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2011-07-05(Tue)

アクションへの道(222)

面接の結果、お化け屋敷で働く事になった僕。

このお化け屋敷、屋内の迷路のあちこちに機械じかけのモンスターが設置されていて、人が通るとセンサーで作動する仕組みになっています。
(お化け屋敷と言うよりはモンスターハウスでした)

しかし、ただお客さんが通過して機械が動くだけだと全然怖くありません。

そこで僕達が、モンスターに支配された施設からお客さんを救出する『隊員』として登場し、

“お客さんを怖がらせながら”

ゴールまで誘導するのです。


『あれを見ろ!あのモンスターは人間の呼吸に反応して襲ってくるんだ。
息を止めて、物音を立てないようにゆっくりと進むんだ…』

などと言って緊張感を高めた上でセンサーを作動させたり、

『通路の左側で何か動いている!…出来るだけ離れて歩かないと危ないぞ…』

などとミスリードして右側からモンスターに襲わせたりと、

そういう事をする仕事だったワケです。

これは演技力が求められます。

ちなみに僕以外の隊員は俳優の養成所から来た人達でした。

僕にこの話を振ってくれた友達は、

『内野ならある程度の芝居は出来るだろう』

と踏んで声をかけてくれたのでしょう。

嬉しい事です。

しかし、素人の僕や俳優の卵達だけではやはり心許ありません。

そこで我々の演技指導の為にプロの俳優さんが招かれていました。

それが『本宮賢二』さん、でした。

賢二さんは国内外を問わず、たくさんの映画に出演なさっている方で、超メジャーな作品からマニアックな作品まで幅広く活躍なさっています。

その賢二さんが僕ら隊員のアテンドをしながら演技指導をして下さったのです。

時には隊長と隊員という設定で出演しながら、

時には迷路の裏で我々の演技をチェックしながら、

これは本当に勉強になりました。

お客さんがいない時は外で客引きをしながら色々アドバイスを受けたり、アクションの指導を受けたり…

あ、賢二さんは本格的なアクション(キャラクターではなく人間の)を学ばれた方なんです。

キャラクターではこうする所を人間のアクションではこう動く、

とか、

映像の時はこう動いた方が映える、

とか、

こんな練習方法がある、

とか、

色んな事を教えていただく休憩時間が毎日の楽しみでした。
2011-07-04(Mon)

アクションへの道(221)

2003年~2005年辺りを色々思い出そうとするんですが、印象的なエピソードがさっぱり浮かびません。

当時の記憶はあるんですが、わざわざブログに残すような話が出てこないんです。

大好きな後輩達と熱いショーをしていたし、自分でも新しい事にチャレンジしたりしてたんですけどね…

ってなワケで、

ちょっとキャラクターショーから離れた話をしましょう。

多分2004年の話です。

かつて一緒にショーをしていた仲間から連絡がありました。

『うっちー(僕の事です)さぁ、平日は何しよると?』

『今は何もしてないですねぇ。バイト探し中です』

その時、僕はちょうど無職だったのです。

『夏休みの間、お化け屋敷で働かん?知り合いが探しとってさぁ』

『お化け屋敷~??』

予想外の話しに少し驚きました。

よくあるお化けの格好でお客さんを脅かす仕事なんでしょうか。

『ちょっと演技力がいる仕事らしくて、うっちーならどうかと思って。話だけでも聞きに行ってもらえんかいな?』

そう言われて僕は面接(?)に行く事に。

博多駅近くの餃子屋さんが面接の場所でした。

到着して面接してくれる相手(どんな人か全然分からない)を待っていると、お店の女の子が飲み物とフルーツを出してくれました。

手持ち無沙汰な僕はフルーツを口に運びながら待っていましたが相手はなかなか現れず、ついに最後の1つが口の中へ。

弱ったなぁと思いながら手にした爪楊枝を眺めていると、先ほどの女の子がやって来て、空になったフルーツの器を下げてしまいました。

僕の指の間の爪楊枝は行き場を失ってしまったのです。

『どうしよう、テーブルに直接置いて帰るのも嫌だし…』

悩んでる所へ面接の相手が到着。

僕は爪楊枝を手の中にそっと隠しました。

そして、面接終了後、僕は爪楊枝を隠したまま店を後にし、店外のゴミ箱に捨てて帰ったのでした。

後年ですが、この時の女の子と会った際にこう言われました。

『いつまでも爪楊枝を持ってるから、いま器を下げたらこの人はどうするのかなーと思って下げちゃいました♪

気になってずっと見てたんですけど結局持って帰りましたよね(笑)』

あれはアクシデントではなく彼女の策略だったようです。

何てSっ気たっぷりな女の子でしょう。

この女の子、実は、後に山吹さやかを演じる事になる『みんみん』なのですが、この時はまだお互いそんな事になろうとは思ってもいなかったのです。
2011-07-03(Sun)

熊本ツアー・ヒーローめぐり(後編)

JINクマレンジャーさんの練習にお邪魔した翌日、

ビジネスホテルをチェックアウトし、何と今度は

『グランパワーヒノクニ』

の本拠地、菊池郡大津町へ。

グランパワーヒノクニの運営チーム、

『FFF(ファイヤーフライファンタジー)』

さんの練習も見学させてもらうのです。

『ローカルヒーローフェスタ』を目前に控えたFFFさんが大忙しなのは分かってるくせにお邪魔しちゃうなんて、ホントに図々しいったらありゃしないッ!!

大津町に到着した僕は、早速ホテルにチェックイン。

ここは以前、九州ヒーローネットの集まりで初めて大津を訪れた時に宿泊したホテルで、是非また泊まりたいと思っていたのです。

あれから2年半か…

時が経つのは早いもんです…

練習までは時間があったので、1時間半ほど部屋で筋トレ。

ホテルに泊まると何故か筋トレしたくなるんですよね。

そういえば多良木のホテルでも少しやったっけ。

それからのんびりお風呂に浸かり、身体を温めてから練習場所に出発!

昨日は徒歩だったので道に迷いましたが、今回はナビを使っての車移動だから問題ナシ…

…と思ったら、

やべっ!

道間違えた!

…ナビに頼っても結局ダメな武装代表でした…

それでも何とか目的の場所に到着し、FFFの皆さんの練習を見学する事が出来ました♪


少し遅れてFFF代表のnassyさんも到着。

nassyさんのパワーというか情熱というか、そういったものがチームの皆さんにも受け継がれていて、その熱さが練習にも現われていました。

おそらく各々が研究を重ねて、良いものを取り入れた『ハイブリッド・アクション』を完成させようとしているのでしょう。

どの方を見ても動きのクォリティが高いのです。

『カッコいいキャラクターがカッコいいアクションをする』

そんな基本的な事が実は一番難しかったりするんですが、それを実現する為にかなり努力してらっしゃるんだろうなぁ…
KHN
(↑懐かしい!2008年12月の画像です。グランパワーヒノクニを囲んで)


練習の後、皆さんが食事の席を設けて下さいました。

会いたい人達に会えて、

話したかった人達とも話せて、

色んな話を聞かせていただいて、

僕は酔って余計な事ばかり話して、

とにかく楽しい時間を過ごさせていただきました♪

ヒノクニの名を冠するヒーロー達の、炎のように熱い魂を感じながら、僕はホテルに帰ったのでした。

nassyさん、
FFFの皆さん、
本当にありがとうございました!!
2011-07-02(Sat)

熊本ツアー・ヒーローめぐり(前編)

6月30日、

警備の仕事を終えた僕はレンタカーで熊本に向かいました。

まずは

『急流戦隊JINクマレンジャー』

の本拠地、多良木町へ。
JINクマレンジャー

今回は図々しくも、JINクマレンジャーの練習を見学させてもらうのです。

ビジネスホテルにチェックインし荷物を置いて練習場所目指して歩き出す僕。

僕同様に勉強に来たジョーと現地で合流する予定です。

しかし…

僕は忘れていました…

自分が方向音痴である事を…

すごく近くのハズなのに、歩けども歩けども目的地は見えず、西も東も分からない状態…

小雨に打たれながら歩き回っていると、偶然にもGONGさんと遭遇。

GONGさんはJINクマレンジャーの運営チーム『T-HACK』の代表を務めてる方です。

GONGさんの車で練習場所まで送っていただいて無事に到着!

…ジョー、待ち惚けさせてゴメン…

それからT-HACKのメンバーの方々も集まり練習開始!

アクションの練習と言っても団体によって千差万別のやり方があります。

それを知る事で自分の引き出しを広げたいというのが今回のツアーの目的です。

T-HACKさんの練習を見て感じたのは、

『一撃一撃に想いを込めたアクション』

だという事。

それはアクターの皆さんが真剣に、熱くショーに取り組んでいる姿勢が体現されたものなんだと思います。

僕などは少し間違うと外見ばかりを追い求めてしまう事があるのですが、そうではなく動きの1つ1つに魂を込める事も大切なのだと改めて肝に命じました。

代表のGONGさんをはじめ、メンバーの皆さんの熱い想いがあるからこそJINクマレンジャーは地元での絶大な支持を受けているんだろうなぁ。

熊本で、特に人吉球磨周辺でアクションをやってみたい方はT-HACKさんの門戸を叩いてみてはいかがでしょうか。

子供達の為に一生懸命頑張る素晴らしさを味わえると思いますよ。

JINクマレンジャーのHPは→コチラ


練習の後はT-HACKさんの秘密基地で乾杯!

お酒を飲みながら色んな話を聞かせていただきました。

GONGさんとはこれまでなかなか話す機会がなくて、面と向かってじっくり話したのは今回が初めて!

他の団体の代表さん達に比べて静かな印象がありましたが、その内側には球磨川の激流のような激しい想いが飛沫を上げてほとばしっていたんですね。

感心し、尊敬し、でも負けちゃいられないぞって対抗心も燃えたりで、すごく勉強になりました。

行って良かった♪

GONGさん、
T-HACKメンバーの皆さん、
本当にありがとうございました!!
2011-07-01(Fri)

アクションへの道(220)

これ書いて大丈夫かな~。

スポーツイベントみたいなのがあってですね、

そこで、体操の金メダリストが体操教室をするって話がありまして…

その前座みたいな形で僕らがヒーローショーをするって事になったんです。

体操教室の前座ならバク転とかバク宙とか、ちょっと体操らしい事を入れた方がいいんじゃないかという話になりまして、

まぁそーゆー技術を持つメンバーをキャスティングしたんですよ。

そんなこんなでイベント当日…

高名な金メダリストの体操教室という事で、会場には体操チームの少年少女がたくさん!!

やっぱりその道を志す者にとっては憧れの人なんでしょうね。

まずは僕らのショー。

10分の短いショーですが笑いありアクションありで大盛り上がりの大成功!

そしていよいよ真打ちの金メダリスト登場!

会場のテンションが上がります!

まずは挨拶から準備運動、そしてストレッチ…

さぁ、この後どんな体操教室が行なわれるのか…?

金メダリストの技を見れたりしちゃうのか!?

期待は高まります!!

いよいよ金メダリストが口を開きました!!

『今から“アブラハムの息子”を踊りま~す』



…えっ…?



『アブラハムの息子』と言ったら

『アッブラハ~ムに~は~7人の子♪』

という歌に合わせて腕を振ったり頭を振ったりする、アレ?


金メダリストは歌い始めました。

『アッブラハムの息子は7人目~』

やっぱりあの『アブラハムの息子』のようです。

しかも僕らが知ってるのとは歌詞もメロディーも微妙に違う…

金メダリストはフルコーラス歌って踊ってゼェゼェと息を切らせると、突如

『終わりッ!!』

と言い放ってステージを降りて去っていきました。


金メダリストの体操教室?????????


たくさんの少年少女や大人達、そして僕達の頭上にたくさんのクエスチョンマークを残したまま、イベントは終了したのでした。




一体なんだったんだ…


これは2003年のエピソードですね。
プロフィール

武装代表・内野

Author:武装代表・内野
福岡・久留米を中心に、九州全域で活動している『アトラクションチーム武装』の代表です。

1972年生まれ。
1990年にキャラクターショーの世界に入り現在に至る。

2007年に武装を設立。

武装の活動内容は殺陣教室、殺陣指導、オリジナルキャラクターショー等。

現在は関西コレクションエンターテイメント福岡校さんでのアクションレッスン講師もやらせてもらってます。

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