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2023-02-28(Tue)

立ち止まってもいいから後退しない


本日2月28日(火)はアトラクションチーム武装の殺陣教室です。
20230221

福岡県久留米市にて18時〜21時。
未経験者歓迎・参加者募集中。

要予約なので参加希望の方はお問い合わせください♪
メール→ busow@softbank.ne.jp
電話→ 090-9479-0922 ※出られない事があります

来館前の検温と館内でのマスク着用をお願いしています。
37.5℃以上の熱がある方、体調が良くない方、マスクをしていない方は入館出来ません。


そういえば久留米教室のスタートが2012年の2月27日だったので、昨日で久留米教室11年という事ですね。
20120227
ひっそりとだけど、まだどうにか続けてます。


自分も出来てない事を棚に上げて、なんですけど、

練習で大切なのは

「立ち止まっても後退しない事」

なんじゃないかと思います。

例えば「前回習った事を次回まで忘れない」みたいな。

ベストは「前回習った事を次回までにマスターしておく」なんだけどそれはなかなか難しいのでせめて「忘れない」ようにしてほしいな、と。

習った事全部じゃなくていいんですよ、

5つ習った内の1つだけでもいいんです。

次回の練習で改めて教えてもらわなくていいように、という気持ちを持っていてほしいですね。

例えば今週「2の段のかけ算」を、来週「3の段」、翌々週に「4の段」を習うとして、

「2の段」を覚えていてくれたら次の週は「じゃあ3の段やりますよー」って進められるんですが、

「2の段」を覚えてない人がいたら、「じゃあもう一度2の段を教えて、その後で3の段やりますね」になっちゃう。

当然「3の段」も覚えないだろうから翌々週は「じゃあ2の段の復習をして、その後で3の段の復習をして、その後に4の段を教えますね」って、全然進められない。

こんな事をやってたら当然いつまでも覚えられないですよね。


まぁ個人レッスンならそれでもいいんですよ。

どんなに牛歩でも誰にも迷惑かけないですから。

でも団体での練習だと周りの人達に迷惑がかかっちゃう。

「先週2の段覚えたから今週は3の段覚えるぞー」って意気込んでる人達は、また2の段からやり直ししなくちゃいけないってなったら「えー!?」って思いますよね。

それが続いたら「あいつのせいで全然進まないじゃないか!」って不満が爆発しちゃうので、

指導する側としては「前回習った事を次回まで忘れない」が出来ない人をスルーして教えなくちゃいけなくなっちゃうんです。

それはすごく悲しい事なんですけど、全体を考えた場合、もしくは練習の目的を考えた場合にそうせざるをえないんですよね。

上手くなりたい人は、もしくは上手くならなくてもいいけど練習で放置されたくないって人は、

前回習った事は忘れない!という気持ちで練習に臨んでみてくださいね。

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2023-02-26(Sun)

無条件に安全ではないのです


殺陣やアクションのレッスンと、

例えばお芝居や歌などのレッスンで一番大きな違いは、

やはり

「怪我をする可能性がある」

という事だろうか。

軽い怪我、大きな怪我、

下手をしたら命に関わるような怪我もあるかもしれない。

その危険性がないように教えるのが講師の役割ではあるんだけど、

可能性はゼロにはならない。

全員がゼロを目指していればかなりの確率で防げるものの、

これが気を抜いていたり注意力が足りなかったり集中力が欠けていたり、

基本の技術を疎かにしていたりしたら事故が起きる可能性は高くなる。

なんとなくふんわりマイペースに練習していると怪我をするかもしれない、または怪我をさせるかもしれないという緊張感は絶対に必要なのです。


どのタイミングで近付くか、距離感はどうするか、

足の位置は、腕の高さは、身体の向きは、

練習中に指示される事に無駄なんてない。

全てを指示通り形にして初めて、安全でカッコいい立ち回りが出来るのです。
上段受け
2023-02-23(Thu)

無くて七癖、有って四十八癖


人にはおそらく、自分が気持ちいい言動、心地いい言動、やりやすい言動があってそれを「癖」というのだと思うけれど、

無くて七癖のことわざ通り人にはたくさんの癖があります。

たくさんの癖のうち、ほとんどは無害なもの、気にならないものですが、

中には「それは直した方がいいよ!」って癖もあります。

例えば、悪意はないけど人が嫌がる事を言ってしまう、とか、

仕事で必ずA→B→Cの順番にやらなきゃいけない事をB→A→Cでやっちゃう、とか、

そういうのは

「癖なんだよねぇ〜」

で済ませてはいけない、済ませない方が良いものです。


それは殺陣やアクションの技術でも同じ事が言えて、

ただカッコ悪いだけならともかく、周りの人を怪我させる危険性があるような癖や、周りの人達がやりにくくなるような癖はやっぱり直さなくちゃいけない。

練習には癖を矯正するという役割もあるんですよね。


これまで見てきた中には、あきらかに良くない癖で動いているのに指摘されても「あえてやってる!」みたいに開き直ったり「直らないんだから仕方ない!」と開き直ったり、

「自分にはそんな癖ないのにおかしなイチャモンつけてくるなぁ?」みたいにアドバイスを受け入れなかったりと癖を直さなかった人達もいますが、そういう人達はほとんど上手くならなかったですね。
(僕もそういうタイプだったので上手くならなかったんだと思います…)

癖を直す為にはまず自分の癖に気付く事。

癖に気付く為には周りのアドバイスを素直に聞く事。


自分の癖は自分では気付き難いですからね。
20230221

2023-02-21(Tue)

卑屈でも慢心でもなく


本日2月21日(火)はアトラクションチーム武装の殺陣教室です。
20230214

福岡県久留米市にて18時〜21時。
未経験者歓迎・参加者募集中。

要予約なので参加希望の方はお問い合わせください♪
メール→ busow@softbank.ne.jp
電話→ 090-9479-0922 ※出られない事があります

来館前の検温と館内でのマスク着用をお願いしています。
37.5℃以上の熱がある方、体調が良くない方、マスクをしていない方は入館出来ません。


これは自分にも言える事なんだけど、

ってかほぼほぼ自分の事と言えるんだけど、

いつまでたっても出来るようにならない人、上手くならない人、成長しない人って

自分が出来てない事に気付いてないんですよね。

どちらかと言うとむしろ「自分は出来てる」と思ってたりする。

これってけっこう陥りやすい罠だと思うんです。

なので個人的には

「自分は出来てない!」

と思って何かに臨むようにしてるんです。


もちろん卑屈になる必要はないし、

「自分は出来てる!」

って自信を持って臨む事も大切だと思うんですけど、

僕自身はそれが慢心になりがちな人間だと思うので、とにかく

「俺、まだまだ全然出来てないじゃん!」

という気持ちを忘れないようにしてるっていう感じです。

それでも時々勘違いして失敗するんですけどね。

まぁ実際周りを見たら上手い人すごい人で溢れていて自分の未熟さを痛感するばかりで増長する余裕なんかありませんが。



…こんなん書いてても上記に当てはまる人は「あぁ〜、いるよね〜そーゆー人〜」なんて他人事のように感じるんでしょうけど(笑)

2023-02-18(Sat)

角度


昨日2月16日(木)は福岡での殺陣練習でした。

今回時間をかけたのは

「袈裟斬りの、角度によっての見え方の違いを考える」

という練習。
20230216袈裟斬り

殺陣・アクションでは原則として攻撃を当てないので、「当たってるように見える角度」と「全然当たってないように見える角度」が発生します。

攻撃が当たってないのがバレる見え方をした場合、その原因として「攻撃箇所を狙っていない」というパターンが多いのですが、

狙ったがゆえに当たっていないのがバレる、という角度もあるんです。

そんなワケで今回の

「当たっているように見せる為にあえて攻撃箇所を狙わない」

という練習をやってもらいました。


当たっていない攻撃が当たっているように見せる事を「かぶる」「かぶせる」と言ったりしますが、それは観客の位置やカメラの位置で変わります。

そして角度や高さがちょっと変わっただけで見え方も全然変わってしまったりします。

全方位に向けて「当たってるように見せる」というのはかなり困難なのですが、

それでも「当たってねぇじゃ〜ん」って言われるのは悔しいので、「出来るだけかぶせる」研究をしたいと思ってます。
20230216
2023-02-16(Thu)

基本と応用


今日は福岡での練習日!

19時開始なので今から行ってきます。
20230209


基本練習と応用練習の配分が難しいな、といつも思う。

基本は間違いなく必要で身につけていなければいけないというのが大前提だけど、

基本が出来ても応用が出来なければ実際に使う事は出来ない。

学ぶ順番でいえばまずは基本動作なんだけど、

「応用する為に基本がある」

という事を失念してはいけない。


自分の実感として、

これは自分が要領が悪いせいかもしれないけど、

基本練習って何時間やっても足りないんですよね。

武装の殺陣教室では刀の殺陣とボディアクション(どちらも初歩的なもの)しかやってませんけど、それでも時間がもっとほしい。

殺陣教室が1回10時間あるなら基本7時間、応用3時間やれるんだけど、体力や集中力が保たないし、なにより毎週そんな長時間参加してくれる人なんていない!(笑)


立ち回りをやってると「ここは基本とは違うけどこうやって」って事も出てきたりして、そこで実際に使う為の応用を学んだりもするので

「応用する為に基本を身につける」
「応用で得た事を基本練習にフィードバックする」

という考えで練習に臨むと良いと思います。


2023-02-13(Mon)

基本は当てないんだけど


明日2月14日(火)はアトラクションチーム武装の殺陣教室です。
20230207

福岡県久留米市にて18時〜21時。
未経験者歓迎・参加者募集中。

要予約なので参加希望の方はお問い合わせください♪
メール→ busow@softbank.ne.jp
電話→ 090-9479-0922 ※出られない事があります

来館前の検温と館内でのマスク着用をお願いしています。
37.5℃以上の熱がある方、体調が良くない方、マスクをしていない方は入館出来ません。


昨日はKCE(関西コレクションエンターテイメント)福岡校でのアクションレッスンでした。

参加者は2名で、うち1人はビギナーさんだったので、

「攻撃を当てない練習」



「攻撃される事に慣れる練習」

をやってみました。


攻撃を当てないってのは殺陣・アクションの基本ですが、

当たらないと分かっていても目の前にパンチやキックや刀が迫ると怖がる人もいるんです。

男子は子供の頃から戦いごっこをしたりするんでわりと慣れてるんですが、女子は慣れてない方が多いですね。

攻撃される事を怖がっていると、それが動きや表情に出てしまいます。

腰が引けてしまったり目を閉じてしまったり。

それではお芝居が出来ないですもんね。

しっかりお芝居する為に、攻撃される事に慣れる。

そしてアクションの相手と「相手は絶対に当ててこない」「自分も絶対に当てない」という信頼関係を作る。

無い方がいいけど、万が一当たってしまった時の対策も考えておく。

技を覚えるだけじゃなくそういう事も大切だよ、という話をしました。

2023-02-11(Sat)

跳ぶ意味、回る意味


出来ないけど、ロンダートバク転が好き。

人間のロンダートバク転よりは、ヒーローのロンダートバク転の方がテンション上がる。

おそらくは、マスクとスーツで視界も悪く動きにくいヒーローが人並み以上のアクションをする姿に惹かれたんだと思う。

ヒーローアクションに興味を持ったのもそれがきっかけだったかも。

ヒーローアクションにおけるロンダートバク転は、登場の際に使われたり移動として使われたり、まぁ言い方は良くないけど「あまり意味のないロンダートバク転」も多いんですよね。

そんな意味のない(いや、本当はあるのかもしれないけど)ロンダートバク転、それはそれでめっちゃカッコ良くてめっちゃ好きなんですけど、

立ち回りの中に組み込むならやっぱり意味が欲しくなるというか。

なんでここでロンダートしたのか、

なんでここでバク転したのか、

その理由が見えて欲しいんですよね。

だって殴る気まんまんの敵に向かって、刃物を持って斬る気まんまんの敵に、

ロンダートで向かっていかないじゃないですか。


でもそこにアクロバットを入れるのがアクションだと思うので、

先日はそんな練習をしました。

僕はもちろんロンダートもバク転も出来ませんし、

練習に参加してくれてる皆さんも出来ません。

じゃあどうしたかと言うと、


アクロバットが得意な天ちゃんが参加してくれる日を狙って決行!


僕を含む他のメンバーは全員カラミ!

我々が斬りかかって、それを天ちゃんがロンダートバク転で避ける。

天ちゃんはアクロバットとしてのロンダートバク転じゃなくて、

「避けようとした結果のロンダートバク転」

になるように意識する。

カラミはそれを邪魔しないタイミング、邪魔しない距離で斬りかかる。

実はアクロバットに上手く絡むのって難しいんです。

アクロバットは動き出したら調整が難しいものが多いのでカラミがタイミングや位置を合わせなくちゃいけないんですよ。

今回の練習でそれが上手くいったかどうかは分かりませんが、

僕の理想みたいなものが伝わってたら嬉しいなと思います。
20230209

2023-02-09(Thu)

アクションとリアクション


「こうされたからこうなった」というのが必ずある。

にこやかに話しかけられたからこちらも笑顔で返事した、とか。

不機嫌に話しかけられたから警戒した返事になってしまった、とか。

いきなり声をかけられたから驚いた返事になってしまった、とか。


同じように「こうされたらこう返すしかないよね?」ってのもあります。

この「一方の言動に対してもう一方が反応する」というのが

アクションとリアクション

ですね。

殺陣やアクションはその「アクションとリアクション」で成り立っています。

片方が一方的に、もしくは双方が勝手に技を繰り出しているだけでは成立しないのです。

…というのが僕の考えなので、立ち回りを付ける時は

「こうなってるからこう来る!」
「こっちがこうしたらそっちはどうする?」

なんて事を言いながら進めていきます。

その方が自然な流れになる気がするんですよね。

もちろん立ち回りの付け方も人それぞれですが自分の好みがそれなので、殺陣教室で指導してる方が

「こうなってるからこう来てください」

とか

「この流れでこれは不自然か…」

とか言いながら立ち回りを付けてる姿を見ると嬉しくなります。


若い頃、ヒーローショーを始めたばかりの頃はそんな事考えてませんでしたけどね。

定番の技、定番の流れ、自分がやりたい技。

でも、あれはあれで悪くないのかも。

何も考えずに勢いで付ける立ち回り。

またやってみたいな。

今でも出来るかな?


さて今日は福岡で殺陣練習。

楽しんできます。
20220728立ち回り
2023-02-08(Wed)


無くて七癖。


とはいえ、練習で「そこの形が違ってますよ!」とか「その動きは違いますよ!」とか指導した時に、

「どうしてもそう動いちゃうんです。癖なんですよ〜」

って言ってしまったらもうそこで終わり。

癖で動くのではなく、自分のやりやすいように動くのではなく、学んだ通りに動けるようになる事を目指すのが練習の目的なので。

もちろん僕にも癖はあって、それは直そうと思ってもなかなか直らなくて困ってるワケですが、

「癖だから仕方ない!」

とは思いたくないんですよね。


つい「癖なんです!」って言っちゃう人は、それを言わないように気をつけるだけでも何か変わるかもですよ。


明日2月9日(木)は福岡で殺陣練習です。
20230202

福岡市南区で19時から22時です。

2023-02-07(Tue)

フィクション


本日2月7日(火)はアトラクションチーム武装の殺陣教室です。
20230131

福岡県久留米市にて18時〜21時。
未経験者歓迎・参加者募集中。

要予約なので参加希望の方はお問い合わせください♪
メール→ busow@softbank.ne.jp
電話→ 090-9479-0922 ※出られない事があります

来館前の検温と館内でのマスク着用をお願いしています。
37.5℃以上の熱がある方、体調が良くない方、マスクをしていない方は入館出来ません。


殺陣やアクションは武術・武道・格闘技とは別物なんだけどそれらがベースになってる以上通ずる所もあって、その境界は「ここからここまで!」と厳密に言えるようなものではないと思う。

当然その中には限りなくフィクション寄りの殺陣アクションもあったりして、実際の武術・武道・格闘技の方から「そんなんじゃ実際には戦えないよ!」なんて批判されたりする事もあって、

まぁこれに対しては「殺陣アクションはお芝居なんだから実際に戦えなくていいんだよ」っていうのが答えではあるんだけど、でもあまりにも実戦とかけ離れてるのも良くないのではないかと。

本当に戦うワケじゃないけど、物語の中では本当に戦ってるワケですからね。

最低限のリアリティは必要なんだと思います。

例えば恋愛ドラマで現実離れしたイケメンを生み出そうとしてあまりにも現実離れしたキザなセリフを喋らせた結果ギャグキャラに見えてしまうなんて事はあると思うんですよ。

どこかで現実に足が着いていないと。

その足の着き方をどのぐらいにするかが重要なのではないでしょうか。


自分が殺陣・アクションに関わる時はそんな事を考えるのですが、武術も武道も格闘技もやってない自分にはなかなかの難題です。

でも、分からないなりにそういう事を考えるのが楽しみのひとつなんですよね。

プロフィール

武装代表・内野

Author:武装代表・内野
福岡・久留米を中心に、九州全域で活動している『アトラクションチーム武装』の代表です。

1972年生まれ。
1990年にキャラクターショーの世界に入り現在に至る。

2007年に武装を設立。

武装の活動内容は殺陣教室、殺陣指導、オリジナルキャラクターショー等。

現在は関西コレクションエンターテイメント福岡校さんでのアクションレッスン講師もやらせてもらってます。

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