2014-09-29(Mon)
イン・ザ・ヒーロー
僕がキャラクターショーの世界に入ったのは1990年の12月でした。
同じ日に入った同期は男女合わせて10人ぐらいいたけど、年が明けたぐらいには誰もいなくなっていました。
なので僕に同期はいないのですが、『ほぼ同期』はいます。
それは3ヶ月遅れで入ってきたシマダマコトという男です。
性格的には全然合いそうにない僕とシマダマコトですが、どういうワケか仲良くなり、10年ぐらいは一緒にショーを頑張りました。
ショーの世界の10年って濃密で、
早く先輩を追い抜きたくて一緒にこっそり練習したり、
お互いに負けたくなくて切磋琢磨したり、
愚痴を言い合ったり、
考え方が合わずにケンカしたり、
現場では楽しいのも一緒、死にそうなのも一緒で、
こんな体験のせいなのか、シマダマコトは当時の僕にとって身体の一部分といっても過言ではなく、
『友人』『仲間』などという言葉では表せないものがありました。
B’Zの歌に
『時の流れは妙におかしなもので、血よりも濃いものを作る事があるね』
という歌詞がありますが、この言葉を実感するのに10年は充分すぎる歳月でした。
映画『イン・ザ・ヒーロー』の中で僕が一番泣きそうになったのは、アクションとは全然関係ない結婚式のシーンでした。
海野(寺島進)の結婚式を同じチームの本城(唐沢寿明)や大芝(黒谷友香)が祝福してるんだけど、我が事のように喜んでるのが伝わってきて。
『あぁ、この人達も“血よりも濃いもの”を作るほど濃密な苦楽を共にしてきたんだなぁ』
なんて考えると、生意気にも過去の自分達の事を思い出してしまって、
じんわり涙が出てきてしまったのでした。
同じ日に入った同期は男女合わせて10人ぐらいいたけど、年が明けたぐらいには誰もいなくなっていました。
なので僕に同期はいないのですが、『ほぼ同期』はいます。
それは3ヶ月遅れで入ってきたシマダマコトという男です。
性格的には全然合いそうにない僕とシマダマコトですが、どういうワケか仲良くなり、10年ぐらいは一緒にショーを頑張りました。
ショーの世界の10年って濃密で、
早く先輩を追い抜きたくて一緒にこっそり練習したり、
お互いに負けたくなくて切磋琢磨したり、
愚痴を言い合ったり、
考え方が合わずにケンカしたり、
現場では楽しいのも一緒、死にそうなのも一緒で、
こんな体験のせいなのか、シマダマコトは当時の僕にとって身体の一部分といっても過言ではなく、
『友人』『仲間』などという言葉では表せないものがありました。
B’Zの歌に
『時の流れは妙におかしなもので、血よりも濃いものを作る事があるね』
という歌詞がありますが、この言葉を実感するのに10年は充分すぎる歳月でした。
映画『イン・ザ・ヒーロー』の中で僕が一番泣きそうになったのは、アクションとは全然関係ない結婚式のシーンでした。
海野(寺島進)の結婚式を同じチームの本城(唐沢寿明)や大芝(黒谷友香)が祝福してるんだけど、我が事のように喜んでるのが伝わってきて。
『あぁ、この人達も“血よりも濃いもの”を作るほど濃密な苦楽を共にしてきたんだなぁ』
なんて考えると、生意気にも過去の自分達の事を思い出してしまって、
じんわり涙が出てきてしまったのでした。
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