殺陣教室や殺陣指導で色んな人を見ていると、
『お、この方は上手くなりそう!』
って方に出会います。
逆に、
『上手くなるまで時間かかりそうだなぁ~』
って方もたくさんいらっしゃいます。
まぁ、武装の教室にはプロを目指してる方も趣味として楽しみたい方もいらっしゃいますからね。
上達の度合いを比較するつもりはないし出来ません。
でも、趣味であれ何であれ、
『上手くなりそう!』
って人は、上手くなるコツを掴んでますよね。
『上手くなるコツ!?そんなんがあるなら教えてくれ!』
そう思う方もいらっしゃるかもしれません。
分かりました。
このブログを読んでくれてる生徒さんがいる事を期待して特別に教えましょう。
それは…
『習った事を、習った通りにやる!』
という事です。
ズコーーッ!!って感じですか?
『当たり前すぎる!』と思いますか?
その『当たり前』が出来てるかどうかが上達への分かれ道なんですよ。
例えば僕はストレッチで蹴り上げをする時、以下のように指示します。
『蹴り上げの時は、低くてもいいので蹴り足と軸足の膝を曲げないように、爪先までピンと伸ばして、そして足音がしないように爪先から着地して下さい』
しかし多くの人は、言われて何回かは気をつけるものの、何度もやるうちに膝は曲がり足首は曲がり、パタンパタンと足音をたて始めます。
言われた直後ですらそうなのですから、翌週には注意点を完全に忘れています。
そうなると翌週『膝は…足首は…』と同じ注意を受ける事になります。
そしてまた忘れ、また注意され…の繰り返し。
たかだかストレッチの蹴り上げすらいつまで経っても出来るようにならないのです。
更に注意点の多い殺陣の動作が出来るワケがありませんよね。
上手くなる人は、注意された事を忘れないんです。
そして、次に同じ注意を受けないように、正しい動作が身につくまで練習するんです。
たったこれだけの事。
習った事を習った通りにやるとはそういう事なんです。
書道に例えるなら、
とめ・はね・はらいを無視しても文字を書く事は出来る。
ただし、正しい文字を書く事は出来ない。
って感じですかね。
習った事を習った通りにやる事。
同じ注意を受けなくて済むよう努力する事。
これが上手くなる為のコツです。
良かったら以下のブログも読んでみて下さい。
ジャンルは違えど、上達への心構えなど参考になる事が多いですよ!
http://s.ameblo.jp/bootcamp-osaka-japan/