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2022-04-30(Sat)

印象


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昨日はブログを更新しようとしながら寝落ちしてしまってました。

毎日更新するぞ!という目標もなかなか難しい。

ま、毎日更新するネタもないんですけどね。

そんなワケで、先日の殺陣教室で話した事を。


地味な基本練習をしていると、

…まぁ基本練習なんてほぼほぼ地味なものなんですが、

時々明らかに手を抜いている人を見かけます。

それは地味な練習が嫌いな人だったり単にやる気がない人だったりするのかもしれませんが、

中には

「自分はもう基本出来てるから改めてやるのがかったるい!」

って人もいると思うんです。

気持ちは分からなくもないですけどね。

既に出来る事より新しい事、

地味な事より派手な事、

そんな風に思ってしまうんでしょう。

でも、殺陣教室に限らずどんなジャンルでも、

練習中に手を抜くとろくな結果になりません。

知らない人からは「なんかタラタラやってる人がいるなぁ」ぐらいにしか見てもらえなくて印象悪いし、

知ってる人は「基本出来てると思い上がってタラタラやってんなぁ」って見るから印象悪いし、

印象悪い人は重要な役なんか任せてもらえないし周りの人達は一緒に練習したがらないし、

何もいい事ないんです。

(あの人がタラタラやってるのはすでに基本を身に付けてるからなんだな!すごい!!…なんて思ってはもらえません)

みんなから悪い印象を持たれてから慌てて

「自分はやろうと思えばちゃんと出来るんだぜ!ほら!」

なんてやってみせたところで後の祭り。

もう悪い印象は拭えません。

「ちゃんと出来るか否か」ではなく「ちゃんとやるか否か」も見られているんです。

そうなるとそれ以降は「自分はちゃんと出来るのに正当な評価をしてもらえない!」とブツブツ愚痴るしかなくなるかもしれませんね。

やらない奴は出来ない奴だと思われても仕方ないです。


それに、本当に基本が出来てる人は地味な練習もきちんとやるんですよ。

何故なら「基本は続けなきゃ意味がない」って事を知ってるし、「基本はいくらやっても終わりがない」って知ってるから。

一度出来るようになったからそれでゴールじゃない。

一度得たものも練習を怠れば消えていく。

そんなもんだと思います。


なので、長く続けていれば時には嫌になる事もあるかもしれないけど、

「基本練習、もう自分には必要ない!」

とだけは考えないでほしいなぁと、

そう願います。

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2022-04-28(Thu)

ナンボ


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本日4月28日(木)はアトラクションチーム武装の殺陣教室です!
20220421

福岡市南区にて19時~22時30分。

未経験者大歓迎・参加者募集中ですが、要予約ですのでまずはお問い合わせくださいね!

来館前の検温と館内でのマスク着用をお願いしています。

37.5℃以上の熱がある方、体調が良くない方、マスクをしていない方は入館出来ません。


ふと思い出した過去の光景。

キャラクターショーの現場で小さいお子さんを抱っこしたお母さんが怒ってる。

「怖がってる子供をわざわざ怖がらせる必要はないでしょう!!」


この時のショー、悪役(戦闘員)には若手の男の子達が入っていた。

前述のお子さんはショーが始まるか始まらないかぐらいから既に泣いていて、

それはショーが始まって悪役が登場して大泣きに変わった。

お母さんはヒーローを見せてあげたくて「少しだけ我慢しようね」って感じで抱っこしていたけど、お子さんは逃げ出さんばかりの怖がりようだった。

ヒーローが登場する直前、悪役が客席を襲撃するシーンになると、戦闘員達は一斉にそのお子さんに向かった。

おそらく大泣きしてるその子に最初から目を付けていたんだろう。

戦闘員達は怖がって泣き叫んでいる子供を取り囲んで更に脅かしている。

お母さんは必死にお子さんを守ろうとしているが、そんな制止も気にしない戦闘員達。

おそらく親子はショーを観る事をあきらめて一旦会場を離れたんじゃないだろうか。

で、最初のお母さんの

「怖がってる子供をわざわざ怖がらせる必要はないでしょう!!」

という苦情に至る。

これはお母さんが1000%正しい。


で、その時に僕が見たもうひとつの光景。

戦闘員役だった若者達の

「めっちゃビビらせてやったぜ」

という満足気なやり取り。

「悪役は怖がらせてナンボやけんね!!」

という得意気な言葉。


あぁ、今のアクターってこのレベルか、

とがっかりした事を覚えている。

こんな連中と一緒にショーするなんてごめんだな、

そう思った事を覚えている。

これは僕がキャラクターショーから離れようと思ったきっかけのひとつだ。


悪役は怖がらせてナンボ、確かにそうだよ、間違ってない。

でもそれは

「怖がってない人をテクニックで怖がらせてナンボ」

って事だろう。

「楽しませてナンボ」って言うのなら「楽しんでない人を作品に引き込んで楽しませてナンボ」って事だ。

最初から怖がってる人を怖がらせるとか、最初から楽しんでる人に過剰なサービスをして喜ばせるとか、そんなんで満足してる奴はエンターテイナーとしてどうなのよ。

怖がってショーを観れない子供がいたら逆に笑かして最後まで楽しませてやれよ。

出来るだけたくさんの観客に最後までショーを楽しんでもらう、その為に何がベストか考え実行する。

僕ならそれを目指すけどな。

2022-04-27(Wed)

手を覚える


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立ち回りは動きの数を「手」といったりします。

10手の立ち回り、とか、50手の立ち回り、とか。

例えば、攻撃を避けるで1手、敵の刀をはじくで1手、袈裟で斬るで1手、みたいに数えて、それが10あれば10手、50あれば50手という事です。

立ち回りに慣れてない人はまずこの「手(段取り)を覚えるのが無理!」と言います。

慣れてくると20手30手ぐらいならいけるものですが、初心者さんは10手でも厳しい。

それは何でかというと「基本をやっていないから」

慣れてる人が覚えられるのは基本をやっていて、かつその組み合わせ方が分かっているからなんです。

「ここで敵の刀をはじいて…」と言われた時、基本が出来ている人は何も考えずに動く事が出来ますが、基本が分からない人は

「敵がこのタイミングでこの位置に打ち込んでくる、それに対してこう構えて自分の刀をここまで振りかぶってこういう軌道でここまで動かして…」

という覚え方をしなくちゃいけません。

「刀をはじく」という単純な1手なのに覚える事、気をつける事がたくさんあるんです。

慣れてる人は10手なら10覚えれば済みますが、そうでない人はその5倍も6倍も覚える事があるんですね。

そりゃ覚えられなくて当たり前ですよ。

逆に慣れてる人は「左に避け」「右に避け」「抜き胴」みたいな3手をひとつの流れとして覚えたり、

「ジャンプして避け」「しゃがんで避け」「頭への攻撃を受け」「跳ね返して」「袈裟斬り」なんて5手ぐらいの段取りをひとつの流れで覚えたり、

そういう事が出来るようになってくるので覚える労力が省略されてきたりするんです。

立ち回りを覚える苦労を減らす為にも基本動作はしっかり身に付けた方がいいって事ですね。

2022-04-26(Tue)

最弱フェンサー


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20220419

福岡県久留米市野中町にて18時から21時、

要予約ですので参加ご希望の方はお問い合わせください。

事前の検温と施設内でのマスク着用をお願いしています。
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昨日テレビ見てたら福岡魁誠高校のフェンシング部が紹介されてた。

以前は粕屋高校だったよね。

粕屋高校時代のフェンシング部とは交流がありました。

実はワタクシ、某高校のフェンシング同好会に所属してたんです。

高校入ってすぐ部活見学みたいなのがあって、僕は何もするつもりなかったんだけど、担任から

「どうや、なんかやってみたいのはあったや」

とか聞かれて

「いや別にどれもやりたくないですね」

ってちゃんと答えたのに

「やるとかやらんとかは置いといて、面白そうなのはなかったや。ちょっとでも面白そうと思えたのは」

みたいにしつこく食い下がられて

「うーん、まぁ強いて言うならフェンシングですかね」

って言っちゃったもんだから

「そうか!フェンシングか!」

ってフェンシング同好会の顧問の所に連れていかれて。

後から知ったのは、担任がフェンシングの顧問の後輩だった事。

誰か引っ張って来いって言われてたんですかね。

そんないきさつで始めたフェンシングだから3年間やる気ナシ。

やる気ないから覚えないし強くならないし、いつも顧問に怒られてビンタされてました。

叩かれてもやりたくない事は頑張れないし、俺は頑張らないよー。

当時の福岡県で一番弱いフェンサーだった自信がありますね。

ただ、後々アクションするようになってからはフェンシングが役に立ってます。

フェンシングって足の動きがすごく重要なんですよ。

殺陣教室でいつも「足の動きが8割!」って言ってますけど、ホント殺陣もアクションも足が自由に動かないと上手くなれない。

中国武術でも「パンチを覚えるのは難しくないけど足運びを身に付けるのはすげぇ難しい」みたいな言葉がありますしね。

突く・叩くという剣の使い方も殺陣のバリエーションとして使えます。

そんなワケで、結果的にはやって良かったと思えるけど、でもやっぱり無理矢理やらされるのは嫌だな。

高校時代、実家の部屋に貼ってたポスター。
フェンシング大会
平成元年だって。

2022-04-25(Mon)

応用


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キャラクターショーをやってて良かったなぁと思うのは、

このキャラクターはこーゆーアクション!という演じ分けを考える癖がついた事。

作品ごとの違いもあるし、同じ作品内でも三者三様とか五者五様とかあるし、1年ごとに作品が変わったりするし。

そんな状況で、それぞれのキャラクターの性格だったり戦闘法だったりを考えながらアクション(お芝居も)をするのがとっても楽しかったんです。

それを経験していなかったら、いざ「この人物、こういう設定ならどんな殺陣をすると思う!?」って言われた時に何も思い浮かばず困っちゃってたと思います。

どんな設定を与えられても習った基本通りにしか動けなかったかも。

ただ、動きを100%個性的にする事は出来ないので、8割は基本のアクション、残り2割で個性を出す、みたいな感じを目指してました。

2割の中には基本のアレンジ、力強く動くとか軽やかに動くとか、速く動くとか重々しく動くとか、荒々しく動くとか丁寧に動くとか、も含まれます。

同じ技でも演じ方でかなり印象が変わりますから。

基本、からの応用。

発声や滑舌がしっかりしているだけではセリフとして成立しないように、基本通りの動きが出来るだけではアクションとして成立しないんですね。

逆に言うと、基本が出来ていなければ応用は出来ないって事。

テレビのスーツアクターさんがやってるのは「芝居としての応用のアクション」なので、特撮ヒーロー番組のマネだけでアクションを覚えた人が全然基本出来てない、なんて事はよくあるんです。

2022-04-24(Sun)

突然エンカウント


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4月21日(木)の福岡教室。
20220421

オンカウントやらエンカウントやら言いながらのアクション練習。

そんな言葉、この前日ぐらいに覚えました(笑)

これまで0.5とか0.8とかで説明してたけど、まずは単純にエンカウントで練習してみよう!と思ったのでした。

オンカウントはやりやすいけど見ていて単調になる。

エンカウントを入れる事でメリハリが生まれる。

エンカウントばかりになるとせわしない。

そのバランスが難しい。


エンカウントの中で形をしっかり作りつつ分かりやすいお芝居をする為には瞬間的に動くスキルが必要になります。

日常の動きを「1秒24コマのアニメーション」とするなら、瞬間的な動きは「2ページのパラパラ漫画」。

過程をダラダラ見せずにスタートとゴールだけを見せるつもりで動く。

殺陣教室では「瞬間移動」と説明する事もあります。

が、感覚的な事なので分かりづらいかも。

ダンスやってる人はそーゆー動き上手いんじゃないかな。


2022-04-23(Sat)

理論よりまず実践


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僕は理屈っぽい人間で、おまけに身体を動かすセンスが欠けているので余計に理屈を考えてしまいます。

新人の頃はよく
「お前は考え過ぎるからそんな動きが遅いんや!形がめちゃめちゃになってもいいけん、とにかく何も考えずに速く動いてみろ!」
なんて先輩に注意されてました。

僕は理屈が分かってからでないと身体の動かし方が分からないんです。

なので理屈から入ってしまうんですが、

本来はまず、理屈なんて考えずにひたすら練習する時期が必要なんだと思います。

むかし本で読んだんですが、

とある中国武術家さんが技や戦闘法の理論を丁寧に解説した後に、

「だが本来は理論など追い求めずにひたすら練習に励むべきだ。我々は武術家であって武術研究家ではない。理論は修練の後についてくるものである」

みたいにおっしゃってて、なるほど~と思ったものです。

確かに最初から理屈を求める新人さんはあまり上手くならなかったような…

!!

だから俺も上手くならなかったのか!!

何も分かってない新人なのに技術に対して「それは〇〇なんじゃないですか~?」「それはおかしいと思いますよ~」なんて言ってたら上手くならない気がしますよね。
(それより嫌われそう。…!!…だから俺は嫌われていたのか!!)

まずは言われた事が出来るようにひたすら練習しましょう。

そのうち理屈について、脳内ではなく体感として理解出来るようになってきますから。

2022-04-22(Fri)

ブレーンストーミング


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何でもそうだけど、

立ち回りを付ける時も、「これはこう」って考えにとらわれると行き詰まってしまう事があります。

これはこう習ったから変化させたら怒られるんじゃ!?

って思いもあるのかもしれません。

でもそこをあえて「これはこう習ったけどこういう使い方はどうかな!?」って考えてみるのもアリだと思います。

実際に使えるかどうかは二の次。

考えてみる事が大事です。

不自然な時は誰かが「それおかしいよ!」って教えてくれると思います。

先回りして「これやったらおかしいって注意されるかもなぁ」って発想を自粛させない方がいいんですよね。

自分自身で「なんじゃこりゃ(笑)」って思っちゃうようなアイデアもアイデアのひとつ。

内側に閉じ込めたアイデアは0のままですが外に出してしまえば立派な1。

1は10にも100にもなる可能性があるんですよ。

もちろん1のままで終わるかもしれませんけど。


昔テレビで、企業の会議(ブレーンストーミング)の様子を観たんです。

ゴジラの缶詰めみたいな感じでコンビーフとか、モスラの缶詰めみたいな感じでうずらの卵とか、そういうシリーズがヒットしたので第2弾を、みたいな会議でした。

そこでも色んな怪獣の缶詰めのアイデアが出されてるんですが、その中で

「メカゴジラの缶詰めで、メカニカルだから中身ナシ。外側の缶だけ、ってのはどうでしょう」

ってアイデアが出たんです。

販売する商品で中身を入れないなんて、そんなん使えるか!ふざけんな!

って言われそうなアイデアじゃないですか。

でもそれも「なるほどねぇ!」みたいな感じでひとつのアイデアとしてホワイトボードに書き出してたんです。

もちろんそのままでは使えないでしょうけど、もしかしたらそこから発展があるかもしれない。
触発されて別のアイデアが生まれるかもしれない。

それを見て、そんなアイデアも自由に言える環境って大事だなぁって思ったんです。

「そんなん使えるかぁ!」って怒鳴られる環境だったら言えないですもんね。

なので武装の殺陣教室では自由な意見を言える雰囲気を目指して頑張りたいと思ってます。


昔、ヒーローショーのチームで、ショーの台本について会議してる時、ちょっとふざけたアイデアを出すと後輩達から

「もっと真面目に考えてくださいよ!」

なんて怒られてました。

でも結局、怒りながら真面目に考えてた後輩達からはほとんどアイデアが出なかったし、僕がふざけながらたくさん出したアイデアの中から使えるものが生まれたりしてました。

アイデアは自由に!

考えたらとりあえず出す!!

その方が発想が広がって楽しいと思いますよ。


繰り返し言いますが、必ず使えるとは限りませんけどね。
2022-04-21(Thu)

上手いね!の意味


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20220414

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指導者が初心者に

「お~!上手いじゃん!」
「完璧だね!」

なんて褒め言葉をかける時、

それは嘘ではないんですが、

真に受けるには注意が必要です。

素直な人だと

「そうか!自分は上手いんだ!完璧なんだ!」

なんて思っちゃって、それから練習しなくなったり、下手すると人に教えようとしたりしちゃうからです。

えー?だって上手くて完璧ならもういいじゃ~ん

って思うかもしれませんが、その「上手い」とか「完璧」っていうのは、

今のレベルで考えたら上手いね、完璧だね、って事なんです。

初日にしては上手いね!
1週間しかやってないわりには上手いね!
キャリア1ヶ月にしては上手いね!
1年目でこれだけ出来たら完璧だね!

みたいな意味なんですね。

その道の全てを極めたね!!って事ではないんです。

そんなワケで、褒められた時の心構えこそ大切、みたいな話でした。


ちなみに、習い手の気持ちを盛り上げる為だけに心にもない「上手いね!」「完璧だね!」を繰り出す指導者もいるから気をつけろ!!(笑)

2022-04-20(Wed)

合わせる


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20220414

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立ち回りでシンが不慣れな人だった場合、カラミはもちろん合わせてあげなきゃいけないし、合わせられなきゃいけない。

それは手加減するという事になるのかもだけど、その手加減があからさまに見えてしまったらそれは失敗だ。

不慣れな人に合わせてあげるってゆーのは、スピードを遅くしてあげる事じゃない。

安全策を取って的外れな所を攻撃する事でもない。

驚かさないようにかけ声を優しくする事でもない。


大切なのは不慣れなシンに優しくしてあげる事じゃなくて、シンが不慣れでもしっかりした立ち回りになるようフォローしてあげる事だ。

スピードを落として優しいかけ声で的外れな所を攻撃してる立ち回りが立ち回りとして成立するだろうか?


必要なのはシンをしっかり見てあげる事。

シンが動ける範囲の中でカラミがしっかり動き、シンが戸惑ってる所はカラミが埋めてあげる。

1、2、3で動けるのか、戸惑って1、2、3、4になるのか、はたまた焦って1、2になるのか、

どうなったとしても本番のスピード、きちんとしたフォームでかかっていけるように心構えをしてしっかりシンを見る。

それが合わせてあげるって事だと思うんです。


2022-04-19(Tue)

ハラスメント


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20220412

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テレビでパワハラ問題を扱っているのを見て、

殺陣教室内でパワハラ問題がないか考えてみた。

参加者さんは年数に関わらず横イチの立場でいてくれてるようなので、パワハラする可能性があるのは僕だけだろう。

指導にはパワハラ的な要素があると思う。

「え~、無理です~」「無理でもやれ!」

なんて事もあるし

「疲れて動けなくなってからが本番や!もう1回!」

みたいな事もある。

状況によっては大きな声で叱ったり、よっぽどの時には軽くだけど手を上げた事もある。

会話の中で相手が困ったり嫌がったりするような弄りをしている気もする。

受け取り手によってはパワハラ認定されるかもしれない。

きっと、いつの間にか来なくなった方の中には「そーゆーのが嫌で」って人もいたんじゃないだろうか。

パワハラっぽく思えても、こーしなきゃ上手くならないって指導もあるので難しいところです。

僕と参加者さんの信頼関係が大切なんでしょうね。


じゃあセクハラは?

うーん、これはパワハラ以上に気をつけてるつもりだけど、参加者さん達がどう受け取ってるか分からない!

「うわ…セクハラだ…」って思われてたら申し訳ないしショックだな。

気付いてないだけでモラハラだってあるのかも。


そーゆーのを感じてる人がいたら対処出来るようなシステムを作っておかなきゃいけないかもしれませんね。


2022-04-18(Mon)

説得力


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20220412

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前回のブログの続きみたいになっちゃうけど、

人に何かを伝えるには、伝えるスキルだけじゃなく「言葉の説得力」と「聞いてもらえる人間性」が必要なんだと思う。

若い頃の僕は伝えるスキルばかり考えて、自分の人間性や自分の言葉の説得力なんかをまったく考えていなかった。

考えてなかったというか、

「先輩が言ってるんだから聞くべきだろ!」

とか

「俺が言ってるんだから正しいに決まってるだろ!」

とか

そんな傲慢な気持ちだったんだと思う。

アドバイスを聞いてもらえる人間性っていうのは後輩から見て

「すごい技術だな!」

とか

「すごい努力家だな!」

とか思ってもらえる事。

そしてなにより

「尊敬出来る人だな!」

って思ってもらえる事。

技術もない、努力も足りない、尊敬も出来ない、そんな奴のアドバイスなんか誰も聞きません。

だからといって自分から技術ありますアピールとか努力してますアピールなんかしたら逆効果ですよ。

本当に技術がある人、努力してる人はアピールしなくてもちゃんと見抜いてもらえますから。

アドバイスする立場の時はそーゆー事に気をつけた方がいいですね。


逆にアドバイスをいただく時は相手がどんな人であれ一旦受け入れた方がいいと思います。

「なんでこんな事を言われなあかんの!?」って反発しちゃう事もあるかもしれませんが、一旦受け入れて冷静に考えたら答えはどうであれ何かしら得るものがあったりしますから。

※技術もない、努力も足りない、尊敬も出来ない、そんな奴→俺だ…

2022-04-17(Sun)

同じパンチでいいのか


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「アクションはお芝居」という事をヒーローショーのチームにいた頃から後輩に話していたけど、当時は上手く伝える事が出来ませんでした。

正確には

「パンチ1発もお芝居」
「キック1発もお芝居」
「攻撃を受けるのもお芝居」
「攻撃を避けるのもお芝居」

って事を伝えたかったんですが、合間に余計な小芝居を入れる事が「アクションはお芝居」だと勘違いさせてしまったようです。

パンチとキックの合間に「殴った拳が痛~い!」って小芝居を入れたり、避けと受けの合間に「ギリギリ避けた!危なかった~」と汗をぬぐう小芝居を入れたり、

で、肝心のパンチやキックや避けや受けには感情が見えないっていう。

当時の後輩達に、今の自分ならきちんと伝える事が出来るだろうか?

知識とか語彙とか伝えるスキルはもちろんだけど、言葉の説得力とか、「この人のアドバイスは聞きたい!」と思わせる人間性とかが多少は向上しているだろうか?

例えばパンチ1発、

基本練習で学ぶパンチと、
わらわら群がってくるザコをぶん殴るパンチと、
実力が拮抗してる敵相手のパンチと、
10年探し求めた家族の仇に放つ怒りと憎しみを込めたパンチと、
それらは同じパンチでいいんだろうか?

戦いが始まったばかりで体力気力ともに満ち溢れた状態のパンチと、
戦い続けて疲弊しきった状態でラスボスに向かった時のパンチと、
それらは同じパンチでいいんだろうか?

殴りたくて殴るのかそうじゃないのか、
怒ってるのか悲しいのか、
元気なのか疲れてるのか、

そういう感情や状態を言葉じゃなく動きで表現する。

それがアクションなんですよね。


ただそれらは全て基本や基礎があってこそなので、

「感情を込めたらいいんだ~」なんて勘違いして大暴れしないように気をつけてくださいね。

基本や基礎が出来てから、の話です。

2022-04-16(Sat)

昔のドラマ


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たまにふと思い出します。

むかし観たドラマ。

つかこうへいの「続・蒲田行進曲 銀ちゃんが行く」

とんねるずの石橋貴明が主演だったやつ。

調べてみたら1991年の12月に放送されたみたい。

僕がショーを始めてちょうど1年後ですね。

当時はとんねるずにもつかこうへいにも蒲田行進曲にもあまり興味がなかったのでちらっとしか観てないのですが
(家でのチャンネルの決定権もなかったかも)

なんかチンピラみたいな男が銀ちゃん(石橋貴明)に叩きのめされて、それを逆恨みして銀ちゃんを刺す、みたいなラストだったのは覚えてます。

スター俳優の銀ちゃんに「俺も映画に出せ」とか言ってたんですかね。

で、殺陣の話になって、チンピラが「俺は剣道やってたから殺陣ぐらい出来る」みたいな事を言って

じゃあ見せてみろ、みたいな流れで銀ちゃんの剣にやられて、

「剣道と殺陣は違う」みたいな。

そんな感じじゃなかったかな?

ちゃんと観てないし全然覚えてないけどそこだけは印象に残ってます。

どこがどう違うとかは分からないけど「剣道と殺陣は違うのか~」って。

で、後々考えてやっぱり「剣道と殺陣は違うよなぁ」って実感しました。

「アクションのパンチ」と「空手の突き」「ボクシングのパンチ」は違うなぁ、とか

「アクションのキック」と「テコンドーのキック」は違うなぁ、とか

「アクションのアクロバット」と「体操競技のタンブリング」は違うなぁ、とか。

もちろん剣術や居合いや空手やボクシングやテコンドーや体操競技の経験があるに越した事はないんだろうけど、

それを殺陣用、アクション用に変換出来なかったらお芝居で使うのは難しいと思うんですね。

「武術や武道」と「殺陣・アクション」は同じジャンルに見えるけど実はまったく違う。

で、まったく違うジャンルなんだけど、殺陣・アクションには武術や武道っぽさが求められる。

戦ってる感を出す為には武術・武道の雰囲気を知る事も必要なんです。


実際の武術・武道から殺陣・アクションに入った人はお芝居用に変換する、

最初から殺陣・アクションを学んだ人は、武術や武道のエッセンスを意識する、

そういう事が大切なんじゃないかなぁと、昔のドラマのかすかな記憶きっかけで考えたりしてました。

2022-04-15(Fri)

足を動かす


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殺陣教室でうるさく言ってる事のひとつが「足運び」または「足捌き」です。

上半身の動きは比較的簡単だけど足の動きはかなり難しい、というのが僕の個人的な考えです。

移動するのも座るのも全て足の働き。

当たり前のようですが、それが機能していない人って意外に多いんです。

そーゆー人はアクションも殺陣も棒立ちのまま。

攻撃の為の踏み込みもない、

避ける為の体重移動もない、

ベタ足で上半身をパパパッと動かしてるだけなので戦ってるようには見えないんですよね。

でもその分速く動けるからすごい事をしているように見えるし、映像でバストショットなら問題ないと思いますが。

ただ僕はそれを良いと思えないので足運び、足捌きについてうるさく言ってます。

うるさく言ってはいますが、じゃあそれを誰かに習ったのかというとそんな事はなくてほとんど我流なんです。

我流なので正解かどうかは分かりません。

分からないので自分的な正解を追及するしかありません。

色んな殺陣はもちろん、武術や武道の動画や書籍で勉強して、自分なりの

こう来たらこう動くしかないやろ!?とか

こう行くならこう動かざるをえないよね!?とか

そういう足捌き・足運びを考えています。


殺陣教室で「足運びが分からない~!」とお悩みの貴方、

教えてる僕もどうせ我流なんだから、勉強して考えて練習して自分なりの足運びを身に付けてみてはどうでしょうか?

理屈と動きが破綻せず説得力があればそれでOKだと思いますよ。


今週の福岡教室と、懐かしき11年前の福岡教室。
20220414

20110414

2022-04-14(Thu)

ナルシシズム


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本日4月14日(木)はアトラクションチーム武装の殺陣教室です!
20220407

福岡市南区にて19時~22時30分。

未経験者大歓迎・参加者募集中ですが、要予約ですのでまずはお問い合わせくださいね!

来館前の検温と館内でのマスク着用をお願いしています。

37.5℃以上の熱がある方、体調が良くない方、マスクをしていない方は入館出来ません。


ヒーロー役をやる時は、カッコ良く動く以前に「カッコ良く立つ」「カッコ良く構える」が大切です。

せっかくカッコいいアクションを決めても、終わった時の立ち姿がダサかったら興醒めですもんね。

でも、「ただ立つ」とか「ただ構える」っていうのは、実はすごく難しいんです。

動きがあれば誤魔化せるんですけど、止まっちゃうと誤魔化しが利かないですから。

で、新人の頃とか、立つ時も構える時も当然ながらカッコ良く決めるんですよ。

決めてるつもりなんですよ。

ばっちり決めてご満悦なんですよ。

で、気付かなければご満悦で終われるんですけどね、

何かのはずみに写真とかビデオとか見て気付いてしまうんですよ。

自分のカッコ悪さに。

当時はスマホとか無くて写真も現像しなきゃ見られないしビデオカメラ持ってる人も少なかったし、現実を見る機会が少なかったんです。

で、気付いてしまったら矯正しなきゃいけません。

自分の体型とか骨格とかも考えて、衣裳の具合いも考えて、鏡とにらめっこしながら形を調整していくんです。

腕の角度はどうだとか首の角度はどうだとか足の角度はどうだとか身体の向きはどうだとか。

そうやって少しずつ自分のカッコいい立ち方や構えを理解して身に付けていく。

つまりは第三者の目線を持ちながら鏡に映った自分と向き合うのがカッコ良くなる為の方法のひとつって事ですね。

第三者の目線がなかったら自分に酔ってるだけ、ナルシストになっちゃいます。

「今の俺カッコいい~!」って思い込んでる時って大体カッコ悪いんですよね。

自分の脳内イメージと実際の形ってけっこうズレてるので。

カッコ良く動く前に、まずはカッコ良く立つ事、カッコ良く構える事。

その為にはしっかり鏡(や動画)を見て自分の角度を知る事。

第三者の目線を持ってね。

ただのナルシストにならないようにね。

2022-04-13(Wed)

ガラパゴス


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独自の進化を遂げたガラパゴス諸島の生き物達は他の土地でも生きていけるんだろうか?

なんてふと思った。

殺陣は人それぞれ、団体それぞれにスタイルがある。

まさに十人十色。

ただ掘り下げていくと同じベースに引っ掛かってる事が多い。

ベースが同じなら擦り合わせる余地がある。


僕は、「殺陣とは互換性があるもの」だと思っている。

もし違うスタイルの人や団体さんと絡む機会があった場合に、苦労するにしても変換して擦り合わせられるのが殺陣なんだと勝手に考えているんです。

つまり、大元となる大きなベースがあって、そこから数えきれないぐらい枝分かれをして十人十色になっていて、全然別物に見えるけどどこかでベースと繋がっている。
それが僕の考える殺陣です。

ところが時々、ベースの存在を感じさせない特殊な殺陣に会う事があります。

独自に発生したのか、はたまた独自の進化を遂げたのか。

いうなれば「ガラパゴス殺陣」

ガラパゴス殺陣には互換性がありません。

十人十色ではなくオンリーワンなんです。

良くも悪くもオンリーワンなので、誰にもマネ出来ないすげぇ存在になる場合と、誰とも関われない孤立した存在になる場合があります。

ほとんどは後者だと思いますが、それは存在自体の良し悪しではなく、「自分達のテリトリーだけで生きていくなら問題ナシ、別の生態系との共存を願うなら困難」って感じではないかと。

そんな事を考えていたので冒頭の『独自の進化を遂げたガラパゴス諸島の生き物達は他の土地でも生きていけるんだろうか?』なんて疑問が生まれちゃったんですね。

僕がやってる殺陣もほとんどガラパゴス。

でも、枝葉の枝葉の枝葉の枝葉ぐらいでもどこかでベースに繋がってる、と信じてます。

武装の殺陣教室では互換性のある殺陣を教えていきたいな。

※今回はいつも以上に個人的な見解と妄言が多いですね。ごめんなさい。

2022-04-12(Tue)

今だから分かる事


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20220405

福岡県久留米市野中町にて18時から21時、

要予約ですので参加ご希望の方はお問い合わせください。

事前の検温と施設内でのマスク着用をお願いしています。
37.5℃以上の熱がある方、体調が良くない方、マスクをしていない方は参加出来ません。


アクションを始めて30数年経ちました。

年数分のスキルを持ち合わせていないので「俺は30年やってるぜ!」なんて言えないし思えないんですけど、

下手なくせに続けてきたのはまぁ評価してやるか、って感じです(笑)

長年やってて真髄を極めてる人もいれば、「おめーは長年何をやっとんたんじゃ」って呆れたくなる人もいる。

僕はどちらかといえば後者です。

なので自分よりキャリアが短くても上手い人は素直に尊敬してます。

まぁそれはさておき、

30年やって分かった事があります。

それは、

「いつまでも未熟」

って事です。


10年目、「自分も10年かぁ、さすがにアクションへの理解も深まってきたし技術も身に付いてきたなぁ」なんて思ってました。

20年目、「振り返ったら10年目の俺はアクションの事全然分かってなかったなぁ。でも20年目にして今度は本当に分かってきたぜ」なんて思いました。

30年目、「あぁ~!20年目の俺!分かったような気になって出来てるような気になって何て恥ずかしい奴!」と思いました。

だだ、それまでと違うのは

「ここでまた『今度こそ本当に』なんて思っても40年目に後悔して反省すんだろ!俺はまだ未熟なハズ!いや、いつまでも未熟なんだ!」

と思えた事です。

そう思えたのは30年目だから。

10年ごとに2回の失敗をしているから。

10年目にはこんな事考えつかなかった。

20年目ではこんな風に思えなかった。

続けてきて良かった~。

殺陣やアクションに限らず、どんな世界でも続けていけばこういう気持ちを味わえるんじゃないかなぁ。

この気持ちすら40年目には「なんだよあの時の俺!」って反省してるかもしれませんけどね。


※キャリアは「始めた日から何年経ったか」じゃなくて「どれだけ向上心を持って継続したか」だと思います。

2022-04-11(Mon)

前回のラストを超える


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明日4月12日(火)はアトラクションチーム武装の殺陣教室です。
20220405

福岡県久留米市野中町にて18時から21時、

要予約ですので参加ご希望の方はお問い合わせください。

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昨日はKCE(関西コレクションエンターテイメント)福岡校でのアクションレッスンでした♪
20220410KCE
こちらのレッスン、皆さん熱心に取り組んでくださるのでやり甲斐があります。

とはいえ回数や時間が限られているのでこんな話をしました。

例えば摺り足のフォーム、

例えば素振りのフォーム、

例えば前蹴りのフォーム、

そういったものは一回習えば自宅でも練習出来ます。

もちろん一回で完璧に習得出来るワケないのでしばらくは指導を受けなくてはいけませんが、レッスンに行かないと練習出来ないってものではありません。

このような「自宅で復習出来る事」を自宅で復習するかどうかで上手くなれるかどうかが変わってきます。

前回のレッスンで「膝を曲げないように!しっかり伸ばして!」って言われたならば、次のレッスンでは膝が伸びてないといけないんです。

「刀の位置が低いよ!もっと高く上げて!」と言われていたなら次までに修正しておかないといけないんです。

完璧な修正は無理だとしても、

「前回のラストを次回のスタートが上回るように」

という姿勢で練習に臨んでいけば、間違いなく上達していくハズです。

(KCEのアクションレッスンだけじゃなく殺陣教室も同じですね)

…小学校で「予習・復習が大切」と言われてた意味がこの歳になってようやく分かりました(苦笑)

2022-04-10(Sun)

需要の無い供給


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最近ですね、出来るだけ毎日ブログを更新しようと頑張ってるんです。

誰も望んでないんですがね、勝手に供給し続けてるワケですが、

昨日はもう疲れてて眠くて!

ブログ書きながら寝落ちしてしまってました…

ごめんなさい、って謝ろうかと思ったけど、需要が無いものなので謝らなくていっか(笑)


今でこそ「アクションは芝居だ!」とか偉そうに知った風な口を叩いてますけど、

ヒーローショーの世界に入って最初の頃は、やれ二段蹴りだ、やれ後ろ回し蹴りだ、やれ旋風脚だ、もっと速く、もっと高く、みたいにアクションの事しか考えてませんでした。

今になって思えば、それは単発の技でしかなくてアクションですらないんですけどね。

その意識が変わったのはショーに入って8ヶ月ぐらい経ったあるショーがきっかけでした。

そのショーはいくつかのチームが合同で出演する規模の大きなもので、メンバーは錚々たる先輩ばかり。
そんな中にキャリア8ヶ月の僕もヒーロー役として入れてもらえたワケです。

ヒーロー役とは言っても所詮は8ヶ月。

熱意はあるけど、ただただテンパって下手なだけの僕も新人でしたね。

で、そのショーの中でこういうシーンがあったんです。


ヒーロー達が2組に分かれてそれぞれ怪人と戦ってる↓

それぞれ怪人を撃退する↓

ホッとする間もなく背後から敵のボスが登場↓

ヒーロー達、立ち向かって行くが次々にやられていく


まぁアクションシーンではよくあるパターンです。

が、当時の僕には初めての経験!

普段やってるショーは人数も少ないし敵ボスも出てこないし、シチュエーションのパターンがあまり無いんですよね。

なので特に考えずに(もちろんそれはそれでお芝居しようと頑張ってましたよ)動いてたワケですが、

ここでは

●怪人を倒してとどめを刺そうとした所に敵ボスが現れる。走る緊張感。

とか

●敵ボスの存在感に気圧されて、かかっていきたいのに動けない

とか

●敵ボスにやられて吹っ飛ばされる仲間を心配したりかばったり、その中で自分もかかっていこうとする

とか

そういうお芝居をしなきゃいけないんだ!って気付きまして、

もちろん全然出来てなかったんですが、それがすごく楽しかったんです。

その経験があるので、立ち回り中のお芝居が大好きになりましたねー。

当初頑張ってた二段蹴りやら後ろ回し蹴りやら旋風脚やらは下手なままでしたけど(笑)
若い頃の代表

2022-04-08(Fri)

見てない


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「頑張ってるのになかなか上手くならないなぁ」って人、

「ここはこうですよ~」って何回説明しても変わらない人、

そういう人を見てて思うのは、

「全然周りを見てないなぁ~」

って事。

そういう人、ホント多いです。

みんなで素振りしていても、目を閉じていたり、斜め上を見ていたり、鏡に映った自分ばかり見ていたり。

いや、それは真面目ゆえなんですよ。
それは分かってるんですよ。

「ここはこうしてこうだよな」って考えてたら目線が斜め上に向いちゃったり目を閉じちゃったりしますもんね。

自分のフォームがどうなってるか、鏡でチェックしてるんですよね。

その真面目さは今後も大切にしつつ、少しずつ周りを見られるようになってくれたら嬉しいなと思います。

「周りの人達はどう動いてる?」
「周りの動きと自分の動きズレてない?」

なんて事を気にする癖をつけてほしいんですよ。

素振りしてて、フォームが間違ってる時とか動きがズレてる時とか一生懸命アイコンタクトを取ろうとするんですが、そういう人は視線に気付かず最後まで間違った素振りを続けてしまいます。

せっかく500回とか素振りしても、フォームが間違っていたら無駄な500回です。

ただの運動です。
(上手くならなくていいから運動したい、って人ならそれもアリです)

「一生懸命やってるのに何で上手くならないんだろう!?」ってお悩みの方は練習中に自分がどこを見てるか意識してみてください。

「周りを見たいんだけど自分の動きに精一杯でそんな余裕ないんですよ~」って人は、

そんな言い訳をしてるうちは今後も周りを見る余裕なんて出来ないので、上手くなるのはあきらめた方がいいかもしれません。

2022-04-07(Thu)

理屈っぽい我流


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明日4月7日(木)はアトラクションチーム武装の殺陣教室です!
20220331

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殺陣教室であーだこーだと教えてるワタクシですが、

実はあーだこーだと習った事は少ないんです。

前も書きましたけど「見て盗め」って指導が主流だったんですよ。

なので教室で僕がぐだぐだ説明してる理屈はあくまで僕の我流です。

二段蹴りは中学生の頃に「イナズマン」を観て覚えたし

旋風脚は高校生の頃に「ファイブマン」を観て覚えたし

剣殺陣に関しては色んなショーを観て覚えたものだし

そんな感じで、勝手に覚えて勝手に練習して出来るようになったものなので、理屈は自分で考えるしかなかったんです。

教室で理屈っぽく説明してると

「俺も細かく教えてほしかったなぁ」

って羨ましい気持ちやら

「こんな詳細に説明してるんだから出来るようになってほしいなぁ」

って焦りやら

「細かく説明しすぎてるから理屈に囚われて上手く出来ないのかも…」

って不安やら

色んな感情が去来します。


これからも僕の理屈っぽさは変わりませんが、みんなが理屈に囚われず練習出来る指導法を確立させたいなぁと思ってます。

2022-04-06(Wed)

勝負


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僕は身体能力が低くて身体が固い。

高校生の頃「ヒーローショーのチームに入る」と言ったら同級生達から「オマエみたいな運動音痴には絶対ムリだ」と言われたぐらい。

自覚もある。

それでもどうにか30年以上続けているのは自慢ではあるけれど、やはり身体能力が低かったり身体が固かったりすると出来ない事がたくさんある。

いやまぁこれは、自分の努力不足を身体能力とか身体の固さのせいにして言い訳してるだけだな。

それも自覚してます。

やれるようになるまで練習すればやれない事なんてないのかもしれない。

それも分かった上で、やはり身体能力や柔軟性は大切だなぁと思いますね。

少しだけでいいから先天的にそういうものを持っていたかったなぁ、と。

でもきっと、それがないから僕は色々考えたり作ったりする方向に行けたんだろうな。

動くのが苦手な分アイデアで勝負というか。

苦手な事を克服する努力は絶対に、間違いなく必要だとした上で、

自分の得意ジャンルで勝負するのもアリ、だと思います。

※ただしその勝負は勝つか負けるか分からないし勝負にすらならない可能性もあります。
得意ジャンルで戦うには、それを相手と同じ土俵に持ち込むアイデアが重要なんです。

2022-04-05(Tue)

当てない折らない


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色んなやり方があるだろうけど、僕は殺陣に関しては「当てない」が基本だと思ってるんですよね。

例えば刀を使った殺陣だったら、刀を人に当てない、刀を物に当てない、刀と刀を当てない、などなど。

わざと当てる時もあるし当たっちゃう時もある。

でも基本的には当てないものだと思ってるんです。

ちょっと殺陣の知識があって、映画るろうに剣心の裏話とか知ってる人で

あの映画は当ててるからリアルなんだ!当ててるからすごいんだ!当てないのはもう古いんだ!

なんて勘違いしてる人にたまに会いますけど、

あれは当てずに出来る人達が更に上を目指したから生まれたもので、基本も出来てない人がバシバシ当ててたらそれはただの暴力です。

ちゃんとしたプロがバシバシ当てる時は当てても大丈夫な刀を使ったりしてますしね。

舞台だと、当たって折れた刀が客席に飛んでいって「お客さんに当たらなくて良かった~」なんて事もありますが、折れた時点でアウトです。

たまに観客で、推しの刀が折れたシーンを見て

「殺陣の最中に〇〇さんの刀が折れて剣先が客席に!刀が折れるぐらい本気でやってるから迫力がすごいんだ!」

とか

「途中で刀が折れてどうするのかと思ったらアドリブで乗り切った!〇〇さんすごい!」

とか

そんな事を言ってる方もいますけど、

いや、観客側には何の責任もありませんよ、

演者はそれを聞いて「ファンが喜んでるぜ、へへへ」なんて思っちゃ駄目です。

殺陣で刀を折っちゃうとか当てて怪我させちゃうとかは恥ずべき事です。

アクシデントは気をつけていても起きますが、出来るだけそうならない技術を身に付けてそうならないよう注意して

殺陣に取り組んでいきましょう。

もちろん僕もそうします。
龍騎折れた
(仮面ライダー龍騎の有名なシーン)

2022-04-04(Mon)

理由と感情


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先日のインスタライブでいただいた質問、

「殺陣をやりたくない時」(だったかな?)

そこでも答えたんだけど、

必要性の感じられない殺陣シーン、アクションシーンを求められた時は「やりたくないなぁ」と思います。

あるんですよね、なんとなく「この辺で盛り上げておきたいから殺陣やって」とか、

「ストーリーが中だるみするからアクションしといて」とか、

「動けるキャストがいるから見せ場作っといて」とか、

ストーリーの必然性じゃなく「アクションやっときゃ観客は喜ぶだろう」みたいな、観客を舐めきった理由で求められるアクションシーンはハッキリ言ってやりたくないです。

この辺で盛り上げたいなら、中だるみしてるなら、演者の見せ場を作りたいなら、台本上で戦う必然性を作っておいてほしいですね。

日常生活でそんな簡単に人を殴ります?

ちょっとイラッとしたぐらいじゃ殴ってないでしょ。

かなり嫌いな相手でも殴った事ないでしょ。

怒りがマックスに達しても手元の刃物で斬りつけたりしてないでしょ。

それをやるのが殺陣だとしたら、それ相応の理由とそれ相応の感情が必要になるの分かりますよね。

そこに至る理由もなく戦うほどの感情も与えられないアクションシーンは出来ないしやりたくない、と思ってます。

2022-04-03(Sun)

根底にあるべきもの


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アクションや殺陣の指導をしていて最近思うのは、

アクションや殺陣が上手くなるかどうかって

「お芝居をするぞ!」

という熱意にかかってる気がするんです。

ついついね、「きちんと技を覚えるぞ!」とか「筋力つけて速く動けるようになるぞ!」とか「段取りを間違えないようにするぞ!」とかそーゆー事を考えてしまいがちなんですけど、

いや、それはどれも必要で大切な事なんですけど、

その根底には「お芝居をするぞ!」って気持ちがないと、せっかくの努力やスキルが活かされないと思うんです。

殺陣やアクションは競技じゃなく表現なので、感情を分かってもらえるよう動かなくちゃいけません。

お芝居をするぞ!その為に技を覚えるぞ!

お芝居をするぞ!その為に速く動けるようになるぞ!

お芝居をするぞ!その為に段取りを間違えないようにするぞ!

みたいに、全ての根底に「お芝居をするぞ!」があるといいんじゃないかなぁ、と思っています。

2022-04-02(Sat)

熊本の整体院にて


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昨日は熊本の「しのはら整体院」に行ってきました。

院長の篠原先生とはアクション仲間なので、施術中にはアクションの話やショーの話で盛り上がったりしてます。

そんな中で今回出てきたワードが

「毎日が千秋楽」


どんな現場、どんな仕事でも「いつまで続くか分からない、今回が最後かもしれない、今回が最後だと思うようにしよう!」という気持ちで臨んでいるという篠原先生。

そうすると実際に現場や仕事がなくなったり終わったりしても未練や後悔が残らないそうです。

一般的な言い方をすれば「一期一会」の精神ですね。

それは「いつ終わっても納得出来るよう、毎回全力で取り組むぞ」という覚悟であり行動です。

なかなか出来る事じゃないですね。

ついつい「また次があるから…」という甘えが生まれてしまう事があるので。

ヒーローショーは1日2回公演が多いですが、1回目の公演で「2回目があるからいいや」「2回目で全力を出したいから1回目は少しセーブしよう」なんて考える演者さんがたまにいます。

何日か続く大きな現場だと千秋楽に特別気合いを入れて臨んだり。

これホント良く聞くんですよ!

意図的ではなくても「ああ、1回目上手くいかなかったな、2回目で頑張ろう」みたいな。

次があるから大丈夫、って思った時点で、前述の篠原先生みたいな覚悟を持てていないんですよね。

なにより一期一会の精神に反してる。

演者本人は「千秋楽でやりきった!良かった良かった」「2回目で挽回した!良かった良かった」って満足するかもしれないけど、千秋楽以外でセーブしたお芝居を見せられた観客の気持ちはどうなる?上手くいかなかった1回目の公演を見た観客の気持ちはどうなる?

2回目で挽回すればいいや~と思ってたら2回目が中止になったとか、千秋楽で全力出すつもりが千秋楽が中止になったとか、そんな事だってありますからね。

毎回全力出しておかないと自分自身が後悔するし観客にも失礼です。

毎日が千秋楽、毎回千秋楽、そんな気持ちで舞台やステージに立てるといいですね。

プロフィール

武装代表・内野

Author:武装代表・内野
福岡・久留米を中心に、九州全域で活動している『アトラクションチーム武装』の代表です。

1972年生まれ。
1990年にキャラクターショーの世界に入り現在に至る。

2007年に武装を設立。

武装の活動内容は殺陣教室、殺陣指導、オリジナルキャラクターショー等。

現在は関西コレクションエンターテイメント福岡校さんでのアクションレッスン講師もやらせてもらってます。

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