ショー中にキャラクターが隠れる場所です。
決して部外者の目に触れてはならない聖域、それがハケなんです。
ハケを設営する時に大切なのは
『外から内部が見えない事』
『ステージの出入りがし易い事』
の2点ですが、Enzさんはここもとにかく徹底しています。
普段その辺りを簡単に済ませてる我々は、
『へぇ~っ!ここまでやるか!』
って感じで感心したものです。
この違いは何故生まれたんでしょう?
僕がいたショーチームの場合、現場の状況が分かるのは当日現地に到着してから。
実際にステージ状況を見てから
『さてどうするか』
と考えるワケです。
なので、
『ここを塞いでおきたい』
と思っても、塞ぐ為の幕もシートも何もなかったりするんです。
『あらかじめ用心して幕やシートを持って行けばいいじゃん』
と思われるかもしれませんが、会社の備品である幕やシートはとうぜん数に限りがある。
それを何班かで分担するので必ず持って行けるとは限らない。
おまけにレンタカーに載らない場合もある。
衣裳や小道具、音響機材だけで車内はいっぱいいっぱいで、幕やシートを載せるスペースがなかったりするんです。
じゃあ車をもう1台出せば?
と言われそうですが、それをやっちゃうと車の使用料、高速料金、ガソリン代、ドライバー手当てなどが余計にかかってしまいます。
当然それはショーの販売料金に含まれていません。
とにかく制限が多いんです。
これはもしかしたら『営業担当』と『制作』と『当日のスタッフ&キャスト』の連携の無さが原因かもしれませんね。
連携がしっかりしていれば余裕を持って対処出来るのかもしれません。
それとは別の問題もあるような気がします。
我々のやり方は『突然の変更』や『時間の調整』に対応する為のものかもしれません。
これは珍しい事ではないのですが、
ショーの30分前、
全てのセッティングが完了して
『さて、着替えるか』
なんて言ってる時間にクライアントさんから、
『ステージの場所移動するから!』
なんて言われる事があるのです。
『えーーーっ!?』
と思いますが仕方ありません。
ショーの時間を変更するワケにはいかないので我々はダッシュで動き始めます。
ハケに広げていた衣裳をしまい、セッティングしていた音響機材をバラし運びます。
何はともあれ、まずは音が出るようにしなければいけないのです。
運ばれた音響機材をスタッフが再セッティングしている間に我々は衣裳や小道具、私物を運びます。
ハケがテントだった場合はテントも運びます。
客席にブルーシート等を敷いていたならそれも運びます。
ハケの設営が終わったら出番が早い者から着替えます。
その間MCは開催場所の移動を案内して、混乱している観客を整理し、時間を繋がなければなりません。
キャラクターの準備が出来ているかを気にしながら、出来るだけオンタイムに始められるように大急ぎで準備する…
こんな事が(けっこう)あるから、
『とりあえず外から見えなければ』
『とりあえず音が出れば』
みたいな考えになるのかもしれませんね。
Enzさんのこだわりを見ていると、代表・よっちぃ~さんが一貫してステージングを構成しているのが分かります。
あくまで僕個人の感想ですが、『ステージングのベスト』を目指すか『現場対応のベスト』を目指すか、みたいな違いを感じて非常に勉強になったのでした。
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