2011-12-31(Sat)

2011年、最後の更新

今年も、ホントにあと少しで終わっちゃいますね。

2011年、

アトラクションチーム武装を応援して下さった皆様、

ありがとうございました。

山吹さやかと『忍者ライブショー さやか見参!』を応援して下さった皆様、

ありがとうございました。

殺陣教室に参加して下さった皆様、

ありがとうございました。

代表・内野武を応援して下さった皆様、

ありがとうございました。

武装にとって、今年一番大きな出来事は、殺陣教室の開講です。

それから、コミュニコさん主催の『ヒーローアクションワークショップ』で講師を務めさせていただきました。

徳永潤さんに声をかけていただいて、獅子舞や殺陣演舞にも参加させていただきました。

僕がFBS『ナンデモ特命係 発見らくちゃく!』に怪人役で出演出来たのは西村ディレクターのおかげです。

『忍者ライブショー さやか見参!』でもたくさんの方が出演の機会を下さいました。

T-HACK代表のGONGさん。
Enz代表のよっちぃ~さん。
まつり草ヶ江の葉山さん。
MCのさやかちゃん。


パッケージ製作でご協力いただいたのは、

KXプロモーションズの原さん。
C社のKさん。
声優の吉川友加里さん。

その他、アクターや声優としてたくさんの方にご尽力いただきました。

名前をあげたらキリがないのでここまでにしておきますが、
(まだ出ていない方、ゴメンナサイ)
関わって下さった全ての方に、心から感謝しています。

改めて、ありがとうございました。

来年は更に躍進していくつもりですので、4割の叱咤、6割の激励をお願いします。

それでは間もなく新年です。

皆様、良いお年をお迎え下さい。

アトラクションチーム武装
代表 内野 武
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2011-12-31(Sat)

みんなの力を合わせよう!クリック募金 7

今年最後の

『みんなの力を合わせよう!クリック募金』

です。

dragonmacさんの呼び掛けで、末尾に1が付く日にブログにUPしています。

UPしてるのは1が付く日だけですが、募金は毎日出来ますからね♪

あ、

dragonmacさん、昨日お誕生日だったようです。

おめでとうございます♪

さて

今年最後の『クリック募金』、

明日は来年最初の『クリック募金』です。

復興への道はまだ始まったばかり。

小さな力を積み重ねて大きな力に変えましょう!!


クリック募金
クリックで救える命がある。



忍者ライブショーさやか見参!



ヒーロー連合ジャスター



グランパワーヒノクニ



遠州忍者 魁斗&鼈甲



未来環境防衛隊ドラゴンマン

2011-12-29(Thu)

のっちょ

mixiで僕を探す時は

のっちょ

で検索してみて下さい。

『のっちょ』は僕の小学校時代のニックネームです。

中学に入ってからは『のっちょマン』になりました。

せっかくなので同級生と自主映画を撮ってみました。

『ファイナル・ザ・のっちょマン』

という作品です。

作品というのもおこがましい、

一応シナリオはあるのですが、基本的には中学生がビデオカメラの前でふざけてるだけの身内ネタムービーです。

part.1とpart.2がありまして、

part.1があまりにもふざけすぎだったので、もっと真面目にやろうとリメイクしたのがpart.2でした。

2作目もふざけてるだけでしたが。

ストーリーの骨子は同じ。

謎の組織の陰謀で両親を殺された主人公・京本武(京本政樹のファンだったので)が、黒魔術の力で蛇の霊を宿し、『のっちょマン』となって戦う、

そんな話でした。

霊を宿して変身する、とか、

復讐の為に人ならざる存在となった主人公が苦悩する、とか、

当時読んでいた『デビルマン』や石ノ森作品のパクリ感満載です。

なんで蛇かって言われたら、ちょっとグロテスクなヒーローにしたかったから。

多分、荒木飛呂彦の『バオー来訪者』の影響です。

この作品、20代半ばの頃にもう1度リメイクしようとしたのですが、企画倒れとなってしまいました。

さすがに『のっちょマン』ではアレなので、

『霊獣装甲ナーガトロン』

というタイトルに変えましたが。

相変わらず蛇の力を身に付けた京本武が主人公なんですが、色恋のもつれなどでドロドロしたストーリーになる予定で、シナリオも(全6話)完成していました。

自分ではけっこう好きな作品だったんですけどね。

で、このナーガトロン、最後には蛇から龍に進化し、ドラゴトロン(仮名)になるのですが…


人間を捨て、
龍となるべく戦う蛇の戦士、

その設定はいま、幻龍イバラキというキャラクターに受け継がれています。
2011-12-28(Wed)

アクションへの道(309)

チームによる違い。

Enzさんの場合、僕がそれを感じたのは、音響のセッティングやハケの設営に関してでした。

まず音響。

僕がいたキャラクターショーのチームでは、

『キチンと音が出て観客に聞こえればいい』

って感じだったのですが、Enzさんを見ていてその『キチンと』の部分の幅広さを感じました。

キチンと『いい音を』出そうというこだわりに満ちているのです。

それは代表のよっちぃ~さんが音楽をやってらっしゃるからでもあるのでしょう。

そしてハケ。

ハケというのは、ショー中にキャラクターが隠れる場所です。

決して部外者の目に触れてはならない聖域、それがハケなんです。

ハケを設営する時に大切なのは
『外から内部が見えない事』
『ステージの出入りがし易い事』
の2点ですが、Enzさんはここもとにかく徹底しています。

普段その辺りを簡単に済ませてる我々は、

『へぇ~っ!ここまでやるか!』

って感じで感心したものです。

この違いは何故生まれたんでしょう?

僕がいたショーチームの場合、現場の状況が分かるのは当日現地に到着してから。

実際にステージ状況を見てから

『さてどうするか』

と考えるワケです。

なので、

『ここを塞いでおきたい』

と思っても、塞ぐ為の幕もシートも何もなかったりするんです。

『あらかじめ用心して幕やシートを持って行けばいいじゃん』

と思われるかもしれませんが、会社の備品である幕やシートはとうぜん数に限りがある。

それを何班かで分担するので必ず持って行けるとは限らない。

おまけにレンタカーに載らない場合もある。

衣裳や小道具、音響機材だけで車内はいっぱいいっぱいで、幕やシートを載せるスペースがなかったりするんです。

じゃあ車をもう1台出せば?

と言われそうですが、それをやっちゃうと車の使用料、高速料金、ガソリン代、ドライバー手当てなどが余計にかかってしまいます。

当然それはショーの販売料金に含まれていません。

とにかく制限が多いんです。

これはもしかしたら『営業担当』と『制作』と『当日のスタッフ&キャスト』の連携の無さが原因かもしれませんね。

連携がしっかりしていれば余裕を持って対処出来るのかもしれません。

それとは別の問題もあるような気がします。

我々のやり方は『突然の変更』や『時間の調整』に対応する為のものかもしれません。

これは珍しい事ではないのですが、

ショーの30分前、

全てのセッティングが完了して

『さて、着替えるか』

なんて言ってる時間にクライアントさんから、

『ステージの場所移動するから!』

なんて言われる事があるのです。

『えーーーっ!?』

と思いますが仕方ありません。

ショーの時間を変更するワケにはいかないので我々はダッシュで動き始めます。

ハケに広げていた衣裳をしまい、セッティングしていた音響機材をバラし運びます。

何はともあれ、まずは音が出るようにしなければいけないのです。

運ばれた音響機材をスタッフが再セッティングしている間に我々は衣裳や小道具、私物を運びます。

ハケがテントだった場合はテントも運びます。

客席にブルーシート等を敷いていたならそれも運びます。

ハケの設営が終わったら出番が早い者から着替えます。

その間MCは開催場所の移動を案内して、混乱している観客を整理し、時間を繋がなければなりません。

キャラクターの準備が出来ているかを気にしながら、出来るだけオンタイムに始められるように大急ぎで準備する…

こんな事が(けっこう)あるから、

『とりあえず外から見えなければ』

『とりあえず音が出れば』

みたいな考えになるのかもしれませんね。

Enzさんのこだわりを見ていると、代表・よっちぃ~さんが一貫してステージングを構成しているのが分かります。

あくまで僕個人の感想ですが、『ステージングのベスト』を目指すか『現場対応のベスト』を目指すか、みたいな違いを感じて非常に勉強になったのでした。
2011-12-27(Tue)

作劇

むかーし、

20数年前、

僕が戦隊物にハマり始めた頃、

某戦隊の変身前の俳優さんがインタビューで、

悔しがる演技で思わず『くそっ!』って言ってしまった所を、アフレコで『くっ!』に直したりしてます。

みたいな事を話してらっしゃいました。

これが頭にあったので、僕はキャラクターショー時代から『くそっ』という台詞を台本に書いた事がありません。

これはささやかな僕のこだわりです。

たとえ悪役の台詞だとしても、僕が汚いと思う言葉は子供の前で使いたくないんです。

それでも初期の頃、

台本を提出したら後は会社任せ(と言うかバイトは製作に関わらせてもらえなかった)だった時代には、

完成したパッケージを聴くと、

『くっそ~!くそくそくそっ!』

みたいな怪人の台詞が追加されててひっくり返ったものですが。

『死ね』『殺す』というのも避けるようにはしています。

ただしこれは絶対使わないというのではなくて、

『ここぞという所でしか使わない』

と決めています。

命の危険を感じさせたい時、極度の怒りを感じさせたい時などです。

これは悪役だけでなく、『さやか見参!』のヒロイン・山吹さやかも宿敵に対して言う事があります。

『殺してやるッ!!』

なんて。

台詞以外で気をつけている事もたくさんあります。

『さやか見参!』のようなマイナーなショーでは、初見の方でも設定のアウトラインが分かるように、

テレビキャラクターの場合は、観客が知っている設定をいかに活かすか、

そんな感じです。

たまに『テレビキャラクターの設定を活かす』というのを勘違いしたショーを見る事があります。

僕が『勘違いしてるな』と思うショーは大体、設定ではなくて『エピソード』を取り入れたストーリーになっています。

僕は『活かすべきは登場人物の性格であり人間関係』だと思ってるので、その辺りに留意しています。

マイナーキャラの場合は自分で創作した性格をストーリー上で提示しなくちゃいけません。

山吹さやかは(自分的には)成功した方だと思います。

他に大切にしているのは、『作品を子供向けにしない事』。

もちろんショーの対象は子供達なんですけど、全てを理解してもらおうと思ってないと言うか、敢えて子供には分からないように作ってるというか。

これに対しては批判もあるんですが。

でも子供の頃って、何だか分からないけど心動かされたりする事がありますよね。

それを子供達に感じて欲しいんです。

何だか分からないけど悲しい、とか、

何だか分からないけど恥ずかしい、とか、

それは大人になってしまえば理解出来てしまう感情なんですが、

『何だか分からないけど』

と思えるのは子供の頃だけだと思うんです。

その自分でも理解不能な心の動きを大切にしてほしいので、敢えてストーリーを大人向けにしてたりします。

あ、でも感情移入出来るようには作ってるつもりですよ!

要は頭で理解するんじゃなく、感情を込めて観てもらえるショーを狙ってるって事ですね。

後は…

『さやか見参!』なら設定を小出しにして次に繋げたり…

そうそう、

応援コールも出来るだけ入れないようにしています。

※応援コール=『みんなで応援するよ!せ~の、頑張れ~!!』

あ、

絶対入れないって事もないです。

でも応援を煽る時は、主人公が頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って、頑張って頑張って、それでも力が及ばない時に限ります。

戦うと決めたのは自分なんだから、倒れても倒れても自分の力で立ち上がってもらわないと、

その意思と努力を子供達に見せつけてもらわないとヒーローショーの意味なんてないですからね。

ちょっとピンチになったら他人に助けてもらえばいいや、なんてヒーローに、子供へのメッセージを発する資格なし!

自分の力で立ち上がるヒーローヒロインには、煽らなくても応援が来るものなんです。

なんて…

新しい台本を書こうと自分の作劇を振り返ったら収拾つかなくなっちゃったと言う…

でもまぁ、

『武装のショーはこんな感じで作られてます』

って事で(笑)
2011-12-26(Mon)

小説・さやか見参!(124)

イバラキが断と封に向かって進むのと同時に、青装束の下忍達が姿を消した。

もちろん気を失っているさやかも一緒に、である。

この場は頭領に任せ、山吹の巻き物を奪い取る算段なのだろう。

下忍が消えたのを見て、断が舌打ちする。

『断、いいじゃないの。山吹はオマケでしょ。私達の目的は荊木の奥義よ』

『はいはい。分かってるよ』

『あんたはあっちもこっちも狙い過ぎなのよ』

『うっせぇな』

まるで痴話喧嘩のようなやり取りにイバラキも笑みを浮かべた。

『集中力が欠けては忍びは務まらんぞ』

そう言われて断は不満気な表情を封に向ける。

『ほら見ろ。おふうが余計な事を言うせいで敵にまで笑われちまった』

その言葉は終わった瞬間、断の姿が消えていた。

いや、いつの間にかイバラキの背後に回り込んでいた。

よく見ると断の手には大きな針のような物が握られており、それはイバラキの左の肩甲骨の下辺りに深々と突き刺さっている。

どさり。

積もった枯れ葉の中に何かが落ちた。

それは、

刎ね飛ばされたイバラキの首であった。

前方では封が刀を払った姿勢で止まっていた。

瞬間の連携技である。

長年組んできた二人だからこその阿吽の呼吸と言えよう。

しかし本人達には連携の意識はないようである。

『はっ、俺の一撃で終わっちまった』

そう言いながら断が針を抜く。

首を失った身体が断の足元に崩れ落ちた。

『たわいもないぜ』

『ちょっと』

封が刀に付いた血を拭った。

『あんたが刺す前に首は飛んでたでしょ』

封は刀を背に回し、革製の鞘に納めた。

『殺ったのは私よ』

『馬鹿言え。俺の針で動きが止まってから斬っただろ。手柄を横取りすんじゃねぇよ』

相変わらず痴話喧嘩のような二人のやり取りに、明るい声が割り込んだ。

『面白いなぁ』

断と封が振り向くと、白い小山に邪衆院が腰掛けていた。

笑顔である。

『お、おまえ』

断の声がうわずった。

邪衆院の台座となっているのは一角衆配下の屍の山だったからだ。

『面白い』

再び邪衆院が声を上げた。

『面白いなぁ、一角衆は』

屍の山からひらりと降りる。

あれほどの数の白装束が、わずかな間に命を奪われ積み上げられている。

イバラキを仕留めている最中だったとはいえ、自分達はその気配も感じなかったのだ。

そして死体の山を築き上げた張本人は、疲れも見せず、返り血も浴びず、ただにこにこと笑っている。

断と封が二、三歩下がった。

『手柄争いなんかしてるけど』

邪衆院が歩いてくる。

二人が下がる。

『仲間の首が手柄になるんだねぇ、一角衆って』

『えっ?』

邪衆院の言葉に二人は足を止めてぎょっとした。

視界の隅にあるイバラキの亡骸が、

先ほどまで確かに黒い装束をまとっていたハズの首のない死体が、

いつの間にか、“血に染まった白い装束”をまとっていたからだ。

あれは紛れも無く一角衆の装束である。

という事は…

断はイバラキの首を探そうとして硬直した。

身体が動かない。

視界の端で封も固まっている。

まさか

背後から声がする。

『背面の経絡三点を刺してある。動く事は出来ぬぞ』

それは笑いを噛み殺した幻龍イバラキの声であった。
2011-12-26(Mon)

忘年会・3

前回は色々長々と書いちゃいましたが、

まぁそんな理由もありつつ『初心者メンバー募集』の構想を練ってたんですが、

ある日、かつての武装メンバー『ジャスティン坂本』氏から連絡が。

『殺陣を習ってみたいって人がいるんですが、武装で教える事は可能ですか?』

と。

その、殺陣を習いたい人こそ『シライシさん』であり、ジャスティンに連絡を取った方が『コガさん』だったのです。

つまりこのお2人がいて下さって初めて現在の練習が動き出したのです。

そもそもコガさんはジャスティンと面識があって、時々武装のショーも観に来て下さってたんです。

コガさんとシライシさんは『コミュニコ』という団体で共に活動する仲間なのです。

なので、シライシさん→コガさん→ジャスティン→僕というリレーが生まれたんですね。

ちなみに僕は後から知ったのですが、今回の忘年会に参加してくれたアベッチとコガさんは親戚同士だったんです。

世の中狭いですね。

不思議な縁を感じながら忘年会は終了。

シライシさんとコガさんには感謝の意を込めて武装ストラップを進呈させていただきました。



という事で、

2011年、アトラクションチーム武装に関わって下さった皆様、

本当にありがとうございました。

皆様あっての武装だと心から思います。
2011-12-25(Sun)

山吹さやかの声優さん

これまで何度か書いていますが…

もう何人も代替わりしている山吹さやかの女優さん、

それに対して、声優さんは当初から一貫してただ1人。

それが、ナナコねえさんこと『吉川友加里さん』です。

彼女あっての山吹さやか、

武装にとって、僕にとってなくてはならない人なんです。

そんな彼女の素顔に触れられるラジオ番組がネット配信されています。

FM cent.『じゅんぼ~商店』
http://junbow-gonntere.seesaa.net/

以前も紹介しましたね。

徳永潤さんがパーソナリティを務める番組です。

こちらのゲストトークのコーナーでは現在、吉川友加里さんの素顔に触れる事が出来ますよ。

山吹さやかの声優さんはどんな人なのか、

どうして山吹さやかを演じる事になったのか、

その辺りもお楽しみに!

じゅんぼ~商店ゲストトーク『吉川友加里さん(後編)』
http://junbow-gonntere.seesaa.net/

2011-12-25(Sun)

忘年会・2

そもそも現在の殺陣練習の構想は2010年の秋頃からありました。

それまでもメンバーでの練習はやってたんですが、旧メンバーがみんな仕事で練習に来れなくなってしまって。

『2011年になったら新しいメンバーでの練習も考えてみよう』

と思っていたんです。

旧メンバーはほとんどがアクション経験者でした。

なので新しいメンバーは初心者大歓迎にしようと。

なんでかと言うと、これまで自分がショーに関わってきた中で、

『初心者向けの指導が出来る人』

が少ない事を痛切に感じていたから。

先輩達、同期、そして後輩達…

僕が見てきた人達の指導はほぼ初心者向きではなかった。

感覚で教えて、『後は自分で出来るようになれ』というスタイルがほとんどでした。

それで出来るようにならない奴は、

『やる気がない』
『努力が足りない』
『センスがない』

なんて言われるような、そんな教え方だったんです。

この教え方で上手くなるのは『センスがある奴』だけです。

そして『センスがある奴』は、誰がどんな教え方をしてもある程度上手くなれるんですよね。

つまり、

『センスがある奴しか上手くなれないような指導をしている奴は、指導者として失格』

って事です。

指導者の仕事って、『出来ない人を出来るようにする事』だと思うんです。

手を替え品を替え、『出来ない人を出来るようにする』のが指導者の仕事だろっ!…と思うんです。

『アイツは何回教えても出来るようにならない!駄目な奴だ!!』

なんて簡単に言う指導者は信用出来ません。

なぜ僕がこう考えるようになったかと言うと、これまで何回も書いてきましたが、自分が運動能力が低いからなんです。

僕は子供の頃から身体の動かし方が分かりませんでした。

鉄棒の逆上がりは今でも出来ません。

二十歳ぐらいまでは『走る』という事もよく分からなかったんです。

人にこの話をすると、

『走り方が分からないというのが分からない!』

と言われます。

『走るというのは日常の動きだから、“歩く”の延長で自然に出来るもんだろ!』

と言われるんです。

でも実はそうじゃない。

ただ“歩く”のと“走る”のとでは大きな違いがあるんです。

歩く時は、片足を前に出して体重移動するんです。

これを繰り返せば歩けるんです。

でも走る時は、片足で後方の地面を蹴り込んで前進するんです。

分かるでしょうか?

前方に体重移動しながら進むのが『歩く』、

後方を蹴った反動で前進するのが『走る』、なんです。

『そんな事いちいち考えなくても走れるだろ!』

と思ってる人には出来ない人の気持ちは分かりません。

だって僕には『後方の地面を蹴り込む』という発想がなかったんですから。

歩くのと同じ様に前方に足を踏み出すという発想しかなかったんですから。

おかげで僕は超がつく鈍足。

運動会では毎回大差をつけられてビリでした。

そんな僕に、親や先生はこう言います。

『膝を高く上げるんだ!』

『腕を早く振れ!そうしたら足も早く動く!』

そのアドバイス通りに頑張ってみますがスピードは全く上がりません。

そうすると親や先生は指導をあきらめてこう言い始めます。

『努力が足りない』

『オマエには運動神経がないんだ』

そう言われて僕は運動が嫌いになりました。

実際それ以降も(今でも)運動は苦手だし嫌いです。

ところが、ショーを始めてから…

二十歳ぐらいの時なんですが、アクションをしていてふと気付いたんです。

あれ?

俺は今、地面を蹴って進んだぞ?

という事は、『走る』ってのも、こーゆー事じゃないのか?

…と。

さっそく試してみると、びっくりするぐらい前に進みます。

おぉっ!そうか!
走るってこういう事か!!

それは僕にとって、すごい発見でした。

ん?

じゃあ昔のアドバイスは何だったんだ?

僕は思い出してやってみました。

膝を高く上げて腕を早く振る…

そこにはその場で高速足踏みをしている僕がいました。

そうか!

あの人達の指導には

『前に進む』

という概念がなかったんだ!

僕は『走れない』んじゃなくて『前に進めなかった』んだ!


この時に僕は気付きました。

当たり前に走れる人間には、前に進めなくて悩んでる者の気持ちなど分からない。

分からないから的確な指導も出来ない。

当然いつまでも出来るようにはならない。

いつまでも出来ないと『出来ない奴』の烙印を押されてしまう。

的確な指導さえしていれば変わったかもしれないのに…

そのおかげで、本当は輝ける素質を持ってたのに切り捨てられた人がたくさんいたに違いない!

だったら…

そういう人達に…

『動きたいけどどうしたら動けるか分からない』って人達に…

ヒントを提示していくのが自分の役目だ!

と、

そう思ったんです。

出来ない人の悩みが分かるのは、同じ『出来ない人』である僕だ。

でも僕は、出来ないなりにコツを発見しながらアクションを続けてきた。

それなりの成果を上げてきたハズだ。

だったら、

『出来ない!』って悩んでる人だって、教え方次第では出来るようになるかもしれない!

少なくとも、僕と同じレベルまではいけるハズだ!

僕は、『運動出来ない奴の代表』として手本を示していこう!!

そう決めたんです。

二十歳の頃にそういう事があってから、少しずつ『指導する』って事に関心を持ち始めたんです。
2011-12-24(Sat)

忘年会・1

今年最後の練習の後は忘年会を企画してみました。

練習の時は色々おしゃべりする時間もないので、これを機に僕とメンバーさん達との、そしてメンバーさん達同士の親睦を深められたら…

そう思ったからです。

なのでしばらく前から連絡や告知をしていたのですが…

結果は…

ふふふ…


練習が終わって、僕とシライシさんは居酒屋に向かいました。

仕事を終えたアベッチともここで合流です。

アベッチは何度か練習に来てくれたりショーを手伝ったりしてくれてますが、メンバーというワケではありません。

キャラクターショーの先輩なんです。

もう10年以上の付き合いです。

今回わざわざ忘年会に参加してくれたのです。

とりあえず3人で忘年会開始。

『これじゃただの飲み会だよ~』

なんて嘆いていると、仕事を終えた村ちょんが来てくれました。

村ちょんは何度か練習に来てくれたりショーを手伝ったりしてくれてますが、メンバーというワケではありません。

キャラクターショーの後輩なんです。

もう10年以上の付き合いです。

4人で

『これじゃただの飲み会だよ~』

なんて嘆きながらの忘年会です。

年を忘れる事は出来ずとも、せめて親睦は深めようと男4人で盛り上がりました。

最後にコガさんが到着。

コガさんはれっきとしたメンバーさんです。

殺陣練習メンバーの忘年会、

参加したメンバーさんは…

2人!!

しかも第1期のお2人です。

これまでけっこう話をする機会があったお2人です。

もっと色んなメンバーさんと話したかったんですけどね…

でも、

差別するワケじゃないですが、大切なメンバーさん達の中でも、シライシさんとコガさんは特別な存在なんです。

お2人がいなかったら、武装の殺陣練習は違う形になっていたかもしれないんですから。
2011-12-24(Sat)

2011年ラスト

22日、

今年最後の練習でした。

さすがにこの時期はメンバーの皆さんも忙しいようで…

いつもより広~い練習室に…

ほとんど僕1人でした!



…寂しい…


後半30分ぐらいはシライシさんが来て下さって、2人で木刀を振りまくりました。

型とか素振りとかをひたすら。

シライシさんは現在のメンバーのなかで一番古くから練習に参加して下さってます。

今回のメニュー、参加して間もない頃のシライシさんだったらかなりキツかったでしょう。

木刀を振るのはけっこう腕に負担がかかるんですよ。

でも、型→素振り→合わせ等、かなり回数こなしても今のシライシさんはへっちゃらです。

木刀を振る筋肉がついてきたのもありますし、身体の使い方が上手くなったのも理由の1つでしょう。

要するに『上達してる』って事です。

最後はいつもの立ち回りを復習して、21:00に練習終了。

これで2011年の殺陣練習は終わりです。

今年の練習回数はちょうど50回。

参加して下さった皆さん、本当にありがとうございました!
2011-12-21(Wed)

アクションへの道(308)

かくして…

2008年5月…

Enz代表よっちぃ~さんにお招きいただいた佐世保のイベントに出発!

前年10月の初ショーでは、スタッフ無し、MC無し、キャスト4人体制でしたが、今回は少し豪華。

キャストは前回の
『代表』
『みんみん』
『ジャスティン』
『やっちゅん』
という4人に加えて、ショーの先輩『ぷーさん』が参加!

サンプラー(効果音)係として『サターンさん』、
撮影係として『モルダーさん』に参加していただきました。

あ、
『サターン』『モルダー』というのは勢いで付けたニックネームです。

MCのT・Tさんに紹介してもらった女性達です。

以上、総勢7名という大所帯(僕的には)で佐世保に向かった我々ですが、武装で行く本格的な現場は実質これが初めてみたいなもの。

僕も責任者として現場に行くのは初めてだったので苦労しました。

移動経路を考え、移動時間を計算し、集合時間を決定し、レンタカーの受け取り&返却時間を決めて…

キャラクターショーのスタッフをやっていた頃は会社の決めた時間に集合して出発するだけだったので何の責任を負う事もなく

『出発時間早過ぎだよ!』

とか

『全然間に合わねぇじゃねぇか!』

なんて言いたい放題でしたが…

いざそれらを自分でやり始めると、

『あの頃はスミマセン…』

と会社に謝りたくなりました。

移動時間を予測するのって難しいんですね。
2011-12-21(Wed)

みんなの力を合わせよう!クリック募金 6

12月も後半!

2011年はもうすぐ終わっちゃうんですね…

年の瀬は妙に寂しくなる武装代表です…

心は寂しいんですけど、こちらは少し賑やかになりました。

『みんなの力を合わせよう!クリック募金』に、今回から

『遠州忍者 魁斗&鼈甲』

が参加して下さいました。
こうして活動の輪が広がると嬉しいですね♪


クリック募金
クリックで救える命がある。



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遠州忍者 魁斗&鼈甲



未来環境防衛隊ドラゴンマン

2011-12-18(Sun)

小説・さやか見参!(123)

邪衆院とイバラキは同時に一歩踏み出した。

断と封が構える。

邪衆院は穏やかな顔つきでイバラキに訊いた。

『どちらを?』

イバラキも余裕たっぷりに答える。

『どちらが良い』

一瞬『うーん』と考えてから、

『じゃあ掃除係』

と言って、邪衆院は飛び出した。

断と封は身構えたが、邪衆院は二人を飛び越え、自らのクナイに傷ついてもがいている白装束の集団に向かって行った。

深手を負っているとはいえ、そこは一角衆の配下である。

各々が最期の力を振り絞って邪衆院に襲いかかる。

だが、誰一人として邪衆院に傷をつける事は出来なかった。

まるで見えない壁にぶつかるかのように、邪衆院に近付いた者は次々と崩れ落ちていったのだ。

見ると、倒れた者達は総じて脚がおかしな方向に曲がっていた。

膝の関節を完全に破壊されている。

邪衆院は、敵が自分の射程範囲に入って来た瞬間に骨を砕いていた。

しかも、一動で、である。

敵の攻撃を避け、己の体勢を整え、攻撃を放つ。

これは三動だ。

つまり邪衆院は、敵の攻撃を避けながら同時に攻撃を放っているのである。

この程度なら相手が何人何十人であろうと造作もないのだ。

邪衆院天空にとっては。

どうすれば複数の敵と戦えるのか、

幻龍組の下忍中忍から訊かれる度に邪衆院はこう答える。

『まずは敵の攻撃が当たらない位置に動く事だね。最小限の動きで。

そこから一番早く出せる技を出せばいいよ』

あまりに簡単な答えなので質問者は拍子抜けしたが、当然難易度は高い。

ましてや複数の敵が相手の場合、の話なのだから。

『大勢が一斉にかかってくるとしてもさ、瞬間的に見れば自分の近くにいるのはせいぜい四人。

だから、四つの攻撃を同時に躱して四つの攻撃を瞬時に出せるようにすれば相手が何人いたって大丈夫。

向こうがかかってきてくれるなら尚いいね。

こっちは最小限の動きで済むから楽だよ』

事も無げに答えた若き教練の言葉に下忍達は動揺を見せた。

自分達にそのような事が可能なのかと疑問を持ったようだった。

その狼狽を見てとった邪衆院は軽く『ははっ』と笑って、

『出来るかどうかは地道な鍛練の積み重ね次第だね』

と言っていたが…

邪衆院の戦いぶりを横目で見ていたイバラキは、

『手下どもに見せてやれば良かったわ。

積み重ねるとはこういう事だとな』

と言って、断と封に向かった。
2011-12-17(Sat)

小説・さやか見参!(122)

『とにかく』

自分の中のわだかまりを振り切るように断が声を荒げた。

『せっかく揃ったんだ。貰ってくぜ、荊木と山吹の奥義をな』

『ほう、山吹はともかく、荊木の奥義がここにあるとでも?』

イバラキはおどけたような仕草でとぼけてみせた。

それを見て、断はへへっと笑う。

『分かんねぇけどさ…』

勿体つけた口振りで一瞬だけ視線を逸らし、それを戻すと声を張った。

『ここにあるなら、ありがたいよねぇ!』

この言葉が合図だったかのように、断の背後からイバラキ目掛けて無数のクナイが飛んだ。

いつの間に現われたのか、一角衆の白装束が視界を埋め尽くしている。

数十人、いや、もしかすると百人は下らないかもしれない。

今では強敵となったイバラキを確実に討つ為に、断と封は数を頼った。

この人数を集め、率いるが為に刻を要し、結果血飛沫鬼血塗呂からひと月も出遅れてしまったのだ。

だがそれとて、ここでイバラキを倒せば問題ない。

断と封はクナイの後を走った。

いかなイバラキといえども、これだけのクナイを捌くのは容易ではあるまい。

クナイが当たれば儲け物、当たらずばその隙を断と封が突く。
それで駄目なら白装束が襲いかかる。

最悪殺せずとも、奴の腰にぶら下がっている袋を奪えれば良い。

断と封の前方に立つイバラキは口元をにやりと歪めたまま身じろぎもしなかった。

クナイの集中砲火が迫る―

(届いた!)

封がそう思った瞬間、

これまで前方に向かっていたクナイが一斉に反転して、後を追っていたはずの自分達に向かってきた。

百近い本数の全てが、である。

『ぉあっ』

断が奇妙な声を上げながらそれを躱した。

封もどうにか避けたが、完全に進行は止まってしまった。

不自然な体勢で立ち止まった断と封の後ろでは、低い唸りのような音が響いている。

振り返ると、反転したクナイが打った者へと舞い戻り、その身体に突き刺さっている所だった。

肉を裂く音、悲鳴、それらが集まり、唸りのように聞こえていたのである。

断にも封にも、何が起きているか分からなかった。

イバラキは動かなかった。

二人は、驚き、と言うよりも恐怖に近い表情でイバラキに向き直った。

だが、

二人とイバラキの間には、

いつの間にか1人の男が立っていた。

クナイを跳ねるに足る鋼の手甲、脚半を着けた男が。

その男を見た断と封は先ほどまでの余裕を失って、動く事を忘れたかのようだ。

イバラキが男に近付き、むき出しの肩の筋肉に手を乗せた。

『今度は我らの番だな。いくぞ、邪衆院』

そう言われて邪衆院 天空は

『はい』

と楽しげに答えた。
2011-12-16(Fri)

殺陣の練習日

今回は…

参加者が多かったですよ~。

最初は3人で始まって、それが1人増え2人増え、終了時には8人になってました!

嬉しいっ!

前半は徒手のアクション。

まずは正拳突き、そして右殴り。

右殴りとは、右手で殴りかかる技です。

そのままですね。

僕がショーの世界に入って初めて教えてもらった技です。

教室では、かつて先輩方に教えていただいた練習法を更に噛み砕いて、アレンジして指導しています。

僕は、正拳突きには『身体の使い方』のコツが、

右殴りには『立ち回り』の基本が詰まっていると思っています。

そのコツや基本は剣殺陣にも活かされるものなので、メンバーの皆さんには是非マスターしていただきたいですね。

右殴りは定位置での練習だけではあまり役に立ちません。

移動を加える必要があるのです。

という事で、移動しての右殴りも練習しました。

続いてお腹のリアクション。

お腹にパンチを食らった時の動きですね。

これ、皆さん苦労してました(笑)

さて、

『移動して右殴り』と『お腹のリアクション』を何とな~~く覚えた所で、

今度は練習したばかりのその2つを組み合わせてみました。

皆さんにはカラミ(悪役)になってもらいます。

シン(主役)は僕です。

カラミの動きは以下の通り▼

掛け声をかけてシンに殴りかかる(移動して右殴り)、

止められて腹を殴られる(お腹のリアクション)、

以上。

『え?そんだけ?』

と言うなかれ。

この動きの中にも難しい要求がいっぱいあるんですから。

一連の動作を何回か練習した所で前半戦終了。

▼練習風景の写真を撮ろうとしたらテンション上がっちゃって、『襲われる代表』というシチュエーションに。
20111215練習

鏡があるから、すごい人数に囲まれてるように見えますね(笑)


後半は剣殺陣。

まずはやっぱり摺り足ですね。

これが出来なければ今後の練習は意味がない。

そのぐらい大事な練習です。

それから刀の振り方。

徐々に進めていって、いつの間にか『真っ向』にフェードイン。

『青眼』→『上段』→『真っ向』をやってもらいましたが、皆さん上手い!

初参加のお2人も見事でした♪

全員でのメニューは『天合わせ』でラストです。

最後はレギュラーメンバーの立ち回り。

まだ慣れてない方々は見学です。

課題はいつもの『シライシさんの立ち回り』。

まずはシライシさんがシン、

次はnassyさん、コガさん、そして最後に代表の僕。

見学してくれた皆さんが『こんな立ち回りがやってみたい!』と思ってくれてたらいいんですけど。

そんなこんなの殺陣練習でした!

皆さんお疲れ様でした!

是非また参加して下さいね!
20111215練習後
2011-12-15(Thu)

アクションへの道(307)

2008年、春。

僕はキャラクターショーの仕事で九州沖縄を回っていました。

ある週の事、

僕は2ヶ月前のKHN代表者会議でお会いした『よっちぃ~さん』に、

『今度仕事で長崎に行きますよ~』

と連絡しました。

よっちぃ~さんとは…

今さら説明するまでもないと思いますが、『Jproject(劇団)Enz』の代表さんです。

長崎のスーパーローカルヒーロー、

『ヒーロー連合ジャスター』

を運営なさってる方です。

このブログにもかなり登場していただいてますね♪

…で、そんな連絡をしたところ、

『もし時間が取れるなら飲みましょう♪』

とのお言葉!

しかも、大村から長崎までわざわざ出て来て下さるとの事!!

大村⇔長崎ってけっこうな距離なのに!

申し訳ない…と思いつつも嬉しかったので、無責任に

『是非是非』

なんて答えちゃう僕でした。

当日、長崎での仕事を終えた僕はメンバーに別れを告げ、待ち合わせの場所へ。

そしてよっちぃ~さんと2ヶ月ぶりの再会。

長崎駅近くの居酒屋で色々話しました。

話しました…が、

実はかなり緊張していたので、どんな話をしたのか今では思い出せません…

忙しい合間を縫って来ていただいた事が申し訳なくて、ずっと恐縮していました。

でもこの時によっちぃ~さんから、

『5月に佐世保でショーやるんだけど、武装さんも出演してみる?』

って声をかけていただいて、

『えぇーっ!マジすかーっ!?』

ってテンション上がったのは覚えてます。

これをきっかけに、たくさんのショーの機会をいただいたんですから、僕にとってよっちぃ~さんは恩人ですよね。

時間も遅くなったので、5月の件は後日打ち合わせする事にして解散。

僕はてくてくホテルに戻りましたが、帰る手段のない恩人よっちぃ~さんは泊まっていかれたそうです。

申し訳ありません…
2011-12-14(Wed)

小説・さやか見参!(121)

封の長い髪が揺れた。

断は無精髭をさすった。

2人の姿を見てもイバラキが動じる事はなかった。

『いつもの天狗はおらぬのか』

イバラキの問い掛けに不意を突かれたのは断と封である。

『天狗?』

思わず封が問い返す。

『知らぬのか』

イバラキがにやりと笑う。

『この辺りでは噂になっておるぞ。山から天狗が下りてくるとな』

『その噂ならここに来る途中で何度も聞いたよ』

そう言って断はもう一度髭をさすった。

『そうか。ならば天狗が二匹おった事も?』

『はぁ?』

断が間抜けな声を出した。

『二匹?』

封も尋ねる。

『さよう。赤き天狗と白き天狗。どちらもまるで猿のごとく身軽であったぞ』

『赤と白で身軽って…』

『おいおふう、そりゃまさか…』

狼狽する2人を見てイバラキは声を上げて笑った。

『はっはっはっは!どうやら知らなかったようだな!身内の動きも把握しておらぬとは、おぬしらの力量がうかがえるわ!』

『う、うるせぇ!』

赤き天狗と白き天狗、それが血飛沫鬼と血塗呂である事は断も封もすぐに分かった。

だがイバラキの言う通り、同じ一角衆である血飛沫鬼と血塗呂が動いている事を断と封は知らなかったのだ。

そう。

この近隣で噂される天狗の正体、

それは一角衆の兄弟忍者であったのだ。

さやかは『幻龍組こそ天狗』だと思ったようだが、とんだ勘違いである。

イバラキ達がこの林に来たのは今朝の事、

対して天狗の噂はひと月も前から囁かれていたのだ。

『と言う事は…』

封がつぶやいた。

『あの2人、あれからすぐここに来たって事ね』

あれ、とは、断と封が血讐の屋敷で話した日を指している。

荊木流の奥義を奪うと誓ったあの日の事だ。

確かにあの時、血飛沫鬼と血塗呂も話を聞いていた。

あれからすぐにここへ向かったのか。

しかしどうして…?

そう考えた封の目に、眼前のイバラキと、その後ろで下忍に捕らえられているさやかが映った。

『なるほど…全員をここに集める為にね』

その言葉を聞いて断も全てを察した。

『あいつら、ちょろちょろしやがって』

苛ついたように髭をさする。

おそらくこれは血讐の策であろう。

だが、なぜ断と封に内密だったのか、

なぜ自分達と幻龍組、山吹流をここに集めたのか、

断は考えてみたが、理解に至る事は出来なかった。
2011-12-13(Tue)

HAPPYWEDDING

11日は友人の披露宴にて、

『さやか見参!』

のミニショーでした。

ショーの準備などで残念ながら式には間に合わず、披露宴からの出席となりました。

会場に到着して控え室まで案内していただく武装一同。

正装の方々が集まる中を、衣裳袋を担いで歩くスタッフジャンパーのメンバー達。

場違いです。

メンバーからも

『こんな格好でいいんですか!?』

と訊かれますが、代表はカビラ某ばりに

『いいんです!』

と答えます。

『むしろ、そんな格好の方がいいんです!』

そこには代表なりの深い考えがあるのですが、その理由は書きますまい。

とりあえず段取りの打ち合わせや確認をしてから、代表はメンバーを残して披露宴へ。

代表だけは出席する事になってたんです。

人生2度目の披露宴です。

数年前の親友の披露宴以来です。

披露宴が始まりました。

素敵な雰囲気です。

新郎新婦がみんなに祝福されているのが分かります。

もちろん僕も心からお祝いしていました。

しかし、頭の中は高速で回転し続けています。

スクリーンに写し出される2人のこれまでの写真、

紹介されるプロフィール、

お祝いの挨拶などを必至で聞きながら頭を働かせています。

ショーで喋る内容を考えているのです。

『どこかに使えるネタはないか!?』

…と。

キチンと聞いておかなきゃネタがかぶっちゃうかもしれないですし、逆にかぶせていけるかもしれませんし…

ここでの情報収集がけっこう大事だったりもします。
ほどなく出番が近付いて退席、

控え室で着替えに入ります。

今回のメンバーは、

さやか:ふくふく
下忍A:村ちょん
下忍B:亮
下忍C:オリッチ
イバラキ :代表

サンプラー:T・Tさん

撮影係:ジョー

という布陣。

初めて武装を手伝ってくれるふくふくと村ちょんは若干緊張気味でした。

そしてショー開始。

プロとして余興のトリを任されたからにはバッチリなショーを…!!

…まぁ、ご覧いただいた皆さんがどう思ったかは分かりませんけどね。

さて、

披露宴のショーで最もオーソドックスなのは『新郎新婦いじり』と『ゲストいじり』です。

要するに、

『知ってる人がいじられてる所を見て盛り上がる』


というスタイルが一般的なのです。

しかし今回、新郎新婦のご要望が『アクションを見せるショー』という事だったので、『会場いじり』はほとんど取り入れませんでした。

内容はほとんどイバラキとさやかのやり取り。

本編では段々カッコいい役になりつつあるイバラキですが、こーゆーショーの時は3枚目以下!

ただの変なオッサンです。

さやかに『あんたみたいな気持ち悪いオジサン』と罵られたりします。

台詞を録音してる時も、さやか役の声優ナナコさんがしきりに

『イバラキ、キモい~!!』

と言ってました。

本編では見られないイバラキが見られるのもミニショーの魅力です♪

かくしてショーは終わり、披露宴はクライマックスへ。

瞳がウルッとくる、そして胸にグッとくる、とてもいい披露宴でした。

新郎新婦のお2人には、本当に幸せになってほしいです。

ショーの最後にも言いましたが、末永くお幸せに!!
2011-12-11(Sun)

みんなの力を合わせよう!クリック募金 5

すっごい寒くなりました!!

そんな中、本日はショーに出かけてきます。

でも忘れてませんよ。

1が付く日はこれです。


『みんなの力を合わせよう!クリック募金』

募金
クリックで救える命がある。
忍者ライブショーさやか見参!
ヒーロー連合ジャスター
グランパワーヒノクニ
未来環境防衛隊ドラゴンマン



2012年の希望に向けて。
2011-12-10(Sat)

練習

昨日の殺陣練習に、かつてのショー仲間が来てくれました。

彼は同い年で、ショーを始めた時期もほぼ同じ。

同じチームにいたのは短い間で、その時はあまり接点がありませんでした。

最近mixiで再会してから仲良くなったんです。

彼はむか~し中国武術をやってました。

最近は古武術や居合い、空手を始めたそうです。

僕は興味津々で、それぞれどんな練習をするのか、どんな型があるのか質問責めにしちゃいました(笑)

中国武術も古武術も、居合いも空手も恐ろしく奥深いものだから、もしかすると彼の事を

『そんなに広く浅くやったって道を極める事は出来ないんだよ!』

と批判する方も(もしかしたら)いらっしゃるかもしれません。

でも…

立ち回りをベースに考えると、彼のスタンスは理解出来るんですよね。

『立ち回り』という道を追求する為には、『身体の使い方』の引き出しや、『技の運用』の引き出しを増やしておくに越した事はないのです。

まぁ、そうやって増やした引き出しの中身を『立ち回り用』に変換する作業が必要になるんですけどね。

そーゆー理由で、友人の動きは勉強になったなぁ。


なんやかんやと教えてもらっているとシライシさんが来て下さいました。

最近シライシさんには課題となっている立ち回りがありまして、早速やってもらいました。

今はまだ動きの段取りを追いかけてる段階です。

これから1つ1つの動きを綺麗に整えて、それから1つ1つに意味を持たせてほしいと思います。

ちなみに同じ立ち回りを友人にもやってもらいました。

立ち回りの流れに武道の力強さを加えた独特の動きです。

カッコいいぜっ!

その後にコガさんが到着されました。

今度は剣殺陣でなくヒーローアクションの練習です。

ヒーローアクションはたまにしかやらないので基本の基本、『右殴り』。

よく書きますが、僕はこの動きにカラミの真髄が含まれているんじゃないかと思ってるんですよ。

そして、カラミの技術にこそ立ち回りの真髄が含まれているんじゃないかと、そう思っているんですよ。

新人の頃から運良く(?)主役に入り続けてるアクターさん…それなりのキャリアの人が…

たまにカラミやって下手だと目も当てられませんもんね。

『カラミは下手なんですよ!ほとんど主役しかやった事なくて!』

なんて言われた日にゃもうね。

『カラミが下手って事は主役も下手だって事だよ!』

って説教したくなりますな。

まぁそんなこんなで右殴りを済ませまして。

その後はシン(主役)を交代しながら立ち回り。

そして最後はジャンプで締め。

…とゆー事で、のんびりしながらも中身は豊富な練習が出来ました。

参加してくれた皆さん、ありがとうございました♪

お疲れ様でした!
2011-12-08(Thu)

小説・さやか見参!(120)

イバラキはさやかに近付いた。

戦いを遠巻きに見ていた下忍達も、恐る恐るついて来る。

さやかは完全に気を失っているらしく、うつぶせに倒れたまま動かない。

動いているのは、荒い呼吸に合わせて上下している背中ぐらいだ。

イバラキは、さやかの腰に下がった赤い袋を見た。

そして、

『ふん、やはりか』

と呟いた。

この袋にはイバラキが狙う巻き物が入っている。

もちろん厳重に閉じられてしっかりと封がしてあるのだが、イバラキが目を止めたのはそこではない。

その袋を編んでいる素材だ。

一見すると通常の生地と見分けがつかないが、それは山吹流が使う特殊な繊維で編まれているのだ。

かつて、

イバラキがまだ十二組に属していた頃に教えてもらった事がある。

何から作られるのか分からないが、その繊維はまるで金属のように強い。

斬る事も焼く事も適わない。

つまり、この袋から巻き物を取り出す為には封を解くしかないのだ。

そしてその封に使ってあるこよりもまた同じ繊維で編まれている。

こよりの結び方も特殊で、山吹流だけでも120種類ほどあると言い、正しい解き方は山吹の上忍しか知らぬとの事だ。

もし無理矢理開こうとしたらどうなるか。

繊維に共に織り込まれた発熱素材が炎を上げ、奥義の巻き物を焼いてしまうのだ。

さやか本人か、山吹の上忍に封を解かせるしかない。

『とりあえず、こやつを連れて帰るしかあるまい』


独り言のようなイバラキの言葉に下忍が一斉に動き出し、さやかを捕らえた。

さやかはまだぐったりとしている。

その様子を見てイバラキは、満足したようにうなずいた。

そして、

『さて…』

と振り返り、一点を見つめた。

『今度はおぬし達か』

言葉の先には人の姿はない。

葉の落ちた枝々が時折揺れるだけの静かな風景である。

『戦いが終わるのを殊勝に待っておったのか。ご苦労な事だな』

すると、

『お気遣い感謝するわ』

無人の空間から、それに応じる声がした。

『まぁ見てて退屈はしなかったぜ』

さやかを捕らえたままの下忍達がたじろぐ。

目の前の景色が一瞬ゆらぎ、そこから男女が現われたからだ。

それは一角衆の刺客、断と封だった。
2011-12-06(Tue)

アクションへの道(306)

世間から見たら、『ローカルヒーロー』も『オリジナルキャラクター』も同じなのかもしれませんけどね。

山吹さやかだって、『地方発』という意味ではローカルヒーロー(ヒロイン)だし。

でも、本来ローカルヒーローは『ご当地ヒーロー』であると僕は思っているので、ローカルヒーローには地域を背負っていてほしいんですよ。

地域の活性化でも、特産物や観光地のPRでも、とにかく『●●県(町)のヒーロー』みたいな自覚が必要だと思うんですよ。

でも…

山吹さやかにはそれがないんですね。

福岡を盛り上げるつもりもPRするつもりもない。

『福岡からやってきた』

と言うつもりもない。

それはローカルヒーローじゃないだろって思うんですね。

ローカルヒーローフェスタの時は『福岡』って言葉を入れてますけど、あれは特別なんです。

なので『山吹さやかはローカルヒーローではない』んです。


しかし、それまでテレビキャラクターのショーをやってきた自分にとって、ローカルヒーローの世界は驚きの連続でした。

一番驚いたのは、ショーの前説で

『次は、●●県の●●チームによる●●●ショー!』

みたいな説明が入ったりする事。

これ、テレビキャラクターショーでは有り得ない事。

『次は福岡県の●●アクションクラブによる仮面ライダーフォーゼショーです!』

なんて言われたら

『ニセモノやないかい!』

って言われちゃいますもんね(大々的に告知してる例もありますが)。

でも、地域貢献が目的のローカルヒーローは、

『この地域には、地元を盛り上げようと頑張ってるこんな団体があり、こんな人達がいる』

という事を知ってもらい、その輪を広げていくのも大切な活動だと思うんです。

最終的には地元民みんなが地域貢献の意識を持った方がいいですもんね。

理由を考えると『なるほど!納得!』って思えるけど、やっぱり最初はびっくりしたなぁ。

あ、先ほど説明したように山吹さやかはローカルヒーローではないので上記の理屈は当て嵌まらず、

従って子供達の前で、

『アトラクションチーム武装』

という単語を使う事はありません。

『さやか見参!』は、

『アトラクションチーム武装によるお芝居』

ではなく、

『本物の忍者達による物語』

なのです。
2011-12-06(Tue)

小説・さやか見参!(119)

動きを封じられたさやかには反撃のしようもなかった。

腕を取ってしまえば押すも引くも思いのまま、

つまり、今のさやかは完全にイバラキの手中にあったのである。

腕を掴んだ勢いを利用して、イバラキはさやかの体勢を崩し、その腹に膝を入れた。

『ぅげぇっ!』

つんのめった所にねじ込まれた攻撃で、さやかの口から胃液が流れた。

がつん

衝撃と共にさやかの記憶が飛んだ。

腹部の痛みに気を取られた瞬間、首筋に手刀が振り下ろされたのだ。

延髄を打たれ意識を失ったさやかが前のめりに倒れた。

だがイバラキは手を緩めない。

倒れる事を許さぬかのように、失神しているさやかの襟を掴んで無理矢理引き起こす。

強制的に覚醒させられたさやかは、朦朧としながらも敵に刀を向けた。

イバラキの脳天を狙った刃にはすでに力は無い。

おそらく意識が混濁したままなのだろう。
戦意が感じられないのだ。

ただ、『忍びの本能』、のようなものだけで戦いを続けているに違いない。

イバラキは己を狙う華奢な腕を鋼の手で掴んだ。

ぎりりと力を入れ、手首を締め上げる。

『うっ』

小さな呻きが聞こえた。

柄を握る指がほどけて刀が落ちる。

勝負はついた。

イバラキがにやりと笑いながら腹を蹴りつけると、さやかは身体をくの字に折ったまま、崩れるように倒れた。

それを踏み付けてイバラキが問う。

『山吹さやか、もう終わりか?』

答えは無い。

『ふん』

背に乗せた足を下ろすと、イバラキはさやかの頭部を蹴りつけた。

倒れた少女は動かなかった。

呻き声すらない。

それをしばらく見て、ふんと鼻を鳴らしたイバラキは、

『さて、それではいただくか。山吹の奥義を』

と楽しげに言った。
2011-12-05(Mon)

山吹さやかになってみませんか

久しぶりにメンバーの募集をします。

ただし定員1名。

『忍者ライブショー さやか見参!』の主人公・山吹さやかを演じてくれる女性。
秋のさやか

25歳くらいまでで、殺陣やアクション、お芝居に興味がある方、

福岡近郊在住で、練習やリハーサルに参加出来る方。

興味がある方はご連絡下さい↓
busou_00@hotomail.co.jp (代表・内野)


※ショーの際のギャラは出ますがアルバイトの募集ではありません。
殺陣・6
2011-12-05(Mon)

アクションへの道(305)

2008年になりました。

2007年を『武装スタート』の年とするならば、この年は

『本格始動』

の年と言っても過言ではありません。

この本格始動のきっかけをくれたのはKHN(九州ヒーローネット)という団体でした。

熊本のFFF代表、nassyさんとの出会いが縁で、この年に参加させていただいたのです。

KHNは、九州で活躍するいくつかのローカルヒーロー団体によって結成された組織でして、その顔ぶれも豪華。

パワーシティオーイタ(大分)、
グランパワーヒノクニ(熊本)、
急流戦隊JINクマレンジャー(熊本)、
ヒーロー連合ジャスター(長崎)。

初めて代表者会議に参加させていただいたのは3月の事でした。

議題は夏に行なわれる『九州ローカルヒーローフェスタ2008』について。

深夜まで語り合って、翌日はフェスタの会場を下見に行って、有意義な時間でした。

こうしてローカルヒーローの世界と関わるようになった山吹さやか(アトラクションチーム武装)ですが、実は山吹さやかはローカルヒーローではありません。

『女だからヒーローじゃなくてヒロインだろ!』

…いえいえ、そういう事ではありません。

山吹さやかはローカルヒーローではなく

『オリジナルキャラクター』

なんです。
2011-12-05(Mon)

小説・さやか見参!(118)

さやかは刀を抜きざま横に払った。

斬れるとは思っていない。

イバラキの猛追を一瞬でも退けたかっただけだ。

鋭い斬撃だったが、イバラキはそれをふわりとかわした。

後方に跳んだイバラキが静かに着地する。

さやかも刀を振った反動を使って後ろに跳ぶ。

ようやく距離が生まれた。

だがこの程度の距離、イバラキなら瞬時に詰めてくる。

さやかは打たれた水月の痛みに耐えて隙なく身構えた。

まさかここまで手も足も出ないとは思わなかった。

やはりイバラキは強敵だ。

イバラキの連続攻撃には『発』『蓄』の他にも特徴があった。

それは『漏』と『補』と呼ばれる技術だ。

これは簡単に説明すれば、隙の出来た場所(漏)を攻める(補)という事であるが、攻撃を補と呼ぶ所に秘訣が隠されている。

これは自らの攻撃で積極的に隙を作り出し、その隙を攻める事で次の隙を作り出す、言わば『攻めの無限連鎖』なのだ。

『発』『蓄』、『漏』と『補』を併用すれば、相手に反撃の機を与えず倒す事も不可能ではない。

加えて『漏』と『補』には絶大な効果があった。

漏というのは物理的な隙だけではない。

『気』が欠けた場所でもあるのだ。

気が欠けた場所を攻めればその威力は数倍にもなる。

『顔を殴られる』と分かって身構えていれば、気を集中出来るので実際に殴られても存外耐えられるものだ。

しかし、完全に油断した(気が欠けた)状態でいきなり殴られた時の衝撃は殊の外大きい。

イバラキは先ほどの攻撃で、上段を連続して攻め、さやかが受けに集中した所で中段を狙っていた。

または中段から上段と、さやかの気を分散させながら戦っていたのだ。

格闘の常套技術ではあるのだが、あれほどの速度、あれほどの正確さで使いこなす忍びを、さやかは他に知らなかった。

わずかに距離を取ったところでイバラキの猛攻は止まらないだろう。

だが、意に反してイバラキは動かなかった。

(!?)

攻めてこない。

今までの高速攻撃が嘘だったかのようにゆるりと立ってさやかを見ている。

(どういうつもり?)

さやかもイバラキを見た。

イバラキは―

仮面の下で笑っていた。

敵は楽しんでいる。

自分をじわじわと追い詰めて楽しんでいるのだ。

小さな獲物を嬲る肉食獣のように。

態勢を立て直すのを待ち、呼吸を整えさせた上で改めて痛め付けるつもりなのだ。

さやかの内側にかっと怒りが燃え上がった。

(馬鹿にしてんじゃないわよ!)

さやかが刀を振り上げて斬りかかった。

まるで攻撃を誘うように両手を広げているイバラキの側頭部を狙って刀を振る。

イバラキはそれを躱し、さやかの背中へ手刀を打ち込んだ。

さやかは体勢を崩し地面に片膝を着いたが、それでもどうにかイバラキの脚目掛けて刀を薙いだ。

きんっ

鉄と鉄がぶつかり合う音が響く。

イバラキは鉄製の脚絆で刀を受け止めていた。

『ちっ!』

さやかは素早く回転して突きを繰り出した。

だがそれすらも易々と躱されてしまう。

さやかは腕を掴まれ身動きが取れなくなった。

通じない。

何もかも通じない。
2011-12-04(Sun)

アクションへの道(304)

FFFの代表、nassyさんとはmixiで知り合いました。

当時、立花藤兵衛さん(仮名)が経営していたバー『MASK』で飲もうという話になったのは2007年12月頭の事です。

地下鉄の駅で待ち合わせたのですが、初めて会うnassyさんは

『気さくなアニキ』

って感じでホッとしました。

キャラクター関係者って(メジャー・マイナーに関わらず)あくが強い人が多いんで、ちょっとビクビクしてたんですよね。

それからバーで1時間ほどお話しさせていただいて、そこで初めてローカルヒーローの世界に触れたのでした(※この少し前に、『朝倉戦隊サンレンジャー』のショーを観たのですが、それは観劇しただけだったので)。

実は、『グランパワーヒノクニ』の事は、この年の春ぐらいから知っていました。

ショーの仕事で大分に行った時、

『九州ローカルヒーローフェスタ2007 in おおいた』

というポスターが貼ってあるのを見て、

『へぇぇ~っ!すげぇ~っ!』

と感心し、記憶に残っていたのです。

まさか翌年のポスターに山吹さやかが入るとは思ってもみませんでしたけど。

とにかく、nassyさんとのこの出会いがきっかけで、アトラクションチーム武装はKHN(九州ヒーローネット)に参加させていただく事になったのです。
2011-12-04(Sun)

小説・さやか見参!(117)

さやかは吹っ飛ばされた勢いで地面をごろごろと転がった。

殴られた衝撃で一瞬意識を失ったが、回転しながら覚醒し、どうにか立ち上がる。

水月を打たれたせいで呼吸もままならなかったが、迫る危険がさやかを動かしていた。

立ち上がったさやかにイバラキの連続攻撃が繰り出される。

こめかみ、頭頂部と、しつこいぐらいに急所を狙ってくる拳をどうにか受けたものの、今度はイバラキの肘がさやかのみぞおちに突き刺さった。

『ぐえっ!!』

再びさやかが吹っ飛ぶ。

自ら後方に跳んだおかげでかろうじて骨を砕かれはしなかったものの、その衝撃はすさまじかった。

イバラキの速さ、攻撃の威力、

今まで戦いにおいて引けを取る事のなかったさやかにも、それは未知の領域と言えた。

イバラキの強さの秘密、

それは実際秘密でも何でもないのだが、

例えば『発』と『蓄』。

『発』とは力を発する事、『蓄』とは力を蓄える事である。

力を蓄え、それを発する。

この当たり前の動作に何の秘密があろうや。

だが、秘密はなくとも秘訣はあるのだ。

さやかや他の忍び達も、おそらく初期の修行で学んでいる。

いや、
忍びでなくとも、武術に通ずる者なら心得はあるはずなのだ。

普通ならば、力を発すれば身体は『空』になる。

その『空』の状態から力を蓄え、再び力を発する事になる。

だから遅い。

『空』があるから遅いのだ。

武術の修行では、この『空』を無くす事に腐心する。

『縮める』、ではなく『無くす』、である。

それは上半身と下半身の動きの連動が成せる技であった。

上半身が『発』と時、同時に下半身が『蓄』になっている。

その逆もまた然り。

そうする事によって、普通の者が

『発』→『空』→『蓄』→『発』

と動く所を、

『発』→『発』→『発』→『発』

と動けるようになるのだ。

これならば単純計算で三倍は速い事になる。

無論さやかとてそれを会得しているのだが、年齢の分、積んで来た修行の量が違う。

そして置かれていた環境が違う。

一角衆の間者であった妻、かすみを斬って以来、イバラキは常にに命を賭して修行していた。

己に迫る敵を、

荊木流に迫る危険を感じながら修行してきたのである。

同じ修行漬けの毎日だったとは言え、兄の庇護の元にいたさやかとは比べるべくもない。

(このままでは勝てない)

そう悟ったさやかは背中から刀を抜いた。
2011-12-03(Sat)

ちょいと遅れて練習の報告

今週の練習の事を書いてませんでした。

12月1日は練習日でした。

当初参加予定だった方が2名、急遽お仕事で来れなくなってしまったので、最終的には参加者3名。

第1部(19:00~21:00)
代表・モリさん・ジョー

第2部(21:10~22:30)
代表・コガさん・ジョー

お仕事や学校などがあるので、来れなくなったり参加時間がまちまちになったりすると思うんですけど、そんなのは当然の事なので、皆さん気にしないで下さいね♪

「仕事の都合で遅れます」

「明日早いので今日は21時であがらせて下さい」

そんな風に気楽に言って下さいね。

練習メニューですが、第1部は基本が中心。

モリさんは2回目の参加だし、ジョーもかなり久しぶりだし。

でもモリさんがまた来て下さったのは嬉しかったなぁ。

前回参加のラテさんが、

「2回目は楽しさが分かってきた」

とおっしゃってました。

その楽しさを知って欲しいので、2回目、3回目と継続して来ていただけたら…と思っちゃいます。

基本メニューは摺り足からですね。

それから前回やった

抜刀→青眼→上段→真っ向→青眼→納刀

武装では、まず、上記の一連をスムーズに出来るように、

それを第1段階の目標として指導していきたいと思っています。

それから素振り。

この素振りでは、刀をまっすぐに振る事、腕じゃなく下半身の力で振る事を意識します。

いつもくどいぐらい言ってますが、立ち回りの動きって細かい要点がいっぱいあるんですね。

なのでそれを最初に身に付けておかないと、いざ本番という時に動けないんです。

最初は地味でキツい練習が多いですけど、後々カッコ良く動けるように頑張っていきましょう♪

第1部最後のメニューは、壁に向かっての袈裟斬り。

「振って斬る」ではなくて「引いて斬る」感覚を知ってもらうための練習です。

モリさんはなかなか苦労してました。

最初は大変なんですけど、慣れるまでの我慢ですよ♪

ジョーは「引いて斬る」の次の段階、「動きをスムーズに繋げる」までやってるので、その次の

『身体を上手く使う』

を練習してもらいました。

どうやるのか…は、ここには書きません(笑)

まぁ文章では説明しづらいんですけどね。

ここで第1部終了。

モリさんは明日早いという事でここまで。

参加ありがとうございました!

お疲れ様でした!!

第2部では、モリさんと入れ替わりに到着されたコガさんを交えて立ち回り。

最近シライシさんが練習してる立ち回りがあるんですよ。

シライシさんがご自身で付けられた立ち回りなんですけど。

今回はシライシさんが不参加なので、その立ち回りをコガさんにやってもらいました。

シライシさんが付けた立ち回り、実はかなり難しくて(本人は無自覚だったハズですが)、カッコ良く動くにはかなりのテクニックが必要になります。

コガさんは今回『手(段取り)』を覚えましたので、次は刀の軌道を意識して欲しいですね♪

ある程度立ち回りで汗をかきたので今度は筋肉を使いたくなり、木刀で素振りしてみました。

結構回数多めに。

ここでは第1部の素振りと違って、刀を振る筋肉を鍛える事が目的です。

もちろん身体が出来てきたら形を気にしなきゃいけませんが。

最後は久しぶりにステップとボックスで筋トレ。

時間が無かったので簡単にやりましたけど、もっとしっかりやりたかったです。

筋トレ、いいわぁ~♪

そんなこんなで第2部も終了。

僕は楽しかったけど皆さんはどうだったでしょうか。

コガさん、ジョー、参加ありがとうございます。

お疲れ様でした!!
プロフィール

武装代表・内野

Author:武装代表・内野
福岡・久留米を中心に、九州全域で活動している『アトラクションチーム武装』の代表です。

1972年生まれ。
1990年にキャラクターショーの世界に入り現在に至る。

2007年に武装を設立。

武装の活動内容は殺陣教室、殺陣指導、オリジナルキャラクターショー等。

くのいち・山吹さやかが活躍する『忍者ライブショー さやか見参!』、新シリーズ『ギルティー!!』も展開中!!

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