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2023-04-30(Sun)

レッスン終わって


KCE(関西コレクションエンターテイメント)福岡校でのアクションレッスン終わりました。

今日は慣れてる方とのマンツーマンだったので、普段なかなか出来ない練習をしました。

まずは帯を結んでもらい、竹光を差してもらってからの抜刀納刀。

そしてそのまま型。

女性が帯刀する事はお芝居でもあまりないかもしれませんが、せっかくアクションレッスンに来てもらってるので経験しておいて損はないですよね。

後半は1対1の立ち回り。

時間をかけて完成させました。

レッスン生同士の立ち回りだとお互いに遠慮しながらになるので、こういう機会にはしっかり絡んであげたいと思ってます。
20230430KCE

惜しい!って所もいくつかありましたが、それでもかなり上手くなってくれてます。

やはり取り組み方がしっかりしてる方は上達しますね。

教えた相手の成長を見る喜びは、指導者冥利に尽きるというものです。

いつも本当にありがとうございます。


KCE出アクションレッスンの講師をやらせてもらうようになって3年が経ってました。

今日気が付いてびっくりしました。

モデルさんのレッスンに比べたら全然需要は少ないのかもしれませんが、求めてくださる方の期待にしっかり応えて結果を出し、もっと需要を増やさなければいけないなと改めて思いました。

これからも頑張ります!

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2023-04-30(Sun)

レッスン前に更新


本日もKCE(関西コレクションエンターテイメント)福岡校でのアクションレッスンです。

ただいま電車で向かってます。

昨日と違って良いお天気なので荷物が少なくて助かります。

雨の日はレインウェアやら傘やら防水バッグやら長靴やら着替えやらでてんやわんやしますからね。

私物が少ないと移動が楽です。

私物が少ないので今日は木刀やら何やら持っていってます。

マンツーマンの予定なのでしっかり剣殺陣したいと考えています。

レッスン終わったらまた更新しますね。

2023-04-29(Sat)

アクションレッスンの帰り道


今日はKCE(関西コレクションエンターテイメント)福岡校でのアクションレッスンでした。


朝から雨です。

レインウェアを着て、一応傘も持って、長靴を履いて、一応普通の靴も持って、防水バッグで出かけました。

木刀は持っていくのをやめました。

今日は剣殺陣ナシ。

ボディアクションのみです。

参加者さんが固定されてるわけじゃないので、毎回顔ぶれに合わせてメニューを考えます。

殺陣教室と同じスタイルですね。

前もって考えておいた方が良い練習もあるけど、参加者さんの上達レベルのバラつきがあるとそれはなかなか出来ません。

レベルが高い人に合わせて周りを引き上げる事もあるし、慣れてない方に合わせて基本に立ち返る事もあります。

本日は後者でした。

足技と手技をいくつかずつ練習しましたが、あまりにも基本ばかりだと慣れてる方に申し訳ないので所々に応用を組み込んで。


殺陣教室にしろアクションレッスンにしろ、参加者さんの目的は色々、レベルも色々、取り組み方も色々。

それに向かい合うのは僕自身のスキルアップにも繋がります。


参加してくださる皆さんありがとう。

一生懸命取り組んでくださる皆さんありがとう。


今日は撮影してないので以前の画像。
20220903KCE
2023-04-28(Fri)

練習量


ゴールデンウィークはキャラクターショー最大の繁忙期。

全国でショーに関わってる皆様、怪我なく無事に乗り切ってくださいね。


世間では「ちょっと暑くなってきたなぁ」ぐらいの季節ですが、キャラクターの中はすでにサウナ状態です。

視界の悪い、呼吸もままならないサウナの中で、踊り、戦い、お芝居してる皆さんを僕は本当に尊敬します。

まぁそれでも真夏の地獄に比べたらマシなんですけどね。

だけど結局は楽しくてやめられないのがキャラクターショーなんです。


僕はキャラクターショーから離れてずいぶん経ちます。

今はショーに向けた努力もしていないので、もし久しぶりにキャラクターに入ったりしたら夏場の地獄はおろか、5月のサウナ状態にも耐えきれずぶっ倒れて醜態を晒す事でしょう。

現役の頃は火・水・木の練習に金曜のリハーサル、土日のショーで4ステージみたいな日々だったので(なんなら自主練もしてた)、サウナにも地獄にも耐えられる精神と肉体が出来上がっていたんでしょうね。

それでもぶっ倒れる事はありましたが…

やっぱり最高のパフォーマンスをしたいので、

「倒れないように動きをセーブしよう!」

というのが出来ないんですよね…

練習と本番を繰り返す日々は体力と精神力を鍛えるだけじゃなく「技術」を高めてくれます。

当たり前ですよね。

ってかそれが一番。


やはり上手くなる為には練習量が必要なんです。

「上手くなりたいけど上手くなれない」って人を見ると圧倒的に練習量が足りてない事が多いです。

このぐらい練習しておけば充分だろう、というハードルが低いというか、

そもそも練習に「これで充分」なんてありませんしね。

きちんとした技術を効率的に、そしてがむしゃらに練習するのが上達への道だよなぁ、

なんて思ってます。
かしいダイレンジャー
2023-04-26(Wed)

練習方法のエッセンス


昨日4月25日(火)は久留米での殺陣教室でした。

レギュラーメンバーがお休みだったので、福岡からの参加者さんとマンツーマン。
20230425
雨だったのに遠方から来てくださってありがとうございました!


今回は剣殺陣の基本を練習しました。

主に「上段からの真っ向」

武装ではこれを剣殺陣のスタート地点に設定しているので、まずはここをクリアしてもらわなきゃ次に進めない。

頭上に振り上げた刀で縦一直線に斬る、という技なんですけど、これが意外と難しい。

要点を押さえないと刀を上下に動かしてるだけになっちゃう。

でも、意外と難しいからといって何ヶ月もかかるようなものじゃありません。

まだまだ先は長いのに、最初の技だけで数ヶ月も費やしてたら何十年かかっても殺陣なんて出来ませんからね。

上達のスピードを上げる為には、「根本的な練習のやり方」を身に付ける事が必要だと思います。

具体的な動作のみを覚えるのではなく、その根底にある「なんの為に、どのように練習すべきかというエッセンス」を理解する、って事ですかね、分かりにくいけど。


教室や練習に来てくれてる方にはそういう事も伝えていきたいな。

2023-04-25(Tue)

殴り


本日4月25日(火)はアトラクションチーム武装の殺陣教室。
20230418久留米

福岡県久留米市にて18時〜21時。

未経験者歓迎、参加者募集中です。

要予約なので参加希望の方はご連絡ください。

雨が降ってますので、参加の方はお気をつけていらしてくださいね!


武装を立ち上げてからの僕は剣殺陣を中心に練習していますが、元々はヒーローアクションをやってました。

ヒーローショーでも剣殺陣はあるんですが、僕が入った事務所ではボディアクションが主だった気がします。

ボディアクションと剣殺陣では大きく違う所もありますが共通している所もあります。

今思えばボディアクションをやっていた事が現在の剣殺陣に役立っているし、剣殺陣をやってる人はそのスキルをボディアクションに活かせると思います。
(きちんと学ばないと効果は薄いかもしれません)

ヒーローショーに入った新人さんは戦闘員の役からスタートする事が多いのですが、

その第一歩として僕が最初に学んだのがこの動きです↓


基本の技は団体によって違いますし、僕がこれを習ったのは30数年前なのでもう変わってしまってるかもしれません。

この動作の名称は「殴り」と呼んでいました。

右腕で殴れば右殴り、左腕で殴れば左殴りです。

殴りには2種類あって、ひとつは「殴る」殴りなんですけど、この動画はもうひとつの「受け止められる」殴りです。

殴りかかるけど受けられるという動作ですね。

新人の時は戦闘員役で、ヒーローに殴りかかるけど、かわされて受けられて殴り返されるというような時に使う事が多かったです。

戦闘員だけじゃなく、怪人がヒーローに、という場合もありますし、逆にヒーローが怪人にというパターンもありますが、とにかくアクションでよく使う基本動作だと思います。

パッと見、とても簡単に感じるかもしれませんが実はいくつも要点があって、きちんと出来るようになるまでは練習を重ねる必要があります。

僕は最初の3ヶ月ぐらいはこればっかりやらされてたなぁ。


簡単に見えても飽きてきても、

基本の動作が身に付くまで時間をかけて練習する事が後々の財産になるんでしょうね。

2023-04-24(Mon)

楽しく苦いゴールデンウィーク


明日4月25日(火)はアトラクションチーム武装の殺陣教室。
20230418久留米

福岡県久留米市にて18時〜21時。

未経験者歓迎、参加者募集中です。

要予約なので参加希望の方はご連絡ください。


先日

「そういえば1991年の4月21日は博多駅まつりで戦隊のショーをしたなぁ。あれも32年前かぁ。懐かしいなぁ」

なんて感傷に浸ってたんですが、

やっぱりこの時期はゴールデンウィーク中のキャラクターショーの事を思い出しますね。

キャラクターショー関係者にとって一年で一番忙しい期間。

人手が足りなくて大先輩や新人さんや新人さんの知り合いなどが現場に大量投入されて色んなアクシデント、トラブルが頻発する期間。

その苦労を乗り越えれば良い思い出に変わり、仲間との絆が強くなったりする期間。


32年前のこの時期、僕はショーの世界に入って初めてのゴールデンウィークを目前に控え、

突然体調を崩してしまったのでした。

いつものように事務所でアクション練習を終えて帰りの電車に乗ったところ、

どうにも気分が悪い。

吐き気が込み上げてくる。

自宅の最寄り駅まで約1時間、それぐらいならどうにか我慢出来るかと思ったんですが…

吐き気は酷くなるばかり。

目が回る、動悸が激しくなる、呼吸が苦しくなる。

結局次の駅で降りる事に。

ベンチに座って回復を待ったんですが、回復するどころか悪化してホームに大の字で倒れ込み動けなくなりました。

結局一晩だけ入院する事に。

翌日退院出来ましたがゴールデウィークの前半はショーに入る事を禁じられてしまいました。

当然の判断でありがたいご配慮なんですけど、その時は悔しくて悔しくて仕方なかったですね。

5月に入ってからはショーに復帰し楽しい思い出を作りました。


楽しく苦い32年前の思い出です。


ちなみに何故倒れたのか、原因は何だったのか、

それを知ってるのは病院で説明を受けた母親だけなんですが、

「先生は何て言ってたの?」

と聞いたら全然覚えてなくて、

詳細は謎のままです(笑)


皆さんもお身体にはくれぐれもお気をつけくださいね。

2023-04-23(Sun)

カラミの本分


先日の不定期殺陣練習には新規の参加者さんが来てくださいました。
20230420福岡

新しい方が来るのはかなり久しぶりだったからみんなテンション上がって楽しく練習しました。

練習ラストの立ち回りはその方にシン(主役)をやってもらって。

初参加だけど練習を見ていたら何だかいけそうな気がしたので、少し難易度高め&手数多めの立ち回り。

思った以上に出来てたのでみんなで「すげぇっ!」って驚きました。
20230420練習風景A

カラミは大人2人、小学生2人の計4人にやってもらったのですが、

立ち回りを始める前、4人に(特に小学生に)色々と注文を付けました。

「シンは初めてだからね、慣れてる君らがしっかり絡んで立ち回りを成立させてあげなきゃいけないんだよ」

「でも君らが目立っちゃ駄目だよ、あくまでシンをカッコ良く見せてね。それが出来るかどうかが腕の見せ所な」

「シンが慣れてないからといって合わせてあげてる感が出たら台無しよ、タイミングを合わせてあげながら本当に戦ってる芝居をしてね」


立ち回りに対する要求としては当たり前の事ばかりですが、実際にやるのは難しかったようです。

慣れてないシンに合わせてあげようとしてタイミングを見計らってる、ただ見てる、ただ待ってるというような箇所がいくつかありました。

お芝居をしながら見計らう、待ってる間もお芝居を続けるという技術と意識を身に付けてほしいなぁと思いました。
20230420練習風景B

2023-04-20(Thu)

これもアリかも?


本日4月20日(木)はアトラクションチーム武装の不定期殺陣練習日。
20230413福岡

現在は特別「参加者募集」を謳ってるわけでもありませんが、参加資格を限定してるわけでもありません。

ここで練習したい、学びたいと思ってくださる方がいたらそれに全力で応えたいと思って開催している次第です。


「どう考えてもこれはナシだろう」という事でも

「いや、アリかもしれない!」と思ってみると新たな発見があります。

これは以前ヒーローショーの完パケを作ってる時に得た考え方なのですが

※完パケ…セリフやBGM、効果音などが入って音だけで物語を成立させたもの。ヒーローショーではこの完パケを流してそれに合わせてお芝居やアクションをする事が多い。


テレビで新番組が始まってすぐの頃って、完パケにBGMを入れようにも送られてきた音源の数が少なくて使える曲が限られてるんです。

特にアクションシーンで使える曲が足りなくて。

※●映から音源が送られてくるのですが、番組開始時なので曲数が少ないのです。

楽しい曲とか悲しい曲とか重々しい曲とかはけっこうあるんですけどね。

でもアクションシーンで同じ曲ばかり使うワケにもいかないし、無音では迫力が出ないし…

そうやって悩む事が多かったんですが、毎回追い込まれていたので最終的に

「なんでもアリで考えてみよう!」

と思ったんです。

同じ曲ばかり使うのもアリかもしれない!

無音もアリかもしれない!

楽しい曲で戦ったり悲しい曲で戦ったり重々しい曲で戦ったりもアリかもしれない!!

そんな感じで。

違和感は一旦捨てて、これもアリだぞ?って思いながら曲を聴く。台本を読む。

そうすると時々、たま〜に

「あ、この曲でアクション、アリじゃないの!?」

に出会ったりするんですよ。

悲しい曲でのアクションシーンが意外に雰囲気出てたり重々しい曲でのアクションシーンが危機感煽ったり。


まぁそれはイレギュラーな例で、「いやいや、やっぱりナシだわ!」ってのがほとんどなんですけどね。

でも最初からナシだと決めてかかるより選択肢が広がるし考え方の引き出しも増えます。


これはお芝居でもそうで、

「この役はこういうお芝居だろ」って決めつけちゃうと幅が広がりません。

「この役はこういうイメージだけど、こういう芝居もアリかも?」

って考えて色んなパターンを試してみたらいいと思います。

これは殺陣やアクションも同じですね。

固定概念にとらわれず、それまで自分の中になかったイメージまで捻り出して試してみる。

固定概念ばかりだとありがちなもので終わってしまう事があってもったいないです。

結局「やっぱナシか」ってなるとしても、そこで増やした引き出しは無駄にはなりませんからね。

2023-04-19(Wed)

お手本は見せられないけど


明日4月20日(木)はアトラクションチーム武装の不定期殺陣練習日。
20230413福岡

現在は特別「参加者募集」を謳ってるわけでもありませんが、参加資格を限定してるわけでもありません。

ここで練習したい、学びたいと思ってくださる方がいたらそれに全力で応えたいと思って開催している次第です。

熱意がある方には上手くなってほしいし、その為に僕のこれまでの経験が活かせるならそれ以上に嬉しい事はありません。

まぁ身体のあちこちにガタが来ていて満足なお手本も見せられない事が多いので申し訳ないですけどね。


昨日の久留米教室では、僕がお手本を見せられない中のひとつ、蹴り技を中心に練習しました。

こういった技は、お手本を見せて「はい、こんな風にやって!」と言うだけであらかた出来る人もいれば、動きを細かく分解して、ひとつひとつ説明すれば出来るようになる人もいます。

ちなみに僕は後者ですね。

完全な後者。

動きを細かく分解して、ひとつひとつの動作の理屈を考えて、それで納得出来ないと身体が動きません。

…まぁ僕の場合は理屈が分かっても身体能力が追いつかなくて出来ない事が多いのですが…

それはさておき、

昨日は蹴りの練習をしながら「自分の身体と向き合う事の大切さ」を再確認しましたので、参加してくれた方々もそれを意識してくれたら嬉しいなぁと思います。

2023-04-17(Mon)

基本と応用


明日4月18日(火)はアトラクションチーム武装の殺陣教室。
20230411久留米

福岡県久留米市にて18時〜21時。

未経験者歓迎、参加者募集中です。

要予約なので参加希望の方はご連絡ください。


練習メニューを考える時、

基本中心にするか応用中心にするかでいつも悩みます。

本当は3時間ずっと基本でもいいんですよ。

3時間摺り足メインの練習とか

3時間素振りメインの練習とか

3時間手技メインの練習とか

3時間受け身メインの練習とか

そーゆーのいいなぁって思います。

基本はいつまでも必要なものだし、やらなくなったら衰えてしまいますからね。

僕はそういう練習が好きだし、そういうのを喜んでくれる参加者さんもいます。

でもそればかりだと飽きちゃう人もいるし、基本ばかりでも成長出来ません。

基本は応用出来ないと意味がありません。

基本を応用して実用に繋げるといいますか。

なので

「本番ではこう使う事がある」

とか

「こういうパターンもある」

とか

「これを表現しなきゃ駄目だ」

とか

「どこに意識を向けるか」

とか

そういう応用の説明・練習も欠かせないのです。


ビギナーさんには基本からゆっくり教えますし、実践が迫ってる方には応用も教えます。

参加者さんの顔ぶれを見ながらメニューの配分を考えますが、大前提としてどのような方もまずは「基本」をしっかり身に付けてほしいと思います。

2023-04-16(Sun)

その瞬間の反応


その人がその時に何を考えてどう動くか。

アクションや殺陣、お芝居でもそれが大切だったりする。

こういう時はこう動くよね、

こうなったらこんな反応をするよね、

みたいな定石通りの、いわばテンプレ芝居が必要な時もあるけれど、

その瞬間に考えた事、出てしまった反応はリアリティが違う。

なので僕は立ち回りを付ける際、当人達に

「この状態なら何をする?」

と質問したりする。


答えは

「背中が隙だらけなので斬りかかります」

でも

「隙がなくて怖いので刀を向けて距離を取ります」

でも

「仲間を助ける為に掴みかかります」

でも

「戦いたくないので逃げたいです」

でも何でもいい。

その人がその状況で考えた事なら。

僕は出来るだけそれをふまえて手を付けたいと思う。


そういう感情をこちらで決めて指示する事も多いんですけどね。

「ここ、背中に隙があるから『今なら行けるかも!』って斬りかかるんよ!」

とか

「本当はかかっていきたい、敵を倒して手柄を立てたいけど相手に隙がないから行けない、逆にかかって来られたら怖いから刀を精一杯敵に向けて、2歩下がって敵の攻撃範囲から離れて!」

とか。

役としての自分がどういう立場でどういう性格でどんな感情で、どんな状況なのかを考えた時に出てきた反応。

それを自然に組み込んだ立ち回りが出来たらお芝居の幅が広がりますね。

僕も目指していこう。


シン・仮面ライダーのドキュメント、2回目鑑賞後なので色々考えちゃう。
20230413福岡練習風景
2023-04-13(Thu)

明日4月13日(木)はアトラクションチーム武装の不定期殺陣練習日。

20230323

少人数でも楽しく充実した練習をしよう!


ドラマとかでよく見るんだけど、

主人公の命を狙う犯人、

その手に握られたナイフ、

物陰に隠れ、背後に忍び寄り…

「死ね〜っ!!」

雄叫びと共に主人公にとびかかる。

その声で振り向いた主人公は間一髪で攻撃を防ぎ反撃に転じるんだけど…

せっかくこっそり近付いたのに、なんでそこで大きな声を出すん!?

って思いますよね。

無言で襲えば勝てたかもしれんのに。


そんな事を考えて。


僕は殺陣教室で

「立ち回り中は声を出せ!」

と指導しています。

立ち回り中の声は合図でもあるので必要だったりするんですけど、やっぱり無言の立ち回りって寂しく感じちゃうんです。

攻撃する時の声、攻撃を喰らった時の声、攻撃を受けた時の声、痛みを我慢してる声、などなど、

出せる声は全部出せ!とばかりに参加者にリクエストしてるんですが、

お芝居じゃなく本当の戦いならきっと無言だよなぁ、とも思うんです。

現実に即したリアリティを求めるならそれもいいなぁ、と。


立ち回り中の大仰な声はお芝居的なリアリティですよね。

たとえそれが不自然だとしても。

最初に書いた、忍び寄った犯人の声も、ヒーローが必殺技を放つ時の声も、

それがあった方が分かりやすくて観てる人のテンションが上がりやすかったりするのかもしれませんね。


慣れてない方は恥ずかしがって声を出せなかったり声での芝居が出来てなかったりするので、まずは恥ずかしがらずにしっかり声を出せるようになってほしい。
そして感情のこもった声を出せるようになってほしい。

それが出来るようになったらいずれは、

無言の戦いの緊迫感を出せるようになってほしい。

2023-04-12(Wed)

見学


明日4月13日(木)はアトラクションチーム武装の不定期殺陣練習日。

20230323

集まってくれたメンバーと楽しく実りある練習をしたいと思います。


これまで10年ちょっと殺陣教室をやってきて、

見学に来てくださった方もたくさんいらっしゃいます。

今後の参加を考えていらっしゃった方、

普段は練習に参加してくれてるけど、体調不良や怪我で練習出来ず、せめて見学だけでも、と来てくださった方、

遠方からわざわざ来てくださった方、久しぶりに会いに来てくれた先輩や仲間達。

いずれもありがたい事です。

ところがたまに、ありがたくない見学者もいらっしゃいまして。

これはよく話すんですが、殺陣教室を始めてすぐの頃に来られた男性。

話を聞くと

「殺陣の経験はないけど居合いをやってるので、自分も殺陣教室を始めようと思いまして!それでどんな練習をしたらいいのか盗みに来ました!」

との事。

潔すぎて逆に好感持てますが、まぁありがたくはなかったですね。

でもこの方の場合、見て盗もう、見て学ぼうという意欲はあったはず。

中には学ぶ気もなければ見もしないような人もたまにいらっしゃいました。


何回か練習に参加してくれてた方が、参加予定じゃない日にふらりとやってきまして「ちょっと見学していいですか?」と言うので理由を聞いたら

「いや、そこで友達と待ち合わせしてるんですけど早く着いてしまったので」

いや、見学っつーか時間潰しやないかい(笑)

彼は練習を見るわけでもなく、時間までスマホをいじって去っていきました。

そんな彼はテレビの取材が来た日も見学にやって来て、どうにか映り込もうと頑張って帰っていきましたね。

…まぁ彼の場合は不純とはいえ理由がありましたが、中には

「この人は一体何をしに来たのだろう?」

と思わせる人達も。

そういう人達はみんな、見てはいるけど学ぶ気がない。

見学だったら見て学ぶ姿勢でいてほしいんですよ。

教師にならないのなら反面教師にしてもらってもいいからさぁ。

俺ごときに学ぶ事なんてないかもしれないけど、ちゃんとしてる人達は見学者としての姿勢をきちんと持って来てくださるぜ。

どんな大先輩でも。


見学をさせていただく以上はしっかり見る、そしてしっかり学ぶ。

これを忘れたら人として失礼極まりないですよ。

2023-04-11(Tue)

見て盗む


本日4月11日(火)はアトラクションチーム武装の殺陣教室。
20230404

福岡県久留米市にて18時〜21時。

未経験者歓迎、参加者募集中です。

要予約なので参加希望の方はご連絡ください。


「観て盗め!」

というのは指導の現場ではよく聞く言葉だけど、

技術を見て盗めという意味なら、これは初心者さんやあまり慣れてない方には難しいと思う。

どんなに簡単に思える事でも最初は説明しなきゃ分からない。

園児に「赤信号では止まる!青になったら左右を見て、車が来てなかったら渡る!」って教えるのと同じ。

「赤で止まる、青で渡るなんて事は説明されなくても周りを見たら分かるだろう!」なんて言わないですよね。

それの大人版。


で、教えてもらった側はそれを覚えて実行しなくちゃいけない。

2回も3回も同じ説明をさせてたら「何度も言わせるんじゃねぇ」って怒られちゃう。

それがあんまり続くと呆れられて諦められて、放置されちゃうか放り出されちゃう。


不慣れなうちは見て盗まなくていいから、教えてもらった事を自分が出来てるかどうか、周りを見て再確認した方がいい。


ある程度のキャリアを積んだら今度こそ「見て盗む」が必要になります。

その段階まで来たら求められるスキルが基本から応用に移行しているのでいちいち説明したりしづらいんです。

なので見て盗む為にはその時点で基本が出来ている事が必須。

基本が出来ているというのは技を覚えている、技が出来るという事だけじゃなくて、

自分の身体の使い方が分かっている、自分の身体の使い方をコントロール出来ている、という事を含みます。

「腕を地面と水平に肩まで上げよう」と思ったらその通りに、

「体重をこのタイミングで右足にかけて動き出そう」と思ったらその通りに、

「このテンポで振り向いて次の動作に移ろう」と思ったらその通りに、

つまり自分が考えた通りに自分の身体を動かせるってことですね。

それが出来ないと、見て盗もうとしてもお手本と同じ動きが出来ません。

あの人はこんな風に動いてるのに自分は出来ないなぁ〜、で終わってしまいます。

で、どうやったら出来ますか?って尋ねて「見て盗め!」って怒られちゃうわけです。


教える側は最初から「見て盗め!」なんて言わず、基本をしっかり教える事。

学ぶ側はいずれ見て盗めるように、自分の身体と向き合いながら基本を身に付ける事。


それが大事なのかなぁと思います。
2023-04-10(Mon)

上手くなりたいなら練習するしかない


明日4月11日(火)はアトラクションチーム武装の殺陣教室。
20230404

福岡県久留米市にて18時〜21時。

未経験者歓迎、参加者募集中です。

要予約なので参加希望の方はご連絡ください。


上手くなりたかったら、

とにかく練習するしかない!

きちんとした技術を学んで、

それが身に付くまで練習を続ける!

どんなすごい先生に学んでみても、2、3回習ったぐらいじゃ全然足りません。

それを月に1、2回練習してるぐらいじゃ全然足りません。

少なくとも最初の1、2年はみっちり学んでがっつり練習しなくては。

英会話で考えてみてほしいのてすが、

ネイティブの先生に2、3回習って、それを月に1、2回復習して、

それで英語が話せるようになる気がします?

殺陣やアクションも同じなんです。

さいわい今はたくさん習える所がありますし、素晴らしい先生もいっぱいいらっしゃいますから、

自分に合った先生を見つけてしっかり学んでください。



上手くなりたい人はね。


アクション業界に片足の爪先ぐらいだけど突っ込んでる人間としては、「上手くなりたい!」「やる気がある!」と言いながら練習してない人を見ると「やらなきゃもったいないよ〜」と思ってしまうのです。

2023-04-09(Sun)

正面を意識するスキル


中学時代、文化祭でアクションショーをやった時の事。

当時はただのヒーローアクションマニアの素人中学生で、特撮ヒーロー番組を観てイメージしたアクションもどきをやってたんだけど、

担任の先生から「客席に背中向けすぎ」って言われて、

「そりゃアクションは動き回るんだから背中だって向けますよ」

なんて生意気に反論してスルーしたりして、


当時は本気でそう考えでいたものの、のちのちショーの事務所入って色々学んでみて、

「あぁ、こういう事だったのか」

と、目からウロコが落ちたんです。


背中を向けないっていうよりは「正面を意識する」と言いますか。

正面を意識してアクションを魅せる技術、

それに関する知識、

それが皆無だったばかりに僕は先生に生意気な反論をして自分のやり方を押し通しちゃったんですね。


今はアクションに関しても色んな情報が出回っているので我流でもそれなりのレベルまで進む事が出来るのかもしれませんが、

自分の経験があるからどうしても我流の限界を感じてしまうんですね。


なので殺陣教室ではそれも含めた「自分が気付けて良かった事」を交えながら技術を教えていきたいと思ってます。

そんな文化祭終了後の1枚。
19871001文化祭

2023-04-05(Wed)

分かりやすさ

昨日4月4日(火)は久留米での殺陣教室でした。
20230404

今回は受け身を中心に練習しました。
20230404練習風景

そのあと、大振りな殴りとコンパクトな突きで

「相手の攻撃を待たない」
「相手にリアクションを待たせない」

という練習をしましたが、こちらはこれからの課題ですね。

立ち回りはいつもより時間をかけて、ちょっと難しめの手に取り組んでもらいました。
20230404練習風景B

二人ともお疲れ様でした!


僕はヒーローショーを始めて1年目ぐらいからショーの台本を書かせてもらってました。

マニアだった高校生の頃に観に行っていたキャラクターショーへの不満や、自分がアクターとして入ってたショーの内容への不満があったので

「書かせてください!」って会社にお願いしたんです。

最初の頃は手直しされまくって不満の残る作品になる事もあって悔しい思いもしましたけどね。

それでもペーペーの自分に台本を書く機会を与えてくださった事には感謝しかありませんでしたが。

僕が台本を書く際に意識していたのは「テレビ番組の世界観を再現」する事と「ドラマとして面白く」する事。

こんなん当たり前のような気がしますが、当時は僕が納得出来るショーになかなか出会えなかったんですよ。

先輩達は

「ストーリーとかどうでもいい!子供達はヒーローが出てきて戦っとけば喜ぶんだ!」

みたいに言ってましたから僕の好みとは合わなかったんですね。

「ストーリーがしっかりしてる」と「ヒーローが出てきて戦う」は両立出来るものだし、本来は両立してなきゃいけないものなので。

まぁそれはともかく。


子供向けのショーにおいて

「どのぐらい子供達に分かりやすくするか」

って大事だと思うんです。

僕が書いてたのは戦隊とかライダーとかアクション物の台本だったんですけど、そこには少なからずSF要素があるので全てを分かりやすくってワケにもいきません。

おまけに僕は、対象年齢の子供達にはまだちょっと分かりにくいかな?ってストーリーとか台詞回しを入れちゃうんですよね。

会社や先輩から「これちょっと子供には難しいだろ、もっと分かりやすくしろ」って言われるような。

でもそれこそ僕が狙ってるところなので変更は出来ません。
生意気にも押し通してました。

特撮ヒーロー番組でもアニメでも何でもいいんですけど、

子供の頃に観て、大人になっても心に残ってるものって、決して分かりやすいものばかりじゃなかったと思うんです。

子供にはまだ理解出来ない、

でも

理解出来ないけどなんか悲しい、

理解出来ないけどなんかワクワクする、

みたいな、

理解出来ないからこその心の動きってあったハズなんですよ。

大人になったら言葉や理屈で処理してしまうような事も、まだそれが出来ない子供達は素直に心で感じてるんですから。

それに、理解出来ない世界、大人の世界を背伸びして覗き見るようなワクワクドキドキした気持ちなんかもありますからね。


僕は、自分がが子供の頃にヒーロー番組を観て抱いた感情を忘れないようにして台本を書いていました。


僕が書いたショーを観た子供が大人になって

「子供の頃、どこかで何かのヒーローショーを観て、何か分からないけど悲しくて泣いたんだよな」

なんて話ててくれたら嬉しいですね。


※とはいえヒーローショーでは、ストーリーとか関係なくヒーローの存在感だけで心震えて泣ける事もあるのでそれもまた素晴らしい!
20170320キュウレンジャー

かしいダイレンジャー
2023-04-04(Tue)

初めは独学からでした


本日4月4日(火)はアトラクションチーム武装の殺陣教室。
20230328

福岡県久留米市にて18時〜21時。

未経験者歓迎、参加者募集中です。

要予約なので参加希望の方はご連絡ください。


最初にアクションを練習し始めたのは、まだショーの世界に入る前。
高校生の頃でした。

もちろん独学。

空手の本を買って基本練習してみたり、録画したヒーロー番組のアクションシーンを真似してみたり、カンフー映画の真似をしてみたり。

独学なので思い返せば滅茶苦茶でアクションのていを成してないんだけど、それでもあの時の練習は役に立ってると思います。

実家の裏の駐車場で後ろ回し蹴りをしてずっこけ、誰にも見られていないか周りをキョロキョロ。

ヌンチャクを振り回し頭部を強打し、誰にも見られていないか周りをキョロキョロ。

練習風景をビデオカメラで撮影してたからそういう恥ずかしい所まで記録されてたり。


当時その駐車場の一部を工事していてバリケードが置いてあったので
(↓こんなの)
A型バリケード

それを受け身で飛び越える練習して怪我したり。

毎回同じ場所を怪我するもんだから今までのやり方じゃ駄目なんだと気付いて、

それは現在の殺陣教室で受け身を教える際に参考にしています。

その時にアスファルトの上で練習していたので、のちのちショーで受け身をする時は、どんな固い場所、ゴツゴツした地面でも怖くなかったですね。

あの頃はヒーローアクション、カンフーアクションのビデオをレンタルして観まくってなぁ。

レンタルに無いマニアックな作品や中国武術、自主制作のアクション映画などは通信販売でビデオテープを取り寄せたりして。

今はあまりインプットをしなくなってしまったけど、三十代ぐらいまでは貪欲でした。

練習が一番大事だけど、勉強も同じぐらい大事。


とか言いながら、若い頃は歌舞伎や時代劇を全然観てなかったんですよね。

もっと早くから興味を持って勉強しておけば良かった。

20170321
2023-04-03(Mon)

お役御免


明日4月4日(火)はアトラクションチーム武装の殺陣教室。
20230328

福岡県久留米市にて18時〜21時。

未経験者歓迎、参加者募集中です。

要予約なので参加希望の方はご連絡ください。


福岡で殺陣やアクションを学べる場所も増えましたね。

僕が殺陣教室を始めた頃は、芸能事務所や専門学校以外だとあまりなかったように思いますが。

それだけアクションの間口が広がったって事でしょう。

指導者も上手い方、動ける方がいらっしゃるので、そろそろ僕もお役御免かな、って思います。

殺陣教室ももう辞めていいのかな、なんて最近考えるんですが、

でも指導者が10人いれば教え方も10人10色。

もしかしたら僕の教え方が合ってるって言ってくれる人もいるかもしれないので、

もう少しだけ頑張ろうかな、って思います。

2023-04-02(Sun)

やる気の可視化


こないだTwitterでも呟いたんだけど、

「やる気」って目に見えないから、

どれだけ心の中でやる気が燃えてても第三者に伝わらなかったら「こいつやる気ねぇんだな」って思われても仕方ないんですよね。

どれだけ「ちゃんとやる気あるのに!」って思っても、それは周りの人のせいじゃない。

「やる気」を可視化する努力まで含めて「やる気がある」です。

周りに理解してもらえなくてもいいって人は可視化の必要はないですが。

理解してもらいたかったらきちんと言葉に出す、そして行動で表す。

これも呟いた事だけど、

「やる気あります!」って10回言って1回練習する人よりも、

「やる気あります!」って1回言って10回練習する人の方が信用されます。

やる気を可視化する際は言葉よりも行動を重視しましょう。


長くやってる指導者は上手くなった人、上手くならなかった人をたくさん見てきています。

そしてたくさんの人達の「やる気」を見てきています。

その経験の中で、

「上手くなる為には最低限このぐらいのやる気は必要だよな」
「上手くなった人達はみんなこれぐらいのやる気を見せてたよな」
「この程度しかやる気がない人はほとんど上手くならずに消えてったよな」

っていうデータの蓄積があります。

なので教え子のやる気がどのぐらいのレベルにあるのかすぐに判断出来たりします。

教えを請う側がどれだけ「やる気があります!」って言っても

「このぐらいじゃやる気があるとは言えねぇな」

と思われてるかもしれません。

これは僕もよく思うのですが、

本当に上手くなる人、上手くなりたい人は「やる気」のレベルが違うんです。

教え子を本当に上手くしてあげたいと考えている指導者はそういう「やる気」を基準にしてますから、中途半端なやる気、口先だけのやる気は「やる気がない」にカウントしたりします。


「やる気があるのになかなか理解してもらえないなぁ」って悩んでる人は上記の可能性も考えて更に努力してみてください。


※僕が考えるやる気のひとつは「習った事は次の稽古までに復習してマスターしておくぐらいの気概」ですかね。
何回も何回も同じ事を教えていると「この人やる気あるんかな?」って思っちゃいます。

※やる気の可視化は練習だけじゃなく日常生活やSNSの使い方にも関わってくる事があります。
20
(2009年6月の練習風景)

2023-04-01(Sat)

リアルと段取り


王道の殺陣も好き。

様式美的な。

でも芝居に見えない殺陣も好き。


芝居に見えない殺陣の場合、僕の理想は、

…これは作品としては駄目な事なんだけど、

観てる人が

「これマジのケンカが始まったんじゃないの…?」

って心配になっちゃうような殺陣。

段取りに見えない殺陣。

本当に命の奪い合いをしてるような殺陣。


なので庵野監督の言う事も分かる。


一方で、芝居である以上段取りは必要だからリアリティを求めてもそれは段取りが根底にある殺陣になってしまう。


なので田淵アクション監督の目指す方向性にも納得出来る。


「シン・仮面ライダー」のドキュメントを観てそんな事を考えていた。

番組を観たアクション関係者は皆思うところがあっただろう、という内容だった。

まぁとにかく観ていて胃が痛くなった(笑)

でも観て良かった。



この番組での監督とアクション監督のやり取りを見ていて、僕は映画「殺陣師段平」を思い出していた。
殺陣師段平

僕がビデオを買ったのは1962年のリメイク版。

市川雷蔵が沢田正二郎を、中村鴈治郎が市川段平を演じてます。
殺陣師段平


新国劇を旗揚げした沢田正二郎が目指す「リアルな殺陣」、歌舞伎の殺陣を付けていた市川段平にはその「リアルな殺陣」というものが分からない。

それまでの殺陣はイコール「歌舞伎の殺陣」だったので、「歌舞伎の殺陣ではないリアルな殺陣」と言われても段平には何の事だか理解出来ない。

それでも悩みに悩んで模索に模索を重ねて、まさに命を削って段平はリアルな殺陣を作り出す。

そんな話。


僕も殺陣教室では「段取りになるな!」「命の奪い合いをしろ!」「リアルに!」なんて言ってるけど、既存の殺陣の範疇からはなかなか抜け出せないと思う。


監督の意図を汲んで体現していた池松壮亮、すごい役者さんだなぁ。
シン仮面ライダー

プロフィール

武装代表・内野

Author:武装代表・内野
福岡・久留米を中心に、九州全域で活動している『アトラクションチーム武装』の代表です。

1972年生まれ。
1990年にキャラクターショーの世界に入り現在に至る。

2007年に武装を設立。

武装の活動内容は殺陣教室、殺陣指導、オリジナルキャラクターショー等。

現在は関西コレクションエンターテイメント福岡校さんでのアクションレッスン講師もやらせてもらってます。

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